東京は暑いという予報なので、山奥へマイナスイオンを浴びに行った

この釣り道中の前から耳から離れない昭和歌謡。

『♪今日は渋谷で5時〜♪』(「渋谷で5時」鈴木雅之

最近は昭和歌謡を取り上げる番組が多く、それをたまたま観ていたりすると頭から離れなくなってしまうのです。もちろんおバカな釣り人である私は、この歌詞を替え歌にして車の中で熱唱してしまいます。

♪今日は河原で5時〜♪
♪仕事をサボタージュ〜♪
♪ちょうどライズは5時〜♪
♪そう今から釣りが始まる〜♪

とはいうものの昨日のメインは山奥へマイナスイオンを浴びに行くのがテーマ。余力があればイブニングは下流へ行ってPM5時から大物狙いを始めようという魂胆。

ここのところ私の遊漁管轄内は激混みであり、ブログで紹介しているせいかフライフィッシャーマンが増えてきた感じ。さらにフィネスベイトを好む若いルアーアングラーとエサ師は、夜が開け切らないうちから林道を歩いて上流を目指しているので、平日なのに人だらけなのであります。

なので、今回は林道歩き無しの河原を1時間ほど歩き登って、上流を楽しもうという魂胆。川通しで遡行する場合、車止めに先行者の車が止まっていれば諦めて他の川へ行くので、あらかじめ2本の河川を予定して出発。

少しゆっくりめに出たので先行者がいる可能性があったのだけれど、ラッキーなことに今回は誰もおらず。とはいうものの、林道は無く川通しの遡行で途中に高巻きが2回あるので、好きな人じゃないとこういう所へは行かないよね。

そしてその結果、太腿を酷使したのと充分な釣果だったので、来週の遠征のことを考えて『河原で5時』をする事なく、早々にアイスを食べながら退散するのでありました。もう少し暖かくなったら、ゲーターを穿いてもう一度行こうかな。

お暇な方は以下の写真で今回の様子をご覧ください。

今回の戒め:遠征前に行くような場所じゃないな(怪我したら遠征は松葉杖になってしまう)

高巻きの降り
残置ロープを信用してはならないけれど、あるものを利用して高巻き。一旦上がると今度は河原まで降り。これが怖い。まだ水が冷たくてとてもゲーターという気分ではなかったのでウェーダーで行ったけれど、身動きがやっぱり制限されるんです。
源流のイワナ
こんな塩梅で河原を歩いたり高巻たりしながら、入渓点から約1時間ほど歩いた所でようやくロッドを出す。すると目の前には4〜5本の8寸〜尺サイズ。それを慎重ににじり寄って狙います。ほふく全身に近い身のこなしでフライをひょいとキャストすると、イワナは何も考えずにくわえます。
胃の内容物
ストマックポンプを刺して何を食べているかを確認してみると、ドロドロに溶けてほとんど分からず、目ぼしいものはブナ虫っぽいもの。確かにブナ虫は至る所に吊り下がっていました。
イワナ
ちょっと進めばすぐに釣れるので、こんな感じで記念撮影を繰り返します。彼はこの後に尺をゲットしていました。
源流のイワナ
私はパラシュートアントやロイヤルコーチマンを中心にイワナ釣りを楽しみました。常に入れ喰いということはなく、やっぱり水温が上がり始めた10時過ぎぐらいからお昼が良い時間帯です。
アクティブハイカー
ロッドを担いで山へ分け行ったので、今回の相棒はアクティブハイカー733-6オービスのCFO III。パックロッドはベストの後ろに入ってしまうので、何かと便利です。
源流のイワナ
こうやって水中撮影してはみたものの、まだ水が冷たすぎて長い時間手を浸けることができません。この川で大物狙いであれば、今月末ぐらいからかなぁ。今回私は尺には遭遇せず、8寸半どまりでした。
滝
魚止めの滝に到着。お昼近くなのですが、滝から出る飛沫がミスト状に広がり、マイナスイオンが全開で放出されています。しかし、その冷却効果と外気温の寒さから、長袖1枚じゃとても寒くてしょうがないので、レインウェアを着っぱなし。
遠征
ある程度釣れた所で帰りの事を考えて、今回は納竿することに。でも行きに逃した大物釣りたさに、ロッドを組んだままそのポイントを目指しましたが、不発。やっぱりライズがあるのはほんのひと時で、タイミングが重要なのですな。さて、来週の遠征に向かってフライを巻かなきゃね。あれ、考えてみたら先週も遠征だったなぁ・・。