TFO AXIOM II 908/4
インプレッション

昨日はシーバスのボートフィッシングだったので、新製品であるTFOのアクシオムII のサンプルロッドで実釣とキャスティングのフィーリングを楽しんできましたので、そのインプレッションをご紹介。

TFOがリリースしているソルト対応ロッドは現在、4種類。アクシオムは2000 年代後半にTicrXシリーズの後に出たモデルで、ケブラーを混入したグラファイトと記憶してますが、そのシリーズがリニューアル。以前のモデルはとても張りが強くロッドを曲げることに腕力のいるロッドでしたが、硬い=飛ぶというイメージが一番根付いていた頃なのでそれに納得して使ってた感があります。私はウインストンロッドのバックアップ用ロッドで使っていましたが、硬すぎるゆえに手首に負担がかかり疲れるロッドと感じてました。

数年前からTFOは古いモデルからリニューアルを始め、今回は新ロゴを携えたアクシオムII。今回の仕様変更でロゴと同様にTFOのイメージをガラリと変えたモデルになったような気がします。

ソルトウォーターロッドとして同社にあるクラウザーシリーズ、マングローブシリーズと比べると、アクションを言えば一番プログレッシブでしなやかという印象でしょうか。それぞれの特徴でロッドを区分すると、クラウザーミノーのような重いフライや大きなフライをデリバリーするのに、やや大きなループを主体として投げるロッドがクラウザーシリーズ。ダンベルアイを持つフライをピンポイントへ打つときに、フライがロッドに当たっても衝撃を和らげるチタン塗装加工が施されているのがマングローブロッド。そしてアクシオムの役目はオールパーパスソルトウォーターモデルだと思います。

メーカーの表記では淡水でも海でもどちらでもという表記ですが、9feet5番〜12番というラインナップから考えれば「フレッシュウォーターで使えるよ」と言うのはとって付けたようなもの(もちろん使えます)で、バリバリのソルトウォーター戦闘竿です。

アクションはファストアクション。ティップがよく曲がり、キャスティング負荷によって曲がる点が綺麗にしたへ下がる典型的なプログレッシブなロッド。シャープさは損なわず気持ちのいい振り心地でした。今回はシーバス狙いで3/0番で10cmほどのエンリコ・ミノーを投げたので、フライが大きすぎてティップが少し暴れましたが、近距離でもロッドティップがよく曲がり、フローティングゲームからインタミのシチュエーションにとても向いたロッドという印象を受けました。

ロッドバランスはマングローブに比べるとややティップ側にありますが、これはリールシートをグラファイトにしたせいなので、実際のリール装着時のバランスはとても良い印象でした。

デザイン的な面はシンプルなロゴに変更され、見た目はセージみたいな印象。あまりにもシンプルすぎるので、その辺は好みが分かれそうです。今回のモデルはロッドケースが付属されてますので、その点を加味すると値上げではなく、実質マングローブと価格は一緒ということになります。私的にはとても欲しくなりましたので、6か7番あたりを買おうかと思ってます。

最後に一つ。TFOのロッドデザインにはロッドデザインの巨匠ゲーリー・ルーミスが携わっていることを知っている人も多い筈。本国のTFOのHPで”Our legendary Advisory Staff designers have tested to date.”(伝説のアドバイザリースタッフのデザイナーがテストしています)と書かれているところを見るとそのアクションに合点がいき、ゲーリーがロッドのテーパーデザイン携わったとしても、G.Loomis社があるので名前は出せないんだな、という推測ができます。

さて、話が長くなるので、昨日の実釣の話は次のブログへと続きます。

上がマングローブで下がアクシオムII。グリップ長と太さはほぼ同じだが、エクステンションバットの長さが、ややアクシオムIIの方が長い。デザイン的なものとロッドバランスの意があると思う。

TFO AXIOM II
グラファイトのリールシートフィラーに施されたグリーンの線は、リールポジション。暗がりでも簡単に装着することができた。
上からTFOアクシオムII、Scottタイダル、Winston ボロンIIIプラスの準。他のメーカーのソルトモデルと比べるとグリップ長は短めだけれどグリップはやや細めなので、日本人に合っている。

私のリールとセットして見た状態。TFOにはTFOのリールが合うと思うのは、個人的な感想。

NEW Scott GS844/4 の
インプレッション

今まで台風の最中に何度かキャス練をしたことがあるけれど、今回は雨風が予想よりも少なく、なんとかやり過ごした感じ。それでも濡れならがのキャス練は皆さまお疲れ様でした。

さてスコットの新しいGシリーズですが、メーカーさんにサンプルロッドもなく、そして自分の注文分のロッドもまだ届かないので、すでに購入られた方のロッドを一日お借りしまして使用してきました(ありがとうございます)。そのインプレッションを少しお話。

 

10年ぶりにモデルチェンジされた今回の大きな変更点は、インターナルフェルールが軽く改良され、そしてアクションに負担がより少なくなったベンドカーブ。さらにブランク素材の進化とディテールです。見た目の変化は海老茶だったカラーがもう少しブラウンに近くなった程度で、大きく変わった感はありません。リールシートはフィラーにマイカルタ(ナイフが好きな方ならご存知のフェノール樹脂と繊維が織りなす綺麗な柄)が使用され、スクリュー部分はマットフィニッシュでラディアンと共用のものになりました。なので見た目は大きな変化は少ないので、Gシリーズのディテールが好きな方であれば、そのまま移行できる感じです。

ではアクションはいかに?

—- 0〜20feet キャスト —-

ロッドを握っての印象は、最近ウインストンのエアシリーズばかり使っていた私にはずば抜けて軽いという印象は受けません。でも数人に試しぶりしてもらいましたが「すごく軽いですね。」という好印象です。慣れって怖いですね。以前のG2・8ft4inch4番ロッドの印象はG2シリーズの中では比較的ハリがあり、シャープなイメージがあるモデルでしたが、あれ、こんなに先っちょが良く曲がったっけ?というのがNEWモデルの印象。ラインコントロールが良く、ブレがないのはメーカーさんの言う通り。ショートレンジはキビキビして快適でした。

—- 20〜40feet キャスト —-

今回ラインはSAのウェーブレングストラウトを使ったのですが、ラインの特性としてヘッド部の長さが20.3mもあるので、ラインを長くホールするほど重さが得られます。なので、通常の7-8mキャストあたりまでは若干のキビキビ感があったものの、9m以上ホールしたあたりから、「あ、Gのしなやかさが隠れてた。」という感じで、やっぱりGなんだという印象があります。そして、振り抜きがとても軽い。

—- 40〜90feet キャスト —-

このロッドでフルラインキャストのシチュエーションなんてほとんどないと思いますが、とりあえずどんな感じなのかテスト。もちろんフルキャストと言っても最後のシュートでラインを全部飛ばすわけですから、4番ラインでそこそこの重さを得つつシュートを快適にするには、12〜13mあたりでホールし、残りの17mを放出する感じです。で、やってみたんですが、しなやかさがあるロッドなので必要以上に空中にホールするラインを長くするとそのままの体勢だと少々無理な姿勢になるためにキャスティングアーク(ロッドの振り幅)を広げる必要があり、振り方を変えなくてはなりません。それにより、遠目で見たらグラスロッドで遠投しているように見えるでしょう。とはいうものの、最新のグラファイト素材ですから上級者の方なら難なく投げこなせます。

実釣は朝霞ガーデンでレインボーフィッシング。ティペットサイズを落としてもロッドの曲がりでいなしてくれるので、安心して寄せと掛け心地が楽しめる感じ。ラインさばき(メンディングやロールキャストなど)もロッドの軽さとブレがほとんどないので、とても快適でした。

総合的に見てこのロッドは渓流のオールラウンダー的なロッドで、岩魚釣りで求められるラインコントロールと、シビアなコンディションで中距離を要求される尺ヤマメ狙いに向いたロッドという印象でした。G2に比べて軽く、そして硬くなったのだろうと言う勝手な思い込みとは逆に、なんか前のモデルよりも少し柔らかく感じた次第。そしてこのロッドに向かないシチュエーションは、頑張って遠投する竿じゃないといこと。快適な釣りは15m(50feet)以内だと思います。

最近使い込んでいるウインストンエアと違うテイストなので、もう少し実釣で使ってみたい感じですが、お客さんに返さないと(笑)。私のロッド早くこないかなぁ・・・。

雨の中、集まったお客さんにも試しぶりしてもらいました。
New Scott G844/4
以前のG2と同じく、尺(12インチ)マークがあるので、釣った魚が尺上であるかどうかをその場で判定できます。

 

ここまで読んでい頂いた方にHow to的なお話を一つ。

本日は雨でしたが、雨の日って飛ばないと感じたことはありませんか?実はロッドに付く雨粒や水滴が多いと、フライラインとロッド間で接着剤的な役目の抵抗が生まれて飛ばないんです。購入後にロッドを手入れせず、ロッド皮膜の撥水性が失われると水滴はたくさん着いたまま。特にロッドを買ったままずっと放置している方はそんな感じでしょう。

フライキャスティングは少しの抵抗で大きく変わるものなので、ラインを手入れすることはいうまでもなく、ロッドは常に綺麗に磨いてフッ素コート剤などで磨くことをお勧めします。現在ハーミットでは置いてませんが、個人的なお勧めはボナンザスプレー(スプレータイプでなくても大丈夫)です。これをかけておくと水滴がつきにくく、サラサラなのでラインとロッドとのまとわりつきが軽減します。ハーミットでも置いた方が良いですか?

Winston Boron Airのインプレッション


私のウインストン好きは皆さんご周知の事実? シングルハンドはソルトウォーター用の12番から3番まで、そしてダブルハンドは3本使っているので、私が釣りへ行くとグリーンのケースがゴロゴロ。ボロンIIIx 以降ロッドケースはグラファイトになったので、私のアルミケースのほとんどはスコットになりました。

ウインストン・エアがこの春発売されます。ウインストンのオハコといえばボロン(タングステンのワイヤーにホウ素を蒸着させたものを素材の中に入れ、張りや腰を持たせる技術)ですが、それにさらにナノシリカ(土塀に藁を入れると軽くて強くなりますよね、それと同じような技術で樹脂量を減らし強くするもの)を入れたのが、エアロッド。今までのボロンIIIxやIIILSでもすのごく軽かったのですが、今度のモデルは名前の通りで持って無いみたいな軽さ。いや、マジで。軽るけりゃ良いというわけではないですが、ロッドを一日中振り回すフライフィッシングにとってはメリットと言えるでしょう。

さて、こちらのシリーズもエピックと同様にメーカーさんから借りてキャスティングスクールと、管釣りにて実釣をしましたので、その辺の話を少し。ウインストン好きなので、ひいき目にならぬよう客観的に書いて見ますが、はて、本当かな?
まずシリーズ全体のお話を少し。IIIxとIII LSの2シリーズがあるので、今後IIIxがなくなってしまうのか?はわかりませんが、単にIIIxにナノシリカを混ぜたものでないのは、ウインストン社のモデルによるアクションの違いを見れば一目瞭然。IIIxがファーストアクションなのに対して、Airはミディアムファースト。メーカーさんのスペック上ではIII LS(現在はPure)に近いものになります。

Winston Air
伝統のウインストングリーンはmade in Monatanaの証。どのシリーズを使っても一目でウインストンとわかるのが特徴

■Boron III Air 7ft6inch #3・4pcs
ミディアムファーストと書かれているので、比較的しなやかなロッドアクションを予想していたが、それに反してシャープでパリっとしたアクション。軽すぎてラインが乗っている感がしない。でもラインデリバリーはしっかりできていてシャープなループを生み出す。このロッドが好きそうな人は、夏イワナ釣りで、ピンスポットへテンポよくフライを入れていきたい方。ある程度大き目のフライでも投げやすいでしょう。私のお好みとは少し外れますが、魚を寄せている時の振動がキビキビしてます。
■Boron III Air 8ft0inch #3・4pcs
LSに比べるとバット径が太く、どちらかというとテーパーデザインはBoron IIIxに近いのかな?LSと比べるとシャープでティップのセクションがよく曲がります。ループが締まりラインコントロールがとてもやりやすいです。もしショートレンジを中心に使うと言われたら、私だったらLS を選ぶと思います。
■Boron III Air 8ft #4・4pcs
あぁ、持って無いみたい。ロッドにラインを通す前はそれなりにウインストンらしい粘っこい印象を受けたけれど、ラインを通すと思いの外シャープ。私の使っているIII LSよりもピリリとした感じで、ループの放出がしまりスピード感が得られます。私はIII LSの804/4を持っているので、このロッドを買う予定はないけれど、LSよりもシャープで、IIIxよりもティップアクションじゃないものが欲しい時はこのモデルです。
■Boron III Air 8ft6inch #4・4pcs
私はこのロッドを使っています。IIIxよりもロッドがシナっとしており、LSとあまり変わらない印象を受けますが、距離を出すごとにそのパワフルさを感じる。現在使っているIIIxは近いところが若干釣りづらいのですが、近距離から中距離までロッドのしなりがうまく対応してくれる感じがたまりません。めっちゃ軽いしね。
■Boron III Air 9ft#5・4pcs
今回ウインストンが出すオリジナルラインと合わせてお借りしたんですが、このロッドとのマッチングがとてもよく、一振りでラインがすっ飛んで行く感じ。過去にあったWTシリーズをめちゃくちゃ軽くした感じのロッドです。私は9feet5番はスコットのラディアンを使ってますが、それに比べるとしなやかで、パリッとしたのが苦手な方に向いていると思います。軽さをただ軽いと表現するとロッドがめちゃくちゃ軽いのか?と思われてしまいますが、シートフィラーはバールウッドにニッケルシルバーを使っているので、この重さがとても良いバランスを生んでいるのでしょう。ただ軽いのだったら、ここをグラファイトにすれば良い訳ですしね。
■Boron III Air 9ft#6・4pcs(2018年追記)
結局このモデル買っちゃいました、私。6番ロッドのウィンストンはBoron IIIx 966/4を持っているのですが、ラインコントロールがもう少しできるロッドが欲しくて追加した次第。使って見てその軽さは折り紙つき。ただ、思っていた以上に柔らかいイメージでBoron IIIx906/4の方がシャープな印象でコントロール重視だったら、IIIXのほ方が良いみたい。かけた時のベンディングカーブは確かにミディアムファースト。ボロンのバットパワーが生き生きする、大物とのやりとりを楽しんでいます。

ウインストン エア
シートフィラーはバールウッド、そしてリング&スクリューはニッケルシルバーを採用。バットエンドにはウインストンのロゴ

新しく販売される、ウインストンのラインはサイエンティフィックで製造されているもので、インデッックスの付け方やループが同じ。MPXよりも若干軽い感じのラインで、プレゼンテーション後の着水が静か。でもOEM生産なので、価格は若干の割高感はあります。

総合的に見ると8フィート以下のモデルはパリッとしてキビキビしたアクションで、8フィート6インチ以上は粘っこいウインストンらしいアクションを感じます。なので、ウィンストンファンの人は864から上のロッドがお好みかも?そしてそれ以下のモデルはセージなどのシャープなロッドをお使いな人は、似たような感覚でフライフィッシングを楽しめると思います。私は864/4と906/4を購入しまして、それぞれのロッドを楽しんでおります。

ウインストンのBoron III LSとダブルハンドに興味がある方は、こちらにインプレッションが書いてありますのでご覧ください(こちら)。

ウインストン エア
エアもキャスティングスクール時に皆さんに振っていただきました。揃って出てくる言葉は「めちゃ軽っ!」

Epic インプレッション

Epic Swift Fly fishing
色が綺麗ですねエッピク。モデルによっては多くのブランクカラーがあります。

昨日のキャスティングスクールにメーカーさんから借りたエピックを持ち込んで、多くのお客様に振っていただいたので、そのインプレッションちょっと書いておきます(ハーミットHPに加えましたこちら)。

エピックはニュージーランドで2012年に創業し始めたスイフトフライフィッシングが製作するグラスロッドのブランド。雑誌にもちらほら記載され、ネットを検索していてこのグラスロッドに行き当たった方も多い筈。そのエピックは2017年春以降からC&デザインさんが日本の販売代理店として取り扱います。ということでどんなものかというのが知りたくて今回お借りした次第。

Epic Swift Fly fishing
ラッピングは短めでスケルトンカラーにワンポイントのティッピング。日本人が作るくらい綺麗なラッピング

ロッドは『ファストグラス』と命名された、明らかに今までのグラスとは違うアクションで13アイテム用意されています。ロッドのブランクカラーが豊富でキットや完成品の場合、パーツの種類も出ているので、一つ一つが個性を持ったロッドになっています。日本向けの販売は今後全てC&Fさんになり税込12万円と言う高価な品。グラスロッドとしてはかなりハイエンドなロッドと言えるでしょう。

Epic Swift Fly fishing
ワインディングチェックにはシリアルナンバーがあり、ブランクはとてもシンプルなデザイン。カラーは少しパールがかった感じ

今回は7アイテムをお借りしてそれぞれをオリジナルラインやその他ラインを通して振り倒したが、大枠の話をすれば、「はて、これは本当にグラス?」と思うほどグラスらしくない軽さ。特に8フィート半ぐらいまではグラファイトと遜色がないくらいの重量感。キャスティングのフィーリングも限りなく振りやすくするためにアクションはグラファイトっぽさがあり、今回キャスティングしていただいた入門から上級レベルの人でも、渡して10分も経てば誰しもそのアクションに慣れてキチンと振れている感じだった。

Epic Swift Fly fishing
集まったみなさんで振り倒しましたヨ。このモデルは686だったかな?

■376 FASTGLASS
スコットのF2と比べてもう少し硬い感じのアクション。なので、極端に近い場合のラインの乗りが少し悪いが、一般渓流のキャスティングレンジである4〜5mあたりからスムーズなキャスティングができる。ロンングレンジでも持ち重り感がなく、グラスらしいトップヘビーさもあまり感じられなかった。

■476 FASTGLASS
376よりもよりシャープでグラファイトかと思ってしまうロッド。グラスの万能選手として使えそうな一本。オリジナルのDTラインとの相性が良いのか、とても投げやすい感じを受けた

■PACKLIGHT 476 FLYROD
5ピースになったら重くなるのかと思いきや、476とあまり変わらない感じ。ジョイントが増えたぶんだけ若干の硬さを感じる。もともとロッド自体が短いので5ピースの必要性は、ユーザー側のシチュエーションによってどちらかを選択するのだろう。

■480 FASTGLASS
長くなったぶんだけ持ち重りがするのかと思ったら、意外にもあまり変わらない。振り心地でいえば8フィートの方が若干のトップヘビーな感じを受けるので、ラインの乗りがわかりやすく、もともとグラスが好きな人には476よりも480を選ぶかもしれない。

■580 FASTGLASS
ウェットに良いかなと思ったが、かなりグラファイトっぽいアクションを感じる。なので、だよーんとした感じはなく、若干大きなループを作って飛んでいく感じ。トップの重さも従来のグラスに比べれば重さを感じるというレベルではなく振り抜きやすい。

■686 FASTGLASS
バスフィッシングに良いかもしれない、という感じの今までにないだよーんとしたグラスのだらしなかった部分を取り除き、かつ大きなバスバグをショートピッチでねじ込むには良さそうだった。ただ流石に86の長さになると軽いとは言えず、今までのグラスに比べれば軽いというレベル。
■888 FASTGLASS
個人的にはこんなロッドでシーバスのフローティングゲームを楽しみたい。キャスティングをごまかしながら投げるのではなく、玄人好みの癖も少し残した感じのアクション。バットはパワフルでフルラインも十分投げられる。長い分だけトップヘビー感はあり、振り抜きの時にラインの重みをとても感じる。

Epic Swift Fly fishing
888は男らしいバットの太さ。私はさらに高番手のボカグランデが気になったが、今回のサンプルにはありませんでした

さて、良いところばかり書いてもしょうがないので、今回集まった皆さんからの辛口の意見を書いておきましょうか。このロッドはとにかく高い。ニュージラーンドは工業製品が高い国だが、この価格で自国の人がどれぐらい使っているのだろうか?という疑問。確かに海外向けに作られている感じがあり、母国でどんな使い方をしているか気になるとのご意見が。

Epic Swift Fly fishing
エピックはフライラインも出していて、ロッドに合わせて相性が良い設計になっている。いくらになるんでしょう?このライン

また、グラスらしからぬ振りやすさがあるので、本来グラスはくせ者であり玄人好みっぽいところが良いので、この振りやすいグラスロッドをどれだけの人が受け入れるのか?というご意見。確かに、私もグラスにはクセを求めて購入するので、万人向けの高額グラスがどれだけの人に受け入れられるのは、少し疑問に思った。

ということで色々とご意見をいただいたが、「で、ハーミットはどうしたら良いの?」の問いには、ブランク売りが良いんじゃない?という方が多かった。一つの方法として、ブランクで仕入れてハーミットのお付き合いしているロッドビルダーの方に巻いてもらうという手も考えましたが、もともとブランクが高いのでその場合でも完成品の値段は9〜10万円ぐらいにはなっちゃう気がします。ケースもオリジナルの方がかっこいいから、やっぱりメーカーのビルトモデルが良いなぁ。

Epic Swift Fly fishing
最後はキャスティングで計測会。みなさんのロッドも交換しながら振り倒しました。こんな時じゃないとロッドのフィーリングってわかりませんものね

さて、もう知っている方も多いかと思いますが、この春からウインストンロッドの販売代理店は津田商会さんからC&Fさんに変わります。ハーミットで今まで販売したウインストンロッドの保証体制は今までと変わらずC&Fさんに受け継がれる予定でおりますので、どうぞご安心を。そして、C&Fさんになったことで今まで取り扱っていただけなかった全てのモデルをやっていただけるので、私が使っているジャングルロッドやウインストンプラス、そしてマイクロスペイなども入荷しますので、今後にご期待くださいまし。

そして、次回のブログは同じ日に使ったウインストンエアのインプレッション。ウインストン好きの私は全てのモデルを使っていますので、それと比べてどう違うかをうまく伝えられる様にガンバリマス。