ポルシェ熱(晴海のモーターショーの思い出)

久しぶりに車が欲しい病の症状が出始めている。その症状としてカーセンサーでの検索に始まりネットで新車の見積もりゴッコ、そして乗っている人のお話を聞くなどなど、かと言って私には今先立つ金がない・・。

僕らの世代はスーパーカーブーム真っ只中で育ったものでして、昭和50年頃から晴海のモーターショーには毎年欠かさず行っていたものです(平成からは幕張メッセ、後にビックサイト)。近いからその気になればチャリンコでも行けたのは都会っ子の特権。そして私の実家は貧富の差が激しい地域で、うちの自家用車がサニトラなのに対し実家付近の坂を少し登るとお屋敷が並び、門の中にはカウンタックにジャガー。もしくはフェラーリにベンツなどの2台持ちが当たり前の様に整然と駐車されていた。なんともまぁ、すごい貧富の差。しかしながら、スーパーカーの現物が近くにあるものだから、当時はそんなに珍しい車だとは思ってなかったのです。

私のあこがれの車は女性的なフォルムを持つポルシェ911シリーズ。ポルシェは真っ赤というイメージをお持ちの方はきっと昭和歌謡の影響を受けた世代でしょう。私はアマガエルの様な緑が好きですが、蛙に見えませんか?当時の930は。

いつかはポルシェの夢は叶えたかったけれど、私の年収じゃどう考えても無理と悟ったのが49歳の誕生日。でもポルシェには乗りたいのでその日にポルシェ911カレラ(997)のレンターカーを借りてドライブへ出かけたのが良い思い出です。

なんでこんな話になっちゃったかと言うと、緊急事態宣言のおかげで近所のカンツリしか行く所がなく、その道すがらに出会した930を見て目が釘づけになったのサ。運転中だったので写真は撮れませんでしたが、あ〜カッコイイ911シリーズ。さて、どうやって1,500万円を捻出しようか・・。宝くじか? そんな事考えている様じゃきっと生涯オーナーにはなれないんでしょうなぁ・・。

ポルシェ997
その昔に借りたレンタカーの写真を引っ張り出してみた。一日(10hで距離制限があったと思います)の料金は確か¥35,000弱。そのお店で一番人気があるのはGT-Rで、本当に買いたい人が試乗がてらに借りる人が多いのだとか。後日GT-Rも借りてみようかと思ったけれど、数ヶ月待ちだったので止めました。
ポルシェのメーター周り
この時に初めてPDKを体験したけれど、自分でシフトするよりもスポーツモードでおまかせの方が加速がめちゃくちゃ良いんですね。良くポルシェオーナーに「ポルシェはウイングが出るまでフロントが浮く感覚なんだ。」と言われ続けてましたが、乗って初めてわかりましたヨ。
ポルシェの後部
この丸みを帯びた女性っぽいフォルムがとても好き。今の992よりもこの997か991の方がデザイン的には好きかも。ちなみに右ハンドルのマニュアルを中古車で探すと平均価格は1,400万円ほど。金儲けが下手な私じゃどう考えても無理ですなぁ・・。夢だけ見て地道にお仕事ガンバリマス・・・。
Scott Centric 9feet 4weight 4 piece
この10万円オーバーのロッドを手に入れるのも一苦労な私ですが、「あんたはオーナーなんだから、良い竿使ってなきゃ駄目だよ。」とお客様に後押しされてますので、新製品は飛びつく様にしてます。このロッドの良い点はキャスティングレンジを選ばずに快適なキャストをこなすこと。悪くいえば、適当に振っても乱れが少なすぎて、自分のキャスティング技術が良くなったと勘違いするロッド。
セントリックC904/4のしなり
ラディアンの後継機種なので、とても硬いイメージがありますが、意外に細いティペットでも高切れは少ないんです。ドライフライは7Xティペットに#18のフライを使って遊びましたが、切れる事なく大きいサイズがグイグイ寄ってきます。このロッドを早く北海道と関東圏の湖ドライフライフィッシングに連れ出したいなぁ。