シーバスと本栖湖の狭間で時々C&R(雨の箱根早川C&R)

「管理人さんと釣りへ行くと、いつも雨なんだよなぁ。」と、雨男のレッテルを貼られている私。確かにブログを見返しても、一日のどこかでにわか雨が降ったりするので、写真では出てこない雨模様を含めれば、今年の私は常にレインウェアと共に過ごしているかもしれない。

しかし、雨男(雨女)なんて本当にいるのかなぁとググると、実際には思いこみらしく、確証バイアスという心理が働いているからだそう。それは一度思い込んだ内容に合っている事実ばかり記憶しやすくなる事を言うらしい。確かにそう言われれば、そもそも日本は年の1/3くらいは雨なのだから、雨になる確率がそれなりに高いわけで、さらに雨の時の方が釣れている記憶があるから心理的にそうなってしまうのだろう。よって私は雨男ではありません(本当?)。

しかしながら「管理人さんと釣りへ行くと、いつも雨なんだよなぁ。」という言葉を釣り仲間から投げかける時、心なしか彼らの顔がほころんでいる様に見えるのは、「雨だから釣れちゃうぞ!」と内心では思っているのでしょう。今回は後輩と初心者を連れ立ってシーバスと本栖湖の間の中休みと称して、『箱根・早川のC&R』へ訪問。午後の雨は100%予報にも関わらず、ずぶ濡れになりながら夕方まで釣り続ける僕らは、あながち雨は嫌いでは無いのだろうと思った昨日です。

そんなずぶ濡れの釣行は空が暗過ぎて写真を撮る気になれず、たいして良い写真がありませんが、お暇な方は昨日の様子をご覧くださいまし。
前回の箱根早川のお話はこちら
*早川河川漁業協同組合小田原支部(HPはこちら

箱根・早川
今回は一日を通して光量が足りないので、良い写真なんて撮れない状態。その反面雨は釣り人を減らし僕ら以外の釣り人はほんの数名しかいない。普段は混雑している釣り場だけに人がいないのはラッキーかな。
ハヤ(ウグイ)
ドライでは難しくなる時期になってきたので、まずはニンフをゴロゴロ。小さなアタリを拾ってアワセたら、#12のヘアーズイヤーをハヤ(ウグイ)が丸呑みしました。
ホッパーフライ
ある場所で魚が見えるので、それを狙ってずっと粘ってみた。ニンフやらドライを流しても反応が鈍く、大きめのフライを流した時だけチェイスがあるのだが、食べるまでいかず。午前中はそんなイライラの時間が続き完敗状態。下流へ行った後輩に状況を聞くと、瀬の中へバッタフライを投げ込んで数を伸ばしているとの事。ならばとバッタへ変更して瀬を叩くことに。
土砂降りのフライフィッシング
初心者にワンツーマンで教える私は、魚がなかなか食いつかないのでイライラが募るばかり。あまり私が寄り添っていても楽しく無いだろうと思い、私は少し離れた場所で、見守ることに。
レインボートラウト
すると独りになった途端にレインボートラウトをドライでヒット。最初の一本は切られてしまい、次に掛けたレインボーを慎重に寄せてランディング。お見事でした。店主が横にいてうるさい助言をするよりも、独りにして伸び伸びやって頂いた方が結果的に自分で考えて投げる能力が身について釣れるのでしょう。お魚が釣れたことで一安心した私。
雨の釣り
後輩はC&R区間を広く楽しみ、でっかいドライフライを瀬の中へ投げ込み、沢山のレインボートラウトを釣っていました。それにしてもこんな土砂振りの中で喜んで釣りをしているのは僕らだけ。それ以外の方々は早々に帰られてました。
グラスホッパーパターン
前半が全くダメだった私は後輩の言うことを聞いてマダムXホッパーを使い、瀬を叩いてようやくゲット。バイトは沢山あったものの完全に咥え込むやつが少なったので難儀しました。
フライフィッシング
明らかにいそうなポイントの魚は何度も釣られているせいか喰いが渋く、人があまり狙いそうもない白泡が出ている早瀬の方が喰いつきがよかったです。魚が偏ることなく満遍なくポイントについているのは、他の漁協とは違い分散放流がキチンと出来ている証。
フライフィッシング
3時を過ぎると本格的な土砂降りになったので、風邪をひかぬ様に少し早めに退散することにしました。ここ箱根・早川のC&Rは2025年2月21日まで楽しめます。一日券が¥1,300と一般的な渓流の値段で楽しめる関東近郊の釣り場ですので、皆さんも時間を見つけて遊んでみてください。