好き嫌いを無くすために、久しぶりに忍野(桂川)へ行ってみた

25年シーズンの私的渓流釣りは終わった発言をしておきながら一体どれだけ渓流へ行っているのさ! と突っ込まれそうなタイトルを書いてしまい、また川へ出かけた事は一目瞭然。今週は長崎遠征から帰ってきてから、なか一日でのお休みだったので野反湖まで遠出する元気が湧かず。更に祝日だという事を間近で気づいたので、釣行場所は当日に決めるという体たらくになってしまった。

ハーミットのブログを見ていると定番と呼ばれる釣り場の話が少ない。その理由は人混みが苦手な私なので、管釣りならともかく一般的な釣り場で人が多い所には近づかないのであります。その中で足が向かない川としては、この忍野もその一つ。ブログを辿るとシークロのリュウちゃんと行ったのが最後なので、7年振りの釣行かな。

普段の渓流スタイルは山奥で誰にも会わない場所でのんびり自分の釣りを楽しんでいるので、人が見える環境はどうしても気になってしまうのです。忍野の場合は町を流れる湧水河川と言う事もあって、民家や施設の裏庭を釣っていると言うのも少し気が引けてしまう原因かもしれません。

しかしながらこうして久々に行ってみると、いざ川へ入って魚のライズに翻弄されれば周りの人々の気配なんてほとんんど感じなくなるし、道路から聞こえる車の走行音も意外と気にならないものなんですね。今回は釣り場の食わず嫌いを治す良いきっかけになったかもね。
そんな忍野の釣りですが、大した内容は書いておりませんが、お暇な方はご覧くださいまし。

忍草(しぼくさ)漁協管
皆さんは忍野(おしの)と呼びますが川としては桂川上流部を管轄する忍草(しぼくさ)漁協管轄内を指します。この漁協の下流部は都留漁協で、更にその下は桂川漁協となります。忍野八海から流れる湧水のおかげで水温が安定しているために、一年を通して虫のハッチが多く魚が育ちます。ただ、放流されているのはニジマスが大半でヤマメは少ないです。また、たまに忍野八海から巨大マスが落ちてきたりするので、とんでもないサイズがいたりするのもその特徴かな。釣り券は近所で購入できますが、「つりチケ」でも買えます。
臼久保橋(自衛隊橋)
この漁協管轄内のほとんどがルアー・フライ専用区ですが、その真ん中あたりにかかるのが臼久保橋。通称自衛隊橋と言われる所以は、この橋の先に陸上自衛隊 北富士駐屯地があるから。この釣り場は町中にあるので、漁協ご指定の駐車場に停めるのだが、この橋の先にさかな公園専用駐車場の上段に、釣り人用駐車場がある。
護岸ポイント
忍野の流れの大半はこんな感じで木が覆い被さり、ロールキャストを強いられる。また、シーズン後半は草木が伸びているので、そこらじゅうに自分のフライを引っ掛けるので、この釣り場に慣れない人は、釣りをしている時間よりも周りに草木に引っ掛けたフライを取るのに時間を割く事になる。
レインボートラウト
湧水のおかげで魚は常にライズしているので、フライフィッシャーマンは俄然やる気が出る。しかし釣り人の多さからそのプレッシャーは半端なく、狙った魚を釣るのはとても難しい。初心者はたくさんフライを流すことで意図しない場所から顔をだす個体が釣れてくれるので問題なし。また、ここの特徴として足場がどこも高いので、必ず柄が長いランディングネットが必要。
レインボートラウトがヒット
私はというと、空いている場所に適当に入りライズを見定める。釣る魚を決めたらその魚を斜め下流になるポジションでキャストしてフライ先行で流す。ティペットを上流側に置くことで、スレている魚はティペットの気配を感じずフライに反応してくれる。簡単に言ってますが、一つの魚を釣るのにそこらじゅうにフライを引っ掛けては解いているのです😆
レインボートラウト
足場が高いところからランディングするので、フィッシングベストやその他のポケットは必ず閉めておきましょう。油断すると携帯やカメラ、フロータントなどを落としてしまい、深いので回収するのに苦労することでしょう。
堰堤上
写真は人が写らないように撮っているので誰もいないように見えますが、臼久保橋周辺だけで20名近くはいました。ある人は上流側を狙い、ある人は下流側を狙うと、同じ魚を狙ったりしてしまいます😀
レインボートラウト
今回は5時ごろまで楽しみましたが、午後は外気温がグッと落ちて午前中よりもドライへの反応は薄くなってしまいました。釣果はツ抜けはしたものの大物は取れず。祭日の釣行だったので、これでも上出来だったかもしれません。忍野は年券¥6,000なので、この場所が近い人はライズは常にあるので毎日行っても飽きない事でしょう。魚を見つけてそれを釣るハンティングの様なマッチ・ザ・ハッチの釣りを学ぶにはやっぱりここで腕を磨くのが良いと私は思います。