台風とアタリ カラー

若かりし頃に台風接近を聞いて荒れている湘南の海でサーフィンをしたことがありますが、それは若さゆえのカッコつけです。そんなことで女性にモテることもなく、むしろ溺れそうになって二度とやらないと誓いました。皆さんは決して私の真似などしないように。

昨日の予報は台風接近で太平洋沿岸は波が高くなるので近寄らないようにですが、東京湾は場所によっては北風には強いのです。昨日は船長の判断でシーバスへGO。タックルを用意していた夜明けは、谷間を抜けるビル風が恐ろしいほど吹いてましたが、洋上は風速6-7mと行ったところ。ハワイのコナウインドに比べれば大したことありません。

ご存知の通りお魚は気圧が低くなるとよく釣れると言われてますが、私の経験上でも同じ。お魚が持つ浮き袋が関係しているなどの諸説がありますが、接近前の穏やかな曇りの一日は爆超することがとても多いと感じます。と言っても台風接近の最中は細心の注意が必要ですから気をつけましょう。

波は通常よりも若干のウネリがあったものの、釣りするにはまったく問題がない程度。最初の一投目から何匹もの魚が水面を割って猛バイト。いつもなら飯を食べながらタラタラとやる釣りが、モチベーションが途切れることなくずっとトップ炸裂のゲーム。

そんなフローティングミノーフライでの猛バイト。最初は通常のパールカラーを使っていたのだけれど少し経つと魚はスレ始めて反応が鈍くなる。そこでフライのカラーをマジックボディのイエローカラーを使ったフライにチェンジすると、再び猛アタックが続きました。(フライの作り方はこちら12

このボディカラー、夜の出船では「カラーは関係ないですよ。」といつもお客様に言ってますが、日中の釣りの場合はボディカラーがとても需要で、パール一辺倒だと飽きられてしまい、釣果が続かないケースが多いんです。潮色の違いによってもボディカラーを変えていく必要がありますが、私的見解ですがイエロー→パール→ブルー→ピンクの順で日中は試してください。ピンクは使用率が低いのですが、時に爆発的な威力を発揮することもあるので、タイイングは忘れずに。

東京湾はデイゲームシーバス、フローティングミノーのステージに入りました。皆さんご準備を!

台風接近の最中1番の強敵は波でも風でもなく、モチベーションを下げる豪雨。パンツまでビショビショになりながら、釣り続けました。
最初のうちはおチビちゃんの入れ食いでダブルヒット続き。

 

ナナマルと応戦中のゲスト。この後ランディング寸前でバレてしまった、残念無念。
これだだけ水面がざわついているとフライのアピール力はなさそうに見えるけれど、シーバスはしっかり上を見ています。隣でやっていたルアー船もロッドがずっと曲がっていました。

 

今回の相棒はWinston Boron IIIx 9ft 8番TFOのアトール。昼間に見ると随分と派手ですな(バイオレット)。
悲しいかな、大物はランディング失敗とラインブレイクでキャッチできずに、サイズはロクマルまで届かなかった。でも潮頭にいる最初の一投目出る個体は全て大きかったです。次回に期待。