レオナルドな夜

しばらくブログから遠ざかっていたので、久々に原稿を書くのもなんかぎこちない感じ。そんな環境を一変させたコロナウィルスですが、今年の春はすべての方の人生を変えてしまったので、私を含めて順応していくにはそれなりの時間が掛かるのだと思います。

緊急事態宣言が解除され早2週間以上。未だに「自分の住んでいる都道府県から出ちゃ駄目。」なんて言うものだから、渓流の「け」の字もない私。東京といえば奥多摩に渓流があるけれど、奥多摩町や檜原村は感染者が出ていないので来ないで、と言っているので実質都内在住の人は渓流奥深くへは行けない状態が続いています。しかし腐っていても仕方がないで、唯一のフライフィッシングの抜け道として、私は東京湾にプカプカと浮かぶのです。

昨今、シーバスルアーはビックベイトが流行っていて、その効果で湾奥シーホースは連日賑やかで、60〜90cm台が連発の毎日。そんなルアーのビックベイトに刺激を受けて、私はシーバスへ行く度にフライを改良して持ち込む訳ですが、少しずつルアーのビックベイトに近い効果のものへと変貌していると確信しております。

今回はフェザーとシンセティック をミックスしたゲームチェンジャー(フライパターンの名前)を持って行き、その効果は抜群。釣りへ行く前に重さを測ったのですが、大体3.2〜3.5gですが、フェザーを使う事で水切れが良く、投げにくさが大分解消されました。

今後の改善点はテール側をなるべく軽く、そして重心をなるべく前にして絡みにくく、そしてより軽くする工夫を施そうと思っています。この改良を加えている時間はとても楽しいものですが、間も無く対ランカーしバス用フライの完成形が出来る気がします。やっぱり私の前世は魚なのか、水辺で水を得ないと生き生きしてこない事を実感した昨夜でした。

皆さんはどんな時間をお過ごしですか?
Go Fishing!

ゲームチェンジャーはジョイクロを意識して170mmのサイズ。エンリコのピーナッツバターはひとまわり小さい130mm。大きな違いは下から見た時のシルエットがピーナッツバターは細く、ゲームチェンジャーはボリュームがある事。この二つを合体させるのも一つの手かな?今度巻いてみよっと。
太陽が西へ沈むのを待ってレッツラゴー!ポイントは明るいライトの潮が効いているところが主なポイント。でもレギュラーサイズの釣りと違って、大体30分〜1時間投げ続けて、一回アタルかどうか。それなりの根性が必要ですが、湖の大物を狙う事を考えたら大した時間じゃないですね。
ビックベイトフライに目覚めてから、魚のサイズはひとまわり大きくなり、最低でも60cmアップです。なので、掛かれば普通の人は大喜びのサイズなのですが、私はハチマルを超えて来ないとどうも感動が湧いてきません。経験というものは時に新鮮な気持ちが薄れてしまう邪魔な存在になります。
今回はフェザーゲームチェンジャーのキャスティング負荷がどれぐらいのものなのか分からなかったので、12番でトライ。おかげでナナマルオーバーを釣ってもロッドがそれほどしならず、「ちっちゃい、ちっちゃい。」を連呼。でも上げてみれば意外とサイズはあるんですな。12番はやっぱり5キロサイズ以上でないと、曲がりませんなぁ。
こちらは8番ロッドでキャッチしたナナマル後半。潮に乗せてスイングの釣りをしているので、感覚はパワーウェット戦術。
私に感化されたお仲間もビックフライを使ってロクマル後半。スイングの釣りに目覚めた一人です。
フェザー・ゲームチェンジャーは水からあげるとシルエットが細くなっちゃうのですが、沢山のハックルを巻いているので、水の中ではこの倍ぐらいボリューム感。それとも今回かなりの効果が出たのはジャングルコックのおかげ?(笑)
「ちょっと疲れたから休憩するので、その間にダビンチで釣って見せて!』と、うっちー船長にリクエストしたら、サクッと80アップ。ダビンチの凄さを目の当たりにしました。この美しいフォルムのルアーから学ぶべき事が多数ありそうです。