電車でふた駅。東京のど真ん中で釣りをする

お盆も過ぎて私的気分は海モードへ突入。暑さがおさまるまで渓流以外の釣りを楽しんでいる最中の管理人です。

ハーミットは創業して早21年目。なぜこの地でハーミットを始めたの?と聞かれることがあるので、知らない方のためにちょっとだけそのお話。私は高校生になるとすぐに皆さんがご存知の大手釣具屋さんでアルバイトを始め、学生生活が終わると就職活動が面倒で、そのままその会社へ就職した次第。当時の最初の配属先が後楽園店で(現在はありません)、この場所は勝手知ったる地なので始めました。当時からのお客さんも未だにいらしている次第で、古いお付き合いのお客様だともう35年以上になるんですね。そして文京区出身なので、この辺は私の遊び場でもあります。

そんな都会っ子の私は上野の不忍池でライギョ釣り、皇居の外堀(市ヶ谷)で鯉のポップコーンチャム(撒き餌)でフライフィッシング、そして赤坂見附にある弁慶池でブルーギル&バスフィッシングで育った釣り人。不忍池はもちろん釣り禁止ですが小・中学生時代の話ですから、許してやってくださいまし(今は外堀もダメなのかな?)。

昨日は40年前と現在を振り返り、久しぶりに赤坂見附の弁慶池へ見聞。とはいうものの、ハーミットが始まった当初はレインボートラウト狙いで行ってましたが・・・(当時の様子はこちら)。水道橋ハーミットからだと、九段下まで歩き半蔵門線でふた駅。永田町で降りて7番出口で出ると目の前で正味20分の短い行程。

港区赤坂で釣りをしていた中学生時代は岸釣りOKでしたが、現在はボート釣りのみ。永田町の7番出口から歩いて1分ですが、出口を間違えると国会議事堂へ行っちゃいます(笑)

中学生の時のこと、この弁慶池へ釣りに出かけるとそこへ近づくと大勢のおまわりさん。そして中学生の私はおまわりさんに囲まれて職質の嵐。その日が東京サミットだとは知らず、ロッドケースに納めて釣り場へ行ったために、バズーカ砲と間違えられて警察官に取り囲まれて釣りができなきなかった思い出があります。

弁慶池が昔と違う点は、浄化するために入れた有機微生物により水質は改善され綺麗になった代わりにウィードがびっしりになったことで、より魚にやさしいビオトープが形成された。釣り人からすれば厄介者なウィードかもしれないけれど、多くの魚を育てていると思えば多少のめんどくささなどは我慢できます。

弁慶池のブルーギル
今回は残念ながらバスはホッパーのドライに何回か出たものの、アワセ切れ2回とすっぽ抜け2回でランディングできず。次回はちゃんとフライを巻いて臨みます。

ここでのお気楽な釣りを提案すると、まだまだ暑いので夕方よりの時間に出向いてボート屋さん閉店の18時近くまで釣り、自宅近くの近所の銭湯でさっぱりと。その足で一杯引っ掛けて帰るなんてのがお勧めです。魚は色々な種類がいるので、オススメですヨ。特にブルーギルは裏切りません。そうそう、ボート屋さんとお話しましたが、今年も11月からレインボートラウトを入れるとのこと。現在は鵜に食われないようにでっかいのしか入れないためにたくさん釣ることはできませんが、出れば50cmオーバーだそうです。お近くの方はお楽しみに。

帰りの電車で我に帰り、辺りを見回すとスーツ姿に汗をかきなが仕事に励んている人をみていると、50過ぎたオヤジが国会議事堂のすぐそばでこんな遊びをしていて良いのだろうかと思いましたが、人は人。これからも我が釣り人生を貫いてまいります。

本当はルアーの雷魚タックルを持っていく予定だったけれど、使えそうなフロッグが見つからず、次回へ持ち越し。オープンウォーターで雷魚を見つけてバスバグをキャストしたけれど、全くの無視。スイッチが入る時間帯はいつかな?
ウイードベッドの中にすっぽん1匹とミシシッピーアカミミガメ(ミドリガメ)2匹。わかるかな?

 

イトトンボを追い回すバスを発見。すかさずキャストすると、ブルーギルの方が先に食ってしまった・・・。
この稚魚を見てなんだかわかるかな?この子たちをいじめると、たとえ船のオールであっても果敢にアタックする親雷魚。過保護な雷魚の子たちが育つまで、ルアーを投げずにそっとしておいてください。

 

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。