新しいことへのチャレンジはオデコ率を上げることかも?しれない。でも釣りってそんなもんでしょ?いつ行っても釣れる釣りは、管釣りで十分なんです。
昨年までの私は3月は静岡県の最南端から。桜を追いかけ栃木南部で桜が咲き始めたら、その前線を追いかけて北上するという、こんなルーチンだった。このスタイルを20年ほどやってきたのだが、どうもここ数年解禁にワクワク感がない。なので新鮮な気持ちが欲しくて今年はいつもと違う場所ばかりへ行っている次第。
その釣行は単に行き当たりバッタリで、若い頃にやっていたことと同じ事をしているだけ。情報の少ない場所へワザと出向き、推測をしながら釣りをする。そして宿題を持ち帰り、それを翌週に生かすというもの。オデコなんて当たり前だった時代の方がその一匹の価値は貴重で記憶は鮮明に残っていたりするものだ。
今年はそんなことしているので、例年に比べたらヤマメキャッチ率はかなり落ちているが、右往左往しながら初めて見る景色や魚は新鮮でワクワク。だから釣りは止められない。
先週行った川は釣れるのは解っていても同じ場所では芸がないので、地図とにらめっこしながら同じ川でも8キロほど場所を変えてやってみることにした。水温はまだまだ低いので、叩き上がりで無駄打ちする気にもなれずプールでのライズ探し。15分ほど覗いて一度もライズがなかったら次へ移動するが、今回は少し谷へ入り歩きまわってみることに・・。
良さげなポイントはあるものの、やっぱりどこもまだ虫が少ない春先。数回の移動を繰り返した時にようやくユスリカが飛び始め、散髪なライズを発見して3本のヤマメをキャッチ。その後またしても爆風にてライズは続かず、すぐに沈黙。仕方なくニンフへ手を出すと、要所のポイントで好反応。気がつけば午前中でツ抜けしたので、午後は本流へ移動して今年初のダブハンを振ることにした。
爆風は推測7〜10mくらい。体がもっていかれて前のめりにコケそうなくらい吹いている。こんな中ロッドを振るのですか?と、漁協の人に言われたけれど、何が起こるかわからないのが釣り。いつでもポジティブに爆投するのが私のモットー。とは言っても、投げるよりも棚引かせた方がポイントに届いてしまうほどの爆風なので、意地でやっているようなものです。
ロッドには何の手応えもないまま2時間半が過ぎ、爆風の中でガガンボを捕食する個体を3本見つけただけ。次回やっつけてやります。体が冷え切って陽が西へ沈む頃、本日の釣り終了。ダブハンは修行の釣りなのです・・・。