3月の寒い日は長い時間水に浸かっていると、いくら着こんでも寒さが身にしみます。でもいつライズがいつ起こるかわからないから、ずっと浸かりっぱなしだったりして。体には良くいことはないでしょうね、きっと。私は水温が10度以下ならば我慢して入入らず陸でライズ待ち。だってそんなときはお魚だって寒いでしょう。
フライフィッシャーマンのアイテムの中で、ストマックポンプは持っていても水温計は持ってない人って結構いるんじゃない?寒い時は寒いんだから、そんなもの何の役に立つの?と考えている人も多い筈。ま、そんな人に耳を傾けてほしい話を少し。
水温が安定していてお魚の機嫌がよろしい4月後半から7月ぐらいまでは水温計の出番は少ないかもしれません。私はこの時期は自分の手で水温を測っちゃいます。大体の目安ですが、手を入れてビリビリするまでの時間が10秒よりも早ければ冷たい(釣りづらい)。それ以上であれば問題なし(Goodな水温)という感じ。
ですが、早春の季節1℃の変化はとても大きいんです。ご存知のように解禁から3月いっぱいは水温の変化はとても大きく、川であれば朝が8℃でも午後2時頃には13℃まで上がるのは茶飯事。だいたい私の経験で言えば、寒い時期は朝方の水温から3℃以上上昇すればかなりお魚の活性(スイッチ)が上がります。なので、この時期の釣りは主に10時〜14時までが中心。釣りは朝早いものと思って、3月の解禁日に日の出とともに釣りしている経験の少ない人は無駄打ちになるでしょう。
また、釣りをする前にいろいろなところを計ることによって、寒い季節はどんな所から温まってくるかよくわかります。無論寒い時期は少しでも水温が高く水の動きがあるところが有望。これが湖だと、あるスポットだけが湧水が多く水温が高かったり、夏は逆にちょうど良い水温だったり、そんなスポットを探し出せると釣りレベルがまた一段上がる事でしょう。
水温計はアナログとデジタルの二種類ありますが、どっちが良いととは言いがたいので私は二つ持ち。どちらが正確かという点ではアナログのほうが正確で、でデジタルはアナログよりも低い温度が出ることがほとんど。なので、計った温度にプラス1〜2℃で考えたほうが良いと思うのが私的な考え。
デジタルの場合は直接水につける必要がないので、車で徘徊している時に橋の上から計ったり、ウェーダーを履く前にポイントの選定の目安として計るのがおすすでしょうか。
私はマメじゃないのでその測り方は大雑把ですが、一つの川へ通っている人はデータ化することで魚のスイッチが入るパターンが読めるでしょう。あなたのベストには水温計は入っていますか?