2023秋のランカーシーバス狙い第一ラウンドは爆投と共に散る

シーバス釣行は昭和歌謡をつい口ずさみながら釣りをする事が多いのだけれど、今回の釣行では「ど根性ガエル」のエンディングテーマである「ど根性でヤンス」だけしか浮かんでこない。この歌を口ずさんでいる時はたいてい手応えが無くキャストが延々と続く時に、とどうしても歌ってしまうんですなぁ。しかし2番は思い出せないので1番のヘビーローテーションとなるんでヤンス。

秋のランカー便はどんな感じで釣りをするのかというと、沖の何も無いだだっ広い所でひたすらキャストを続けるというもの。船は比較的浅いコノシロが群れるポイントをドテラ流しで、ただただキャストを繰り返すだけ。釣り人の体力を著しく消耗させるので、ど根性を要求される漢の世界。気を抜いたり忘れた頃にガボっと出るけれど、4時間ひたすら投げても何も手応えが無いことはいたって普通。魚を釣りたいだけの人にはとても薦められない博打みたいなもの。そんな時間を過ごしたのが昨日の朝飯前の釣り。

とかく釣船というものは「昨日までは良かったんだよね。」とか、「先週は入れ食いだった。」と釣れ盛った過去のお話ばかり。さらに釣れない日が連続すると「多分、巻き網船が全部持っていってしまった。」と外的要素に疑惑を向けたり。もっともここ数年のランカーシーバス熱はルアーでの釣り方が確立された事で今までに無いくらい大物がキャッチできるようになったので、いくらリリースしていると言っても産卵前のこの時期に毎日釣り虐められている訳だから、シーバスのストレスは相当溜まっていらっしゃるでしょう。だから産卵している個体自体が減っているのでは無いかと考えているのが私の推論です。ここ数年2〜3年魚のシーバスが極端に減ってしますしね。もっとも私もそのランカーシーバスを虐めている釣り人なので何も言えませんが・・。

今年も「昨日までは良かった。」の、昨日の釣り人になりたいと思いながら通い続けるのですが、10年以上生き続けるシーバスはかなりスレている感じが否めません。私の大きなフライもそろそろ変化を迎える時期に入っているかな、なんて考えた昨日のランカー便。手応えがない時は自分が何か変えていかないとね。ということで、以下は昨日のお話。と言ってもここまで読めばオデコだったって事はわかるので、興味のない方はここでブログを閉じましょう。

荒川大橋
朝5時半に出船。目指すはコノシロが溜まっている場所。その年や季節によって場所は異なるけれど、おおよそ砂地で河口部付近の水深3〜8mくらいってところかな。魚が寄り添うストラクチャーがあるわけでではないので、コノシロの群れは流動的。シーバスはその群れに常についている訳でもないが捕食対象の近くには居るはずと信じて投げ続ける訳。
シーバスボート
ランカーが釣れ盛っている話があれば、平日であろうと船は大集結するので一目瞭然。んがしかし、シーバスボートはチラホラしかおらず。どの船も苦戦している様。私はGルーミスのNRX+スイッチロッド11フィート8番でひたすらキャストし続けたので、本日は筋肉痛でゴザイマス。
ビースティチェンジャー
ルアーの流行りはトップからチョイ沈みでやや小さめのサイズにっているのを考えるとビースティチェンジャーにも少し変化が欲しいところ。今回は船長が横でルアーをずっと投げまくっていて3バイトノーキャッチ。私は1バイトノーキャッチ。その確立差から考えても、何ら問題はないのだけれど、フッキング率を上げるには何か工夫が欲しい所。しかし私はあくまでもフック1本に拘ります。
中通しのフライ
帰ってきてすぐに次のフライパターンを考えてみた。このタイプは以前にも作っていたけれど、その時は金属のジョイントを使ったモデル。今回は少しでも軽くしようとチューブで中通しにするのはどうかと考えた。パイクフライを参考にもう少し変化させるかもしれませんが、まずは叩き台。チューブに変更はメガフライのタガメンの変化と同じかな。そう思うと今から3年前のタガメンが炸裂するほど大物がウブだった頃が懐かしい・・。

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。