関東圏で一番安い管釣りへ行ってみた(加須はなさき水上公園・プール)

最近はどこの管釣りも値上げラッシュで、釣具屋の私でさえその利用料の高さに足が遠のいてしまいます。そのせいもあってか、お財布に優しい各地のC&Rが賑わっているのかもしれませんな。さて、今回は埼玉県にあるプールのルアーフライ釣り場のお話。以前に「川越水上公園」と「しらこばと水上公園」はブログで紹介しましたが、今回は埼玉県にある三つ目のプールである「加須はなさき水上公園」をご紹介。

現在の管釣り利用料は地方の管釣りだと一日券で平均5千円前後まで跳ね上がっています。そんな中1日券が¥2,300というお財布に優しい場所がここ。川越水上公園の半日券が¥2,300なのでその半分の価格で楽しめるというのはとてもありがたい。多分、関東圏ではここが一番安く遊べるのではないでしょうか。但しお魚を持ち帰りたい人には制限尾数が3匹と少なく、釣る時間が少し短いという事がありますが、それでも朝9時から午後4時までの7時間を楽しむ事ができます。

私はプールで1日ガッツリやる気にはなれないので3時間券で遊びましたが、利用料は¥1,400と格安。土日はかなり混んでいるかと思いますが(入場制限あり)、自分の家の近所にこんなプールがあったら嬉しいなぁ。

———————————–
加須はなさき水上公園

場所:埼玉県加須市水深1722(HPはこちら
TEL:0480-65-7155
利用時間:9時〜16時
利用料金:HPにて確認してください
ルール:バーブレスフック・ワーム禁止・トラウトガム(革紐パターン)禁止・ドロッパー禁止・トレーラー禁止・ウキ/オモリの禁止(マーカータイプのインジケーターはOK)・ラバーネットの使用
*持ち帰り制限尾数あり

はなさき水上公園マップ
この水上公園へのアクセスは東北自動車道久喜ICか加須ICから10分程の場所。地元の方々は散歩やランニングを楽しまれています。釣りのシーズン中は駐車場は無料で多くの車が収容できます。奥の方には鯉の池があるみたいですが、今回はそちらを見にはいきませんでした。
銀杏並木
駐車場のすぐ脇には立派な銀杏並木が。写真を撮っている方が多くいらっしゃいました。
公園入り口
公園の入り口はこんな感じ。入って右手に総合案内所があります。
総合案内所
総合案内所で入漁証を購入しましょう。園内の釣りルールはここに書かれていますが、事前にHPに記載されているルールを読んでおくとをお勧めします。今回私は3時間券¥1,400をお支払いしました。
腕章
支払いを済ませると釣りを許可する腕章を渡されますので、それを腕にして釣りをします。3時間券には終了時間が書かれています。使い終わったら、また総合案内所に返却するようになっています。
さざなみプールB
フライフィッシングができるのはさざなみプールAとBになります。Bの方はウェーディング可能で、Aはウェーディング不可と説明を受けました。Bは最大水深1.0でAは0.9m。プールなので一般的な管釣りよりもずっと浅いので、シンキングラインは必要ありません。最初に私はインジケーターなしでティペットでアタリを取る方法を試しましたが、真ん中の水車の流れが左右に割れて、フライが常にドラッグが掛かる状態。その状態だと喰いがとても悪いので、周りの皆さんに習ってインジケーターを付けて釣ることに。
レインボートラウト
私は普通のスニーカーで釣りに行きましたが、リリースする時の事を考えるとニーブーツを履いて行った方が良いでしょう。水深が浅いので、インジケーターからフライまでの長さは60〜70cm程度が良いです。遠投するとラインが流れにつかまりドラッグが掛かりやすいので、ロッド3本分くらいの距離が釣果を伸ばすコツの様。どの場所でも満遍なく、このサイズが釣れました。
プールで釣り
遠投が出来る私は気張って大遠投してみますが、遠くでアタリが出てもアワセがうまくいかないし、ラインにすぐドラッグがかかってしまうので、ハッキリ言って遠投すると釣れないです。ちなみに私はやらかしてしまったのですが、4番ロッドに間違えて6番ラインというスタイル。車へ戻るのが面倒だったのでそのまま釣りましたが、そのお陰でキャストはそっと力を込めずロッドに負荷をかけすぎない様に気を使いました。
フライで釣り
コツを掴めば誰でも簡単に釣れる感じで程よく釣れます。ガン玉を使うことが出来ないので、フライは沈みやすいビーズヘッドタイプのフライがオススメ。
プールで釣り
波のプールA/Bは魚の持ち帰り禁止と書かれているので、この場所はオールキャッチ&リリース。一日券を買った場合は持ち帰りが3匹出来ますが、フライの場合はこのさざなみプールでしか出来ないので、フライで釣りへ行った場合は実質持ち帰りが出来ないということになります。魚が持ち帰ることができるエリアは流水プールのみですが、釣法はルアーとテンカラのみになります。
レインボートラウト
魚のコンディションはよくサイズは20〜40cmくらい。3時間で簡単にツ抜けしました。フライは主にタン系のカラーが反応が良く、ボリュームがあるフライが良いようです。平日はフライフィッシャーマンが10名程度でそれほど混雑はありませんでしたが、土日はかなり混雑するようです。埼玉県は冬の間、三つのプール管釣りがオープンするので、皆さんの家から近い管釣りを楽しんでみてはいかがでしょう? 家にこもってタイイングするのも良いですが、天気の良い日はお散歩感覚で楽しめる管釣りも良いものですよ。