爆風スランプの『Runner』を口ずさむシーバスフィッシング(シークロ)

強風と言われれば、まだ何となくフライフィッシングもできそうですが、爆風と言われると、「今日は中止だな、中止。」と言いたくなる事でしょう。しかしハーミットブログの検索欄に「爆風」と入れてみると、意外に爆風の中での釣りって多いんですな。

ハーミットのシーバスボートフィッシングの歴史は長く、ハーミットが所有していた世捨て丸以前にボスパーというお仲間のボートで釣りをしていた25年以上前のこと。爆風の中で新砂水門の真ん中でシーバスがボイルを続けているものの、あまりの爆風でキャスティングできないんです。そこで船を風上側に回し、風下に向かってフライラインをロッドを持ち上げた状態で伸ばすとそれは凧上げの様になり、海面にフライラインが付きません。その爆風を利用してラインを伸ばすだけ伸ばし、ロッドを下げて水面にラインを着水させて、ノーキャストでシーバスを釣り続けたという事がありました。

先日の金曜日夜はそこまでの爆風ではないものの、風裏を探してポイントへ到着すると風が逆方向になり、その風に翻弄されるという全アングルでのキャスティングが必要な釣りになってしまいました。風が右から吹いたりその逆になったり。そんな時にどんな向きでもキャスティングができるようになっていれば、普段のキャス練の成果が出るんですな。

今年もあと一週間となってしまいましたが、皆さんはフライフィッシング納めへ行かれましたか? 私はあと数回釣りへ行く予定でオリマス。

ということで、金曜日の夜はこんな釣りでした。お暇な方はご覧くださいまし。

『Runner』 歌:爆風スランプ(一部抜粋)

♪〜
かげりのない少年の季節は過ぎ去ってく(今でも僕らは少年の心)
風はいつも強く吹いている(冬の北西風はツライ)

走る走る俺たち(ボートで)
流れる汗もそのままに(キャスティングで汗かいた)
いつかたどり着いたら(シーバスの境地に)
君にうちあけられるだろう(そのパターンを)
〜♪

シークロ
今回の釣りはシークロの伊藤キャプテン艇。よりによって出船した途端に爆風となりました。最初は南が吹いていたのですが途中から北に変わり、のちに北西風です。海面は常に波立っている状態。
シークロ1
最初の数カ所は音信不通でしたが、その後は入るポイントは常に反応あり。海面が波立っている為か、澄み潮でもお魚の喰いは良い状態。
シークロ2
爆風に負けず工夫をしてキャスティングを繰り返せばご覧の通り。フライはホワイトゾンカー。
シークロ3
良い場所はサイズこそ伸びませんが、数釣りが楽しめました。風のせいかお魚はストラクチャーにタイトについている事はなく、どちらかというと灯りの外側についてました。
シーバス
昨年ハチマルを取ったお客様ですが、今年もロッドが中々立たず上がってきたのはこのサイズ。大物は隅っこが好きみたいです😆
シーバス
私はチューブフライを持ち込んでシーバスに遊んでもらいました。今回のシーバスサイズは30〜70弱という感じ。コノシロシーバスシーズンはほぼ終わりましたが、お魚の引きはまだまだパワフルさを感じた横浜の夜です。
シーバス4
これにて今年のシーバスフィッシングはお終い、と言いたいところですが、明日も寒さにめげずに出掛けてきます。皆さんの釣り納めはもう終わりましたか?

横浜の海でシーバスを釣りながら富士山の初冠雪を楽しむ

シークロのリュウちゃんがこう言うのである。
「まずはA面(タンカーの風の当たる側の面)を攻めてみましょう。」

その言葉に反応し、すぐに思い浮かんだ曲を口ずさみながら私はキャストする。
「A面で恋をして〜♪ウィンクのマシンガンで僕の胸を打ち抜いてよ〜♪」

世代的に近いリュウちゃんはすぐに反応するけれど、一緒に乗った若いお客さんは何の事だか分からない。本日のシーバスも似たようなもので、フローティングミノーに劇的に反応する個体もいればノロノロと付いてくるだけで鈍感な反応のヤツもおり、どの個体がスイッチが入るのかわかりゃしない。それが本日のシーバスくん。

早朝シーバスの好条件は、ベイト(餌となる小魚)・曇天・潮の動き・微風などなど。本日はこの好条件要素のうちのベイトと曇天で、それに時々微風でシーバスのスイッチが入るという具合。沖のタンカー周りで船ベリギリギリにフローティングミノーを通すとガバチョ!と出るのだが、よく見ると船艇の赤い塗料に並行してゴミのようなものが動いており、それがシーバスが捕食しているカタクチイワシ。その動きは底石に張り付くヨシノボリやヌマチチブみたいで、動いては止まっての繰り返しで決して船から離れない。その様子を見ているとフローティングミノーはベタ付けでキャストしなくてはいけないと察しが付く。

ベイトとなる魚の行動が分かれば、僕らはそれを真似てリトリーブすれば釣れると言うもの。気がつけば連発バイトがあり釣れる釣りは楽しいなぁ。気分が良くなるとまた私はまた昭和歌謡をつい口ずさむのである。

「唇 つんと尖らせて〜♪何かたくらむ表情は〜♪」
あれ?これはナイアガラ・トライアングルではなく、大瀧詠一でしたな。世代でないと分からないお話でゴメンナサイ。

そんな感じで余裕が出てきて船長と馬鹿話を続けていると、遠くの山々の隙間から一際高い顔を覗かせる富士山の姿。二日前は赤茶けた夏の顔をしていた富士山が、今日は山頂から少しだけ粉砂糖を掛けたケーキのよう。あぁ、もう秋なんだな。シーバスのシーズンを感じつつ、本栖湖シーズンも開幕したことを実感した本日出勤前の釣りでした。

横浜の海
出船は5時だったけれど、釣りばかり行っている私には日増しに陽が短くなっているのがわかる。本日はいかがかな?
シークロ
最近のシークロといえばリュウちゃん。これからは繁忙期なのでお休みがなくなるので、11月になる頃には人相が変わっているかもよ(笑)
リトリーブ
タンカーの際っきわにフローティングミノーを打ち込み、タンカーと並行して引くのですが、引いているスピードや、その動きも重要なんです。
シーバス
フローティングミノーで拾い釣りをすると、たまにこんな良いサイズが混じります。普段はニコパチを撮ることはないんですが、リュウちゃんがいると撮ってくれます。
東京湾のシーバス
サイズは45〜60センチ前後まで。パターンがはまればシーバスはもんどりうって出てきます。曇天が良かったのか、今日はいっぱいツレマシタ!
エンリコミノー
フローティングミノーでの釣りが飽きちゃったので、途中でエンリコミノーにインターミディエイトのタックルに変更。しかし少し沈めるスタイルに変えたのに、フライが水中へ没する前に下からシーバスが突き上げるので、エンリコミノーが空中に舞い上がってしまいます(笑) 水に馴染み始めてようやくヒットが続きます。
シーバス
最終的にはこんなサイズがドーンと出て大満足。今日はこれにて終了。
フライボックスの中身
一緒に行ったお客様のボックスを少し拝見。フライボックスには皆の夢が詰まっています。
シーバスボート
シーバスは完全にシーズンインしました。すでにボートの予約は一杯でしょうから、考える前に予約表の隙間へボート予約をねじ込んでしまいましょう。ボートの予約が入るほど、リュウちゃんのお休みは奪われますが・・(笑)