ハーミットでテレワーク(横浜の海にプカプカ浮かぶ)

緊急事態宣言を受けてめっきり来店者が減ってしまったハーミットですが、私的にはお店で暇することもなく、おかげさまでビンボー暇なしの日々を過ごしています。フライをもっと巻きたいなぁ。

先だって水道橋の今がニュースに流れましたが、東京は地域によりコロナの影響格差が凄いんです。ここ水道橋は東京ドームの人出で賑わっている地域なので、水道橋西口駅前の寂れ方は半端なく、飲食と事務所は廃業が多く空きだらけ。オリンピック需要を見越して建てたビルなんてずっと空のままだから、そりゃ酷いもんです。

さてそんな閑散とした水道橋にあるハーミットですが、稀な出勤日にハーミットへ寄るお客様がほとんど。特に車での来店が増えたのですが、お客様はお店で買い物する時間よりもハーミット前でエンジンをかけながら駐車する時間の方が長いのです。なぜだか想像して見てください。

昨今は会社には行かなくて良いものの、そのコミュニケーションをネットで会議をする機会が多く、それは時間が突然やってくるのです。

「やべ、会計お願いします。」と、そそくさに会計を済ませるお客様。

慌てて出て行ったかと思うと身なりを整えて、車へ乗るや否やネット回線に接続。ギリギリでネット会議に参加とあいなる訳です。そんなお客様たち、長い方は1時間以上お店の前で会議している人もいます(笑) こんな方々は電波さえ届けば、きっと船の上や渓流のせせらぎの側でもテレワークを始めるのでしょう(ちなみに釣りへ移動中の私の車の中で会議をした方もいます)。なので、ハーミットの店先ではきっと数億円以上の経済が廻っている事は間違いなし。

さて、そんなご時世ですが今回はテレワークはなさそうな方々を引き連れてボートでメバル&シーバスフィッシング。寒さも手伝ってメバル釣りは最盛期を迎えています。メバルの煮付けを食べたい方は、シーバスを釣るついでに2〜3本釣って持って帰るのも楽しみですね。昨日はそんなユルユルのフライフィッシングでした。

横浜のシーバス
まずはサクッと数釣りモードで、潮があたるボイルポイントで引っ張りの釣り。フローティングミノーでも釣れるけれど、最近は手堅くゾンカーやクラウザーミノーで釣ってもらってます。
フライフィッシングで遠投
明暗部へビシッと決まると、ひとまわり大きいシーバスくんが上がってきます。私は相変わらず一番小さいフライがエンリコのピーナッツバター3/0です。
オレンジ色の光はメバルの好ポイント?
シーバスは潮の当たっているある程度流れのある面が好きですが、メバルはそれよりも少し緩いところでライトたある場所を探して釣っていきます。そしてメバルのボイルはヤマメのディンプルライズの様。
横浜のメバル
いるところさえ見つけてしまえば一塊でいるので、海からワラワラと湧き出るように浮上するメバルを誘いのテクニックで釣っていきます。メバルだけを楽しむ場合は5〜6番のタックルだとより楽しめるでしょう。

 

吐き出されたカタクチイワシ
シーバスが吐き出すベイトはカタクチイワシ。サイズは6〜7センチ程度。フライのサイズで言うとやっぱりゾンカーやクラウザーミノーのサイズです。でも大物を狙う場合は最初の数投はインパクトのある大きなフライをキャストする方が良いでしょう。
冬のフライフィッシング
で、最後は隙間フェチの大物シーバスを狙ってラバーバンパーの奥の奥へキャスト。産卵から帰ってきて体力回復の為に食欲旺盛なシーバスが喰ってきます。今回は残念ながら70には少し届かなかったけれど、このサイズが複数本釣れたので、かなり楽しめました。どの個体もピーナッツバターを丸呑み。あと2週間もすれば今度はバチ抜けがチョロチョロと始まりますので、またフライのパターンが変わるかもしれませんが、お酒を飲みながらフライを巻く時間も私は大好きです。