サンデーアングラーの気持ちになって、あえて三連休のなか日に出掛けてみた件

ハーミットブログのコアファンの方々はいつもブログを隅々まで見て頂きまして、ありがとうございます。皆さんがいっぱい見てくれると、私は皆さんの広告観覧のおかげで、日にジュースが一本飲めるようになりました😆 まぁ、フライフィッシングってそれだけマイナーなスポーツという事なので、ブログで飯を食えるレベルになるのは、この業界では無理ってもんですな、ハイ・・・。

さて、ここを見て頂いている方はサンデーアングラーが多い様なので、皆に習って今回は先だっての三連休のど真ん中に、あえて人気の源流へ飛び込んで見る旅をしてきました。この時期に釣りをする条件は以前にも書いているかと思いますが、まずは標高が高い山を有している川であること。昨今は特に暑いので、1,500m以上あれば水は枯れずに8月に入っても水温は下がりにくく、良い釣りが成立するでしょう。なのでいつもであればこの時期は南アルプスを中心に出かけるのですが、今年は雪が多かったので他の地域でも充分釣りになると思い、行き慣れた北関東の源流を目指したのであります。

家を出たのは朝4時。お客様を連れだって現場に着いたのは7時少し前。この時間だったらひと組ぐらいは入っているのは仕方ないが、その下からゆっくりやれば良いかな、なんて思ったのが甘かった。私がやろうと思った川の車止めには、7時の時点でなんと5台駐車。数台がキノコ狩りやハイキングと考えても、4〜5名は川に入っている事でしょう。

さてどうする?

頭の中に考えておいた逃げの川は全部で三つ。しかし移動する度に時間が削られてしまうし、場所によっては車を停めてから林道を歩き、さらに川をポイントまで歩くので、プラス1時間以上の移動という試練。それを考えると2本目の川に車が何台停まっていようと、入渓する覚悟でいなければならなくなった。そして次の川へ着けば入渓点には既に車が一台。さらに後から1台軽トラが入ってきたが、そのおじさんは聞けばキノコ取り出そうな。

「お兄ちゃん、フライかい? 毛鉤には良い時期だから釣れるぞぉ〜!」なんておじさんの言葉に後押しされて、後追い状態で入渓するのでした。

そんな日曜日のお話は以下の通り。
お暇な方はご覧くださいまし。

源流の釣り。
林道をあること30分。すると通常車を止められない場所に車が3台・・。この上には林道がなく、確実に多くの人の後追い状態、今日は終わったな・・。川へ降りて10分ほど歩くといきなり写真の様に「入渓しましたゾ!」のお印として、フエルトソールの足跡。あえて見える場所にある圧力を感じる踏み跡だったので、普段はやらないだいぶ下流からイワナ釣りをスタートすることにした。
源流のイワナ
「とりあえずまだ時間が早いので、適当に練習を兼ねてキャストしてください。」と後ろで釣りを眺めていると、散発ライズ。そっと近づいて釣りを始めると、なんと浅い流れに何匹ものイワナが泳いでいるじゃありませんか。しかしそれにドライを投げても反応が薄かったので、トレーラーにニンフを付けてもらい、サクッと釣ってもらいました。
渓流のイワナ
その一本を皮切りに急にライズが始まり、この一つのプールで何本の魚が釣れたことか。大水の後の平常水位の戻り始めで、お魚はお腹が空いているらしく、完全に竿抜け状態ですな。前へ進む前に満足してしまいました。
堰堤
本来は堰堤を2基巻いて、さらにそこから40分歩いてから釣りを始めるのがいつものスタイルですが、二日前の警報級の大水があったお陰で、お魚は腹ペコ状態。堰堤を越える前に満足してしまいました。でもまだ10時にもなっていないので、一旦ロッドを仕舞い、堰堤を高巻いて上を目指します。
源流は激混み
いずれにしてもこの上には少なくとも数名以上の人がいる筈。なので、ポイントを一つ一つ丁寧に攻めて進むのですが、これまたお魚はスレておらず、普通に釣れ続けるのです。しばらく進むと、まだ午前中だというのにフィネスベイトを嗜む若者が降りてきた。その様子を聞けば数本しか釣れなかったとの事。さらに際上流部の滝上に入った方がいるという情報を頂いたので、更にゆっくり進む事にしました。
イワナ釣り
その後もイワナは8寸を中心にいると確信した場所からは必ずイワナが顔を出す状態。日曜日だし魚のプレッシャーは半端ないと思ったのですが、良いタイミングだったのか、なんか普段よりも釣れる感じ。
ナガレヒキガエル
釣り場ではナガレヒキガエルが僕らの釣りを眺めていました。カジカガエルも可愛いですがヒキガエルのドンと構えた風格やその歩き方が私は好き。いじめると毒を分泌する事があるけれど、過度に怖がる事はないかと思います。
イワナ釣り
その後もイワナは釣れ続けたので渓流釣りは大満足。お昼には休憩をゆっくりとり、滝を眺めてマイナスイオンを浴び、更にゲーターなのでわざと浸かってプールの水浴び状態。なんて健康的なスポーツなんでしょう。
渓流釣り
2時近くになった頃、空気が急に入れ替わり嫌な予感がしてきたので、充分満足した僕らはロッドを畳み、今登ってきた川原をゆっくりと下ることにした。するとタイミングを測ったかの様に雷様がゴロゴロ〜。途中で雨が酷くなりレインウェアを着て凌ぎましたが、雷嫌いの私には怖い時間。
トビナナフシ
釣り終えて車までの道のりは約1時間半。イブニングを別の川でやる時間はあったのですが、余裕で二桁釣果だったので、日帰り温泉で汗を流して帰ることにしました。その温泉までの道中では私の車に必死に捕まっていたトビナナフシ。温泉から出た後も必死に捕まっていたので、写真をパシャリ。そして森へ強制的に帰っていただきました。
イワナ釣り
かくして今回のサンデー釣行も上出来な釣りで大満足。帰りは汗を流してさっぱりした状態だったので、家へ着けばビールをがぶ飲みしたことは言うまでもありません。そして何を思ったか、この翌々日も私はまた川へ出かけたのであります。つづく・・。