イワナの悪食さはいろいろな書物やネットに溢れる写真で皆さんもご周知のとおり。その腹のいびつな形を見て想像すると、とてもストマックを入れる気にならないやつが釣れることは茶飯事。皆さんも一度は経験あるんじゃないかな?
さて、一昨日の新潟でのこと。台風接近で各地は大雨で警報が出ている最中、残り少ない渓流を楽しみてくて無理やり渓流へ行ってきましたヨ。ちょっと無謀な感じだったけれど、車で探して歩けば、濁りの少ないなんとかなりそうな川はあるもんです。
幾つかの川を見て回りたどり着いた川では、砂防堰堤が点在し普段ならばチャラ瀬が多くやらない場所。大雨の中で竿を振る人はどこにもおらず、その堰堤でしばしチビヤマメちゃんと遊び、少しずつ上流へ。
堰堤を5個程超えたところでイワナの聖域になったらしく、今度は少しゆるいところで魚が出始めた。あと数匹釣ったら帰ろうかなと思っていたところにガボッと出た7寸半ほどのイワナ君。あれまぁ、12番のフライを飲み込みやがった。口をあんぐり開けて中を見るとフライの他に何か得体の知れないものが生えているではありませんか。もしかして、寄生虫?
老眼でよく見えない目を細めて見たら、それは小魚の尻尾。その感じからするとカジカかアブラハヤといった感じ。消化もままならないうちにフライに食いつくなんて、何ともまぁ悪食なこと。人間でいえば、口からまだラーメンがはみ出ている状態で、ドンブリ飯にガッついている様なもんです。引き抜いてやろうかと思ったけれど、お腹がすくと困るのでやめました(笑)。
もう渓流シーズンもそろそろ終わり。
今年の渓流最後はどこへ出かけますか?