渓流のシーズンが終わってしまうと油ビレ好きの人たちは春の解禁に向けてタイイングに精を出し、釣りなんて行かないという人も多い。シーズン初めからボックスいっぱいのフライでチャレンジするのは私には羨ましい限りだけれども、半年近くもロッドを振っていないと解禁当初はキャスティングはままならないし、いざフライに魚が出てもアワセ切れ連発なんてことになるでしょうな、きっと。
そんなことにならないために東京近郊にはたくさんんのフライフィッシング練習場である管理釣り場があるわけですが、つい先だってサマーランドが『FISH UP 秋川湖』というルアーフライの管理釣り場をオープンしたので、その様子を見てきました。
サマーランドは東京の西にあるため私の家からはちょっと遠く、高速を使うのもなんかもったいないので新青梅街道を使って行ってみましたが、板橋区からおおよそ2時間半の行程。料金は1日¥4,700・6時間¥3,800・3時間¥3,100。朝霞ガーデン慣れしている私には少々お高めでしょうか。
ひと昔前、このサマーランドでヘラブナ釣りをした記憶がありますが、それとは別の池のようで、夏はカヌーやカヤック、SUPの体験ツアーをしているので、営業は秋から春までのよう。池の大きさは加賀フィッシングエリアのスペシャルポンドの半分ぐらいの大きさで、人工島などがあり雰囲気があります。ただフライ専用エリアとされている場所は思っている以上に狭く、4〜5人入ったらいっぱいになってしまうので、各ポイントのバックスペースが取れるところで振ることになります。
昨日の水温は14.6℃と申し分ないのですが、まだオープンしたばかりで魚が水に馴染んでいないのか、多くの魚は岸寄りを泳いでました。喰いが良い魚は水車の周辺の水が動いている場所。ドライへの反応はイマイチでマラブーリーチ中心で30本ほど釣ったところでやめました。水深は全体的に浅めなので、シンキングラインはタイプ1で十分な感じ。魚が落ち着いてくればどんなフライでも喰ってくると思いますが、現在はルースニングでステイさせる釣りが一番釣果を伸ばせると思います。ちなみに私はフローティングライン5番でリーダーでアタリを取るために5フィートほどにカットし、それに50cmほどのティペット4Xを足して、マラブーのスローリトリーブで釣ってました(ほとんどこの方法での釣果)。
まだオープンしたてで人は少なめですが、週を追うごとに賑やかになっていくことでしょう。近くにある養沢が10月末で今シーズンも終わりました(一部区間は日時限定で開いてるみたい)ので、近隣の方で行ってみたことがないひとは新たな釣り場として尋ねてみてください。