「雨ニモマケズ、風ニモマケズ・・。」で始まるのは、ご存知”宮沢賢治”の遺作。先だって氷雨降る中でひたすらロッドを振る僕らの行動は、”褒められもせず、苦にもされず、そういう者に”、僕らはなっていた気がします。
ハーミットのキャスティングスクールは以前から「台風の最中でも行ったことがある。」なんて私が豪語するものだから、こんな日でもきっと教えにくるだろう信じている、ハーミットキャス練信者が集まるのでアリマス。こういった週に1度以上はキャスティングをしていないと手が震えてしまう症状は、キャス練症候群とでも呼ぶのでしょう。
話は変わりますが、うちの愚息は左利きです。ですが、子供の頃にモノを書くのだけは右の方が良いと嫁に強制されたので、書き物だけは右手。いつだったか宿題をしている姿を見ていると、左手に持つ消しゴムで文字を消しながら同時に右手で字を書いているのを見て、常に両手を使っている人は時折不思議な行動を見せてくれるものだと感心してしまいました。なので、彼にフライロッドを握らせると右手でも左手でも振るのです(基本的には左でキャスティング)。そうだ、私もどんな状況でもロッドが振れる様にしなくては・・。
そんな風に思い、今回のキャス練で生徒にそれぞれの課題を与えた後、自分には左手の強化をするという課題を設けた。10年ほど前にその年の目標として、「今シーズンは左手で5魚種を釣ること。」なんてやった年以来、左手でキャスティングなんてトントしていなかったので、左手の動きはギクシャクするばかり。続けているとなんとかダブルホールができる程度にまで戻った。そんな状態を左手が痛くなるまで続け、少しだけ天候が回復した午後に朝霞ガーデンへ左手釣行をしに向かうのでした。
さて、そんな左手で釣る朝霞ガーデンは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし、と言ってもあまりに暗くて更にビチョビチョだったので、写真はほとんどありませぬ、悪しからず。