東京近郊で長良川上流部の雰囲気を味わう

祝・2022年長野県の一部は本日から解禁。今週末は多くの方が千曲川水系や犀川へ訪れることだとでしょう。昨日は残念ながらまだ解禁になっていないので、別のプランをいくつか考えてブログネタの旅をしようと、ギリギリまで考えてました。

プラン1:アニメ『スローループ』が盛り上がっていることもあり、ハーミットに聖地巡礼として訪れる方が多いので、私がその逆に横須賀巡礼してメバル釣りをしようかと思った企画。お土産としてシーにゃんのどら焼きも買えるしね。しかし、前日の情報収集だと用意が間に合わず却下。

プラン2:遠州灘でフライフィッシング開拓。冬の間は新たな釣りとしてサーフフィッシングのススメを深めようかと思いましたが、やっぱり前日情報収集だと用意が間に合わず却下。

プラン3:1日で3箇所回る、関東圏管釣り行脚。考えていたのは東名高速方面で、すそのフィッシングパーク開成水辺フォレストスプリングスFISH ON! 王禅寺の順で10本釣ったら即移動という過酷な釣り。しかし、移動時間とその費用を考えると私自身が楽しめないので却下と相成りました。

そして4番目のプランが昨日行った雪中渓流フライフィッシング。東京都心から100キロ圏内でお安く楽しめるフライフィッシングです。皆さもいかが?その様子は以下の通り。ちなみに上に書いたボツネタで書いて欲しいものがあれば、次回以降何かのタイミングで決行するかもしれません?

小菅川にある冬期ニジマス釣り場
ハーミットからだと約100キロの道のりでたどり着く小菅川。渓流の解禁は一般解禁と同じく3月なのだけれど、冬期ニジマス釣り場として11月〜2月末日まで日釣券¥1,000で楽しめます。
小菅川の釣り
都心と違い先日の雪が残っているので、ご覧の通り。道すがらがアイスバーンになっていると怖いので、今回は後輩の車を出してもらい、久しぶりに運転なしの釣り。実際には河原以外に雪はなかったので、心配するほどではなかったです。
ミッジの釣り
見つめる先にはレインボーがライズ。驚かせないように少し距離をとって身をかがめ、そこからのアプローチ。食べているミッジは32番サイズなので、釣るまでにかなり苦労が強いられましたヨ。
小菅川で雪中フライフィッシング
私は下流に下がってライズ散策。下流部はライズが始まるのが遅く12時を回ってからライズが増えた感じ。
ミッジでのフライフィッシング
持っているフライは一番小さいもので24番なので、それをアプローチ方法を色々と試行錯誤の上、なんとかレインボーをキャッチ。C&Rはスレまくっているので、ガップリとは喰わず皮一枚でフッキングする個体が多かった。
フライと本物の虫
フライが22番のフローティングニンフで飛んでいるのがこのサイズのユスリカ。今の私にゃぁこのサイズを巻く元気がありません。そして手元にある持ち玉だけでの釣行だったので、24番のフライは2本のみ、トホホ・・。
セッケイカワゲラ
雪のある時期に出現する虫では比較的大きいのがセッケイカワゲラ。とは言うものの、マクロ撮影にてこの大きさに写っているので、実際には20〜22番くらいのサイズでゴザイマス。この時期に小菅川へ行く時は、全体を細身に巻いた真っ黒のフライを作って行きましょう。ちなみに私はこのパターンを持っていなかったので、ひたすら小さいもので誤魔化しながら釣ったので、持ち玉の少なさが仇となり痺れちゃう釣りが続いたのでありました。
雪の中を釣り歩く
同じポイントばかり攻めているとスレて来るので、場所を変えて下流部へ。午後は早い流れでもライズがあったので、少し釣りが楽に。
トライコ22番
私はというとフライパターンがないので、モンタナ釣行の際に買ったトライコパラシュート22番でキャッチを伸ばしました。ミッジサイズで黒いのがコレしか無かったんです、ハイ・・。
小菅村のマンホール
ちなみに小菅村のマンホールはヤマメがあしらわれています。昼はポイントを休めるために、村で唯一やっていた廣瀬屋旅館にランチへ出掛けましたが、とても美味しくお値段がお手頃。
レインボートラウトのミッジング
ちなみに釣りをしていると後から来たアングラーに声を掛けられたのですが、ハーミットに集まる釣り仲間でした。「こんな雪の中をやるなんて、もの好きがいるもんだなと見てたんですよ。」と。そんなあなたも同類です(笑)
雪中の渓流釣り
風はほとんどなく魚の気難しさに翻弄されたけれど、雪景色の中で程よい釣果に恵まれ大満足。道の駅で温泉へ行く事も考えましたが、帰りたくなくなるので今回は青梅周りで速を使ってサクッと帰りましたとさ。

TGIF(小菅川冬期釣り場)

小菅川冬季マス釣り場
やっぱり奥多摩湖の上流は寒いのね。川の端っこは凍ってます。北海道でみる景色のよう。

気がつけば2週間も仕事をし続けていた私。個人事業主には休みなんてものは、休める時にしか休めないのでゴザイマス。

巷は政府が経団連などと連携して『プレミアムフライデー』なんて始めようとしているのはご存知?これは月末金曜日の仕事を早めに切り上げ、夕方からの空いた時間で消費を促そうというもの。フライフィッシングを嗜む皆さんにはプレミアムフライデーなんて名前ではなく、『 TGIF』を私は推奨しますかな。ご周知の通りアメリカでは『Thank God it’s Friday.』(やっと金曜だ、お疲れちゃん、的な)を縮めてTGIFと言いますが、フライフィッシャーマンは、『Thank Got it’s Fly Day!』(やった、早上がりの金曜日!イブニングでも行っちゃおうかな。)でしょう。「私は仏教徒だ。」なんて、突っ込みはお受けしません・・。

これハーミット的には流行らせようかと先日ベーキャンでの酒の席で思った次第。翌日釣りの予定がない人は最週末金曜日にFF仲間の集まるBASECAMPへ集まって釣り談義なんてどう?釣り友達が少ない人は私はFFをします的な目印で緑のアイテムを一つまとうということまで話したんですが、あとは酒の席だったので何を話したかどうか・・・。

前置きが長くてスミマセヌ。ということで5日以上釣りを開けると禁断症状が出る私にとって昨日は久々の釣り。千曲川の解禁までもう少しあるので、釣りへ行ってそうな仲間へメールして提案された寒狭川。日帰りには遠いからそれを却下。管釣りの本を出している私ですから知らない管釣りはとりあえず行っとこうと、とある管釣りへ。

で、行ってみたところ思っていた感じとはまるで違う雰囲気。釣り人は全てルアーでフライフィッッシャーマンは私一人、ライズは死ぬほどしてますが皆さんルアーを真剣な顔で投げて釣果はポツリポツリ。ミッジには好反応で入れ食いですが、ものすごく居心地が悪いので20分で退散。

バレンタインデーに持て余した時間を癒してくれる方はいないので、考えるのは次なる釣り場。そして思いついたのがちょっと遠いけれど小管川冬季ニジマス釣り場。解禁時はC&R区間に多くの人が訪れますが、冬は小菅役場前でレンボーのC&Rをやっていて、それも一日¥1,000というお手頃価格。峠越えが少し心配だったけれど時間もお昼近くだったので問題なし。2時間半をかけてやってきましたとさ。

チョコなんていらない!と強がってみせる私。最も釣行時以外はチョコ食べませんから。嫁からもらうのも毎年ビールかワインだしね。

釣り人は私を含めて3名。やっぱり道路がテカテカだった場合を考えると、平日はこのくらいの賑わいなんでしょう。こちらもミッジで最初はバンバン釣れてました。が、すぐにスレて10本を超える頃には下火に・・。ちょうど頃合いが良い時に雪雲が出てきたので、数時間ほどで退散しましたが久々に楽しんだ管釣りの旅。こんな釣り情報書いてはみたけれど、間も無く解禁なので役に立たないかな。そして一日を振り返ると合計8時間以上走っていたので、寒狭川日帰りもできたかも・・・、チャンチャン。

小菅のレインボーは魚体も体型もとても綺麗です。
今回の相棒はWinston Boron III LS 8フィート4番ウェーブレングストラウトライン
ミッジは長良川の余りを使用。今年は解禁に向かってのフライタイイングが進んでいないので、今後の持ち弾が心配・・。
入漁証はここの中で購入できます。
村をあげて釣りにとても力を入れてます。