今年はハクモクレンの開花が早いようで、通勤のすがらに見られるその並木には、7〜8個の可愛らしい花が咲き始めました。釣り人の五感は研ぎ澄まされているからいろいろなもので季節を判断もできるけれど、花を見て川へ行かなくちゃという気持ち。やっぱり遡上魚が川に戻ってくると嬉しいからね。
サクラマスの前哨戦というほどのものではないけれど、サイズ的には小ぶりなサクラマスサイズ、そして遡上魚という季節を感じる魚。オレンジ色のニクイ奴は今年もそろそろかな?と、橋を覗けば、いるじゃないですか。そのお姿は鯉に混じって存在感のあるシャープなボディ。それも第一陣は60cm近くある。といってもまだ群れじゃないのね。河原へ近づくと、すっと背に隠れちゃうあたりは、管釣りのマスとはチト違う難しさ。でも、大挙して訪れるころには誰でも簡単に釣れる魚なので、ぜひとも多くの人にチャレンジして欲しいところ。
さて、結果から先に申し上げると、今回はまだ数えるほどしか入ってきてないので、完全に無視された感じ。なぜかその群れにボラも混じっているので、本格的なシーズンインは次の大潮あたりからでしょうから、皆さんタックルのご準備を!
マルタ釣りのタックルはこんな感じ。
ロッド:8フィート以上の5〜6番 →最大60cmを超えるオレンジ色のニクイ奴は1キロオーバー。腰がない定番程じゃ辛いので、6番がオススメかな?
リール:重さは1.5kgオーバーに流れを背負って下流に走るので、場合によってはバッキングラインも必要になるので、余裕を持ったバッッキングで。時に外道の鯉がかかれば5キロオーバーの重量級、はっきり言って持久戦です。
リーダー:9フィート2〜3X(エックス)、要はリーダーの先っちょが2号くらいは欲しいところ
ティペット:ハリスに当たるティペットは4Xはだいたい1号。細くしてスリルを味わう前にまずは確実にキャッチを
フライ : 管釣りフライのニンフを何でもお試しあれ。カラーは日によって変わるが、そんなにシビアじゃないので、ほとんどのカラーで釣ったことがります。
さて、釣れないからと言って、トボトボと帰る私じゃございません。なんか釣らねばおさまらないから、サイトフィッシングで鯉を探して狙うことに。ダウンクロス(下流の斜め下)の位置にいる鯉だけを探してキャスティングすれば、何の躊躇もなくフライをスッポリ。
ロッドはこの通り満月に。魚は予想よりも大きすぎて河原を下ること100m。ランディングに20分もかかったのは久しぶりでございます。上がってきた巨体は、バットからストリッピングガイドの位置よりも大きい82cm。鯉さんお疲れ様でした。
今回の釣行費用ガソリン代往復で¥400なり。ちなみに次の大潮は21日の日曜日。私に騙されたと思って近所の川を覗いてみてね(潮留水門のない河川・ポイントは瀬です)。きっとイイコトありますヨ。