継続は力なり?

昨日はキャスティングスクールをお休みし、ダブルハンド練習会ということで今回8名のフライフィッシャーマンが集まって意見交換し、またダブハン初心者には諸先輩方がアドバイスするという勉強会です。


私はもちろん一年の半分はダブハンを振り回してますが、シングルと違い初心者レベルの人を教えるのは問題ないとしても、中級以上の人には教えるレベルではありません。特に私はダブハンに関しては釣り中心で物事を進めきたので、雑誌やYoutubeで見かける様な難しいキャストをリクエストされても私にはでできませんから。

シングルでもダブルでも同じことですが100名教えるとだいたい1〜2割の割合でレフティの方がいらっしゃいます。シングルの場合はそれぞれの利き腕だけで釣りは問題なくできるのですが、ダブルハンドの場合はちょっと違います。もちろん利き腕だけのままで釣ることは可能ですが、ダブルハンドの場合は両利きになってしまう方が釣りは断然有利なんです。

ダブルハンドのキャスティングは川の流れに対して、どちらの岸に立つかによってそれぞれ最低二種類の投げ方が必要になるので、合計4種類の投げ方を覚えます。例えば右利きの人が左岸に立った場合(上流から下流を見て左岸)は、通常シングルスペイかスナップTなどでキャスティングすると思いますが、この状態で上流から強い風が吹いた場合(右頬に風を受ける状態)、どうしてもループが風で自分の方へ流されてしまい危険になるので、Dループを自分の左肩側に作る必要があります。

今の私は右(右手軸)でしか振っていないので、ダブルスペイのキャックハンド(Cack Handed)という通常のダブルスペイの裏返しで投げているのですが、これがまた投げにくいんです。もし私がダブハンは両利きになってしまえば、その逆になるので通常のダブルスペイで投げれるので、とても快適にキャスティングができる訳です。

言葉にするとややこしい話ですが、簡潔に言えば昨日はレフティのお客さんを見ていたら「両利きになりなさい。」とお告げがあった様な気がして、ずっと左(左手軸)で振ってました。

シングルハンドの左手振りはダブルホールがぎこちないレベルだけれど、ダブルハンドはどこまで上達できるかな? 継続は力なり、いずれはどちらでも大差がないキャスティングを求めて精進いたします。

写真左から右の流れで右岸立ち。この場合は左手が上でロッドを握り、Tスナップ、あるいはサークルキャストでスペイフィッシング。要は自分の体にフライが当たらず、目的の場所へフライが飛べば良いのですが、これがなかなかどうして。
最近はスイッチロッドを購入する方が増えました。短い分だけ、シュートのタイミングがタイトになります。