楽しきハードワーク

梅雨のジメジメが近づいてきた感じは微塵もない昨日の釣り。6月の関東でフリースを着たまま釣りをするなんて、私にはとても珍しいこと。さらに下流部の本流で朝の水温が14.0℃と、この時期としては予想外に冷たかった。

6月はモーニングライズの季節なので夜明けとともにロッドを振り始め、日没に竿を収めるという超ハードな季節。でも日増しに色濃くなる新緑の渓流は今だけなので、その変化を楽しみながら釣りをしたいのであれば、出かけるしかありません。仕事が忙しくて行けないなんて理由付けせず、無理矢理にでも時間を作って山へ出かけてみませんか?マイナスイオンも手伝って、きっとその翌日からもっと質の良い仕事ができると思います。

季節は早足。そして人生も思っている以上に駆け足で過ぎていく。私は毎週を無駄にせず、今後もお休みの日は全て釣りに費やす馬鹿者でゴザイマス。

夜明けは太陽が顔を出すまでとても寒かった。大きな流れで仲間と横並びで大物を狙うも、ハッチが少なく朝の釣りは不発だった。
本流で目立った大きな虫はマダラカゲロウとヒラタカゲロウなど。支流では大型の黒いカディスと細腰亜目の陸生昆虫たち。アントやワスプ類をタイイングする季節になりましたヨ。
人気の河川は人だらけなので、少し時間をおいて遅い時間に入渓。支流の水温は入渓時9.5℃退渓時で12℃ほど。まだまだ水温が低いので、寝ぼけイワナの活性はお昼ごろです。
堰堤に見える35cmほどのイワナのサイトフィッシングをしていたら、#12のマダラのスペントフライにした途端に横っ飛びで食いついてきたヤマメちゃん。イワナはどうしたかって?もちろんスプークされて釣れません(笑)
ヤマメなのに朱点が少し見えて紋が変わっているのがこの川特有のもの。
ライズにはムラがあって風が吹くと止み、風が止んで太陽が出るとライズの嵐。でもミッジを食っているので、何を投げても食いつきません(笑)
色々な人に叩かれ続けている河川だけに、隅っこの投げにくところからしか魚は顔を出しません。難易度は結構高い沢と言えます。
イブニングは本流へ戻ってスイングの釣り。闇に紛れる前に釣れた満足のいく個体。でも使ったネットがデカ過ぎて魚はすっぽり収まるので、どう撮っても大きく見えないのが玉に瑕(笑)