本栖人(夢追い人)

神秘的な本栖湖の紺碧に魅了された昨日の本栖人(もとすびと)は約20名。富士山を見ながら仕事を忘れ糸を垂れるのも良し。この釣りを苦行と捉えるのも良し。それぞれの釣りを終えると、そのほとんどの人が手ぶらで帰るのだが、それが普通の湖。しかし誰ひとり文句を言うものはいない。皆が秘めた思いは、”いつかはこの湖で夢の魚をキャッチしたい” それに尽きるのかもしれない。

昨日は朝暗いうちから先週と同じ順番で回る予定でしたが、入ろうと思うポイントは皆さんがいらっしゃるので、少しずつポイントをずらして釣ってました。釣果?いつものように坊主でゴザイマス。

書くことがありません、お後がよろしいようで・・・。

朝の気温はマイナス3℃。本栖湖らしい気温になってきたけれど、手が凍らないのでまだそんなに寒さを感じない。ベイトの反応なし、生体反応なし。先週の魚たちも姿を見せることがなかった。
12月に入ったので南岸の道路が通行止めになりました。なのでここ川尻が一番遠い場所。そして一番寒い場所。龍ケ岳側に入った人は何匹か釣ってました。
急深のポイントで釣りをしていると湖側に吸い寄せられてしまいそうな気分。そしてその紺碧を見ていると、湖だけれど映画『グランブルー』を思い出す。最深部は122m。
私の湖仙荘3点セット。信玄餅は誰にあげても文句は出ないので鉄板。かつては年券(¥8,000)で釣りをしていたけれど、今は年に7〜8回しか行かないので、日釣券に切り替えたのが18年前。中には山梨県の共通年券で釣りへ来られる方も。山梨県の年券を買えば、春シーズンに早川水系や本栖湖裏にある栃代川とダブルヘッダーなんてのもできます。
イブニングは烈風に耐えた時間で、朝方よりも寒かった。全身で受ける波しぶきはまるで海のよう。人生と同じで、上手くいかないものですなぁ。