Kokomo

夏になると私の車からはThe Beach BoysKokomo。トム・クールーズが主役を演じた映画『カクテル』の主題歌です。この音楽を聴くとバハマの海でボーンフィッシュを終えシャワーを浴びて火照った体を冷やした後、ロッジのバーで飲んだコロナビールとテキーラを思い出します。波音を聴きながら南国のゆっくりした時間を過ごすのはとても贅沢な気分、沖縄もしかり。

さて、そんな気持ちは先週の事。今週は足を新潟へ向けて高地でイワナ釣りを楽しむことに。到着してまずはゲーターとウェーダーのいずれを履くかで悩み、ウェーダーを履いて大失敗。雨を予想したけれど、午前中はピーカンの暑さで蒸し風呂状態でゴザイマス。そしてランディングネットは水を切りたくて、真横にして思いっきり手首のスナップを生かしたら、ボッキリ折れました(多分ヒビが入っていたのでしょう)。

いつもの渓は魚の成長が遅いのか、例年よりも幾分小さめの連発が続く状態。前日の雨で20cm増は言い訳要素だけれど、進む渓に大魚の影なし。川を何本か替えて遡行するも数は二桁以上は釣れたものの結局最大で7寸半という釣果だけれど、数で癒されたのでよしとする。

南国で伸びきった足の筋肉を山で筋トレしたような1日。遡行距離に比例して汗は死ぬほどかいたけれど、結局釣りを終えて家で飲むビールは、場所を問わずと美味しいんです。

さて、渓流はそろそろ一旦お休みにして、今度は近海でしょっぱいモードかな?今年はどんなドラマが待っているのやら。

サイズは全部これくらい。フライを小さくすると5寸サイズの入れ食いになるので、12番のフックで1日通しました。
重いながれは反応が鈍く、脇に流れる分流でテロテロの場所が好反応。魚の機嫌が悪い見たい。顔もなんだか、いつもより少しお怒り気味。
振り返ればすっかり夏。蝉は本格的に鳴きまくり暑さを増幅させる。そして蝉とリンクして飛ぶアキアカネ。夏のピークを前に秋を感じます。
今回の釣行で正面からいっぱい写真を撮って見ましたが、一番のカエル顔は彼でした。やっぱり愛らしいお顔。
赤い石の川から、底石の白い川へ移動し、先行しながら遡行。でも反応は同じ。大物はたまに出てくるけれど、フライに食いつきもせず一瞥するだけ。その後二度と浮くことは無し。
決して魚は少ない訳ではないけれど、大きさが変わらないとやる気が削がれてしまう。
河原にはバッタが飛び始め、秋パターンもそろそろ準備という感じがしてきました。