3日遠征のクライマックスは初日の15分で終わったしまったブラウンハント

昨年の事。イブニングのポイントでナナマルはありそうなブラウンが三角形のお口を出してヒゲナガを頬張っているのを見つけた。もちろん果敢にチャレンジはしたものの、左岸側ではどうしてもポイントに上手くフライが流せず、結果的にそれより一回り小さいサイズをキャッチした事で終わってしまったブラウンハント。その光景が忘れられずに3週間後にまた出かけてチャレンジしたが、大物ブラウンは姿を見せる事はなかった。

あれから一年。何年も生き続けるブラウンは、まだあの場所にいるのではなかろうか。そのための準備は万端、の筈・・。今年はその大物を狙いに少し前倒しにして行くことにしたのだが、この地へ通い始めてもうすぐ10年近くになる。しかし、いまだに季節と場所が読みきれずに信州の中で彷徨い続けている。素直に有名な場所(川)へ行けば良いのだけれど、新たな地を探すフロンティア・スピリットが私は好きな為に北関東のサクラマスも然りで、同じように釣り場を彷徨っている。人が集まる場所が苦手な私は、人気のある釣り場へ行く事は稀なのでありマス。

今回は遠征に三日を当て、初日は8時半に到着。メインはイブニングのあのポイントだから、まずは肩慣らしと別の場所へ入渓。日中はドライで探ってダメならばスイングという作戦を考え、まずはヒゲナガを結んでみた。穏やかな流れのシャローへキャストしてみる。上流へ移動しながら数回は投げただろうか。「この穏やかな流れの下には大きな底石があるから出るんじゃね〜の。」とポジティブな気持ちでヒゲナガドライを投げたらアッサリとフライを咥えたゴーマルサイズ。やべぇ、今年は入れ喰いか?

そんな事を思ったのが開始から15分。その後は丸三日間な〜んも無く、ただ盛り下がる一方でした、チャンチャン。

そんな信州遠征は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

信州でブラウンハント
ちなみにいつもこの旅で購入する入漁証は数知れず。実はいくつもの漁協の管轄を移動しているので、日に3種類の入漁証を買う事もしばしば。現場へ入って水の色と増減を確認して河川を決め、さらにポイントを絞り込んでいきます。なので、信州へ入ってからの移動距離は半端ないです。
とある川
釣れる釣れないは別として、こんな景色の中でダブルハンドを振るのは気持ちが良いものです。
ブラウントラウト
車から歩いて20分。いつものポイントへ行き、この辺で出るのではとヒゲナガドライをキャストしたら出た個体。残念ながら鵜(ウ)にやられて傷モノ。ワニバサミ状態でやれたようで、反対面はもっと汚かったので写真には撮れなかった。釣行開始からわずか15分の出来事。
様変わりしたポイント
今日は幸先が良いと思い、ドライをやったりウェットでスイングを続けるも、チビのアタリさえ無し。もっともこの川は歩いて釣る川なので、そう簡単に入れ喰いなんて事はありません。仕方なく別の川へ行くもダメだったので、予定していたイブニングの川へさらに移動。するとそのポイントはこの冬に工事が入ったらしく、見事なぐらいに真っ直ぐになってしまった、あ〜ぁ。もうこの時点で今回の目的は終わりました。
着ぐるみ
目的を見失った僕らは移動を決断し、翌日は人気の場所へ状況を見に行った。するとそこはピンポイントで昨日夕立にあったらしく、轟々と流れる泥水。ポイント移動だけでも1時間以上掛かるというのに、トンボ帰りする事になるなんてホントついていない。イブニングはミッキーマウス?のポイントへ入ると、仲間がブラウンをヒット。しかしランディング前にバラシ。
イブニングの釣り
その後はヒゲナガが飛ぶであろう19時までスイングをしまくったが、水面への反応は何もない。私にいたっては、アタリもな〜んもない一日になってしまった。この時点で回った漁協は4団体。その翌日はまた違う漁協だったりして。
信州の川
三日目はふた手に分かれ、私は車を置いた場所から延々と上へ歩き、ポイントを確認してから良さげな場所のみスイングをするというスタイル。釣り仲間はそのままずっと釣り降り続けたらしいが、反応はチビブラウンのみだったそうな。私は相変わらずな〜んもなし。よく歩いたなぁ。
上流の流れ
暑い割りには水温が低いのだけれど、せっかくだから少し上流のポイントでチビブラウンをドライで釣ろうという事になったが、いつもたくさんいるチビブラウンが全くいない。ガックシ・・。
アイスクリーム
心が挫けそうだったので、アイスクリームで一旦リセット。更に別の場所へ移動し、イブニングのヒゲナガドライに賭ける事に。
イエローサリー
イブニングに良さげなポイントを探し、腰を据えてライズを待つ僕ら。16時半にはイエローサリーが飛び始めたが、メイフライは流れておらずライズするものは一切無し。
夕闇
日没は18時46分。その後30分待っても水面を流れる虫が一切無かったので、諦めました。この三日間の日中はとても暑くて夕立続きだったのですが、朝夕は激冷え。夕焼けを見上げてもメイフライのスピナーフォールが多少あっても、ヒゲナガは全く飛んでくれませんでした。
ブラウントラウト
この三日間は歩きに歩いた。そして投げまくったが、盛り上がりは最初の15分のみで後は盛り下がるのみ。夜に酌み交わすお酒も何となく寂しく、スイングブラザーズの二人はリベンジを決意するのでありました。

スズキのエンジンを駆ってダブルヘッダーを試みる(東京湾&芦ノ湖クルーズ)

釣り人にとって5月の新緑は美しく魚の行動が活発になる季節なので、一年のほとんどが5月でも良いと思う程、釣りにはベストシーズン。あっという間に過ぎて行くこの一ヶ月をどう無駄なく釣りの計画を立てようかと考える訳ですが、私には釣りたい魚が多過ぎて休日が足りません。かといって仕事をせずに休み過ぎたら、お店は潰れちゃいますなぁ。仕方ない、体を酷使するしかないか・・。

私は若い頃はオートバイが好きで色々なメーカーのバイクに乗ってきたのですが、スズキのバイクはハスラーという2ストロークのオフロードバイクに乗っていました。現在はその名前は軽自動車に継承されましたよね。

スズキをはじめとする2輪を作っているメーカーさんは船外機のエンジンも手掛けていて、現在ではヤマハ・スズキ・ホンダが製造しています。その人気はヤマハとスズキで二分しているイメージですが、特にスズキは値頃感と壊れにくさから多くのボートに採用されているように感じます。

と言うことでスズキの船外機のお話は後付けで考えた事なのですが、毎年恒例の「ゴールデンウィークはシーバス」を実行する為に、スズキのエンジンを駆るシークロでシーバスへ行ってきました(スズキにはスズキ)。しかしながら適水温が続く芦ノ湖のドラワカも気になってしまい、ダブルヘッダーにしてしまった私。芦ノ湖もスズキのエンジンを搭載した和船ボートですが、そんなお馬鹿な釣りに若者を連れ回し14時間耐久レースのようなフライフィッシングを実行。久しぶりに『ポップ吉村の伝説』を読み返していたので、丁度良いスズキ繋がりかな。

お暇な方はご覧くださいまし。

集合マフラーのお話
バイク好きな人は誰でも知っているポップ吉村。僕らはその世代なので、4ストロークエンジンに乗っていた方は集合マフラーが欲しかった筈。この本は当時のお話が載っているのだけれど、大藪春彦の『汚れた英雄』の登場人物とリンクするので、私にはたまらない本なのである。
横浜の夜
シーバスのスタートは午前2時。爆風の中、東神奈川にあるシークロから横浜の海に出発。その爆風は出航できるかどうかのギリギリの風で本牧は風速13m。北西風だから今回は出船したけれど、南だったら出船できない状況。船を走らせると案の定ビショビショになりました。
東京湾クルーズ
昨年末にシーバスに連れて行ったYくんを今回も連れ出してみた。横浜の海は荒れに荒れて風裏を探すのが一苦労。釣りというよりは風裏を探しての時間が長いので、 さしずめ東京湾横浜クルーズと言ったところ。
ヒラフッコ
海が荒れるとマルスズキよりもヒラスズキが釣れる? サラシが好きなヒラはこんな日が絶好のエサ日和なのでしょう。東京湾の平均気温が昔よりも上がった為なのか、ヒラスズキの釣れる確率が多くなってきた。
シーバス
私もそれに続けとシーバスをゲット。フライを巻かずに手元にあるものを使っているので、使い古しのフライの針先が甘いのかフッキングにひと苦労。
東京湾クルーズ
夜が明けてみるとゴールデンウィークの海はタンカーが少なく、タンカー脇をフローティングミノーで撃つ作戦は船の少なさに遠くの船を目指す事に。一瞬だけ風はおさまったものの、大荒れの東京湾。そんな荒天時の海原でスズキの船外機は安心を与えてくれます。シーバス(スズキ)釣りにはやっぱりスズキのエンジンですな😆
シーバス
タンカー周りはうねりが高くて数隻しか攻める事ができなかったけれど、シーバスはもんどり打って出てくる。このシーバスを最後に東京湾クルーズ終了。さて、陸へ上がったら芦ノ湖を目指そうっと。ゴールデンウィークだから、芦ノ湖まで渋滞に巻き込まれるかどうかが心配。
芦ノ湖クルーズ
横浜を出たのは7時少し前で、8時半には湖尻にあるうえ乃ボートに到着。同じ神奈川県なのに芦ノ湖は微風で良い状態。しかしピーカンなのはドラワカにはちょっと良くない状況。でもフライには出てくれるだろうと早々にボートを南に向けた、芦ノ湖クルーズの始まり。
芦ノ湖
横浜の海は90馬力のスズキのエンジンだったが、今度は15馬力の和船。広々としたデッキは二人でフライを振り回しても充分な余裕がある。到着早々フライリールからラインを出している最中に、目の前でブラウンのボイル。慌てて投げるも間に合わず。
芦ノ湖クルーズ
船を進めると岩の影から出てくるブラウンたち。しかしフライにヨロヨロと付いてくるだけで喰いっけが無い。唯一フライにバイトした個体は操船中に流しっぱなしにしたドラワカに喰いついた奴だが、残念ながらフッキングまでには至らなかった。
バイトはあるけれど・・・。
午後15時以降は再び喰いがたつだろうとポジティブに考えて、その間にボートハウスに戻って食事を済ませ再び戻る僕ら。その後もあと一歩というところまでブラウンを追わせるが、フッキングに至らず残念。17時の時間いっぱいまで投げ倒したが今回のドラワカは撃沈しました。ま、このピーカンでは致し方ないかな。それにしてもまぁ、朝の2時から15時まで移動を除けばほぼノンストップで釣り続ける僕ら。釣り終わった後はすぐに次の計画を考えている立派な釣りバカ達でした。