ココアからアメリカンコーヒーに変わったけれど徒労に終わった本流

今回の釣行は本流で一日中スイング予定だったのだけれど、到着して川を覗けばココア色。そういえば前日の雨は結構降ったよなぁ。それにこのシーズンは代掻きだから、雨が降ると本流はすぐに濁ってしまう。水の色に関しては以前ブログに書いたけれど、こんな時は上流へ移動してヤマメかイワナ狙いをして、イブニングは再び本流へ戻れば、状況によっては濁りは取れている事もあるので、そんな作戦に変更する事にした。

しかし、最初から上流で釣る予定であれば釣り場まで東京から1時間40分もあれば着くのだけれど、かなり下流部に位置するこの本流から最上流部を目指すと、その行程は全て下道。google様に聞いてみると移動距離は約65キロで、1時間半を要してしまうのである。なので、家を出発したのは5時半でも釣り開始時間は10時近くになってしまう事になるが、運転好きの私はそんな事でへこたれません。

という事で、今回は本流から支流へ向かいそこからヤマメ狙いのスタートでしたが、さらにまた本流へ戻ってスイングをしたので、総移動距離は600キロ弱となってしまいましたとさ。

そんな管理人の様子は以下の通り。お暇な方は日増しに緑濃くなる河原景色をお楽しみください。

北関東の渓流
朝はフリースを着込んでいたけれど、現場に着く頃には気温が上がり、厚着なんてしていられない。木漏れ日が素敵な渓流へ入渓すればすぐにライズを見つける。この時期は日中が一番虫っけがあるんです。
ヤマメ
居付きのヤマメちゃんはまだ少し錆びている感じ。活発にライズして水面付近のミッジを一生懸命に食べてました。
マダラカゲロウの一種
ふと自分の肩に目をやれば、ヒメフタオカゲロウが。サイズにして14番ぐらいかな。マダラ模様のウイングが特徴です。
北関東の川
私は一旦下流に降り、そこから上流を目指したので、先行した釣り仲間に会うまでにかなりの時間を要した。聞けば同じように沢山釣っていたが、スレている個体も多いとか。かなり山岳部の渓流なので、ヤマメはまだ育っておらず、サイズは6寸半平均でたまに7寸ちょっとが顔を出す感じ。
ヤマメ
大きい魚は出ないけれど、天然物が多い川なので美しい魚体の子がほとんど。水温は11℃とまだちょっと低いかな。
北関東の川
お魚はどこでも出てくるので、時間を掛けて進んでしまい、予定の退渓点まで行くことが出来ず、途中退渓をした僕ら。数はたくさん釣ったので充分楽しめました。
イワナ
今年始めてのチビイワナ。巻きのポイントへフライを入れたら出てきましたよ。君たちと遊ぶのはあと一ヶ月は先かな。このイワナを最後に退渓し、また本流を目指すのでした。
本流は軽い濁り
本流へ立ち込めば濁りはだいぶ取れていて、膝まで入水した時にウェーディングシューズがギリギリ見えるかどうかぐらいの濁り。これなら釣れるだろうとスイング開始。しかし本流も水温が少し低い事がマイナス材料。
ウェットフライのスイング
いつもの様にリードフライがグリズリーキング。ドロッパーにダンケルド。ティペットは0X。水位はプラス15センチ程度。気持ちはいつもポジティブなんだけれど、大河に糸を垂れた途端に疑心暗鬼になる。
トワイライトな時間
トワイライトなプライムタイムに入ると、対岸にルアーマンが入ってくる。仕事終わりの一投なのでしょう。ウェーダーを履かずに15分ほど様子を見て、駄目ならばすぐに帰ってしまう。地元ならではのショートタイムフィッシングは羨ましい。徐々に暗くなっていくが、スイングフライへの反応は「ノー、コツン」。

 

スピナーフォール
真っ暗になるまでスイングし続けるけれど、最後まで雑魚のアタリさえありませんでした。水面にカメラを向ければたくさんのスピナーが流下。日中に見かけるカワゲラも珍しくこの時間に流下するほど川面は賑やかなのに対して、お魚は機嫌が悪い様です。今回の本流はな〜んもありませんでしたとさ。

 

ドラワカ、リベンジ。ブラウントラウトを求めて芦ノ湖旅

産卵を終えたワカサギは湖岸付近でフラフラと泳ぎ、その身をトラウトに捧げて一生を遂げる。年魚であるワカサギは産卵を終えれば泳ぐ力はほとんど残っていないので、トラウトにとっては簡単に手に入る食事となる訳だ。

ワカサギの産卵時期は芦ノ湖では3月後半から4月末ぐらいまでで、僕らはその季節にニセモノのワカサギを模したフライを浮かべるが、「ワカサギフライ」と繋げて書いてしまうと、それは僕らのエサであるワカサギ定食の事を指すので紛らわしい。ま、人間が食べて美味しいものはブラウンにとっても美味しいのですな。

フライ業界ではその紛らわしい言葉を使わない様にする為なのか、いつしかドラワカ(ドライフライ・ワカサギ)という言葉が定着した。実際には死にかけのワカサギがポッカリ浮いているものを喰われる事は稀であるが、ライフィッシャーマンは水面で喰わせる事に執念を燃やす輩なので、ドライフライにこだわってしまうのである。

今回は時間がないので昨年作ったドラワカを持って芦ノ湖へ向かったのだけれど、浮かべて思い出した改良点。昨年は浮力が強すぎるものはブラウンは見切っている感じを受けたので、引っ張った時にもう少しサスペンドするフライにしようと思っていたのに、それは後の祭り。仕方なく手元にあるものを持ってドラワカのリベンジをしに芦ノ湖へ出かけたのでした。

そんな管理人の様子は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

フライキャスティングスクール
第三日曜日はキャスティングスクールの日。この日はお客様にキャスティングを教えるのと共に、自分のキャスティングを見つめ直す日でもあるのです。
朝霞ガーデン
キャス練の後は朝霞ガーデンにて実釣し、キャスティングからランディングまでの一連の動作が確認できるのです。この季節は皆さん各地へ出掛けているので、朝霞ガーデンはガラガラ。
芦ノ湖
前回芦ノ湖へ出かけたのは3/17で、この時はまだ水温が低くドラワカへの反応はナッシング。今回は水温は十分上がっているので期待が高まる。それに午前中は雨風が強い予報なので尚更。うえ乃ボートを5時半キッカリに出たけれど、霧が濃すぎてエンジン全開でポイントへとは向へない状態。
フローティングワカサギ
シーバスに使うフローティングミノーと違い、横向きに作ってあるので片眼になっており、その目は水中側。こうして浮いていると白い棒みたいだけれど、理想はこの浮力の半分以下かな。
芦ノ湖西側
私の好きな立岩付近は不発。禁漁区より北側は活性が低いと判断し、そこから南へ下がって箒ヶ鼻方面へ。すると目の前にボイル。湖岸を右へ移動するボイルが岩に擦れる様に続いている。それに向かって狙い撃ち。魚はすぐにヒットした。
芦ノ湖のブラウントラウト
ドンと出たその個体は右へ左へ大騒ぎ。一時はフライラインを全部引っ張り出してしまったので、船で追い回しました。上がってきたコヤツはでっぷりと太った鰭ピンブラウントラウト。これでスコットのGT8106/4に入魂できました。と同時に少しロッドの非力さを感じてしまった・・。
濃霧の芦ノ湖
なんか雰囲気がムンムンしているので、もう一本を目指してさらに南下すると、もはや岸も見えない程の濃霧。そんな中で落ちパクでフライに出た個体はすっぽ抜け。更にフッキング後にすぐに抜けてしまうものもあり。そしてこの濃霧の中で夢中になって釣りをするのは良いけれど、急に現れるトローリング船はビックリしてハンドルを切るニアミス。霧が濃すぎて怖くて動けないのだが、どこからともなく聞こえるボイル音も気になる。
Googleマップ
いつまで経っても晴れない霧に不安を感じたので、Googleマップを見ながら湖尻方面へ微速前進で戻ることに。霧の恐怖は世捨て丸時代に東京湾で味わっている(その時は座礁しました)が、ボート同士の事故がとても怖いのです。
ドラワカ
お昼前には晴れたのでドラワカの釣り再開。晴天だとバイトシーンが見えるのが良いが、晴れた後はブラウンは出てもフライを追ってくるだけで喰わないのです。午後はフライにチェイスする個体は10回以上あったけれど、全くもってフライに触れることはなかった。
レインボートラウト
ちなみに濃霧でドラワカが見えない時間帯は四方八方にアオミドロをキャストして引っ張ったら、綺麗なレインボーが数本釣れました。サイズはいたって普通のサイズばかり。
ブラウントラウト
かくして時間いっぱい17時近くまで投げ倒しましたが、晴れてしまうと魚はフライを追っても喰わないんですよね。やっぱりドラワカは荒天の時が最適。夕方にムジナ窪で浮いてきた潜水艦のようなブラウンはドラワカをじっと見つめていましたが、今回釣ったサイズよりもずっと大きかったのでそれが心残り。とはいうものの、ブラウンだらけの芦ノ湖だったので、今後のブラウンハントはスイッチが入った時はスゴイ事が起きそうです。皆さんもワカサギのフライを工夫してお楽しみくださいまし。

フライフィッシングは腰痛を和らげる特効薬か?(北関東でスイング)

季節の変わり目になるとやってきてしまう腰痛。今年は何事もなくこのまま過ぎ去っていくのかと思っていたら、出勤前にちょっと変な格好で体をよじったら動けなくなってしまった。私の場合はなぜか季節が変わり目だけに起きるのですが、何故なんでしょうね。それにしても明日は釣りではないかと思うと、どうして今日なんだと怒りが込み上げる・・。あ、以前もそんなことあったけれど、あの時は秋だなぁ。

少し前のこと、その時は変な体制で物を取ったら動けなくなったのです。でもってその時の翌日は大尻沼釣行予定で、すでに予約の電話を入れていた後だった。症状はとても悪くコルセットをした状態で物につかまらなければ立ち上がれない状態。こりゃ釣りはダメだわなぁと思ったのですが、とりあえず朝起きて判断することに。翌朝はなんとか立てる程度だったけれど、ボートのオールが漕げるかどうかが疑わしい。現場までいって事情を説明してキャンセルしようかなと、よせば良いのにひとり大尻沼へ向かったのです。

到着すれば目の前にいる魚を想像してしまい、キャンセルを願い出るつもりが何を思ったかお支払いしてボートに乗ってしまったのです。体はなんとか上下に動けるロボット状態。しかし釣欲とは恐ろしいもので、「イタイ、イタイ。」と言いながら釣りを始めてしまう始末。キャスティングをし続けているとその行為で幾らか痛みが和らぎ、さらに魚がヒットすると釣れる興奮から痛みを忘れてしまのです。帰る頃にはボートを快調に漕ぎ、釣り終わる頃には全快していたのでした。

そんな訳で、そんな事を思い出してしまった為に今回も何とかなるだろうという気持ちで釣りへ行くことに。念の為、今回は運転を仲間に任せ、最悪何もできなくとも釣り場で風に吹かれて過ごすのも良いかな、という気持ちで本流スイングへと出かけたのでありました。

さてその結果、腰は治ったのか?
お暇な方は以下をご覧くださいまし。
*虫が苦手な方は閲覧注意

北関東にて
ということで、今回は私の車ではないので赤のエクストレイル。このサイズ感だと悪路の本流でも気にせず入っていける頼もしい味方。
オオヤマカワゲラ
川へ着けば水面はとても賑やかで、昼間だというのにヒゲナガカワトビケラのスケーティングがあり、オオヤマカワゲラ(写真の虫)の飛翔が気持ち悪いぐらいに飛び回り、水面へポトリと落ちる。こりゃ、お魚は動き出しているだろうと僕らの気分は上々。
北関東
「ヒゲナガであればグリーン系・・、オオヤマカワゲラであればブラウンとオレンジ・・。」虫を見ながらあれこれウェットフライをチョイスするけれど、私は相変わらずダンケルドとグリズリーキング。彼はグレートセッジとダンケルドをチョイス。最初のランは何も無し。二つ目のランは私が先行し、彼が15分遅れで同じ場所からスタートすることに。
戻りヤマメ
開始してまもなく私の上流で何か騒いでいる。よく見ると後追いの彼が掛かっているではありませんか。「またまた、ウグイでしょ?」と思ったけれど、ランディングされたのはギンギラギン。サクラとまではいかないけれど戻りヤマメサイズの立派な大きさ。6番のグレートセッジをガップリ喰ってマス。
本流スイング
後追いで仕留められてしまったので、気分はブルー。その後は何もナッシングなので三つ目のランへ移動することに。彼が掛けた場所の状況を分析すると流れの頭だったので、ここのところ水位が上がっておらず、遡上に向けて魚は次の雨まで流れの頭に待機しているのだろうと予測。テロテロの場所はステップダウンを早めにし、何事も無ければすぐに次へゴー!
戻りヤマメ
すると次のポイントで私にもガツン!久しぶりに本流でお魚をキャッチ。それも今年はまだ雑魚さえ釣ってないので、これが本流で最初のお魚。あれ、腰の痛みは何処? やっぱりフライフィッシングは腰痛の特効薬ですな。
小サクラマス
ヒットフライはグリーズリーキングで、北関東の本流でやる場合は私はドロッパーがダンケルドでリードフライがグリズリーキングがほとんど。
スピナーフォール
気がつけば夕暮れには夕暮れに沢山のスピナーフォール。大満足で帰路に着く僕らだった筈・・。「明日は天気が崩れるでしょ。明日のほうがもっと良いんじゃない?」と、急遽近くに安宿を取り翌日も同じパターンで攻める事にしたのであります。ホント、僕らはバカだなぁ・・。
ウェットフライ
前日のままのフライを撮影したら、グリズリーキングはスロートハックルが壊れていたので交換。そして前日と同じ時間に同じ場所へフライを流してみるのです。んがしかし、そんな甘い話はありませんなぁ。その後も時間を空けて投げ直しても何もナッシング。やっぱり一度もキャストしていない別のランに行かねばなりません。
ヒゲナガピューパ
虫っけの少ない時間は川中の観察。石をひっくり返してその塊をほぐすと、中からヒゲナガのピューパが。水面へと飛び立つ前に起こしてゴメンナサイ。
クロカワムシ
ネット状の巣の奥にはエサ釣り師にはお馴染みのクロカワムシ。コイツがヒゲナガカワトビケラの幼虫になります。大きい餌なので、大物狙い用のエサですが、長野県では人間様が食べるザザムシとして有名です。
本流の流れ
前日の二番煎じのポイントは全くもっての無反応。すでにフライを見せた個体はフライを変えた所で何も反応なしなのかも。前日に行かなかった所を頭に浮かべ、ついでに水田に水を引き始めて水位が下がり始めたので、それを加味して新たなポイントを絞り出す。彼には今年の流れの中では一番良いだろうと思う場所に入ってもらい、私は彼の背中を見ながら一つ上のラン(流れ)を攻める事にした。
小サクラマス
私の狙っていた場所はポイントは狭かったので、スペイラインのヘッドと少しランニングを出しただけの距離。投げ返すスピードも速いので適当にやっていたら突如ドスン。リールが悲鳴をあげて上がってきたのは、コヤツ。小サクラ咲く。サクラマスというにはもう少しサイズが欲しいですが、ガンガンの流れの中で掛けたのでとてもスリリングな一尾でした。
本流を降る
一本釣れたら満足な釣りなのですが、まだ釣れそうな雰囲気を感じてイブニングギリギリまでいろいろなランを探して投げまくりましたが、それっきりアタリはありません。本流はとてつもなく広く、狙う場所が多いため魚に出会うのはなかなか難しいものです。
本流のフライフィッシング
かくして腰痛改善フィッシングは二日間にわたり18時まで続き、雨が本降りになる前に終了となりました。本流のシーズンは始まったばかりですが、終わるのも速いです。今シーズンの残された時間であと1尾くらいベストなサイズと巡り会いたいなぁ。

4月解禁の渓流へ出掛けてみた件(暴風雨に見舞われた北関東)

季節が進み釣りに良い暖かさを感じる日が多くなってきましたが、現在の関東は日中にメイフライ(カゲロウ)のハッチ(羽化)が一番多い時期。関東の南では既にソメイヨシノのピークが過ぎている場所もあるけれど、北の外れでは桜なんてこれからという地域がある。それと同じようにメイフライのハッチは川によりマチマチだから、北の山岳部へ行けば関東といえども雪はまだたんまりとあるのです。

渓流の解禁は中部地方の2月初旬から始まり、3月の全国一般解禁で関東圏まではほぼ解禁するのですが、一部河川は東北と同じ4月解禁となり、ようやく日本全国はほぼ解禁した事になります。一般の人々が桜を求めて花見前線が北上するのと同じ様に、僕らは寒桜から始まりソメイヨシノと一緒に釣り場を求めて北へ移して行くので、長い期間に渡って日中のマッチ・ザ・ハッチの釣りが楽しめるというもの。

毎年訪れる4月解禁のこの川は4月の第二週目以降位からが本番なのですが(今週末以降)、私のホームリバーの調子がイマイチなので、まだ渓流解禁していない釣り仲間を連れ立って、いつもより一週間早めてここに訪れました。やっぱりまだ桜の蕾は硬いのですが、桜が咲いていなくとも解禁直後の釣り場は魚に飢えている釣り人でごった返しています。

さて、そんな今週の管理人は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

北関東の川
この時期の北関東の山間部はメチャクチャ寒い筈なのに、出発の時点で外気温が16℃。到着しても13℃と今までにない暖かさ。ヤマメのライズは11時過ぎと予想したのに、到着してすぐに緩いプールでライズが始まりました。
放流されたヤマメ
流れているものはユスリカのミッジと、それよりもひとまわり大きなガガンボ。放流量が多いので有名なこの川は、エサ釣り師が解禁日にひとり50本以上を釣りクーラーを満タンにして帰るので、ほんの数日でお魚の量は半減する。しかし大半のエサ師はイクラやブドウムシなどを使うので、ニジマスは釣れてもヤマメは釣果の2割程度。解禁から一週間もするとヤマメだけが多く残るので、フライフィッシャーマンにはありがたい限り。でもココの放流ものは私のホームリーバーよりも尾鰭があまり綺麗ではない。
ヤマメ釣り
放流ものと愚痴るけれど、1ヶ月もするとその尾鰭は天然と遜色がないくらい綺麗になる。しかしその頃になれば残された強者だけとなるので、釣りはそれなりに難しくなってくる。10時に入渓してしばらくライズの釣りに夢中になり直ぐにツ抜けしたので、その後は掛けたヤマメはオートリリース(ランディング前に糸を緩めてわざとバラす)する事に。12時前には予報通りの爆風になり、体が持っていかれそうになるのでひと休憩。
放流ヤマメ
強風が続くので、風裏を探し少し上流へ。同じようなプールを見つけてはライズハントを繰り返す私ですが、13時には釣り飽きちゃった。だって釣れる魚はほぼ同じサイズの放流もので、胸ビレが無い個体が全体の3割ほどを占めているんだもの。たまに釣れる天然ものはまだ幼児虐待サイズ。
上流の様子
私はずっとライズハントをしていたので、ほとんど場所を動かずに釣り続けましたが、上流へ釣り上がった仲間は、上流部で9寸サイズを釣り上げてました。この河原に緑が加わればこの川にも本格的な春の釣りシーズンが訪れます。
ヤマメ
13時にはこの川は飽きてしまったので、仲間と相談し別の川へ様子を見に行くことにした。今年は県内共通券を持っているので、1日の間に色々な河川を散策できる強みがある。後半は様子を見にリバーウォッチングです。
A川
県内を南下し最初に訪れた場所は着いた途端に土砂降り。ライズを待つどころかその場に留まるとビショビショになるので、さらに移動。そして訪れたA川のC&R区間。天気が悪いとはいえ、この区間に釣り人は一人のみ。遠目で見て釣れていたので、とりあえず僕らも組んだままのロッドをおろして釣りをする事に。
A川
朝方は13℃もあったのに、南下した暖かい筈の場所で午後は8℃で風速10m前後。入った時間が悪くライズのラの字もなし。いくら叩いてもフライへの反応がないのと、土砂降りが追いかけてきたのであえなく撤収。
北のK川
さらに移動して訪れたのは本流好きの聖地であるK川。一つ上の有名ポイントを覗こうかと思ったけれど更に別の川を見に行く為に移動。この場所には釣り人の車はありませんでした。そもそも、この時点で雨がどんどん強くなるので、釣りをする欲が失せてしまいました。
T川
3月の解禁から今ごろまでは多くのライズを見ることができるT川。過去の記憶を辿り、大物を釣った場所を巡るけれども、爆風と雨でとても釣りをする状態ではない。時計は16時半を回っていたので、釣りはこれにて終了。
ヤマメ釣り
それにしても今年は私が釣りへ行く日は、本当に天気が悪いですなぁ。この日も釣りができたのは実質3時間ほど。まぁ、その短い時間でツ抜けはできたので、文句を言っちゃいけませんな。

「人生残りの春を数えると、夢追い人にならざるをえない」

How many springs will you have?  Chase your dreams.
(人生残りの春を数えると、夢追い人にならざるをえない )

この言葉はかつてフライフィッシャー誌やタイトループ誌(つり人社)にハーミットの広告として使っていた言葉で、現在はハーミットのHPトップに載せています。これは私自身が死を身近に感じた時にその気持ちを日本語のコピーにしたもので、英文はヒガシ先生にお願いしました。老齢になった今では身に染みるこの言葉ですが、当時でさえ残りの春を数えると、死ぬまでに本流のサクラマスがあと何本キャッチできるのだろうと考えてしまい、毎年無駄にしない釣行計画を考える様になったのです。

あれから30年近く。気がつけばその間に何人かの釣友には春が訪れなくなり、三途の川での釣りへと旅立ちました。釣り仲間が減る度に思う事は改めて残された春の少なさを感じ、天気を案じて釣りへ行かないという選択肢を考えなくなったのが、今の私かな。

天気予報は大雨と暴風。釣り仲間は釣りを断念したので、本当は私もゆっくり起きて映画でも見に行くつもりでいたのです。が、起きてみれば路面が濡れていない。「もしかして、すっ飛んで行けば数時間は楽しめるんじゃね?」と、普段の出勤時刻と同じ時間に出発し、またしても北関東を目指す私でした。

そんな昨日は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

本流のスイング
到着してみれば天候はまだギリギリ雨が降っておらず、多少風が強い程度。ムッとした暖かさに「釣れてしまうかも?」と、相変わらずのポジティブシンキング。その割には結んだフライは新品は勿体無いので何度も使った使用済みウェットなので小汚い。でも、釣れて壊れてから捨てる方がその使命を全うすると思うので、使い古したフライには愛着が湧く。
本流でスイング
水面には流下するヒガナガカワトビケラの大量のシャック。夜中にどれだけのヒゲナガがハッチしているのでしょう。それを食べる個体がいれば、このウェットに食いついて来るはずなのですが、雑魚を含めてなんら手応えはありません。田んぼにはまだ水は引かれていないので、本流が目覚めるのはあと2週間先かな。
ウェットフライ
昨年東北で使ったダンケルドの残骸が大量にあるので、ハイシーズンになるまではそのウェットフライたちを使って探る。関東圏でスイングをする場合、私はドロッパーにダンケルド、リードにグリズリーキングを使うことが多いです。フライのサイズは4〜8番まで。
本流スイング
最初のランは何もなかったので移動して別のランを流してみる。毎年流れが多少変わるけれど、今年は大きな変化はなし。ポイントは沢山あるので、いろいろな場所を探ってそのシーズンの良さげな場所を絞り込んでいく。13時まで流して全くの無反応だったので、その後1時間移動してヤマメさんの様子を見にいくことに。
ガガンボ
前々回にしこたま釣れたポイントへ行くと、やっぱり14時半からライズ開始。しかしそれと同時に雨が降り始めてしまった。水面にはタンカラーのガガンボ16〜18番が水面を賑やかにしてくれる。
ヤマメ
ライズする個体はまだ少なく、最初にライズしたヤツを仕留める。しかしその後はザーザー降りになってしまい、ライズは無くなってしまった。雨雲レーダーは15分後に止むと言ったけれど雨は降り続く。この際だからこの場所を離れ別のポイントを見に行くことにした。
ライズなしの雨
その後雨は止む事がなく、本降りになってしまったので、強制撤収。なんか中途半端な時間に終わっちゃったなぁと帰路に着くのだが、そのまま帰らない私は何処へ?
『Project HAIL MARY』のパンフレット
頭の中に浮かんだ事は、最初に計画していた映画のこと。もしかしてレイトショーに間に合うのではないかと車を走らせ、20時過ぎに上映の『Project HAIL MARY』を観ましたヨ(ヘイル・メアリーはアメフト用語引用で一か八かと言う意味らしい)。長距離ドライブで疲れている筈なのに、映画が終わったのは23時過ぎ。家に着いてビールの栓を抜く頃は午前様になってしまった私でした。自分の事ながら、なんてタフなんだと思っちゃいます。