続・天然クーラーの旅は雷と共に釣り歩く湯川とトレッキング

今年に入って皆さんは何個のアイスクリームやかき氷を食べましたか?

私は大体5月あたりから釣りの帰りにはコンビニに寄って氷菓子を何かしら買います。その日の気分によってアイスの種類が決まるのですが、メチャクチャ良い釣りが出来た日はソフトクリームや小豆バーになり、駄目だった時はビターチョコレート系が多くなる傾向かな。そして季節が進んで涼しい幽谷から帰ってくると「ガリガリ君」や「ガツン、とみかん」になります。もしくは気持ちに余裕がある時は「白くまくん」でリッチな気分に浸ります。

私のアイス事情はさておいて、今週も暑い日が続いているので、先週の南アルプス同様に天然クーラーの旅に出かける事にした、スイングボーイズ改め釣り馬鹿トリオ。いつもの様にまずは天気予報と睨めっこすると、甲信越方面は朝から雷予報。なので登山バスに揺られて行く釣り旅は、雷から逃げる場所が無いので却下。万が一酷い天気になった場合に車へ退避できる場所を考えていたら、今年はまだ訪れていない日光・湯川へ行こうと決議されました。

今シーズンの湯川の情報は良好で昨年と違い下流から上流まで満遍なく釣れていると聞いていたのでサクッと釣って下山し、コンビニで「白くまくん」を食べるのが理想のコース。釣る前から盛り上がって、「帰るのが面倒だから泊まってもう1日釣りしちゃう?」と言う案が浮かんでしまう自由人、というか個人事業主の集まり。今回もそんな珍道中に興味がある方は読み進めてみてください。

今回の教訓:雷鳴が聞こえたら釣り中断注意報。突然光量が落ちて冷たい風が吹いたら、即中断。

日光湯川 赤沼茶屋
そもそも当てのない旅だったので、この湯川を選んだのも全員が集合した後に決めたので、私が湯川スペシャルと名付けたファーガスのファインループ6フィート4インチ・3番は持ってこなかったので、違うモデルで釣りをする事に。到着するとすでに雨と雷。一度川へ向かうもあまりの豪雨と雷鳴により赤沼茶屋まで退散し、天気回復を待つ。ちなみに入漁証が帰るのが、この赤沼茶屋と湯滝レストハウス、湯ノ湖・釣り事務所で手に入ります。
日光の湯川
外気温は20℃を下回り、さらにこんな大雨に打たれると身体が冷えてしまうので、薄着ではとても無理なほど寒く、フリースを着ようかと思ったほど。雨が少し小降りになったところで、下流から釣り上がる。
湯川の木道と男体山
雨が落ち着くまで、普段読むことがない観光ガイドを読んでみる。ふむふむ、ムカデとヘビの戦場地が戦場ヶ原なのであったのか。右に見えるのが男体山。
ブルックトラウト(カワマス)
気温が中々上がらないのでライズが起きず、仕方なく偏光レンズ越しに目を凝らして魚を探してのサイトフィッシング。ブルックトラウト(カワマス)はウィードのエッジに隠れており、それを見つけてキャストするとご覧の通り。
小田代橋
魚を探しながら歩いて回ると、すでに気がつけば全体の中央よりも上に位置する小田代橋まで来てしまった。まぁ、ここまで来たなら小滝まで釣り上がりますか。今年は情報通りにお魚はいるので、もうことの時点で余裕の釣り。お仲間は8寸半までのサイズを仕留めてます。私はと言うと、40オーバーのヒレピンレインボーが倒木の頭から出てきた時には「あぁ、このロッドでは上がらないな。」と諦めるほど北海道っぽいレインボーが掛かり、すぐに倒木に巻かれてサヨウナラ。結果ブルックの7寸と少しサイズまでしか取れませんでした。
湯川のブルックトラウトは天然繁殖です。
私が小滝に着いた時間は誰もいないのでこりゃ片っ端から釣っちゃうかなと思ったけれど、大物の姿無し。さらに渋すぎて釣るのがとても難しい。夕方まで粘れば沢山釣れるのはわかっているけれど、皆の好きな激安の常宿(一泊2食付きで、飲み代入れても6千円程度)が少し遠いこともあって、釣りは15時で退散する事になりました。
戦場ヶ原
車まで戻る帰りの木道は、こんなにも晴れ上がりました。レインウェアも乾いてラッキー。そして皆が口を揃えて言う事は「早く宿に入って生ビール飲もうぜ!」

北関東の川
安宿で馬鹿話に盛り上がった翌日は、トレッキングの旅。山を2時間ほど歩き目的の場所へ。昨日と違い晴天からのスタートだけれど、この日も雷予報。車止めには車が1台も無かったので今日はラッキーだと、意気揚々に歩いていきます。
北関東のイワナ
2時間歩いてロッドを出すと、お魚は居るにしても反応が渋い。すると小一時間も釣り進まないうちに釣り人が降りてきた。入渓点に車が無かったので、「あれ、車は?」と問うと、止める場所が分からなかったので、それよりもずっと下流に止めたとか。僕らは知らずに人のお尻を追いかけてました・・・。さらにその後も釣り人に会う始末、こりゃついてなかった。
北関東のヤマメ
食い渋りの場所で3名交互に釣りをするので、数が釣れない。先を急ぐとポイントの攻めが甘くなり余計釣れなくなってしまう。竿抜けを作らぬように作戦を練りながら進んでも釣りこぼしが出てしまう。やっぱり小渓流の場合はひとりで釣り上がるのが一番取りこぼしが無くて釣れることを実感した次第。よって私は4匹のチビ釣りで終わってしまった。でも三人を合計すれば最大31.5センチで余裕のツ抜けとなるのです。
大雨の渓流
14時になると予報通りに「ゴロゴロ〜ゴロロ〜」。その後シトシト雨から土砂降りを予感し、心半ばで下山するのでありました。最後は雨で体を冷やしたので、昨日同様に天然クーラーどころか寒い一日。アイスは食べたくなるけれど、ほてった身体を冷やすのではなく、どちらかと言うと疲れた体が甘いものを欲している感じ。それそうだよね、二日間で歩いた山道は25km以上。登山者から見れば大した距離じゃないけれど、登りは釣りをしながら川の周りで大岩を登ったり屁吊ったり。帰りはその半分は川通しで歩くのだから、そりゃ体力を使いますわな。
イワナつり
やっぱりイワナ釣りはお日様の下でおおらかに喰いつく沢イワナを釣りたいかな。今年は暑いからもう少し源流遊びをしようかな。さて、来週はまたシイラのフィッシング。台風の影響はいかに?

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。