4月といえば気温が上がりだし、虫も鳥も賑やかになるのが常。しかし皆さん今年の4月って寒く無いですか? 日中の最高気温ではなく最低気温の話です。私がヤマメ釣りの良い季節に入る目安が、最低気温が10度を超えてそれが三日以上続くと気持ちが高ぶる季節となります。しかしですよ、先だっての火曜日朝なんて外気温はなんと3℃。手の甲は冷えちゃうし、河原の近くでは霜が降りている車があるほど。もうすぐ5月だというのにネオプレーンウェーダーを引っ張りだして履いちゃってます。今年はなんか変な4月。
最低気温のキープも大切な要素ですが、私がもう一つ気にしているのが釣り場での音なんです。「何言ってんのあんた、釣りに音なんて関係無いでしょ!」と突っ込まれそうですが、あくまでの私の主観ですから罵声を浴びさせたい人はこんな文章を読まないでください。
さて、その音とはどんな音でしょう。釣りの最中にロックを聞きながらだと釣れるとか、やっぱりクラシックが似合うとかそんなことを言っているのではありません。実は川の流れる音をかなり気にしてます、正しくは流速音なのかな。これは本流のダブルハンドでステップダウンする(釣り降る)時に聞こえてくる太ももに受ける音なのですが、ある一定の音色が聞こえてくると急に身が引き締まってステップダウンの速度が落として丁寧に釣りをします。さらにその音がする場所に沈み石やヨレなんかがあるとさらに緊張が増す訳。
どんな音と言われても難しいので釣りをしながら音を録ってきましたが、耳で聞く音とちょっと違う感じ。甲高く、湿っぽく、そしてリズムミカルに音域が心地よく上下する。私的にはゲゲゲの鬼太郎の「♪から〜ん、ころ〜ん、カランカラン、コロン♪」と言うリズムのピッチを早くした感じに聞こえます。
この音が云々で必ずしもヒットすると言う訳では無いけれど、サクラマス(ヤマメ)が好む流れのスピードって、この音の時なんですよね。皆さんは釣り場で気になる音はなんですか? 私は渓流に入って昼寝している時にせせらぎの音色が子供達の笑いに聴こえる時もあるので、こんな風に思うのは私だけかもしれませんね。