ブルーギル、ブラックバス、コイ、カマス、
軽装で楽しめる身近な魚を釣りに行こう
フライフィッシングはヤマメやイワナ、レインボーといったトラウトを釣るものと言うイメージがとても強い。実はこの釣りは何でも釣る事ができる釣りだと言うことをご存知だろうか? ちょっと身の回りにいる魚を想像してみてほしい。コイにフナ、ブラックバスにブルーギル、それにオイカワ。海ではスズキやメバル、カマスにアジなどの堤防周りで釣れる魚たち。これらの魚たちは全てフライフィッシングで楽しむ事ができる。身近な釣りでサビキ釣りを思い出してもらえば分かるのだが、あのハリ先に付いているバケ(サビキ)はまさしく毛針なのである。
会社のロッカーに道具を忍ばせ居酒屋ののれんをくぐるのをやめにして、帰宅前に2時間だけシーバスを楽しむというのはいかがだろう(かなり釣りバカ日誌のハマちゃんみたいですが)。時間がないと嘆くサラリーマンでも、これならばいつでも楽しめるのではないかと思う。また、お小遣いが乏しくで遠出ができないのであれば、近くの川でオイカワやコイのフライフィッシングを楽しんでしまおう。二日酔いの午後風は心地よく、釣った魚の話でその夜の酒がまたすすむというものだ。
近場で楽しむフライフィッシングにベストやネット、あるいはウェーダーという装備は必要ない。道具をショルダーバックにちょっとまとめて、お散歩感覚で楽しめるのが良いところ。できればロッド(竿)がパックロッド(小継ぎ)ならば、釣りおえた後はいっぱい引っ掛けて帰るのにもロッドを忘れて帰る事なく邪魔にならないだろう。
「いつかは自然渓流へ」というステップアップの道以外に、こういった身近なフィールドで新たな発見をするのも一つの楽しみ。フライフィッシングはフィールドやターゲットにとらわれなければ、意外にどこでも楽しめる釣りのひつだということを覚えていて欲しい。
以下はトラウト以外の身近にいるフライフィッシングのターゲット。その魚を狙う難易度を5段階で書いてみた。