ミセス・シンプソン

ミセスシンプソン

昨日タイイングしている最中にコックフェザントのボディスキンを見ていたら、急にミセス・シンプソンが巻きたくなったので巻きました。このフライが日本でメジャーになったのは私の記憶では西山徹さん辺りが日本に紹介していたからの気がします。随分と昔の話なので間違っているかも知れないので、まぁ、信じないでくださいな。

ニュージランドの必携パターンとして有名なこのフライ。グーグルに『ウォリス・シンプソン』と入れればこのフライの由来となるお方が出てくるので、興味がある方は歴史を学んでみてください(私は全く興味がありませが、それだけ魅了されるフライという意味)。

さて、そんなフライ。ちろん私も雑誌の影響を受けて巻いてたひとり。このパターンはニュージーランドのブラウンキラーと言われていたので、持っていった先は本栖湖と同県のK川そして芦ノ湖です。その成果は芦ノ湖とK川はそこそこのブラウンをこのフライで釣りましたが、未だ本栖湖で火を吹くことはありません。

オリジナルのレシピは忘れましたが(テールがスクイレルテールだったと思う)、ウイングに使う雉のグリーンバックフェザーは何枚が正しいのか?というのを当時は酒を飲みながら論議していたことをふと思い出しました。

せっかく巻いたので、どこで使おうかな。やっぱり本栖湖で釣りたいですねぇ、でっかいブラウン。でも今では夢の夢で、オオニベと同じぐらい難しいことです・・・。

Hook:D-Hook 2421・#6
Tail:カーフテール &雉のバックフェザー
Body:オレンジシェニール
Wing:コックフェザント グリーンバックフェザー(全部で6枚)
Thread:ダンビルマスタースレッド・ブラック
*オリジナルのレシピではありません。

茶鱒への憧れ

フライフィッシングの対象魚で1番人気は私的見解では多分ヤマメだと思うけれど、北海道ではダントツ、フルパワーのレンボートラウトが人気。本州の人たちは尺ヤマメ(アマゴ)を求めて東奔西走するけれど、関東でレインボートラウトの人気がない理由は、ニジマス=管釣りで釣れるイージーな魚というイメージが色濃く、そして自然再生産している河川がほとんどないからだと思います。

私はFF人生の40年近くを本栖湖へ通いブラウントラウトの影を未だ追いかけ続けている人間ですが、湖の釣りを中心とする本州のフライフィッシャーマンならその人気は多分ブラウントラウトへの憧れが強いでしょう。その理由は関東圏で釣れる魚の順番では数がそれほど釣れないからだと思います(近年中禅寺湖はC&Rの効果も手伝って、随分と釣れるようになりましたね)。そしてなんとなく面構えは強そうでカッコイイといのはブラックバスも通ずるところ。

さてさてそのブラウントラウトですが、関東圏では80年代から数カ所で自然繁殖し現在でもある一定量のストックがある川があります。私がこの場所で最後に竿を出したのが1990年代半ばだったので、その後どうなんでしょう?ということでその川へ久しぶりの釣行が昨日のこと。前日との気温差で魚がびっくりしたのか虫がびっくりしたのか、河川は虫と魚の反応が極めて低い状態。本命の茶鱒は数本しか釣れず、その代わり遡上系のアマゴが数本釣れるというのは初のこと。ここはイワナの生息域のはずなのですが・・・。

平日釣行ができる人たちを引き連れて、十数年振りに訪れた川。歩いた距離に反比例して釣れません。虫っけが全くなかったのが原因?
本日写真を整理してわかったことが一つ。今回はWinston Boron Air 8ft6inch4番を持って釣りをしていたつもりだったが、間違えて9ft6番に4番ラインを乗せて釣っていたことが判明(笑)。お恥ずかしい・・・。

 

フライはライムトルード。虫で言えばブナ虫のイミテートになるのかな?
フライラインが引っかかりそうな木の真下にいました。

 

夕方までお昼寝して入った本命ポイントは、なぜかアマゴが・・・。この川で初めて釣りましたヨ。
「渋いライズはアマゴだよ。」と教え、皆にはフライサイズを下げてもらうように伝えると、すぐに良型アマゴをヒット。ブラウン狙いのはずだったんですが・・。

 

真っ暗になる頃にようやくチビブラウンが反応するのがやっと。久しぶりに真っ暗になるまでロッドを振り続けたとさ。