ソフトハックルフライ(テンカラ毛ばり)を巻いてみよう

同じフライをずっと巻いてたら飽きてきたので、遊びで巻いたブログネタのフライ。今回は雉のボディフェザーをハックルで巻いた時に使いどれだけ違いが出るかを検証。ではなく、あくまでも遊びで、雉が一羽あればこんなにテンカラのハリ(ソフトハックルフライ)もこんなに遊べるので、参考にしてみてくださいな。

ボディフェザー
オス雉のボディフェザーは取る場所によって異なるカラーを沢山持っているマテリアル。どの場所もテンカラの蓑毛(ウェットフライのソフトハックル)になりますので、雉が一羽あると死ぬほど毛針が巻けるというものです。
雄雉
コンプリートはこんな感じ。2番の所は、ブラウンカラーとグリーンカラーのものがあって、それに違うカラーが入っているので、フライで言うところのスペックルドカラーになります。フライの場合はそれ以外の部分も全部使うので、余すところがないですね。
オレンジパーマボディ
1番で巻くとこんな感じ。ボディはピーコック(孔雀)とフロスを巻いて、夏虫っぽいイメージ。ソフトハックルのカラーにグラデーションがかかっていて、少し光っている感じ。水に入るとよく馴染んで動きます。ちなみにテンカラ毛ばりはフライのジャンルではソフトハックルウェットと呼ばれます。
蓑毛
2番のブラウンを巻くとこんな感じ。綺麗でしょ?ボディはピーコックハールの産毛(フリュー)をむしったクイルと、その上はむしらないで巻いてみました。フックはTMC3769の10番で巻いてます。このフライの流し方を知っていれば、管釣りにだったら相当数が釣れちゃうでしょうね。
蓑毛
2番のグリーンで巻くとこんな感じ、先端が緑に輝きます。ボディ半分は雉の尾を巻いたものに補強でコパーワイヤーを巻きました。胸の部分はピーコックハールです。
テンカラフライ(蓑毛)
3番の部分で巻くと根元が黒く、先端に向かって緑が輝きます。毛質が柔らかく、水によく馴染んで動くのが特徴でしょうか。尻にオーバルティンセル、ボディ半分は赤のフロス。そしてシルバーワイヤー。もう半分はゼンマイの綿をダビングして巻いてみました。テンカラっぽいでしょ?

フライフィッシングでもテンカラでも使えるソフトハックルパターンは、どちらでも使えるフライ。その違いは釣る時のスタイルだけ。フライフィッシングは主にダウンクロスの釣りなので、釣り人が上流側でポイントが下流にあることがほとんど。テンカラの場合は上流でも下流でも流し込みますので、その違いでしょうか。

今はフライロッドを握る日々ですが、テンカラ竿はしばらく振ってないなぁ。今度引っ張り出して久しぶりに使ってみようかな。