祝2025年解禁・予定外の連続だった四国縦断のフライフィッシング旅

先だって年が明けたかと思いきや、早くも1ヶ月が過ぎ今年も早い場所では渓流が解禁しました。例年であれば岐阜県の長良川にて開幕戦を託すのですが、年末に四国の釣友と会った際に四国の一部で2月解禁があり、アメゴ(アマゴ)が釣れる場所があるという。そこで今年の解禁は行ったことのない場所でユルユルな時間を過ごそうと言うことになったのです。

しかしながら何故か宿泊地が高知県。その話をすると長くなるので割愛して話すと、ソルトウォーターフライフィッシングを高知で楽しむ予定は波浪にて全て中止。そのソルト道具が全体の荷物の半分を占めていたので、淡水のタックルはグラスロッド1本のみ。フライボックスは二つとフロータントを1個という最低限のものしか持ってこなかった為に、アメゴの釣りは殊の外難しい釣りと相成りました。

今回は全ての予定が現地で様変わりしたので、夜は日本酒を呑んだくれの旅となり。しかし、そんな珍道中の中で懐かしの釣友に現場でバッタリ会ったり、急に呼び出しても駆けつけてくれる釣友がいたりして、思い出話に花が咲き楽しい時間を過ごす事ができました。

さて、あと一週間もすると今度は長野県の一部が解禁ですな。ここの所の豪雪でそっち方面へ出かけるかはまだペンディングですが、今年も私の釣り旅でどんなハプニングがあるか楽しみです。

そんな今回の珍道中に興味がある方は以下をご覧くださいまし。

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仁淀川(高知県)・冬季あまご釣り場(キャッチ&リリース)
仁淀川漁業協同組合 :https://www.niyodogawa-gyokyo.com
釣期:10/1〜2/末日
日釣り券:¥1,000
主なルール:ルアー、テンカラ、フライのみ
キャッチ&リリース・シングルフック・バーブレス・他
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加茂川(愛媛県)
加茂川漁業協同組合:http://www.kamogawagyokyou.or.jp
釣期:2/1〜9/30
日釣り券:¥2,000
C&R区間内ルール:ルアー、テンカラ、フライのみ
キャッチ&リリース・シングルフック・バーブレス・他
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愛媛県・加茂川
ソルト釣行が中止になったために、当初の釣行予定には入っていなかった愛媛県の加茂川へ。だって高知からの移動距離が100キロ以上で、高速道路移動で1時間半も掛かるんだもの。解禁三日目なので、フライフィッシャーマンでいっぱいでした。現場で杉坂研治さんにお会いし情報をお聞きすると、丁度入れ違いでお帰りになる所でした。C&R区間の前にはこんな案山子が番をしています。
フライフィッシング
解禁三日目にして渋々。寒波到来にて「昨日までは良かったんだけれどねぇ。」と、釣り場あるある。渋いながらも午後になるとライズが少しはじまるも、魚が散っておらずポイントが狭い。なので皆さん譲り合って釣りをされてました。そんな中に私も混ぜて頂きありがとうございました。
アメゴ(アマゴ)
良いポイントを譲ってもらったにも関わらず、掛けてもランディングする前にバレてしまう連続。強風の中柔らかいグラスロッドを使うのは至難でした。フライは22番のミッジ。この翌日は大雪だったので、この日に釣りができてラッキーだったかも。
釣り仲間
ハーミット創世時代に、世捨て人倶楽部なるものを作っていたのですが、その初期に一緒にいたお仲間「抜きゴム」さんに釣り場でバッタリ会った。尤も釣り人の行動なんて皆同じだから、香川在住の彼と会う確率は偶然というより必然なのかもしれません。あだ名が「抜きポン」になった理由は、話すと長いので、知り合いは直接本人に聞いてください。
高知の呑兵衛が集まる場所
高知の毎夜はひろめ市場にて日本酒とカツヲの叩きを堪能。酔った勢いで高知在住の釣り友を呼び出したら、車で2時間かけて来てくれた、ありがたや。次回は一緒にバスのフライフィッシングを楽しもうね。
仁淀川のC&R
仁淀ブルーと言われるほど綺麗な水が流れる仁淀川の上流部はやっぱり山間なので寒い。寒波の強風と相まって陽が当たらない場所は地獄。そしてライズもほとんどなし。色々な場所を見て回ったけれど、お魚がある程度まとまっている場所は1箇所しかなかった。
アマゴ
この寒さじゃライズはほとんどないでしょうなと思いながら狙っていると、ヨレでライズする魚を発見し、同行の釣友がすぐに釣り上げた。それにしても寒く、ラインが凍り始めたらしく、ロッドに当たる音がザラザラ言い始めた。
シムス ヘッドウォータースリングパック
そうそう、新しいヘッドウォーターのスリングパックを使い始めました。使ってみると容量が大きいのでなんでも入る凄さ。おにぎりからパンとボトル2本を収めても釣具を入れる余裕は大変広く、仕切りが大活躍。引っ掛かる要素になるものが少ないのが良いし、トップ部がフラットなのがそこで作業できるのでとても使いやすい。しかし外側にカメラを入れるスペースが欲しかったのでネルエピックのカメラケースをベルト部につけました。難点は飲料ボトルが中になるので、頻繁に取り出すもののスペースは外に欲しかったかな。
アマゴ
釣っている時の体感温度が本栖湖よりも寒く感じる寒波の中、なんとか釣れたアマゴさん。放流ものですが比較的大きく綺麗。
アマゴ
釣りをするよりも寒さが堪えてましたが、あと1本釣れたら止めようと、これを釣って午前中いっぱいで終了。あ〜寒かった。
吾北むささび温泉
仁淀川の釣り場のすぐ近くにこの「吾北むささび温泉」があったので、速攻でこちらへ移動。JAF会員は¥100引きなので、アプリ提示をお忘れなく。温まりますヨ。
名越屋沈下橋
帰りの飛行機まで時間があったので、空港までの道のりを観光することに。これは仁淀川にある名越屋沈下橋。大水が出た時はこのまま沈むので、ガードレールなどがありません。
桂浜
最後は観光客の定番である桂浜が空港から近かったので散策。そこで水族館へ入るつもりでしたが、アカメみたさに¥1,600の入館料はチト高いと思い、¥1,200のアカメのぬいぐるみを買って退散。納得のいくオオニベが釣れた後にアカメを狙おうと決めていたけれど、並行して狙うのもアリかなぁ・・。
アマゴ
かくして私の珍道中は終わりました。今回は滅多に会わない旧友にたくさんあったので「管理人さん、死んじゃうんじゃないの?」と脅されましたが、そんな事が起きない事を願いつつ、今年の渓流シーズン開幕です。