浅い眠りの中。
あぁ、このまま眠り続けたいけれど、今日の講義(授業)へ行かないと単位が取れない・・、なんて夢とも現実とも言えない狭間を感じて、飛び起きたことありませんか?学生なんて何十年も前の話なのに、たまにあるんです。まぁ、どれだけ遊び呆けていたかの証でもあるのですが・・(笑)。
宿題をやり忘れた夢は見ないけれど、今はいたるところに釣りの宿題を残してきている私。前回爆風の本流へ残してきた宿題は、大量にハッチしている色々な水棲昆虫の中で、ヤマメは一体何を食べているか?と言う検証をすると言うのが今回の実習授業。こんな宿題ならば、誰しも忘れることはないでしょう。
予測したライズの時間は季節も進んでいるから少し早めにするだろうと、現場へ到着したのは9時過ぎ。しかし昨日の雪で水温がぐっと下がり虫が飛ぶ気配さえない。そして濁りも少々。ウェーダーから伝わる冷たさも辛い。仕方なく水温が上がる時間まで上流の濁りがなさそうな所で過ごし、一番温まる午後2時過ぎに戻ってきて再度ライズを確認することにした。
移動してきた支流は昨年の今頃に比べて温かみが全くない風景。それもやっぱり前日の雪が大きく影響し虫っ気が全くないのと、4月を目の前にして日陰には残雪が残ると言う景色。う〜む、外した感じが否めない。申し訳なさそうに雑魚が相手してくれたが、本命は全く現れないのですぐに退散。
その後予定していた時刻に戻り川面を見つめると、前回よりも少し上流で見つけましたヨ、ヤマメくんのライズ。しばし観察したあと何のフライを結ぶかを悩んでいると、私の目の前を飛び回るコカゲロウ(BWO)。少しオリーブがかったカラーを確認して、同サイズのコンパラダンをチョイスしてみた。
ライズのサイクルは1分に一度ほど。風はないけれど虫の流下量の多さに対してはライズが少ないのは、やっぱり雪の影響なのでしょう。でもタイミングを見極めて3投目に宿題をやっつけました。今年初の戻りヤマメの銀はとても美しく、そして初夏には34〜5cmに成長することを期待しつつ、そっとリリース。
そこではたと思った。この増水、午後の水温上昇、もしかして下から遡上魚が上がってきているかも?目の前に広がるライズは次回にとって置くことにして(ルアーの人に釣られちゃうかな)、新たな推測に慌ててさらに20km下流へ下ることにした私。いつでも釣りはポジティブなので「釣れちゃうかも?」と、ダブハンに持ち替えて振り倒す私でした。
桜の開花がまだまだ程遠いこの地域、本流を泳ぐサクラの遡上も少し遅いようで、海から○○km上流のこの場所を通過するのはもう少し先のようです。今回はほど良い準備運動ということで・・。
ダブハン爆投のあと前回と同様に唐揚げが食べたくなったので帰路の途中でお土産にと唐揚げを買って帰ると、家で嫁が唐揚げを揚げてました、チャンチャン。