恋するフォーチュンクッキーならぬ、鯉する芳醇、クッキーは上げない

相変わらず1週間以上遅延のご報告。本当の事を言うと実はもっと前の話なんだな。

時を戻そう、正月明け最初の休日の事。年始からオデコ覚悟の釣りへ行くのもなんだから、手始めは手頃な管釣りからと雨の中を出掛けたのさ。しかし管釣りだけではつまらないので午後の天気が回復したら後半はコイでも釣りに行こうと、一応その準備をして行ったのです。

雨の管釣りは人がほとんど居らず釣りはなんでもできる状態だったので、思いっきりぶっ飛ばして入れ喰いを堪能。そして3時間が過ぎたところで雨脚が収まってきたので鯉のフライフィッシングへと出かける事となりました。僕らが楽しむコイさんはとてもグルメで超熟超芳醇じゃないと喰いが悪いと言う話を何度かしたかと思います。ポイント近くのコンビニにはその肝心の銘柄が品切れだったので、駄目もとで別ブランドのパンを買ってポイントへと向かいました。

車をコインパーキングに止めるのに難儀し、ようやく釣りはじめたら土砂降り。そして芳醇ではないパンを投げても魚の反応はすこぶる悪く、ずぶ濡れになって帰ったのでした。昼食を抜いて出向いたその帰路でポケットに手を突っ込むと、いつ入れたのか包装されたクッキーが一枚。鯉ごときでなんかなぁと思いながら、その湿気ったクッキーを食べながらオデコを噛み締めました。

それから2週間後のこと。コイ釣りが中途半端であったことに反省し、同じシチュエーションでリベンジ。このお話の続きは以下の写真の通り。

天気が悪い中の管釣り
今思い起こしても寒い雨だったなぁ。レインウェアを着ていても雪と違って長時間釣りをしていると袖口からビチョビチョになっちゃうのです。手を上げた時に伝う冷たい雨水は、不快この上ないのです。ご覧の通り僕ら以外は誰もおりませぬ。こんな天気では当たり前か。
ファストフリットの曲がり
フィッシングプレッシャーが少ないので入れ喰い状態。でも空が暗過ぎて写真を撮ってもパッとしませんなぁ。
パン鯉
そして鯉釣りへ移動。コインパーキングを探して車を止めるのにざっと30分。パンをハサミで刻み、いよいよこれからと言う時にザーザー振り。コンビニ袋に雨水が伝い、時間とともにパンはビチョビチョに。駄目だこりゃと思った二人はロッドを仕舞い、諦めて帰るのでした。
TFO Mangrove Coast
それから2週間後のこと。今度はメーカーさんのサンプルロッドであるTFOのマングローブ・コーストを試投する為に管釣りへ。この日は穏やかに晴れた日なので、お客様も多く釣果はそれなりに。
朝霞ガーデンの放流
いつも放流する時間にいないので、久しぶりに見るこの光景はなんか新鮮。でも放流する頃には3時間が過ぎたので、場所を移してダブルヘッダーであるコイが泳ぐ川へ移動。
パンを撒いてコイを釣る
今回は抜かりなく事前に超芳醇を入手。フライでコイを狙うときは、「鯉する(超)芳醇、(鯉に)クッキーは上げない」です。なんか無理があるけれど、ポケットには自分の餌であるクッキーを忍ばせてね(笑)。パンはこのように事前にハサミでカットして、乾かしておくと投げやすいです。
パンフライで鯉を釣る
フライフィッシャーマンってバカですよね。高級なパンを撒いて(時々自分の口にも入れて)、わざわざ偽物の餌(フライ)で釣るのですから。今回は晴れているので水温も少し高く魚は高活性。でも僕らがイジメ過ぎているから、スレるのも早いです。ランディング前にバラしたこの場所は、その後はいくら撒いても魚が浮きません。
鯉のフライフィッシング
場所を変えると最初は活性が良いのですぐにフライに食い付きます。トルクフルな引きをする鯉はグラスロッドをバットから曲げてくれます。
鯉のフライフィッシング
ようやく上がってきたポッチャリ系、髭ピンのコイサンマン(覚えているかな?ブッシュマン)。この貫禄と大きさなので一本取れれば十分満足です。
鯉の尾鰭
エピックのリールと比べると尾鰭はこの大きさ。重さは5キロ近くありそうだからそのパワーは恐るべし。さて、相方が釣れたとこだし、餌撒き(チャミング)と釣り人が交代。しかし一度掛けた所は反応がありません。仕方なくポイントを休ませた元の場所へ移動。
コイをリリース
移動したその場所には別の釣り人が・・。さらに移動すると今度は子供達の石投げが始まりました。その頃には用意したパンが尽きてしまい、新たに買ってきてやる気力は失せてしまい、私は今回もオデコとあいなりました。う〜む、更なるリベンジする?今度はフォーチュンクッキーでも撒いてやろうかな・・。

続スイングボーイズ、大雨に撃沈す

天気予報は「明日は大荒れの天気となるでしょう。」と伝えたら、貴方はどうしますか? 私はお馬鹿なので、”こりゃ人が来ないから入れ食いじゃない?”と、ポジティブな発想が浮かんでしまうのです。でもね、その選択肢が湖ならば少しは分かるのですが、前回あまり芳しくなかったスイングボーイズのポイントへリベンジとなった訳。

家を出るときはポツポツの空模様。天気が外れてなんとかなんじゃね〜の、と思ったのも束の間。関越自動車道へ入った途端に雨、アメ、あめ・・。それも時たま期待を持たせて穏やかになるものだから、群馬県に突入しても「意外と釣りになるんじゃない?」という相変わらずポジティブな二人。釣り場へ着いても雨足は変わらず。こんな日に釣りへ来るのは僕らぐらいでしょ、と思ったら先客がひとり。こんな男気なスイングボーイがいるのだから、オイラ達も負けてはいられないと慌てて入漁証を買うのでした。

”本当に買うの?” 的な漁協のおじさんの怪訝な顔をよそに、支払いを済ませ早々に用意を済ませる二人。両岸の濁りが多少は出てきたものの、一番良い流れの筋はまだ濁っていなかったので対岸へ渡渉し、すぐに釣りを始めた。

しかしである、ロッドを何度か振り回していると、最初は綺麗だった水がみるみるうちに濁り出し、ものの30分で足元が見えなくなり始めた。ロッドから伝わる魚信と勘違いするアタリは流されて来た落ち葉ばかり。雨足は徐々に強くなりだしたので水位を測るための石を決め、その石が水没したら釣りを中止して渡渉するとにした。川というものは自分の場所が降っていなくても上流の雨が集まり増えてくるものと肝に銘じる。案の定、雨足が弱まりだした頃には濁りが強くなり基準の石はその1時間後に水没し、僕らは釣りを断念。降りしきる雨の中で1時間スイングするために三千円を散財したお馬鹿な二人でありました。

こんな時は温泉入って飯食って帰るに限るよね。釣り場以外は何も知らない私なので、今回は群馬の温泉を堪能し家路へつくのでした。埼玉県を南下する頃には雨は上がっていたけれど、高速が混み始めた為にカーナビは和光北インターで降りるように促してきた。ん? これって釣りをして帰れって事ですか?

今回の戒め:ポジティブな妄想より、冷静な観天望気を

雨の中のスイング
スタートは前回の時と水位は同じ(前回は雨の後)。元々が水位が低いので後10センチぐらい上がったら退渓しようと釣り始めた。竿の振り始めはまだ流心が濁ってなかったので釣れるかも?と、わずかな期待。しかし何もナッシング。
雨の中のスイング
だんだん濁りが強くなり、足元が見づらくなってきた。僅かなアタリは全て流されて来た落ち葉でした。
雨による河川の濁り
くるぶし程度の水位はまだ濁りがないけれど、その前の底が全く見えなくなり始めた。こりゃダメだわ、と目標の浅瀬で退渓。ダメ元で行った釣りなので、仕方ないですね。その後はリバートピア吉岡という温泉に浸かって家路へ。本当はこのまま帰るつもりだったのに、カーナビは和光北インターで降りろというんですよ。
朝霞ガーデン
インターを降りたら必然的に吸い寄せられてしまいました、朝霞ガーデンに。仕方なく?3時間釣りをする事に。結果、レインボーをたっぷり釣って帰りましたとさ、チャンチャン。釣り→温泉→美味しい食事→釣り。コンビニ飯は一切無しの意外と充実した一日。

目指せメーターオーバー(イトウ戦記・編)

今年も残る所あと2ヶ月と少し。振り返ればコロナ禍がほとんだったから例年に比べて釣行回数は少なめ。だからそれに合わせて安全牌の釣りで楽しめばいいものの、私は夢を追いかけての大物狙いが多いので、釣行日数に対してオデコ率は尋常じゃないんですな。勘定はしてないけれど、今季は一体何日間オデコだったかな?

現在の私が目指す「メーターオーバー!」は三種類おり、シーバスイトウ、そしてオオニベになる。さらにオデコに拍車をかけるかのように行っているのが関東圏でのサクラマスで、それらに費やした時間は測り知れない。厳密に言えばなんかしら釣れていたりするので、完デコではないのですが目標値には遠く及ばず、ため息をつく日々が続いてます。ま、簡単に釣れちゃったら面白くないので、これが私の釣り人生ですな。

さて、昨日までの北海道で目指せメーターオーバーと言えば、イトウです。私の中ではこの魚は勝手に名付けた出世魚で、イトウとは言い難いサイズはアタミ、さらに人に釣ったとは言いづらい小物をマナヅル(もしくはオダワラ)と呼びます。関東圏の方ならば何となく御察しが付く事でしょう。

さてその今年のイトウくん狙いへ行って感じた事は、夏の高水温と渇水がニュースで見た通り影響がある様に感じました。毎日大人数で投げ倒しても、アメマスさえもまったく掛らんのです。こんな状況は今年だけであって欲しいなぁ・・。また、今回は常に大人数で(一番多い日は横並びで5名)で釣りをしていたので熊の心配は薄く、そして和気藹々楽しい釣り三昧と夜の宴を楽しんできました。釣果が乏しいですが、そんな道北の釣りをチョビっとご紹介。ちなみにトップの写真は今回キャッチしたイトウではないので、悪しからず。

今回の戒め:投げ倒したその先に究極の境地があるに違いない、きっと・・・。

毎日が藪漕ぎ
本流スイングのイトウ狙いは毎日が藪漕ぎと腕の筋肉を鍛えるトレーニング。獣臭い場所もあるので一人で川へ行くのは勇気がいるが、今回は大所帯で大声出しながら行動していたので、熊に会う可能性は少しは低いだろう。
道北のイトウ狙い
景色はまるでスキナー水系でスティールヘッドを狙っているかの様。この川の場合、いくら投げても釣れない時は上流へ行ってレインボーを狙うのもありだけれど、一投でも多く投げないとそのチャンスは訪れないと思っている私。難しい魚を狙う場合、わかった気になって釣る時間を削るのは良くないと思う。
ウチダザリガニ
凄い大きさ。食べた事ないけれど美味しいのかな?名前はウチダザリガニだけれど、コヤツは外来種。
エンリコミノー
私がイトウを狙うときに使うフライはエンリコミノーをウグイとアメマスの中間的なカラーにしたパターン。フックサイズは2/0〜3/0で大きさにして10〜13cm前後。皆には大きすぎると言われるけれど、このフライでも25センチのアメマスが釣れちゃいます。フライの種類は色々と試しては見るけれど、私の中では実績のあるパターン。難点はフックがデカイので沈めてしまうと根掛かりが多いです。
スペイキャストの練習風景
若者Nくんにキャスティングを教える、イトウ戦記の巨匠。キャスティングの美しさはピカイチ。
スコットのカムイ
車にカムイを立てかけてみたけれど、長いなぁ。考えてみればヒラマサを狙う磯竿である5号5.4mを一日中振り回している様なものだから、日々の体力消耗は計り知れない。帰る頃には腕が太くなる事に合点が行く。
道北のイトウ
最後の最後まで投げ続けた結果、カムイがたった一度だけ微笑んだ瞬間でした。その時合いはわずか15分ほど。本当に神の悪戯としか思えないが、そんな瞬間があるからこそやめられない。でもね、今回私のロッドにきてくれたのは、イトウの手前にあるアタミさんでした。
北海道のイトウ
2/0のフックをガッチリと咥え込んだ彼。共食いする程の魚なので、大きくなるやつはきっと大きいフライへの反応が良いのでは?と私は考えている。ティペットは5号を使用。
北海道のイトウ
悔しいから過去に釣った写真を記載してみました。本当はこんなサイズのイトウを釣る予定だったのだけれど、釣りの歯車はそう簡単には噛み合いません。また挑戦しにきなよ、という事ですな。夢のメーターオーバーは私が生きている間に釣れるかな?

渓流の締めくくりは湯川でリハビリフィッシング

記憶とは当てにならないものですね。昨年のこの時期に湯川へ行ったと思ってましたが、今ブログで確認すると2年前の9月17日でした。コロナ禍は人生の貴重な時間に影響を及ぼし、昨年の記憶は無かった様な一年になっているなんて、悲しい。

私はハーミットを始める前に某釣具関係に勤めていたのですが、その頃の私はオートバイの免許しかありませんでした。北海道釣行もバイクで楽しんでいた輩なので普段の釣りは何ら不都合を感じず。しかし誰かと一緒に行くとなると車の免許がない役立たずなので、皆が私のアッシー君になってました。そんな時代に私のアッシーをしていた後輩のHくんが約25年ぶりにフライを再開するとの事で、そのリハビリ釣行へ。あ、今回は彼がアッシーではなく、若い頃のお礼を兼ねて私がアッシーくんです(笑)

2021年の渓流シーズンもあと僅かという時期なので、やっぱりオデコなんて嫌ですよね。なので確実に魚が居る湯川を最終戦として選んだ訳ですが、ハッチの少ないこの時期は決して簡単なものではありません。渋ちんライズをいかに仕留めるかが鍵です。そういえばひと昔前の禁漁直前の湯川なんて朝は霜が降りるほど寒かったのを思い出し、地球温暖化の進み具合を改めて感じました。

そんな昨日の湯川は以下の通り。楽しい1日でございました。

戦場ヶ原にある木道
今回は赤沼茶屋から入って湯滝手前まで釣り上がり、魚を探しながら往復する釣り。木道歩きが半分、そして藪漕ぎが1/4、さらに水中闊歩が1/4。朝早くはライズが無いけれど、時間と共に魚が浮くので、魚影を見つけて狙うサイトフィッシング。
ライズを見つけて狙う湯川のブルックトラウト
彼が湯川に来るのは初めてだとか。リハビリ釣行なのでライズを見つけてあげて、まずは体を慣らしてもらいましょう。入りやすいポジションだと魚が目の前になっているので、入渓は匍匐前進さながら。低い姿勢で用意して、タイミングをはかります。
ドライフライでヒットしたブルックトラウト
川での釣行が25年振りだというから難儀するかと思いきや体はフライフィッシングを覚えている様で、すんなりと大物を掛けてランディング、流石です。これで一安心して私は自分のお魚探しに入ります。
湯川の秋空
今回のフライフィッシングは今年1番の密(みつ)かな。それは釣り人ではなくジジババ様たちのハイカーがとっても多いから。紅葉はまだですが、こんな景色なので写真は撮りたくなるし、出掛けたくなるのも致し方ないです。
FAGUS ファインループ 6フィート4インチ3番
ブルックトラウトはこんな木の下でライズするのでかなり難儀します。リーダーはかなり短くして6.4フィートのファーガスでフライをねじ込むのが丁度良いシチュエーション。以前の釣行では上流部の方が魚が濃かったですが、今回は青木橋よりも下流の方がライズが多かったです。13時まで掛けて上流を目指しましたが、ライズの少なさにライズの多かった下流部へ速攻Uターン。
湯川のブルックトラウト
これがライズなの?と、思うくらい渋いライズが木が邪魔をする岸ギリギリであります。疑心暗鬼になりながらもそんな場所へ投げるとそれが全部ブルックトラウト。7フィート台のロッドでは長さが邪魔をするのでねじ込むのが難しい事でしょう。さらにキャストの正確さが要求されます。でもね、掛けた所でこのロッドの柔らかさが仇になり、藻化けする事多数発生。
戦場ヶ原の木々
木々は少しずつ黄色みが増してきた感じ。この場所が紅葉渋滞する頃には釣り人の姿は無くなりますが、その頃にはブルックトラウトの産卵を見に行くという楽しみ方があります。私がそれに行くかって? 答えはいいえ、私は他の釣りで忙しいのです(笑)
朱点が宝石のようなブルックトラウト
魚の渋ちんライズを見つけるのに大変苦労したために前半はとても苦労しましたが、パターンさえわかってしまえばこちらのもの。似たような場所を見つけて投げやすいポジションからフライをねじ込みます。そのポジションがたとえ胸近くの水深があるとしても、それを忘れて投げ続けて釣果を伸ばす私。
藻の隙間に隠れるブルックトラウト
先だっての野反湖と同様の時刻の30分だけライズの嵐。写真撮影なんてやめて片っ端から釣れば良いと思っていたのは若かりし頃。今は納得がいく釣りができればそれで十分。最後にリリースしたブルックは藻の中に隠れた自分は完璧だと思っている姿が可愛かったので、その写真を撮影していたら、川面のライズは静かになったとさ。

秋のトラウトは歩いた距離に比例しない

気がつくとそこには朝焼けの淡いコントラストに色付けられた高い山々に、綿菓子のような雲が添えられた場所。何かに導かれる様に着いたけれど、夏に触れた魚の感触がきっと忘れられなかったからここへ辿り着いたのでしょう。しかし場所は同じでも川原の虫たちはすっかり秋に変わってました。

先だってのシーバスで気持ちを切り替えた筈ですが、ダメ押しで川へ出掛けてみたくなったのです、それも歩かないと釣れない釣り。そもそもこの時期はヤマメを釣るのが難しくなる時期なので、それ以外の魚としてイワナではなくブラウントラウトを選んだのがここへ訪れる発端。7月に新しく開拓した場所のおかわりというか、もう一度その周辺を探って来年に向けての傾向と対策を考えようというもの。

で、まぁ二日間に渡って釣り続けた訳なのですが、やっぱり自分の思い通りに事は進まないんです。ポジティブに釣り下る私のロッドにはコツリとも当たらず、季節はしっかりと秋なのですね、激シブでした。それにしても日にどれぐらいの距離を歩いたのだろう。足はパンパンになるのは無論のこと、その距離に魚の数は全く比例せず、お魚は大きくなっているだろうという予測も見事に打ち砕かれ、「ヤマメの盆隠れ」ならぬ、「ブラウンの雲隠れ」と相成りました。

今回の戒め:ポジティブな考えを優先する前に先人の格言は肝に銘じよ。

関東圏の河川
「幸せは〜♪歩いてこない。だから歩いて行くんだね♪」私は釣りに関してはいつでもポジティブ。この果てしないラン(流れ)の先にきっと私が求めている大物がいると信じて釣り下るのです。結果は・・・(泣)
本流のブラウントラウト
釣れないことはないんですよ。しかし歩いた距離には比例しません。2キロ降って1バイトって感じかな。そんな調子の川なので人に勧められません。
関東圏でのヤマメ釣り
午前中は水温が上がりにくい事がわかったので、二日目の午前中はかなり上流へ行ってヤマメ釣り。グラスロッドを積み忘れたので、今回の相棒はウィンストン エア864/4です。久しぶりに使ったけれど、銘竿ですねぇ。
関東圏のヤマメ
この場所には前回取りこぼした尺ものがいた筈なのですが、格言通り「ヤマメの盆隠れ」。お盆を過ぎると魚は途端に動き始めて何処へ行ったのやら。産卵行動に入るし、な〜んもいません。ようやく釣れたのはこんなおチビさんだから疲労が半端ないって。
ガムシ
そして今回の昆虫採集はガムシ。ゲンゴロウに似ている水辺の生物です。
クイズ:お猿を探せ
さて、この中にお猿さんは何匹いるでしょう?隠れている子猿も多かったので、私にも正解がわかりません。河原の石をひっくり返して何かを舐めてました。
とある河川
午後はひと休憩してから、別の河川が合流する場所でウェットを流してみた。手前がクリアで奥が本流筋。チビバイトのみであとは何もなし。
ブラウントラウト
結局歩いても歩いても日に一本しか釣れません。夏はあんなにいたのにねぇ。ブラウントラウトも秋には大きく移動するのでしょうか。それとも夏の大雨で流されたのかなぁ。色々な事を推測しつつ、すでに来年の構想を考えています。

昆虫採集(観察)とフライフィッシング

緊急事態宣言が長く続いてますが、釣りへはもちろん行ってますよ。皆さんが会社での営業成績を気にするように、私は年間釣行90日以上という自分で決めた目標があるのです。でも今年は達成が難しそう。あ、ついでに年間漁獲高(釣果)も達成率は50%位。私に上司はいませんが目標値に対してこんなに低い水準じゃクビ切られちゃいますね。

ここ数ヶ月の写真を見返して思う事、コロナの影響もあり独り釣行が多いので写っているのは魚と景色ばかり。それに混じって虫と遭遇する度に撮っている写真が目立ちました。そう、フライフィッシングを掘り下げて楽しむ一つとして、昆虫観察はとても重要なファクターです。

あなたは釣り場に着いて入渓したら何をしていますか? ひたすらフライを投げまくり、数打ちゃ当たる作戦も良いかもしれません。しかし、偏食な個体が多いヤマメなどはフライが全く合っていないと見に来ることも無いかもしれません。ここで思い出されるのが、フライフィッシングの楽しさを伝える言葉として「マッチ・ザ・ハッチ」というおまじないのような言葉。噛み砕けば「魚の食べているものに合わせて釣る」ですが、あなたは「このフライで釣りたい」と好みのフライばかりを投げていませんか?

お魚の気持ちを私は代弁できませんが、ストマックポンプを使った時にその内容物に偏りがあると、その魚の偏食ぶりに気付かされるのです。私的なざっくりな発言をすれば、早春から春はミッジとメイフライ(カゲロウ)で柔らかそうな明るいカラーが好き。最盛期の5〜6月はメイフライに加えて多くのカディスで栄養がありそうなもの。初夏から晩秋にかけてはアント・ホッパー・などのテレストリアルは色が濃い虫たちが多い。決してそっくりなフライで釣る必要性はありませんが、大事なのはそのボリューム(シルエット)とカラーだと思います。食べ慣れているものには魚もすぐに食いついてくれるのです。

渓流シーズンはもう残りわずか。禁漁期までの残りの季節はテレストリアル全般ですが、いくら釣り上がっても反応がない時は一旦近くの岩にでも腰掛けて休憩してくださいな。そんな時間は意外に大切なもので、足元にはアリが歩き、川岸の草むらにはバッタがしがみついていたりするのです。そんな虫たちが風やトラブルで流されるのを想像しながら見つけた虫に似たフライを結んで投げてみるのが、私の釣りスタイル。これだと思う虫を見つけた時にしてやったりと思うのですが、そんな時に限って似たようなフライがないもの。一にも二にも日頃のタイイングが大切ですなぁ・・。

ハーミットからの格言:あなたがフライフィッシャーマンであるならば、在宅時の暇という時間は全てフライタイイングに力を注ぎなさい

ムネアカオオアリ
都会で見るアリはとても小さいですが、渓流で見かけるアリはとてつもなく大きいです。大きものだと14番フックよりも大きいんじゃないかな。写真のムネアカオオアリは、これでもかなり小さい方。大きい羽蟻はこの倍ぐらいの大きさになります。カラーもブラックではなく、どちらかというとダークブラウン系が多い。海外だともっと茶色のアリが多いイメージ。
ゴマダラカミキリ
フライフィッシングとは全く関係ない筈のゴマダラカミキリ。初老の私ですが、未だにこんな虫を見ると追いかけ回して写真を撮っちゃいます(笑)。童心に戻り昆虫が簡単に見つけられるのが、フライフィッシングの魅力の一つかも?
ストマックポンプで取った水生昆虫。
草むらばかりではなく、お魚の胃の中身をストマックポンプで出して調べるのも一つの方法。前回もストマップポンプを使う写真を撮り忘れたというか、独りだと撮れないんですよね。増水後で食いが渋い日だったので、胃の内容物はニンフ(ヒラタカゲロウ)主体。
晩夏のヤマメ
草ムラから落ちた小さなフキバッタを見たので、お腹がグリーンのセッジパラシュートに変更したら出たヤマメ。もう一回り大きいサイズを期待したけれど、長雨が続いたので今年は育ちが悪いのかな?
フライで釣るオニヤンマ
そして少し釣り上がると釣れたオニヤンマ(笑)私のフライを気に入ってくれたのは、ヤマメだけではなかった。この後さらにオニヤンマ追加。子供この頃はあんなに取るのが難しかったのにね。毎回グルグル巻きなっちゃうので、フライを一旦切って解きます。
カマキリ
車へ戻る最中の林道で出会った私を威嚇するカマキリ。子供の頃、カマキリの卵を見つけてビニール袋に入れて持ち帰り、その存在を忘れたその後。家の中が小さな虫だらけになった事がある。しばらくすると淘汰され、一匹だけ家の中でたくましい姿に育っていた。
夕暮れの釣り
家にこもっている時間が長過ぎたので、この時久しぶりに誘った友達は、朝から真っ暗になるまでずっと休まず釣り続けていたとさ。

サクラマスのフライを使ってブラウンハンティング

今年は昨シーズンよりも更に釣りが厳しいと感じているのは昨年以上に緊急事態宣言が長く、普通の釣りが出来てないのが私の現状です。日常って当たり前のようでそうで無くなった時に、そのありがたみを感じる為にコロナウィルスは産まれたのかな?なんて思ってしまいます。今後ワクチン接種が進む事でこの危機が乗り越えられる事を祈りつつ、私はただ人との接触を極端に減らして釣りへ行く(仕事ですから)のみでございます。

今年は関東圏から出ないでずっとサクラマス狙いをしてきた訳ですが、結果は実らずに今期にこしらえたフライたちが余りました。もちろん繰り越して来年使っても良いのですが、シーズン前になればまたフレッシュなフライが巻きたくなるので、今のうちに消費しておきたいのです。

昨年この時期ブラウンハントに出掛けましたが、今年はその場所を変えてスイングの釣りで巻いたウェットフライをブラウントラウトに捧げに行くことに。しかしですね、初めての場所で結果はそう簡単に出るものではありません。いろいろな課題を抱えてきたので、2回目以降はその創意工夫で結果が出るのかが楽しみとなる訳です。

何もすることがない四連休を私はお仕事をしておりますが、どこにも出掛ける予定が無い人は、このブログでも見ながら失笑してくださいまし。

暑い夏の日の釣り
とりあえずチビブラウンをドライで釣っておきましょうと、少し上の方へ行って釣り始めた。最初のポイントでHさんは私の後追いだったのですが、ドンピシャのタイミングでヒット。綺麗なブラウントラウトをでっかいドライフライで仕留めましたヨ、流石です。
日本のブラウントラウト
こんな綺麗なブラウントラウトを青空の下で二人で釣りをしていると、ニュージーランドかモンタナで釣りをしているかのような錯覚に陥るのです。そしてモンタナ(サンフランシスコかも?)生まれのウィンストンのグラスロッドがギュンギュンしなってました。
放流もののイワナ
私はというとドライでブラウンはな〜んの反応もなし。それも私に掛かるのは放流もののイワナちゃん。あれ?なんか昨年と似ているぞ。ま、日頃の行いが良くないんでしょうな。
本流のウェットフライの釣り
ドライフライフィッシングは午前中で終了して本流へ移動。暑いので数時間休憩して夕方近くからスイングの釣りをする事に。本流の釣りは歩け歩け運動です。
本流のブラウントラウト
ポイントまで歩き、3投目からアタリがあった。流し方を変えたら掛かるかな?と考え、少し上流へ投げて沈める時間を長めに取ったらすぐにキマシタ。ま、チビですけれどね。それでも魂込めて巻いた殆どカラスのみ(ハーミット専属ハンターに仕留めて頂いたハシボソカラス)ウェットで釣れて嬉しいのです。
大きめのウェットフライ
カラスはウイングの部分とスロートハックル、そしてボディのダビング材にカラスのアンダーファーを混ぜました。バットにはアピールするためにオレンジのフロスとクレストのテール。真っ黒けはやっぱり効きますなぁ。
本流のブラウントラウト
その後は歩いてもなかなか出ないのと、これ以上良いポイントはない場所でもアタリが出ないので、リーダーをちょっと工夫して沈める事に。そしてようやく少しはまともなサイズがヒット。もっとも今回の目標はゴーマルだったので、サイズ的にはまだまだです。でも新しく挑戦したこの川をどう攻めるかはなんとなく分かったので、次回はリーダーからフライまでを工夫して挑みます。
本流の釣り
少しずつ空が暗くなる中で夢中になってキャスティングをしてましたが、気がつけば私の後ろでご満悦のHさん。聞けばドライで出したサイズよりも一回り大きいのがキャッチできたとのこと。私もとりあえず釣れたので、これにて納竿。空はまだまだ明るいですが、もう19時だものね。宿題をたくさんもらって嬉しいのは釣りだけかもね、次回が楽しみ。

東京オリンピックとオジサンの夏休み

私は64年の東京オリンピックに生まれた方達と同い年ですが、実際には早生まれなので開催中は母胎で大物とのやりとりの夢を見ていた頃です。間も無く始まりますね、東京オリンピック2020。その盛り上がりはここ水道橋では残念ながら肌で感じることは無く、むしろ長引くコロナ禍のために最初の楽観的な思いとは違いこの地区の行く末がかなり心配になってきました。

ハーミットへは水道橋西口駅を降りて歩いて3分ほどで来られる場所なのですが、駅前の四隅のビルは一階にテナントが入っていなところがあり、さらには上を見上げるとビルそのものがスッカラカンなんです。東京ドームのイベントが少なくなり、サラリーマンはテレワーク。そして学生はオンライン授業〜夏休みへ移行。そんな調子なので飲食の店舗は確実に三割減になり、土日は店休日になるお店が多くなってしまい、最近の私は昼食難民です。

ハーミットの前を歩く方々はお店には全く関係のない人が殆どですが、街中の人が減り水道橋の活気が下がると私のモチベーションはだだ下がりなので、ブログは何を書いて良いのやらで綴っております。さて、そんな気分を払拭するためにいつもと違う事をしようと決めた私。梅雨が明ければオジサンたちの夏休みです。先日の私は文章とは全く関係の無い、こんな事をやってました。

夏のイワナ釣り
梅雨明けの青空は大好き。イワナも喜んでいそうですが、この場所の水温は少し高めでへばっている感じでした。この場所はそこそこ標高はあるのですが、半端なく暑い1日でした。
イワナのお食事
膨れた胃の中をストマックポンプで調べてみると、中身はアリンコだらけ。皿からこぼして流れてしまったので、写したのはこの一匹ですが、かなりの量を食べてましたヨ。
夏の岩魚
サイズは7〜8寸程度。短い区間でかなりの数の個体が顔を出してくれます。初めて入った区間だけれど、それでうまい具合に釣れると嬉しいなぁ。
相棒のHさん
今回の相棒はHさん。ずっと梅雨空で仕事にこもっていた僕らだから、たまには天日干しが必要なんです(笑)
夏のヤマメ
波っ気がある早い流れからはヤマメが顔を出す。どっちも食べているのはフライングアントでした。皆さんもアリンコ巻いてくださいまし。サイズは同じく7〜8寸ですが、どれも綺麗な個体でした。
フライングアント14番
気がつけばわずかな時間で20本ほど釣れたので大満足。今は大物よりも魚と戯れたいのです。夏の日差しは久しぶりに浴びた感じ。ちなみにフライは前回の釣りでパッチに刺さっていたこのフライ一種類のみでほぼ完結。時間を見て補充分を巻かないとね。

マップルと共に駆け抜けたフライフィッシング

私の車のドアポケットには古びたマップル(地図)が今もなお刺さりっぱなしで置いてある。先日の釣りで移動休憩中にふと気になり手に取ってみた日焼けしたその地図。その中には至る所に印がされていた。

進化し続ける携帯電話の機能は子供の頃に想像した未来とは違い、電話として活躍する事が無い。今ではなんでも出来るハンドコンピューターとしてその未来を委ねられている様に感じる。GPSを使ったカーナビの歴史を辿るとだいたい30年ぐらいの様だが、カーナビの登場と共にロードマップが衰退していったというところだろう。そしてそのカーナビでさえこの先はどうなる事やら。

私のフライフィッシング史前半はオートバイと共に全国を回っていたので、ツーリング用のタンクバックの隙間にマップルを挟んで川を探すと言うスタイルで走り回っていた。目的地までの国道をざっと見て曲がるべき場所を頭に叩き込み、川が近づいたらバイクを止めて再度確認して林道へ入る。目指す川が決まっている場合は事前に国土地理院の2.5万の1地図を購入し、入渓してからはその地図とコンパスをに頼り退渓点を探っていた。

時代が進むにつれ仲間は「カーナビがあれば大丈夫。」なんて言ってマップルを積まなくなったけれど、カーナビの画面は小さく、そして縮尺を変えると突然川が消えてしまうので不便極まりないと私は思っている。特に目的の川が駄目だった場合に逃げの川を探ろうとカーナビに頼ると、縮尺を変えると隣りにある沢がどこにあるか分からず、行ってみたら全く別の沢を攻めていたなんて事を後で気づいたりするのである。そんな時にマップルは今でも少しだけ活躍するのだ。

僕らが若い頃使っていた縮尺10万分の1のマップルは途切れてもその隣りは上端に描かれたページ番号表ですぐに見つけられるのはとても便利。何よりも地図が縮尺が全て統一されていてるので、突然距離感が変わってしまうという事がなかったが良かったのだ。そしてご丁寧に入渓点にウキ(浮子)マークがあったりするので、半信半疑で入渓した川もある(笑)。その結果は打率半分だったかな?

時代は進み携帯電話の精度はGPSの性能が飛躍的上がった事で、今はわずかな誤差で自分の居場所がわかる様になったのは、釣りの最中は嬉しい事。その反面、街中の行動が情報として漏れてないないか心配になって入りもしてしまうのも事実。

そんな地図の行く末はフライフィッシングと同じく無くなりはしないけれど、ごく一部の需要に限られるので多くの皆さんが知らない所で今後もひっそりと活躍していくのであろう。そして梅雨空が続く車の中でふと手に取った地図は、また数年間はこのまま忘れられて眠り続ける事でしょう。

昭文社のマップル10万分の1
今手元に残っているのは一番古いもので1991年発刊。それ以前はいくつものツーリングで濡れてボロボロになってしまい、捨ててしまいました。現在所有する一番新しいもので2010年。今のマップルは山間部になると突然縮尺が変わるので、釣り向きではないと思う。
地図に書き足された釣り場
当時は地図を購入するとそこへ次々と情報を書き加えていくので、そう簡単に新しい地図の購入とはならない。今こうして見ると私の釣りスタイルは、一つの川を決めるととことんその周辺を通うスタイルだという事が分かる。今は行かない桂川は10代〜30代の思い出。
1991年の地図
地図をペラペラとめくると、手書きでダムを書き加えてある。30年前と今を比べると大きく変わったのはこのダムのために大きく変貌した川。上流部にダムや砂防堰堤を持つ川の下流部は砂礫と真っ直ぐに護岸された川ばかり。懐かしんでいては魚は釣れないので、今はひたすら最後の砂防堰堤よりも上を目指す。
いつもの川離れて入渓した川
ということで、私の本流のウェットフライフィッシングは6月末まで粘りましたが、今年は何もなく終わりました。なので、地図を手に取り久々に訪れたのは別の水系のかなり上流部。その移動距離は80km。知らぬ間に道は真っ直ぐになり、さらに上にはまたダムが・・。長距離を歩く元気が無かったので、車を置いて10分程歩いてから入渓しました。
イワナ
予想通り車止めから近い場所だとサイズが伸びません。イワナは6〜6寸半が中心。フライへの反応もイマイチでした。
北関東のヤマメ
いつもの水系からかなり離れているので、ヤマメのカラーもなんとなく違う。でもシブチンで反応が悪いのでフライは20番まで落としてやっと掛かる様になった。ヤマメもほぼ同じで6〜7寸まで。午後は雷予報だったのでお昼退渓しましたが、釣果は7本で終了。正味3時間の釣りなので、上出来です。
ムネアカオオアリ
魚が釣れて一安心の休憩。私がおにぎりを頬張る足元にはムネアカオオアリが歩いてました。次回はコレ巻かないとね。サイズはフックにして12〜14番サイズ。こんな釣りを先週まで続けてましたが、雨が降り続くと次回の釣り場所に悩んでしまうなぁ。

ノスタルジーな気分でリフレッシュ

14周も同じ場所へ通い続けて何事も無く過ぎ去る日々。根性であと数週間通い続けてキャス練をやり切った感を出したかったけれど、梅雨入りした季節のように私の気持ちはどんより曇り空、足が本流へ向かなくなりました。今年はもう終わりかな・・。何か行かない理由を付けをしたくて覗いた河川の水位サイトには前日比プラス20センチの水位を指していた、これはチト厳しい。仕方ないなとと言う気持ちを全面に押し出しつつも、新しいプランを練れるのに口元はつい緩んでしまう。

かと言って今は起床1時間半前。瞼を閉じならが色々考えていても良い案が浮かばない。とりあえず起きたら気の向くまま釣りへ行ってみる事としますか。そんな旅はしばらくしていなかったしね。

今思えば若い頃の私はかなりぶっ飛んだ行き当たりばったりな釣り人、だと私は思う。中学生の頃は雑誌に登場する遠くの川や湖へ行きたくても電車賃さえないので、ふと50キロ以上先の湖へ自転車で釣りへ行くのは茶飯事。16歳の誕生日には学校をサボって原付免許を取りに行き、その2週間後の交付日も学校をサボって受け取りに行った。その足で上野のバイク街へ向かい、スズキのハスラーを購入。でもバイト代だけでは足りないので残りは3回分の月賦払いの書類を持って家へ帰り、親に殴られながらも判子をもらったのである。

免許センターの講習では「免許取得後数ヶ月以内は危ないので気をつけて運転するように。」と言われたが、バイク購入1ヶ月後には救急車で搬送される始末。それでもその夏にイトウに会いたくて、原付で本州をひた走り北海道へ行ったのだ。その計画を思い立ったのはその二日前で、バイト先に急遽2週間の休みをもらって夏休みの釣りへと出かけたんだっけな。そうそう、始めてアラスカへ行ったのも17歳の春だったしね。ほんとおお馬鹿な私。

行き当たりばったりで行く場合が思いつかない時、私が向かう場所はただ一つ。気持ちが安らぐその場所は富士五湖の一番端に位置する湖。思えばこの湖も電車を乗り継いで中学生の頃から来ていたなぁ。溶岩隊の多くは樹木で覆われてしまったけれど、今も湖の前にはどっしりと構えた富士山が迎えてくれる。

そんなノスタルジーな気分に浸りロッドを出してはみたものの私の用意は不十分。そして魚の反応はわずか30分程度、日の出と共に何事も無くただ静まりかえるのでした。何も無いのはいつもの事だけれど、この場所に立つだけで気持ちがリフレッシュされるのは、私の前世はきっとこの湖のどこかにあるのかもしれない。そんな事を思いながらユルユルの時間を過ごした休日でした。

溶岩隊から上る太陽
溶岩隊から太陽がコンニチワ。間も無く夏至を迎えるので、日の出は物凄く早いです。太陽の角度が増す毎に魚の反応は鈍くなり、静まりかえる湖。この季節はベストタイムが僅かしかありません。
大量のスジエビ
湖に太陽の光が入り始めると見える青い景色。岩の上でうごめくのはヨシノボリが多いのだけれど、この場所には大量のスジエビ。こりゃ餌には困らないね。写真に納められなかったけれど、この近辺に55アップのアフタースポーンバスがいて、私を何度も睨みつけてました。もちろんフライを投げても無反応。
ヤマメ
陽が高くなって釣れる気がしなくなったので、大移動。入漁証を再度買ってヤマメさんに遊んでもらいました。サイズは8寸弱といったところ。午前中で結構釣れたので雷嫌いの私は早々に退散。午後はマッタリとビールを飲みながら午後のロードショーを見ましたとさ。