マスを訪ねて三千里

♪この道の彼方、約束されたはずの場所があると信じて生きたい
もう一度孤独に火をつけて♪

こんにちは、ハマショーが好きな私です。僕らの世代は多分多いと思います。

それにしても本流釣りオンザロード、約束された地に巡り会えるのはいつになるのでしょうか? もう7週目に入りますが川の活性はまだ遠く、雑魚の気配もほとんどない日々が続いてます。そしてCOVID-19の影響を考えて孤独な単独釣行が多い日々ですが、今回は現地集合現地解散で釣り仲間と本流へひたすら毛針を投げつづたのであります。

結果から言えば、本流前戦異常なし!報告はありません。

昨日の移動距離:360km
昨日釣りをしていた時間:12.5時間(休憩なし)
昨日釣り降った距離:約 4km弱
本命のキャッチ数:0匹
雑魚のキャッチ数:0匹
シオヤキマスのキャッチ数:1匹
ロストしたフライ数:0本
交換したフライ数:1本

人生は思いの外厳しい日々の連続です・・。

オオヤマカワゲラの抜け殻
朝イチに入った場所は先週に入渓点を見つけた初めての場所。入ってすぐに大きなライズがあったけれど、あれはサっちゃんではなくコイだったと思う。ただひたすらフライを流し釣り降った。雰囲気は良いのですが、あともう少しかなぁ。水位は減水気味で石の上にはオオヤマカワゲラの抜け殻だらけ。
水中に飛ぶ込んだツチガエル?
バンク沿いを釣り降っていたら、突然黒い影が水中に飛び込んだ。最初は川ネズミかと思ったけれど水中を覗くとこの子でした。もうすぐ彼らの合唱が始まります。
ダンケルドフライ
相変わらず浮気ぜずにダンケルドの漢流しを貫いてます。フックサイズは6番よりも大いきものを使う理由は、雑魚が掛かる数をほどほどにしたいから。でもね、今年はその雑魚が全然いないのです。ちなみにフライがロストしないのは、ティペットが太いのとシンキングリーダーを使用してない為(フローティングかホバーを使用)。
ヒレなしレインボートラウト
現在の時合いは11時〜13時。時を見計らってとっておきのポイントへ入河。昼間だというのにヒゲナガが流れ始め良い雰囲気になってきたらコレが掛かった。僕らはこのマスの事をシオヤキマスと呼ぶ。化粧塩の使用量を減らすために開発されたマスで、胸鰭が退化し尾鰭が丸くなっている(ウソです)。エコであり塩分を気にしている方にはお勧めのターゲット。ですが、最近は川魚は食べないのですぐにリリース。大きくなってまた会えても嬉しくない魚の一つ。
ダブルハンドフライキャスティングし続ける長いラン
あまりにも何にもないので一つのラン(フライが流しやすい一区切りの流れ)が終わってもさらに下流へそのまま流し続ける二人。先行する彼はアタリがないので、どんどんとディープウェーディング(深み)へと入ってしまう、これも釣り人の心情かな。
日本の素晴らしくない景色。新たに護岸された河川敷
一昨年の台風19号の被害を覚えていますか?それから1年半を経て河川敷は大変貌。しかし私が嘆かないのは、この景色は前に見もているから。このポイントは35年位前からお気に入りの場所だったのが、ある年の災害でこんな感じに様変わり。ガッカリしてから約10年後位には護岸が崩れまた良いポイントに戻った場所。しばらくは何もないでしょうが、10年後にはまた元の姿に戻ると思っている。それよりも人間てホントおバカで浅はか。真っ直ぐにしたがるし、こんなものこしらえたところで、自然の猛威に勝つことなんて出来ないのにね。

 

エアフロのスーパーフロー・タクティカルテーパーを使った印象

さて、今度はタクティカルテーパーのお話ですが、その前にエアフロ社のラインは他のメーカーさんと大きく違う点をご存知?  エアフロ社以外のラインはそのほとんどがPVC(塩化ビニール)で作られているのに対し、エアフロ社だけがポリウレタンで作られてます。PU(ポリウレタン)の良いところは耐摩耗性、引っ張り強度、耐油性(ケミカルに侵されにくい)、柔軟性に優れる点などが挙げられます。昨今は公害問題やケミカルに厳しい諸外国ですが、エアフロは害の少ないポリウレタンで出来ている事を全面に出して最近は広告を打っています。

その他の特徴としてはパワーコアというコア(芯)を持つ点が挙げられます。ブレイデッドコアを持つ通常のフライラインの伸び率が20%前後に対し、エアフロの芯となるパワーコアは6%。ようはナイロンブレイデッドとPEの差ですね。仮にフルキャストした際に出るラインが25mだとして、一般的なフライラインはめいいっぱい引っ張ると30mにも伸びてしまうという事です。なので、細かなアタリの差は他社とは圧倒的に違うのがエアフロなのです。

あまりエアフロを褒めちぎってもしょうがないので難点を一つあげましょうか。フライラインの外側を覆うポリウレタン(ウレタンゴム)ですが、紫外線や窒素、熱によって起きる経時劣化があり製品のばらつきがあるにせよ、通常は2〜3年で劣化すると言われてます。もっともPVCラインにせよ経時による巻ぐせや劣化はしますので、全てのフライラインの寿命は3年くらい経って気になる点が出てきたら、交換しましょうね。

エアフロ・スーパフロ・タクティカル WF4F

このラインを比較するのは昨年まで出ていたスティルウォーターテーパーでしょう。タクティカルテーパーは全モデルよりもフロントテーパーが長い20フィートになり、ベリー部を2フィート短くしたことで、よりテーパーがスローで後半に重さが乗るラインになりました。そしてこのラインもホールゾーン(左手で持つ部分を握りやすくした部分)を設けた事で、ロングレンジへを狙う時に持ち手の細いラインがすっぽ抜けない様にする工夫がしてあります。

ラインウェイトはライン規格通り。そしてヘッド部が13.8mあるのでホールする位置を長くできる人は、より重さを得られるという訳です。そうそう、ラインループも昔に比べるととても小さくなったので、サイエンティフィックアングラーズと同じぐらいかな。

さて私の使った印象ですが、そもそも長いテーパーを持つラインは短い距離ではラインウェイトが足りなくなるので投げづらい傾向があるので好みではないのです。しかしです、このラインはその細さが相まって空気抵抗が少ないシンキングラインを投げているような感覚で、3〜6m位のラインでもウェイトの足りなさを感じませんでした。リーダーも相性が良かったのか、バリバスのプロドライ 11ft 5X+ティペット90cm、それに16番のドライフライをつけても失速がなく、私好みのコントロール感がありました。さらに遠投はテーリングを起こすこともなく長めの12m以上のホールはよりパワフルな印象です。

前作のエリートトラウトのライン感覚が好きだったので、低い番手は全てユニバーサルにしようかと思ってましたが、私的好みでは2〜5番あたりの渓流での釣りはこちらの方がフロントテーパーがより細く水に馴染んている感覚も相まって使いやすさを感じました。

まだ使い始めて一ヶ月ほどなので特に気になる点は見つかりませんが、私的にはこのラインカラーがあんまり好きじゃない点ぐらいかな。リーダー側がグレーっぽいカラーでランニングラインはグリンカラーになり、全体にとても地味です。皆さんは私の私的感覚でユニバーサルテーパーとタクティカルテーパーのどちらのラインが欲しくなりましたか? 本日ようやくパワーテーパーの高番手も入荷してきたので、またどこかでパワーテーパーを使った感想も書きたいと思います。

長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。なんで今週はこんな話を書いたかは、最後まで読み進めると分かります、ハイ・・・・。

タクティカルテーパーの先端
先端にはラインタグが。ループ処理が昔よりもずっと小さくなり、妙な太さがなくてスッキリ。そして先端が水に馴染んでフニャフニャしているイメージ、良い意味で。リーダーが若草色ですが、これがバリバスのプロドライのバットカラー。
ラインの長さはトータル90フィート(約30m)。渓流のラインとして考えると長く感じますが、細い分だけ遠投が効きます。そしてラインキャパも減るのでトータルはプラスマイナス ゼロかな。要望としてはこのラインのフロントテーパーを持つDTラインが欲しい人がいるかも?以前の様に反対側のテーパーをユニバーサルにすれば、めちゃくちゃ売れるんじゃない?
実はですね、今週もちゃんと釣りへ行っているのですヨ。ですが、タコってきたので書くことがありません(泣) 本流の釣りですが、マイクロスペイ10ft6inch・3番にシングルハンドWF6Fを使うという荒技。その理由はライズがあればドライでやって、なければウェットのスイングの釣りという寸法。ライズがあったのは15分だけ。システムを換えたら終わってしまったのです、悲しい・・・。もうヒラタカゲロウも飛んでます。
今年の某本流は深いところが多くなり、私のやる気はマックス。しかし昨年同様に雑魚がおらんのです。いつもは釣れなくても雑魚が遊んでくれるので良いのですが、今年は全くナッシングなのでモチベーションを保つのが難しい年でもあります。雑魚カムバ〜ック!
オオヤマカワゲラ
『観覧注意』今年一番力を入れているポイントでオオヤマカワゲラの流下が始まりました。パッと見はヤマトゴキブリと変わりませんが、顔をよくご覧ください、ナウシカに出てくる虫にそっくりでしょ。コヤツが4枚羽根を広げて飛ぶ姿はお尻が重たげで、風が吹くとすぐに水面に落下し、水面を走り回ります。この虫を食べるトラウトは絶対にチビではありません。しかし、今週は何事もなく終わった次第です・・。

モヤっと、ヌルっと

気がつけば3月はもう今日でおしまい。昨年同様に3月はコレといった釣りの話は書けず、さらにイベントは昨年以上に減る傾向で、私の気持ちはモヤっとしたまま時が過ぎて行きます。時間が取れずフライは昨年のもち玉のまま釣りへは出掛けてみるものの、魚を探す鼻(勘どころ)は効かずパッとしません、というか本流はオデコ続きという有様。

そんな調子なので昨日の話も大した内容は無いのです。

前日の雨がひどかったため本流の水位はまだ高めなので、まずは上流でチョコチョコっと魚を釣ろうと考えた。自分の勘所で予想した場所へ行ってみると、水位が高く上流へ渡渉できない状態。仕方なくそこを諦め目先を変えて別の川へ。初めて入るその場所は水位はプラス20センチ程で水温は低めだったけれど、なんとか釣りができる感じ。しかし時間が勿体無いからいい加減に入ったら本流を見失い藪の中で釣りをしている状態(笑) よって何もナッシング。

あ〜ぁ、今日も何にもなさそう。そんな気持ちで何か良い案はないかと模索していたら、本流の水位がだいぶ下がり始め好みの深さになっていた。こりゃダメ元で本流だなと、下流へ60キロも移動したのでございます。

して、そのポイントへ。

良さげなポイントを見つけて少し上流からダウンクロスの釣り。手前から探り距離を伸ばし切ったところで降りながら釣るスタイル。ランが長いのでワンキャスト、4ステップダウン(4歩下流に降って投げ直す繰り返し)で、200mほど降るつもりでいた。

「あの石頭、あのヨレ、俺だったら絶対あそこで食っちゃうな。」
もうライブ配信のせいでそんな独り言が板につきました。

左頬に風を受ける左岸の釣りで、ラインがビシッと対岸へ伸びていく。水量が多いので上流側へメンディングして狙いの沈み石頭でスイングを開始。

「あ〜喰っちゃうね俺が魚だったら、ここでガツンでしょ。」
するとヌルッと何かがアタった。

それは・・・、

北関東の川
2番目に入った良さげな川。今考えてみれば上流すぎて桜はまだ硬いつぼみのままでした。あとひと月もすれば、ライズが沢山あるんだろうなぁ。
渓流で悲惨な藪漕ぎ
その2番目の川で本筋の流れを見失い、一体私は何をしているのかという状態(深い場所が点在)。葦原が酷過ぎて前に進めませんが、こんな場所は稚魚を守るビオトープなんでしょうね。
本流の渓流魚
そして本流へ移りヌルッとした変なアタリで掛かったのはコヤツ。フライはボックス順列で言うと14番機あたりのフィッシュファインダー的な役目の不出来なダンケルド6番。コヤツは歯がしっかりしていて、なんか鱗がギラギラじゃあ〜りませんか。
シマノ アスキス 12ft6inch・5wt
ロッドはアスキスの12フィート6インチ5番。マイクロスペイで釣っていたらもっと楽しめただろうに。しかしながら久しぶりに掛けた後に魚が登りました。さすが遡上魚と言いたいけれど、なんか怪しい。
試験放流の個体
ありゃ油ビレがありません、放流ものの証拠デス。昨年の禁漁間際に入れ喰いを味わったサクラマスの稚魚が育ったとしたら大き過ぎのサイズ。しかし、海から遡上したとしたらサイズが中途半端だし戻りヤマメでもありません。明らかに昨今の試験放流であるサッちゃんですね。ヤマメだったら余裕の尺オーバーなので小躍りしてたでしょう。放流ものとはいえサッちゃんですが、2尺ヤマメには程遠いので気分はなんともかんとも・・・。
マダラカゲロウ
ちなみに釣ったのは水温が暖まった13時位でしたが、そのころは水面にヒゲナガが走り、コイツは顔にアタックしてきました。オオヤマカワゲラが飛び回る季節までもう少しです。
試験放流の個体
ひとしきり眺めた後にそっとリリース。試験放流とはいえ、このサイズだったら6月には40センチを軽く超えてくれるでしょうから、少し楽しみでもあります。
試験放流の個体
なるべく大きく見えそうな写真を選って載せたけれど、大きく見えますか?(笑)まだ水面を割ってライズする雑魚たちもいないので、本格的なシーズンまであと3週間といった所でしょうか。今年は後半に本流を攻めて、一回り大きいサイズを狙ってみようかと思います。釣れるかなぁ?

サクラサク(都心近郊の桜咲く頃のフライフィッシング)

卒業式のシーズンはもう終わったのかな? そんな事に気づけないのはきっとCOVID-19のせい。学生とサラリーマンの街であるここ水道橋西口というフレーズは、もう過去のもの。卒業する学生が歩く事はなくサラリーマンはテレワークになり、今はすっかり寂れた都会へとなりました。あぁ、相変わらずネガティブモードで困ります。

気持ちの切り替えができないままズルズルと時が過ぎてしまい、気がつけばハーミット横の枝垂れ桜も満開を過ぎてしまう始末。イカンイカン、いつまでも引きずっていては、釣れる魚も釣れぬ。という事で本日出勤前に遡上魚を狙いに行ってきました。

釣れたかって?もちろんですよ、皆さん。しかし、この言葉の裏には偵察という3回のオデコがあった事は内緒です。そして本命のさっちゃん(サイナンボウではありません)ではなく、近所の癒しの遡上魚マルちゃんだと言うことはサムネールで分かってしまいます。

あぁ、なんか書いてても調子でないな。今の私はお魚に例えると酸欠状態。もっと野外で風を受けて日光浴させないと弱っちゃうんです。来週からはきっと元気になりますので、今しばらくお待ちを。

では本日の様子は以下の通り。

マルタの遡上
昨年もそうだったけれど、今年も遡上量は少ないかもしれません。ですが平均サイズは大きめで、鯉よりも大きいロクマルアップもかなりいます。ちなみにマルタくんをまだ釣った事がない方に向けて、タックルは以下の通り。ロッド:8.6〜9フィート5〜6番・リーダー7.5ft 3X・ティペット3X 30cm・フライ:8〜10番
元気よく跳ねるマルタウグイ
使うフライはマラブーニンフで、管釣り用サイズよりも一回り大きいのが良いでしょう。本日のアタリカラーはオレンジとパープル。同じオレンジでもグローバグは喰わず、マラブーフライへの反応の方が格段に良いです。棚をキープしてフライを流したいので、インディケーターはあったほうが良いでしょう。
マルタウグイ2021年
マラブーフライはビーズヘッドニンフでウェイトはあまり重くない方が根掛かりが少なくて良いです。スレ掛かりが多いという方は多分沈め過ぎ。深さと流れのスピードを読んで、底よりも少しだけ上を引くようにすれば管釣りのような明確なアタリが得られます(フライのサイズやカラーが合っていれば)。
マルタウグイの尻尾
マルタウグイは遡上魚なので、川を歩いてその群れを探す必要があります。釣れる時間は夜明け〜太陽があまり高くならない時間帯まで。今日は曇りだったので、比較的釣りやすい時間が続いたと思います。
鮫肌のマルタウグイ
本日も多くの釣り人が出ておりましたが、皆さんよく釣れてました。釣期はあと2〜3週間は続きますので、海から遡上する天然魚を楽しみたい方は近くの綺麗な河川へお出かけください。管釣りのヒレ丸くんとは違う重々しくてワイルドな引きが楽しめる筈です。
関東の桜の状況
サクラサク、関東の陽気は今こんな状態。そして私は解禁からずっと本流でダブハンの練習という名の下の近所の河川でさっちゃんを狙っていますが、先だって2投目で掛かりました(戻りヤマメです)が、久しぶりのアタリで慌ててしまい、思わずラインを握しめたので口切れにてバレました。直後の跳ねたお姿をしかと見ましたが、悔やんでも後の祭り。私の心(ハート)はサクラチル・・・。

リズムが狂う(オデコ続きのフライフィッシング)

ハーミットブログはすっかり忘れ去られたかの様に2月の更新は一回のみ。もっともタイイングをライブ配信にしたことで、ネタが減ったのが一つの理由ですが、緊急事態宣言のおかげで巣ごもりが板についてしまいました。皆とお酒を飲んでワイワイやりたいですが、飲み会はもう一年以上行ってません。

実はここしばらく全然釣りへ行っていない訳ではなく、モチベーションを削がれた為にすっかり釣りのリズムが崩れてオデコ続きなのでネタがありません。海へ行ったり管釣り行ったり、マルタを探したりして、私の場合お店のオープン前や閉店後にも行くので、2月釣行回数はなんだかんだで8日間だったりして。この8日間で釣れた魚は管釣りのレインボーのみ(笑)

そして2月は個人のキャスティングスクールの申し込みも多く、生徒さんには「キャスティングはリズムです。」なんて言っているのですが、そんな私が釣りのリズムを崩してしまい、ダメダメ人間に。どうやら釣れない病を発症したみたいですが、誰かその症状を改善する手立てを知りませんか?

季節はもう3月。各地は一般解禁しましたね。
そんな私は3月に入って何をしているかは、ご想像にお任せします。

今週末は解禁後最初の土日。釣りは密集を嫌うスポーツですので、皆さんはいつも通り周りとの接触を避けて、各地の釣り場で渓流釣りをお楽しみください。
皆さんの釣り場での笑顔を想像しながらお仕事ガンバリマス。

キャスティングレッスンの風景
普段はダブルハンドのキャスティングを教えることはないのですが、いろいろ事情があってダブハンの個人スクールを受けて練習会。ダブルハンドの場合水辺でウェーディングできる場所を探すのが大変なのです。
そしてシングルハンドのキャスティングスクールも相変わらず一昨年の台風19号による被害を受けた橋脚工事が終わらず、練習できる場所がありません。なので、今後のキャス練はペンディングになってしまいました。
そんな感じで2月に手に入れたセントリックのC904/4の出番は2回だけで、それも2回とも朝霞ガーデンでゴザイマス。このまま朝霞専用ロッドにしちゃう?
マルタの釣りは歩いて歩き抜く。
そんな最中に空いている日はお散歩がてらにマルタを散策。土手を何キロも歩いて見つけたマルタ。日中は喰いが悪かったので翌朝出直すと、その群れはどこにも見当たらず。その前後2キロほどを歩いて探しましたが見つからずにタコりました。
解禁のヤマメ
あれ、なんでヤマメの写真? そう昨日は解禁直後なのでなるべく一番近い川で人目を避けて釣りをしてきました。もちろん家を出てから帰るまでコンビニにも寄らずの非接触。そう書いてもやんや言う人がいるのでしょうね。
解禁のヤマメ
午後は大荒れの予報だったので午前中勝負。見つけたライズは多数だったけれど、意外に渋くて22番のミッジピューパ中心。そして昨日、「久々にピュアの3番を使ったけれど、久しぶりだと硬く感じるなぁ。」なんて思ってましたが、写真を見るとエアの864/4に3番を通してたのですね。どうりでキャスティングのリズムがおかしい筈です(笑)今日まで気づかなかった自分に反省。
寒々しい木々
丁度お昼には空気が変わり、これ以上やるとヤバそうだったので納竿。ティペット9Xにフックは22〜24番のピューパとスピナーのみで丁度ツ抜けで終了しキリが良かったです。仰げば木々はまだまだ寒々しいお姿で、本当の春はこれからの様ですね。

サンペイ世代

私と同世代である1962〜7年あたりは、基本釣り好きが多いのです。第一次釣りブームとなった火付役はおそらく漫画であり、当時少年マガジンに連載されていた、「釣りキチ三平」なのです。その漫画に読み耽った私の場合は三平くんが投網を投げれば同じように投網を買って練習し、遠投競技の章に入れば意味もなく遠投練習する、まるでコピー人間の様なもの。当時は相当な人が影響され、そのうちの一握りが未だ一つの趣味として続けているのです。でもね、フライフィッシングだけは釣り場で出会った影響で始めたので、サンペイくんよりもずっと先に始めてましたヨ。

三平くんの漫画といえば夢のある大型魚が多数登場する訳で、私の場合はその魚たちをキャッチする事 を未だに夢見るオジサンと言った感じかな?登場するようなサイズは現実味が薄いとしても、少しでもそれに近づけたら私は本望なのでゴザイマス。

「釣りキチ三平」の中で人気があるのはきっと北海道のイトウか四万十川のアカメあたりでしょう。どちらも夢のあるメーターオーバーの世界ですが、この秋は久しぶりに北の大地で夢を追い掛けて来ましたよ、同世代同志でね。

今回は同い年の業界人釣行。例えるなら「釣りキチ三平」ならぬ、「釣りバカ三人衆」かな。東センセはご存知フライ業界の要的な存在で37年の付き合い。そして千葉ちゃんは名寄の敏腕ガイドとして有名。『イトウ戦記』の人と言った方がわかるかな?同い年のオトコ3人が集まると釣り話以外では、松田聖子とエロトーク(笑)
毎日18フィートものロッドを一日中振り回す日々なのだが、着いた初日から大増水。泥濁りで1m増水はたまったもんじゃありません。とは言うものの、普段このロッドでオーバーヘッドキャスティングしかしないので、私はまずこのロッドでスペイキャストに慣れる事が優先。
一生懸命フライを流していると、たまにアメマスがかかったりして。緊張感を持って釣りをしろと言われている様で、その気持ちを引き締めてくれるアイドル的な魚。
鉄橋にさし掛かると警笛を鳴らす電車。ボ〜ッと過ごしているとカナダへスティールヘッドの遠征に来たんだという錯覚に陥る。しかし車列の短さを見て我に帰るのである。
日に3〜4カ所のポイントを転々とするが、何の反応もなし。勝負は水がどれだけ下がるかが問題。支流との合流には白サケの群れ。今年は個体が大きいなぁ。
投げても投げても結果は出ませんが、日々練習という事で納得している3人。あーでもない、こーでもない、キャスティング論が熱いデス。18フィートが強風に煽られると、それはまるで魚とファイトしているかのような空気抵抗。高々と掲げれば旗棒のような長さ。それが三日目になると、確実に腕が太くなっている事を実感できます。Scott カムイは漢のロマンが詰まった「筋トレ棒」ですな。
スコットカムイ、故郷の北海道に帰る図。そして私の投げるフライは相変わらず20センチ。私の場合はイトウ 戦記ではなく20センチ戦記。やっている事は川筋スイングのシーバスと一緒。
最終日、カムイが天から降りてきたのは千葉ちゃんのロッド。水位が下がり始め、風向きが変わるほんの一瞬、その時合いが来た。
それに続けと東くんも間髪入れずにヒット。そう言えば急に風がなくなりモアっとしてきた感じがする。釣るなら今しかない。
上がってきたイトウくん。大きめのソルトフックに巻かれたミノーはガップリ飲んでますゼ。
私は彼の魚を見ながら、開高健の「モンゴル大紀行」ごっこ。「イトウだ!」「テングリ様がたった一回、大いなる微笑をしてくれました。まだ私は少し生き延びられます、ありがとうございます。」分かる人にはわかる、このくだり。
「あれ?あなたの魚は?」と思われる方に、私はエンリコの3/0で釣りました。3人とも無事キャッチしましたよ、何か文句でも?(笑) 3人で合計160cm、これだけ釣れば十分でしょう。平均サイズを下げているのは私ですが・・・。

 

ロングドライブ

ご来店の皆さんは気付いている方も多いと思いますが、最近車を置いてません。車無し生活が早2週間を過ぎようとしています。パジェロ君は恩年9歳になり少しずつパーツ交換を進めているのですが、コロナウィルスの余波でディラーさんの休みが増え、そして部品工場との休みが噛み合わず、さらにパーツ品切れが重なる三重苦。いつになったら車が帰って来るのか首を流して待っている日々が続いてます。

パジェロくんが休暇を取っているからといって私が釣りに行かないという選択肢は無く、休みともなればしっかり釣り仲間の誘いがあり、連れて行ってくれると言う釣り生活2週間目。

今回は岩手県生まれのファーガスが手に入ったので、他の大地での魚の引き味を教えるためにあえて逆の方向を目指したのが昨日。私が購入したのはファーガスファインループ6フィート4インチ3番4ピース。終盤だし小さなタナビラでも釣ろうとロングツーリングに出かけたのですが、果たしてどうなったでしょうか・・・。

釣り人は大体四駆に乗ってます。今回は赤のエクストレールにての釣行。片道が300km近く走るのは先週のブラウンクラフト(ブラウントラウト)釣行と同じ遠さだけれど、今回は日帰りなのね。お疲れ様でした。
この地方の河川は並行して道が走っている所が多いのですが、あえて道がない場所を選択。川幅は少し広かったので、ロッドはスコット。そんな場所は放流もない代わりに人があまり入らないので大物が出ます。しかし、今回はそんな場所からのバイトは一度だけ。それもこんな時期だから、二度は出ません。
タナビラを釣るつもりで入った川なのに、なぜかイワナがお見えになりました。ま、釣れないよりはマシなので、記念撮影をパシャリ。
一本目に入った川が不発だったので、少し走って上流の枝沢へ。いつもはこの水量の倍はあるのですが、ちょっと少なすぎ。魚はいても走り回るだけで釣りになりません。
そして次に入った川で尺ヤマトくんを頂き、ファーガスに入魂完了。この岩の周りにいない筈は無いとしつこくフライを流した結果がコレでした。
その後はまた別の川へ行き巨岩帯での釣り。土日中ピーカンで虫飛ばずの状態は渋々で、反応はあれどもばらしまくり。私はタナビラを4本掛けて全部ネットランディング前に落っことしてしまう始末で写真無し。やっぱりバーブレスフックはバレますなぁ。大きいものは8寸半までありました。
家を出たのが朝の3時で、その後無休憩で釣り続ける二人。馬鹿に付ける薬はありません。
ヤマトくんの特徴は白点がなく虫食い模様がないこと。臀鰭のホワイトティップがとても綺麗です。
釣りは休む事なく18時半まで。イブニングはな〜んにも無いのはこの時期としては致し方ないかな。とは言うものの、いつもの大物ポイントででっかいヤマトくんに遭遇し、千載一遇のチャンスとばかりに鼻先にキャスト。ドンピシャで落ちたフライを咥えたかと思ったら、突っついただけ。もう一度投げたらフライのぐるりと見渡し、淵底へと帰って行きました・・。逃した魚はいつでもデカイです。
楽しい時間はあっという間。帰る時にふと気づく事はしゃがんで休憩する事も無かったので、車のシートに潜り込んだ時には、どっと疲れてきましたとさ。しかし無事に帰宅するまでが釣りですから、帰りは安全運転デス。今年の渓流シーズンは残すところ1ヶ月。皆さんの渓流納めは予定はいつですか?

ブラウンクラフト

『となりのトトロ』でメイちゃんが、オタマジャクシの事を”オジャマタクシ”と言ったり、”トウモコロシ”と言ってますよね。この一文字間違いで覚えるのは子供だけとは限りません。すでに潰れてしまった菅釣りにあった看板ですが、確かこんな感じで書いてありました。

『ガツーンと強い引きレインボー、ブラウンクラフト』

何を作るのかとツッコミたいところですが、誤字脱字のオンパレードの私がこんなチャチを入れても仕方ないですな。今回はこのブラウンクラフトが頭から離れなかったので、ちょっと書いてみた次第。

そんなブラウンクラフト、もといブラウントラウトを求めて今年も夏のひと時を楽しんできました。それにしても昨年の台風と今年の大雨で各地の河川の被害は凄いものですね。この川は下流部はかなり被害を受けています。上流部は最上流にある砂防堰堤以外はほぼ堰堤がないので、砂礫は少ない方で巨岩帯も崩れることなく健在でした。

訪れる度に渓流はその様相は変わり続けるけれど、たくましく生きる魚たちに癒された二日間の釣行を、お暇な方は覗いてくださいまし。

この川はいつ行っても大体こんな色しているんです。なので釣り人は少なめの筈なんですが、下流部の大物ポイントがことごとく壊れて砂礫の川になってしまったので、ココは結構釣り人だらけ。熾烈な入渓点争いに失敗した私たちは、空いている場所に入るしかありませんでした。
魚は出るけれども案の定、すでに過去に釣られた鈎穴がある魚ばかりが釣れます。そして私はブラウンを狙っているのに、イワナばかりがヒット。とは言うものの8寸はあるので文句なしの楽しさ。魚は渋かったので、とても小さなスポットだけで反応する状態。
普段はニコパチを撮らない私ですが、カメラを向けられたのでご要望にお応えして・・。強い流れに押されながら、反対側の小さなヨレから出てきたイワナくん。
今回は3人で入り、ポイントを分け合って釣りをしました。巨岩帯があるのであまり離れて釣りをすると事故をした時に気づかない可能性があるので、見える範囲で間隔を空けて一気に登ることはしません。
満足のいくサイズのイワナくんなんですが、私はブラウンを釣りに来たのです・・・。そういえばここ川の最上流部は禁漁ですが、かつてはヤマトイワナの生息地だったのですよね、確か。でもこの場所は全部普通のイワナです。
全員にある程度満足の釣果があり気持ちに余裕が出る頃、一人がこんなサイズのブラウンをスティミュレーター#8で仕留めた。まるで北海道じゃありませんか。この魚をみた途端に私の気持ちはエンジン全開。チビは要らないので、更にでっかいフライを投げまくります。無論二匹目のドジョウは現れる事なく私はイワナオンリーで1日目を終えました、ふぅ。
二日目は場所を変えて更に巨岩帯が点在する場所へ。入渓点からすぐの場所で#8のチェルノブイリで8寸サイズのブラウンを仕留めたけれど、前日のブラウンが頭から離れない。なのでしばらくは良いポイントだけ探っての拾い釣り。しかしその後がなかなか釣れません・・。
たまに顔を出すのですが、やっぱりサイズは全て8寸ばかり。もっともこの場所に大物が沢山いるような所であれば、相当有名になっているでしょうから、そう簡単にゴーマルサイズは姿を表しません。
こんな感じの巨岩帯の場所が続くのですが(人間がちっこいですね)、遡行する苦労が報われません・・。大物は何処に?
後追いのお仲間も大体同じサイズのブラウンくん。ブラウンは個体によりこの柄がかなり異なるので釣れた後の撮影もなんだか楽しみ。
ふと空を見上げる頃には入渓から3時間が経ち、その間に魚の姿はほとんどありませんでした。朝の外気温は20℃以下だったけれど、お昼には26℃になり汗でグッショリ。
写真ではその落差が分かりづらいですが、今季最大の高低差。そして二日目の方が難所続きなので、後からくるお仲間の様子を心配して見守ります。
結果二日目はコテンパンにやられてしまい、初日に匹敵する大物は現れませんでした。それにしてもこのサイズ見惚れてしまいますなぁ、次回にはぜひ私も、このサイズを釣ってみたいものです。

Hot Spot

あまりの暑さと自粛ムードでクーラーの効いた部屋から出られない、なんて人が多いんじゃない? 私はクーラーが好きではないので、8月に入ってようやく車のエアコン入れました、そう普段は窓を全開で走っているんです。

先週は避暑地として選んだ川で痛々しい姿を目にして逃げるようにして帰ってきましたが、今週は癒されたいのでホームリバーへと馳せ参じました。「ん? 管理人さんのホームリバーってどこよ?」との問いに私は答えません。でも、私がぶら下げている年券を知っている方はあらかた察しはつくでしょう。

前日までがお盆休みだった事もあるので、さぞかしスレまくりだろうと思って入渓。やっぱりスレッスレで小物の反応ばかり。ある一定の距離を歩いてからようやく少しずつ釣果が出てきました。

釣り始めて小一時間が過ぎた頃、なんだか右のオッパイがじんわりとヒリヒリする。それがしばらくすると乳首の先っちょに激痛が走ったので、こりゃ何か虫に刺されたな、と思いました。今日は暑いからと素肌に長袖一枚というのが問題だったのかもしれない。

ベストを脱いでシャツから覗き込むと特に私の乳首には異常なし、しかし痛いし、暑いし、スースーするのである。冷静に考察すると、なんだかいつもよりもハッカ臭がキツイのに気づいた、何故に・・・?

ベスト右胸の内ポケットに入れてあった虫除けのハッカスプレーを確認すると、先日買ったばかりなのに中身はほぼ全部なくなっている。そしてそこから漏れ出した液体がベストと速乾性のシャツに広がり、胸を刺激していたのであった。

しばらくするとその効果が薄まったのかそれほど痛くはなくなったが、帰りの車の中でそのシャツとベストに染み込んだペパーミントオイルが気化し始めた。現地を出た時の外気温は26℃ほどだったけれど、市街地に近づく頃には36℃になり車は熱される。するとその中はむせるほどのハッカ臭で充満。暑過ぎて窓は開けられないので、目はしばしば状態。いろんな意味でホットスポットな一日でゴザイマシタ。

皆さんもハッカスプレーの液漏れにはご注意を。

入渓点から200mほどは例によって一年生の入れ喰い。そして岩が点在する場所に入ったので、ここからいつものサイズが釣れると確信していた。しかしである。この時期だから14番程度のテレストリアルで反応するかと思いきや、いつものポイントから全く出ない。たまにライズする様子をみると相当小さな虫を食べているようなので、#20のトライコパラシュートを使い、ようやくキャッチ。そしていつものホットスポットはわずか25m。それが終わればまた沈黙である。
いくつかヤマメをキャッチして一安心。釣れる場所は短いから丁寧にゆっくり釣ろうと思い対岸の流れの流しやすいポイントに足を運ぶと、なんと足元に尺ヤマメ。目があった瞬間にヤマメは右往左往し、岩下へ入ってしまった。なんともかんとも、くるぶし上の水量だったのでうかつだった。もちろん幾ら待っても尺ヤマメは出てきません。
毎年思うのですが、ある程度の大きさの魚は居心地の良い場所に集まる様で、その区間を過ぎるとまた何事もなかった様に静まり返るか、チビスケの入れ食いになるかのいずれかになってしまいます。
ヤマメのホットスポットが過ぎ今度は稚魚サクラマス(放流もの)のスポット。前回と違うのはあれだけ銀毛していた体にはパーマークが浮かび上がり、なんだかヤマメっぽく変化していた。
そしてまたもう一つのホットスポットで7寸〜7寸半にサイズアップ。ここでは大岩の下がえぐれたポイントで、最初の一投で尺サイズが浮上。私のフライをじっと眺めて見切りやがった。その後は音信不通だったが、この秋には産卵するサイズなので、そっとしておいてあげよう(と言う負け惜しみ)。
梅雨から夏にかけてのキーワードウォーターワスプ (羽蟻)。こんな虫が結構流れてます。
結局サイズは7寸半止まりでチビを除き7本。独りでのんびりこの涼しい渓流で癒されました。
余談ですが、稚魚放流されたであろうポイントはまだ水族館状態。この場所は誰がやっても入れ食いでしょう。しかし気づいた事ですが、あれだけいたサクラマスの稚魚が見えないんです。このチビたちを釣ってみてわかった事ですが、銀毛していたサクラマスの稚魚くんたちはこの源流に放たれて、その様相はヤマメに変わってました(認識放流のためのアブビレがありません)。と言うことは、彼らはこのまま降ることなく、ヤマメとして過ごすのでしょうか?漁協の目論見は思い通りにはなりませんなぁ。そもそも放す所を間違えてますが・・。
本当はヤマメで満足したので帰ろうと思ったのですが、時間が余ったので気分を変えて支流に入りイワナ釣り。魚止めの堰堤を巻いて入渓した沢はもののけが出そうな苔むした沢。流れは細く7.7のロッドでも少し長く感じる。
釣れなくても2時間やったら上がろうと入ったその沢。えさ師が苦手とする木が低く垂れ込める場所にはちゃんといます。いつものイワナと違いなんかお目々が大きい感じ。
この沢は個体差が激しく、釣るごとにカラーと模様が異なり、コイツは上からみると真っ黒けに見えた。
また別の場所では腹がオレンジの綺麗な沢イワナ。型はやっぱりどれも7寸半といった所。ちなみにリーダーはティペット含めて8フィートほどです。
核心部へ向けて上を目指そうかと思ったけれど、食料と水を忘れたので引き返す事に。独り釣行の時は無理は禁物。今年は渓流釣りは行き足らないので、今後ももう少し散策する予定。来週はどこへ行こうかな? ちなみに今回も往復ずっと独り。唯一現地コンビニで食料と水をマスク姿で購入なので、三密は全くありません。と言うか、三密を避けていると現地にはお金が全然落ちないのですが良いのかなぁ・・・。

さらば我が青春の魚たち

目の前に広がる景色を背ける様に目をそっと閉じ、35年前のこの場所を思い出してみる。

車の免許を持っていなかった20代はどこへ行くのもオートバイで駆け巡る青春。日本全国どこへ行くにもロッドを担いで出かけていたが、関東圏にあるこの川は東京からおよそ150kmの場所。高速を使わず下道でおよそ3時間半の道のりだった。村の道が終わり林道を走り、さらにその林道が終わった地点には車数台分のスペース。平日は釣り人に出会うことが稀で、熊鈴を鳴らしながら大きな岩を抱える様にして超えていき、岩に張り付くように定位しているイワナを狙っていたものだった。

同じ川を繰り返し釣行していると、釣り人からいろいろな情報が入ってくるものである。ある釣り人から、

「この川の最上流部にはイワナはおらんぞ、全部アマゴだ。昔は○○滝より上は魚がいなかったが、その上にアマゴを沢移しした奴がおって、それ以来途中がイワナで最上流部はアマゴが釣れる川になった。」

と、こんな情報を聞いたので、ある年に上を目指したのである。当時は林道も短く辿り着くまでざっと3時間近くの歩きと遡行。

この川の最上流部は大きな流れを持つ二つの沢からなっており、その一つに人を拒む様な大きな滝があった。時間を掛け大きく高巻いて辿り着いた場所は周りの緑がVの字に広がりその隙間を覗き込む様に小さな空と雲が広がる世界。川には大きな岩が点在し、次の滝が近づくまでその落差は少なく、ちょうど良い流れのポイントがいくつも点在する。もちろんその聞いた噂は本当で、紛れもなくそこ生まれの半透明の腹鰭に白のペンキで塗った様なラインがある特徴的なアマゴが生きていた。

35年の月日にこの川の様相は目まぐるしく変わってきた。川に掛かった林道は右岸から左岸に移され、最後の橋は二基の堰堤が出来ると共に取り壊された。さらにその上に堰堤が出来るのだが、スリット堰堤を作ったり、コンクリートやめて石積みしてみたり。さらに鋼製透過型砂防堰堤(鋼製スリット)などなど。大きな巌岩は姿を消して堰堤を何個も作り続け、小さな滝を壊してそれらを作りあげた。

その結果は砂礫の山である。人間は一体何がしたいのだろうか?
土石流の原因の一つは治水工事では無いかと思うのは、私だけでは無いだろう。

今回の釣行で私はこの川の最上流部に別れを告げた。

さらば我が青春の魚たち。

全景を写すとどこだか分かってしまうのでよりの写真中心でゴメンナサイ。この堰堤の高さは以前は10mほどだが、今は人の腰ほどしかない。去年の台風と今年の大水で砂礫が堰堤を乗り越えました。この堰堤ができてからまだ10年は経って無いと思いますが、なんのための堰堤なんでしょうかねぇ。
目を覆う川の様子を和ませるかの様にいたクワガタ。川の生態系はめちゃくちゃですが、陸に住む昆虫はまだそんなに大きく生態系を変えてはいない様です。
下流部の堰堤と堰堤の間の流れは細かく砕かれた岩の山。35年前のこの場所は堰堤は無く直径1mほどの岩が点在し、それをよじ登って岩の影から岩魚を釣ってました。今は見る影もなし。そもそも、この川の砂利が細かくなり始めたのは堰堤工事が始まってからのこと。それ以前はとても綺麗な落差のある渓流でした。
これなんだか分かりますか?こんなものが流れてくるなんて、水の勢いは人間には食い止める事は出来ないんです。無駄な公費にお金を使うんだったら、その資金を災害支援に回した方が人に恨まれる事はないのに・・。
格子堰堤の上部に歯抜けになっている場所がありますよね、アレが流れたのです。ちなみに全景にすると分かることなのですが、10m以上はあるこの堰堤の上を土石が超えてますから、ショベルカーが一生懸命掘って元の状態(深さ)に戻すのに何日掛かっているの? なんだかなぁ・・。
あの岩もこの岩もな〜んも無くなってしまった。今は無理やり流れをねじ曲げて、ひたすら川をほじくり返すのみ。土木の仕事が無くならない仕組みです。
昔はこの場所まで釣りをしないで3時間近く掛かったけれど、今は釣りをしながらで1時間半で着いてしまう。この先に最後の鋼製スリット堰堤があるのだけれど、そこの土砂を掘るにしてもショベルカーが入れる道がありません。このまま放置するってこと?堰堤は土砂で埋れてパンパンなのに。
上流部は釣りをしていると両岸にそびえ立つ土砂が落ちてきて危険なので、途中で止めて引き返しました。高いところはその壁が15mほど。その上に1トン近い岩が今にも落ちそうになってます。ちなみに下流部のスリット堰堤は全部スリットが埋まってただの堰堤。それも砂礫が流れ過ぎてどこも落差がほとんどなくなりました。もう一度いいます。私は毎年ずっとこの川に通ってきましたが、堰堤が出来る前は砂礫なんてホントなかったんですよ。本当に台風のせいなのですか? 本当に堰堤は必要なのですか? 海に砂浜が無くなったのは堰堤のせいではないですか?
今も昔も変わらないのは、見上げた空と山の緑だけでした。今回、入渓点から最上流部近くまで釣り上がって、雑魚はおろか稚魚や魚の走りも一切ありませんでした。隣りの川へ行こうかとも思ったけれど、同じ痛みを二度食らうのは嫌だったので、午前中いっぱいで帰りましたとさ。その間、自宅近所のコンビニ以外はどこにも立ち寄ってないので、3蜜は全くありません。