夏祭り

皆さんが想像する夏祭りは、今年で言えば『君の名は?』に出てくるような夏祭りでしょうか? 私はこの夏ようやくこの映画を見ましたヨ。そして夏の海に出て釣り人が嫌う祭りはオマツリ(ご周知の通り、隣の人と釣り糸が絡むこと)でしょうか。何年か前に相模湾で目の前に起きるマグロの猛ボイルに目掛けて10隻以上の船からルアーを一斉投射されたら、ナブラの上にスパイダーマンが放ったクモの巣の様になり、そこに高価なルアーが沢山引っかかっているような状態を目にしました(笑)。釣り人だけでなく船長もよろしく、ナブラは人を興奮状態にさせてしまう魔物です。

昨日はそんなオマツリはなかったけれども夏のシイラ祭りというべき、一年の中でこれでもか、というくらい釣れ過ぎる相模湾の一日。わがままな釣り人は「釣れ過ぎるのはなんだか嫌だなぁ。」とぼやく人もいますが、年に一度あるかるかないかの出来事なんだから、素直にお魚に感謝して楽しみました。

っということで、昨日の結果を先に話しちゃいましたが、シイラの入れ食いで飽きるほど釣りました、いや本当に飽きたかも?(笑)。ちなみに休んでいたのは船の移動中だけで、後半は力を抜きながら釣りをしましたとさ。本当は、もう十数年お目にかかっていないカツヲを釣りたかったんですが、好調なカツヲもそろそろ下火のようでカツヲ狙いのコマセ船でもシイラ祭り。海上にはトンボが舞い夏の終わりを少し感じつつ、アイスクリームを頬張りながら帰路につきました。

海の中は水族館状態。これからフライフィッシングを始めたい人で入れ食いを楽しみたい人がいるのならば、真夏のシイラから始めればこんなに楽しいことはないでしょう。魚は美味しいし、運がよければ外道(なんて言っちゃダメですね)でマツダイやカンパチ、サバにカツヲやマグロが釣れるんですから。
前に見える船はスパンカー(船を風上に向かせるための帆)を立てたカツヲ狙いのコマセ釣り。カツヲは釣れてませんでした。

 

シイラをリリースすると、サメが待ってましたとシイラをパクリ。毎年色々なハプニングがあるのですが、今年はメカジキ2匹に遭遇。マグロ用ルアーを持って来ていた人がキャストすると一度はバイトが。その後は逃げちゃいました。一昨年はマンボウとマンタ、さらに前の年はカジキを銛で突いたこともあります。
相模湾で釣りをする人には馴染みのある城ヶ島沖のパヤオ。潮色は悪かったけれど、シイラの反応はすこぶる好調。チビカンパチもいましたが、ヒットにはならず。

 

一人マシンのように釣る人もいれば、休み休み楽しむ人も。サイズは伸びなかったものの、竿が曲がらない時間がなかった一日です。
嫁が掛けたシイラを旦那が救うの図、夫婦の共同作業です。

 

散水装置の先っちょはこんな感じ。この泡の中でバイトするカツヲを見たいなぁ。
移動中のインターバルはスイカ休憩。時にはかき氷の時も。

 

海上には掃海艇あわじや海上保安庁の船が右往左往。なんか慌ただしい雰囲気だなと思ったら、北朝鮮がミサイル放ったんですね、恐ろしや。

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。