移動ばかりで釣る時間が無くなった、北関東の桜が舞う川へヤマメ釣り

もし私の願いが一つ叶うのならば、残りの我が人生は春は今の3倍以上の長さにして欲しい。季節の移ろいは速すぎてやりきれない釣りが多いので、春が長ければどれだけ釣りが楽しめることか! 私の人生で言えば春はあと20回も無いのですから、この季節は1日も無駄には出来ない訳でアリマス。釣り師の考えってホントしょうもないですなぁ・・。

本栖湖ダブルヘッダーを終えて帰宅すれば、いつもであればビールをかっくらってバタンキュウなのですが、翌日も休みなので考えることはもちろん釣り。体力を温存する為にも酒までも飲むのを止めてしまうなんて、釣り馬鹿に付ける薬はアリマセヌ。

そして翌日の予定はこうだった。

前日がアマゴ釣りだったので、今度はヤマメ狙い。朝ゆっくり家を出て北へ向かい、温まった時間を見計らってスイング開始。所定の時間をやって何もなければイブニングはヤマメの川へ移動し、イブニングまでドライフライを楽しんじゃおうという魂胆。昨日だけですでに往復350キロ以上を往復しているのに、今日はさらに400キロ往復の予定。出発前から疲れているので、アリナミンとモンスタードリンクでドーピングしたのはいうまでもありません。

本栖湖のことばかり考えていたので北の本流の事は何も情報を入れず9時に出発。現地は着いたらなんと本流は濁りと増水。思い描いたスタイルが出来ないのであれば上流へ行ってヤマメだけやって帰ろうと思ったら、上流部もダムの放水で凄く太い流れな上に水温低下。これじゃ釣る気にもならんと更に移動し、もう一つの川へ。タックルを用意して川を右往左往するも、こちらも水温が低くいくら粘っても虫が全く飛びもしません。この時点でもう13時半。あぁどうしよう。

そして私がとった行動は所持している年券地域を諦めて、山道を登ることにしたのであります。

桜
桜が咲く場所は日中にヤマメのライズが起こる場所。この桜並木を過ぎたらそこはパラダイス、の筈であった・・・
北関東の川
本流をやめて向かった上流は渡渉が難しいほどの流れ。どうやら雪代の様でものすごく冷たく、そして青々していた。流されたくないので、この場所は却下。
渓流の桜
お昼過ぎに到着した別の川の上流部は桜は満開で水量は平水位。桜が舞い散る季節はヤマメさんはご機嫌の筈と、移動に時間をかけ過ぎて釣る時間がグッと短くなってしまったので早々釣り竿を出す私。
コンパラダン
よく観察すると16〜18番程度のカディスと18番サイズのコカゲロウがハッチしていたので、コンパラダンの16番(BWO)をチョイス。
ヤマメ
風に煽られてキャストしづらかったけれど、エサ師が手を出さない小場所を探るとお魚の反応はすこぶる良く、次々とヤマメさんが釣れてくれます。
ヤマメ釣り
前日よろしく、あっという間に20本以上をキャッチ。サイズの小さい5〜6寸半は天然もの。7寸以上は鼻が少し白かったり胸鰭が黒ずんだりした放流もの。フライを交換するのも面倒なので、コンパラダンで釣り続けましたとさ。
ヤマメの川
今から20年位前、この場所はヤマメとイワナのC&R区間だったけれど、今は沢に入ってもイワナがとんと釣れなくなってしまった。年々イワナを釣ることが難しくなってきている気がします。
ヤマメ
それこそこの川には40年くらい前から来ているので、昔も今も変わらないポイントがあります。そこは放流ものが貯まる場所でエサ師がロッドを出しづらいのでお魚はいっぱい残っているんですね。充分釣ったのでいい加減やめれば良いのに、放流ものを狂った様に釣り続けるのでありました。
北関東の川
釣り続けた理由は今年から日釣り券がナント¥2,500になってしまい、釣り始めた時間からすると管釣り3時間券並みの料金なので、払った分の対価を求めて暗くなるまで釣りをしてしまいました。この二日間でヤマメとアマゴを合わせた釣果は余裕で50本以上ですが、私は渓流魚を食べませんから、もちろん全てリリース。この川の本番はこれからですので、皆さんもおおらかなヤマメさんと遊んでみてくださいまし(河川名を書くと怒る方がいるので伏せておきました)。

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。