第三火曜はマッキー研修日なので、彼の行ったことが無い所へ出掛けた(芝川・C&R)

先だっての日曜日はキャスティングスクールを行い、その後の朝霞ガーデンで入漁料を払っているのにロッドを出さないという私。多くのお客様に囲まれて楽しいのですが、それを見ているだけで満足してしまい、釣りすることを忘れちゃいました。南西諸島の釣りから解放され腑抜けになってしまった私に釣りのスイッチが入るには、少し時間がかかるかもしれません。

今週火曜日の釣り場選定は後輩任せ。そしてマッキー店長の研修日なので、彼が行ったことがない場所を探した結果、芝川のC&R釣行となりました。そういえば昨年の今頃もココに来てましたので、この場所の詳しい情報に関しては過去のページ(こちら)をご覧くださいまし。

さて、研修日とはどんなことをするのかと行っても、すでにガイド業もやっている彼ですから、私が教えることは細かな釣りのテクニックぐらいしかありません。C&R区間はお魚がスレているので、そのお魚をどう釣るかの、戦術とキャスティング方法が主になります。特にこういった大物がいるところでは単にティペットを細くするという対処では50センチオーバーの魚をキャッチすることが難しくなってしまうので、ティペットは3〜4Xのままでどう喰わせるかを考えていきます。

キャスティングの方法を細かに伝え、少しずつそれを身につけていくマッキー店長。なんとなくその手法がわかったところで、彼はこう質問をしてきたのである。

「このキャストとは別に、ウェットのスイング方法をちょっと教えてもらえませんか?」

ふむ。ドライフライのバッタが結んであるけれど、流し方の練習だからこのままでスイングしても良いかと、私はキャスティングとその後のフライラインの置き方や対処方法を彼に教え始めた。

「川の幅いっぱいにキャストするけれど、真横ではなく若干斜め下ね。手元に余ったラインで上流側へメンディングして、ロッドのティップに若干のテンションが掛かるようにしてロッドティップとフライラインをこうして一直線になるように張るんだよ。対岸の1/3を過ぎたあたりからロッドティップを下げてテンションを掛け始めて、狙うポイントとをこの辺りだとするとドスンと魚が来るんだよ。・・ん?あれ?」

斜め下流に見定めた仮想のポイントとする石頭を通過すると、そのフライは飛沫と共に水中へ引っ張り込まれた。あれま、こんな余興で掛かるとは😆

ランディングされたレインボートラウトは55センチほど。釣り人の思いとは違い、釣ろうと思う力が入っていない時にこんなことが起きるんですね。ま、これもフライフィッシングですな。

一昨日の様子は以下の写真の通り。お暇な方はご覧ください。

芝川・C&R
最初に腕章の補償金を含めて¥3,000をお支払い(年券を持っている方は¥2,500)釣りは朝8時から17時までで、この腕章を返すことで¥1,000が返金されます。本日は朝8時半に入って1番乗り。その理由は水位が高く、渡渉するのが一苦労する点。
富士宮の富士山
対岸(右岸側)に渡渉すると、富士山をバックに芝川の流れを釣る事ができます。富士宮の方は朝起きると毎日富士山が拝めるんですね、うらやましい。
芝川の流れ
入渓する場所にはこの看板があります。しかし今回は水位が高く、右岸へ渡渉するにしても膝上の強い流れ。入門者や年配の方には勧められないし、慣れてない方はウェーディングスタッフが必要かもしれません。
芝川の下流部を望む
マッキーと後輩は早々に大物ポイントに陣取ったので、私は最下流部から丁寧に釣り上がることにしました。芝川の流れは富士の湧という事もあり水温が安定しているので、この時期でもガンガンの瀬からヒレピンレインボーが飛び出してきます。
レインボートラウト
入渓点へ入る前の道筋で、バッタが飛び出してきたので本日もホッパーパターン。んがしかし、フライボックスを家に忘れてきてしまった・・。ボックスの隅にデイブスホッパーが1個あったので、それを大切に使うことに。チビッコはいつでも元気。
渡渉
C&R区間の真ん中から上あたりへ行くときに、右岸から左岸に渡渉しなくてはならないのですが、その時の水位が現在は股下ぐらい。慣れてないと渡れませんから、ある程度の渓流経験者以上が訪れるC&R。富士の湧水は雨とは無関係に時期がズレて水位が上がったりするのです。
レインボートラウト
大きなプールで50アップレインボーを腰まで使ってヒットさせるも、ランディングネットを忘れてハンドランディング。しかし岸がないので、水中に入ったまま写真を撮ろうとすると、そのまま腕からスルリと逃げてしまった。その後にも50アップを沈めて掛けるも、浅瀬がないので片手で支えて写真を撮ろうにも、またも逃走。やっぱり大型ラバーネットが必要です。結局写真が撮れたのは、25センチほどのレンボーのみ。
バッタ
このサイズのバッタが、結構流れていましたヨ。バッタへのライズは大きな飛沫なので一目瞭然。
芝川の流れ
で、冒頭のスイングを教えている時にホッパーパターンでヒット。お魚は僕らを避けて対岸へ固まってました。
レインボートラウト
無事マッキーにランディングしてもらったレインボートラウト。3人で行ってラバーネットを1本しか持っていかなかったので、彼らから離れると、ランディングできなかったという訳。
ダウンクロスの釣り
太いティペットを使った場合の魚へのアプローチを伝授し、そのライン操作を練習中のマッキー。流し方の工夫次第で、トラウトのバイトは格段に上がるのです。
レインボートラウト
太陽が沈み切ってしまうと寒くなるので、今回は少し早めに終了。最初にお金を支払った田中屋さんに腕章を返しに行くと、¥1,000の補償金が返金されます。今回は小さいのを含めれば二桁キャッチ。大きいやつは全員で5本取ったかな。ある程度慣れた方には楽しいC&R区間ですが、水位に関しては事前に確認した方が良いかと思います。

 

投稿者:

Hermit55

ハーミット店主の釣行記やよもやま話です。 お店にいる時間の方が長いので、釣りよりも店の話の方が多いかもしれません。漢字変換ミスが多々ありますが、見つけならが直しますので、ご勘弁を。