爆風でスランプ(トラウト狙いの筈がスモールマウスバス)

相変わらず下道を走り、宇都宮の通勤渋滞にハマりながら通釣している私。何か変わった事が報告できれば良いのですが、爆風と天気の急変で翻弄された一日で釣りに関しては何も進展がありません、スランプです。

現在は田んぼへの水引が始まったので水位が幾分落ちたのですが、相変わらず水温は6℃で春は足踏みしている様。昨年との大きな違いは、ここぞというポイントというポイントからスモールマウスバス くんが釣れてしまう事。昨日は3ヒット2強制バラし、ラインを緩めても外れなかった1キャッチ。心苦しいですが条例に従い、今回も生きたまま土葬とさせて頂きました。

その後爆風はおさまる気配が無かったので、支流へ逃げ込みヤマメをドライで楽しむ予定でしたが、上流部はなんと雪。結果、爆風の雪雨でなすすべなく退散しました。往復350キロの下道の釣り。高校生の頃に国道4号線を原付で青森まで走り、フェリーを使い北海道まで釣りへ行っていた事を考えると大した距離ではないのですが、オデコは精神的によろしくありませんなぁ。

水は冷し、春は何処。

ダブハンの釣り
爆風が伝わりにくいですが、体が持って行かれてよろける程の爆風でした。フライラインが思ったところへ全然いかないので退却し、風裏を探して上流へ。
スモール
今回もある場所でワンキャスト目からヒット。ちょっと増えすぎですな。漁協が躍起になって駆除するのが分かります。だって本流に雑魚がいないんだもの。そしてコヤツの腹はパンパン。グリズリーキングが勿体無い・・。私のウェットボックスは絶賛エンプティ中・・。
雪
本流を諦め山に囲まれた上流へ行けば少しは風が凌げるだろうと思い上流へ60km移動。でも怪しい雲が追いかけてきて、雪になっちゃいました。素手で釣りをしていたので先日の北海道よりも寒くて手がかじかんでしまう。一時雷も鳴って車へ退散。
コカゲロウ
そんな状況で川面へしゃがむと雪混じりの雨の中、沢山のフタバコカゲロウが流下。こりゃすごいライズが起きるかと期待したけれど、何にも起きません。念のため1キロほどつり上がったけれど無反応。そして爆風でポイントへの命中率50%以下・・。
カワムツ
天気が一瞬だけ良くなった時間にヤマメちゃんが一発だけ出たけれど途中でバレてしまい、その下で釣れた珍客カワムツくん。オイカワなら歓迎だけれど、コヤツは本来、関西の魚。稚鮎と一緒に移植されてしまい、繁殖力旺盛の北関東の雑魚。オイカワはとんと皆くりました、なんかなぁ・・。

思い出を探して(30年前のホームグラウンドを訪ねる)

私の行動は緻密なプランニングの元に実行されるタイプではなく、休みだけ大まかに決めてその日の気分や風任せで行動している感じかもしれない。

前日は北関東でダブルハンドを振り、いったん帰宅した翌日は芦ノ湖へ行こうと思ったのだけれど、長距離移動で疲れていたので早起き出来ず、起きたのは出勤時間。通勤渋滞にはまり頭がはじき出した答えは、芦ノ湖をやめて20年前までは通っていた西の渓へ行く、日帰り思い出の旅である。

こんなタイトル、男ってセンチなんですね。今でも学生時代の彼女の電話番号がすぐに思い出せる私なんかは、やっぱり男脳で物事を考えているようです。大きな魚を釣った記憶はしっかりと脳内にミラーリング(二重保存)され、決して消えない記憶となって名前付きでフォルダに保管されてます。それを時たま引っ張り出して思い出に浸るのですが、脚色されていくのです。それって、私だけじゃないですよね?きっと釣り人男子は皆そうです。

K川は上流と下流で漁協が違い、その様相が大きく異なる関東の有名河川。上流部は住宅侵攻が進み車を止めるのにも一苦労する場所で、廣済堂出版の「Angling」があった当時は、名前が付いた有名なプールがいくつも存在していた大物スポット。しかし二面護岸が多いのとゴミの多さに閉口し、自分の目標サイズを達成したのを機にその通いをやめてしまったのである。しかし今回はその下流部散策。

上流部とは違い深い谷が多く、道を知らないと入渓さえできないポイントが多く、間違えて侵入すると民家の小道へ入り、後戻りできなくなってしまう場所が多い。その下流部で大物を仕留めたのは今から20年位前のことでしょうか。上流とは違い一度入渓すれば両側は高さがある崖が続くので住宅は見えず、遡上し続ければ退渓点が見つからないので、また同じ場所まで戻って帰るの場所だらけ。いくつかの大きなプールを有し、イブニングシーズンは雑魚釣りのオンパレードが日常で、ウグイを100匹釣って初めて1本良いサイズが釣れるぐらいの確率。大物の確率ってそんなもんです。

思い出のプールは大きくえぐれたスラブ(一枚岩)なので、その様相が変わる事はなかったが、その上流のエリアは石が細かく砕かれ小砂利が多くなり、魚がつく場所が減ったようである。ライズなし。

いくつかのポイントを数キロ歩きながらライズハンティングしていた所、別のスラブの川溝でスプラッシュライズをする強敵を発見。歩き回ること2時間後のことで、座り込んでフライをいくつも変えて粘りましたが、ライズは真昼間の1時間でお終い。その後17時を伝える音楽を聞きながらトボトボと車へ向かうのでした。やっぱり手元のフライだけで予測を立てて投げるのには、事前に予測して巻いていかないとフライが足りないと感じます。

そして車へ戻るまでの長い距離の間にK川らしい大物を発見。ライズの主は大きな三角口を開けて緩いプールでミッジを吸い込んでいる。すぐさま#22のミッジを結び9Xでフッキングはしたものの、その強烈な主の引きは淵奥へ逃げ込まれて見事にプッツンです、尺ゲットならず、よってオデコ。悔しいからまた通うのか? いえいえ、もう過去の山女魚(女)に未練はありません。あ、嘘つきました、男脳ですから未練タラタラ(笑)

ソメイヨシノ
どこの川でもそうですが、ソメイヨシノが開花していれば、ドライフライフィッシングシーズン突入です。
水温
方々水温を測って歩いたけれど、北のK川よりも西のK川の方が水温高め。湧水の河川なので、上流だともっと高いです。
k川
対岸の壁でブシュと出ます。ですが、1時間でライズは終了し、その後は何もナッシング。
K川
こんな渓相がずっと続きます。市街地へ入ると一変し、二面護岸になっちゃう河川。イブニング時にフライを変えて一発目に出たやつは余裕で尺上だったけれど、9Xだと相当運が良くないと上がらないですなぁ。淵へ潜ってプッツンです。来週も行っちゃう? でも多分しばらくは出てこないでしょう。

 

初陣(信州へ本流の旅)

気がつけば季節はどんどんと進み、今年も明日から渓流の一般解禁じゃないの。しかしフライが足りずヤバイ状況が続いている管理人でゴザイマス。

フライタイイングの本数はここ数年激減の一歩をたどる私で、特に今冬はHPの入れ替え作業に時間を取られフライを巻く事が出来ず、気がつけばあっという間の解禁に。今年に入ってドライフライを巻いたのは、雑誌の取材とタイイングスクールのみで合計20本にも満たない。少なくとも来週の火曜日までに20〜30本は巻かないと、昨年の余りフライだけで初陣に出なくてはならないので、ブログなんて書いている場合じゃないのであります。

そんな事言いつつ先だっての火曜日はフライも巻かずに、アスキスの初陣に行ってまいりました。

え〜結果を申しますと、前回と同じ川へ出向いて相変わらず魚信がないのです。これで丸三日間の坊主更新中。オデコ慣れしている私にとっちゃ普通ですので、ご心配無きよう。どこかで帳尻合わせて釣る予定ではおります、ハイ・・。

今週末から全国一般解禁、皆さんの解禁準備はいかがですか? 解禁当初は水温が低く居着きの魚をキャッチするのが難しいから、最初は放流情報頼り。人が多くても放流場所はお祭り騒ぎですが、そに参加して今年の渓流釣行の行方を占ってみてくださいな。寒いからなんて二の足を踏まず、行けばきっと楽しい時間が待っているはずです。

ハーミットの私は皆さんが釣果報告を土産話に来店される時の笑顔に癒されているのです。

アスキスロッド
この写真で私が何のロッドを買ったかわかるかな? 到着して早々したことはいきなりの改造で、トップガイド交換。これで太いスペイラインも通りやすくなる筈です。でも、初陣にあやがついてしまったなぁ、それが問題・・。
長野県の川
雰囲気はすごく良かったのですが、午後の良い時間は強い北風に変わりました。まもなく全国一般解禁なので、一旦この川を離れて通い慣れた川へ向かいます。再訪は6月以降かな?
長野県の川
前回は3名で一泊二日を楽しんだけれど、今回は日帰りで一人リベンジ。結果、木っ端のアタリが一度のみでフッキングせず。走行距離往復560km。その旅路に7時間を費やし、釣り続けた時間は8時間。一人で行くと握り飯を食べながら釣り続けるので、休憩時間無しで体に良くありません。現在ルアーの人がとても多い状態。この土日から他の釣り場が開くので、人が減ることでしょう。

渓流の締めくくり(甲信越の旅)

2018年の渓流シーズンは残すところ、あと半月。私は9月に入るとシーバス中心の生活になるのが毎年の常なんですが、今年ほど渓流での釣果がパッとせずモヤモヤが残る年はないんじゃないかな。それもそのはず、ヤマメとイワナの尺上を今年は一本も釣ってないんです。天候不順で釣りにならなかった日が多かったとはいえ、私にとってはこの10年間はなかった惨事。本流の大物は何処へやら・・。

もっとも昨日はイワナ釣りやヤマメを釣るために長野の奥深くまで足を運んだのではないのだけれど、前日の雨がやはりという感じで一番上の写真の有様。河原は無く渓へ降りたら押し流されそうなので遥々300キロ先での釣りを断念した次第。

残りの休み表と睨めっこして思うことは、今シーズンに釣果を望むのでは無く来シーズンに向かってタイイングした方が良さそうだってこと・・。タイイング頑張りますデス。

道中でなんと無く分かっていたことだけれど、仕方なし。足湯に入ってすぐにその場を離れましたとさ。

そのまま帰ってもつまらないので、南へ下がって木曽福島を散策、でも結果は同じ。そこから山梨へ入り、プラス20cmほどの水位の川があったので竿を出してみるものの、ドライフライへの反応は2度のみで、魚は弱々しくフライを見に来るだけ。結果オデコでございます。

「魚の写真があるでないの。」と思いのあなた、これは私の釣果ではありません。一緒に行った釣り仲間の唯一の釣果。私はウンともスンとも手応え無く、ひたすら水量の多い川を遡行して終わりました。

オデコ症候群

「おじさん、ここのウィンドウを開けて。」

と、言われたのは高校生アルバイト時代のこと。某有名釣具屋ルアーフライコーナーを任されていたのだけれど、たいして歳が変わらない中学生に言われた言葉に、とてもショックを受けたのを今でも覚えている。そして先だっての店でのこと。

「お兄さんはいつもどこへ釣りへ行かれるんですか?」

と、若いお客さんに言われた。女性が「お綺麗ですね。」の一言が嬉しいのと同じ気持ちになれた50過ぎのオヤジになった私は、未だ釣具屋さんで働いております、ハイ・・・。

昨日の釣りをはぐらかすような出だし、その理由は簡単です。今週もオデコです。2タコです。釣れません。下手なんです。

来週も同じようなパターンだった場合、管釣りにでも逃げようかなぁ。

今回ライズを探し歩いた河川は6河川。家から直線距離で120キロの場所なのに、昨日の移動距離は450キロでした。睡眠時間を削り、朝7時から夕方6時まで粘りましたとさ。

言い訳その1:予定していた河川は泥濁りだったので、逃げたのは先週の解禁で賑わっていた場所。ところが釣り人居りません。ライズは全くないので、死ぬほどニンフを流しましたが生体反応が全くありません。水温は先週以上に冷たく虫は皆無、ジーザス。

言い訳2:その後、別の賑わっていた場所へ移動するも、こちらも魚影は皆無で釣り人は一人もいません。いくら待っても何もないので、本流へ移動。その本流も爆風で何もないのでニンフゴロゴロ。仕方なくさらに移動。最後の河川にてインジケーターの釣りでスレ掛かり一本ですが、ノーカウント。ということでオデコでございます。

我が釣りを笑うが良い(北陸遠征に浮気したサクラマスの話)


今年に入って早々、オオニベチャレンジで5日間のオデコを食らった後、本栖湖は当然のこと、北関東のサクラも咲かず、オデコ街道まっしぐら。今年は今まで培った技量や経験ではうんともすんとも手応えがなく、運には完全に見放されている感じ。こんな私の釣りを笑ってください。

今回の釣行日数:連続8日間
平均釣り時間:日に10時間
おおよその延べキャスト数:2400回
使ったフライの数:53本
ロストしたフライ:16本
ハヤのキャッチ数:約50本
その他の魚:0本
魚のハネを見た回数:0回

修行なので、まだまだ続きます・・・・。

開始1日目:いつでもポジティブシンキング

開始2日目:状況把握の時間

開始三日目:疑心暗鬼

開始4日目:人事を尽くして天命を待つ

開始5日目:初心に帰る

開始6日目:精神的ダメージが蓄積

開始7日目:惰性の時間

開始8日目:ポジティブな心が蘇る。次回へ続く・・

開始5-6日目に一緒に釣りをした、Nくん。一緒にスティールヘッドやターポンへ行ったことのある釣り仲間。彼は今年2本キャッチしている。

車中泊上等。滞在中2日間だけ車で寝ました。

禁漁区にある最初の堰。釣り人には多分ダムマニアはいないと思う。