渓流の締めくくり

2018年の渓流シーズンは残すところ、あと半月。私は9月に入るとシーバス中心の生活になるのが毎年の常なんですが、今年ほど渓流での釣果がパッとせずモヤモヤが残る年はないんじゃないかな。それもそのはず、ヤマメとイワナの尺上を今年は一本も釣ってないんです。天候不順で釣りにならなかった日が多かったとはいえ、私にとってはこの10年間はなかった惨事。本流の大物は何処へやら・・。

もっとも昨日はイワナ釣りやヤマメを釣るために長野の奥深くまで足を運んだのではないのだけれど、前日の雨がやはりという感じで一番上の写真の有様。河原は無く渓へ降りたら押し流されそうなので遥々300キロ先での釣りを断念した次第。

残りの休み表と睨めっこして思うことは、今シーズンに釣果を望むのでは無く来シーズンに向かってタイイングした方が良さそうだってこと・・。タイイング頑張りますデス。

道中でなんと無く分かっていたことだけれど、仕方なし。足湯に入ってすぐにその場を離れましたとさ。
そのまま帰ってもつまらないので、南へ下がって木曽福島を散策、でも結果は同じ。そこから山梨へ入り、プラス20cmほどの水位の川があったので竿を出してみるものの、ドライフライへの反応は2度のみで、魚は弱々しくフライを見に来るだけ。結果オデコでございます。
「魚の写真があるでないの。」と思いのあなた、これは私の釣果ではありません。一緒に行った釣り仲間の唯一の釣果。私はウンともスンとも手応え無く、ひたすら水量の多い川を遡行して終わりました。

オデコ症候群

「おじさん、ここのウィンドウを開けて。」

と、言われたのは高校生アルバイト時代のこと。某有名釣具屋ルアーフライコーナーを任されていたのだけれど、たいして歳が変わらない中学生に言われた言葉に、とてもショックを受けたのを今でも覚えている。そして先だっての店でのこと。

「お兄さんはいつもどこへ釣りへ行かれるんですか?」

と、若いお客さんに言われた。女性が「お綺麗ですね。」の一言が嬉しいのと同じ気持ちになれた50過ぎのオヤジになった私は、未だ釣具屋さんで働いております、ハイ・・・。

昨日の釣りをはぐらかすような出だし、その理由は簡単です。今週もオデコです。2タコです。釣れません。下手なんです。

来週も同じようなパターンだった場合、管釣りにでも逃げようかなぁ。

今回ライズを探し歩いた河川は6河川。家から直線距離で120キロの場所なのに、昨日の移動距離は450キロでした。睡眠時間を削り、朝7時から夕方6時まで粘りましたとさ。
言い訳その1:予定していた河川は泥濁りだったので、逃げたのは先週の解禁で賑わっていた場所。ところが釣り人居りません。ライズは全くないので、死ぬほどニンフを流しましたが生体反応が全くありません。水温は先週以上に冷たく虫は皆無、ジーザス。
言い訳2:その後、別の賑わっていた場所へ移動するも、こちらも魚影は皆無で釣り人は一人もいません。いくら待っても何もないので、本流へ移動。その本流も爆風で何もないのでニンフゴロゴロ。仕方なくさらに移動。最後の河川にてインジケーターの釣りでスレ掛かり一本ですが、ノーカウント。ということでオデコでございます。

我が釣りを笑うが良い(北陸遠征に浮気したサクラマスの話)


今年に入って早々、オオニベチャレンジで5日間のオデコを食らった後、本栖湖は当然のこと、北関東のサクラも咲かず、オデコ街道まっしぐら。今年は今まで培った技量や経験ではうんともすんとも手応えがなく、運には完全に見放されている感じ。こんな私の釣りを笑ってください。

今回の釣行日数:連続8日間
平均釣り時間:日に10時間
おおよその延べキャスト数:2400回
使ったフライの数:53本
ロストしたフライ:16本
ハヤのキャッチ数:約50本
その他の魚:0本
魚のハネを見た回数:0回

修行なので、まだまだ続きます・・・・。

開始1日目:いつでもポジティブシンキング
開始2日目:状況把握の時間
開始三日目:疑心暗鬼
開始4日目:人事を尽くして天命を待つ
開始5日目:初心に帰る
開始6日目:精神的ダメージが蓄積
開始7日目:惰性の時間
開始8日目:ポジティブな心が蘇る。次回へ続く・・
開始5-6日目に一緒に釣りをした、Nくん。一緒にスティールヘッドやターポンへ行ったことのある釣り仲間。彼は今年2本キャッチしている。
車中泊上等。滞在中2日間だけ車で寝ました。
禁漁区にある最初の堰。釣り人には多分ダムマニアはいないと思う。