眠れぬ夜・2

♪眠れない夜と雨の日には 忘れかけてた愛がよみがえる♪

先日の二日間はサーモンフィッシングでずぶ濡れになり、昨夜はと言うと、「この雨じゃ他の船は出てないだろうから、釣れるんじゃね〜の?」的な軽いポジティブな気持ちで出かけましたが、オフコースの歌詞が身に染みた夜であります。

このところの東京湾シーバスフライを楽しんでいるのはハーミットのお客さんが多いので、「今宵のシークロは出船を中止した。」とすぐに連絡が入った。私達はシーホースうっちー船長の出船なので、行ってしまえば雨如きで出ないなんて言わせない(笑)。同船者も同意のもと、お馬鹿な僕らはこれぐらいじゃめげません。

出船してすぐのポイント、超入れ喰い。サイズは伸びないが無限ループの状態。やり続けても良いけれど、他のポイントも見たいので移動です。2つ目のポイント、ボイルがバホバホ。風と潮の向きが逆で釣りづらい状態なので、適当に釣れたところで、移動。3つ目のポイント不発。そして4つ目以降「そろそろランカー狙いで行きますよ。」との船長の言葉に、いよいよワシの出番かとロッドを振らせてもらう事に。

雨は降り続いていたけれど、沖へ出てみると思いのほかの強風とうねり。連日のシーバスでラインを2本をダメにして、トラウト用のシンキングラインを持ってきたのが仇になり、強風に煽られ大型フライは空気抵抗で押し戻され、いつもの半分くらいしか飛びません。それに船が流され続け止められない状態。さっきまでの入れ食い状態は皆笑顔で過ごせるけれど、気温8℃・風速5〜7m、10mmの雨となると途端に体力が消耗し、一度休んでしまうと言葉さえ出てこなくなる。そんな時間をしばらく続けたけれど、流石の私もやり続ける気力が折れてしまいました。

そのまま寄港するのは寂しいので船長に別の入れ喰いポイントに連れて行ってもらい、船中70〜80本ほどの釣果(釣る気になれば余裕で100越えできる状態)。サイズは伸びず、30〜55cmと言った具合でした。東京湾奥の底力を感じます。

びしょびしょになったので着替えて帰ろうかと思ったけれど、その気力も失せてそのまま車に乗れば、冷えた体は人肌恋しく寂しい、眠れない夜です。でも私の頭の中で最初によぎったのは人肌ではなく、愛猫を抱きしめたいと思いました。

時計の針は午前3時前。真夜中に帰った私に対し寂しがり屋の愛猫はすぐにすり寄ってきました。でも抱き上げると濡れた体の私を拒否してすぐに自分の床へ、寂しい夜だなぁ・・。

眠れない夜はシーバスに出かけよう!
すると、その寒さと寂しさに、忘れかけていた愛に満ちた日が蘇るでしょう。

雨がザーザーなので、カメラはほぼピントがとれません。皆さんは雨に慣れているので、雨具の対策はバッチリ。むしろ私のシムスウェアの上着がかなりくたびれて来ているので、買い替え時期を実感。
シーバスはお手持ちの6番上のタックルで手軽に楽しめます。オカッパリでも釣れますが、貴重なわずかな時間で確実に釣りたい方は、シーバスガイドボートをお勧めします。
工事中の勝どき橋をバックに、入れ食いだからハイテンションの皆さん。この後、沖の寒さと強風に晒されます。
入れ食いの時は全員でロッドを出しトリプルヒット状態なので、写真なんか撮ってません。今回最後に見つけたポイントは、東京湾ではなかなか見られない物凄い数がいっぺんにボイルし、それが30分以上止まらずに続きました。ボイルと言うより散水している様な状態。
ニコパチを撮っている余裕すらなく、マシーンの様に釣りまくる三名。こんな日に初めてシーバスの人が来たら夢中になる事間違いなし!ただし、雨にめげない心が必要です。
追っているベイトは小さなサッパとイワシ。ベイトサイズは7〜9センチ程。サイズさえ合えばフローティングミノーでもゾンカーでもなんでも掛かります。東京はしばらく雨ですが、これからは夜便の季節。入れ食い用の小型フライと、ランカー狙いの13センチ以上のフライを持って出かけましょう。

朝飯前

こんな言葉を使うといとも簡単に何かを釣ってきた様に聞こえますが、そんなことはありません。いつもの様に朝飯前に東京湾にプカプカ浮かんできましたが、いつも通りの修行です。朝飯前と言うより、出勤前の修行かな。

ランカーへの道、その4。気がつけばもうコノシロ・シーバスシーズンは終盤。毎回フライを巻いては改善し、キャスティングやリトリーブも見直し続けて挑む本日。フライは原点回帰、結局昨年成果を出している20センチ近いドラゴンテールを使うことに。そしてチューブヘッド・ジョイント・フライ(何か名前考えますか・・)が透明すぎて存在感が薄いので、内臓を意識したパターンに巻き直しました。

リトリーブに関しては昨今流行っているマグナムルアーで釣れている動画を見てリトリーブスピードとトゥイッチ(フライではポーズの時間)を見直し、自分のリトリーブが少し早いと言うことに気づきスローダウンする事にしました。今回は芦ノ湖解禁時のリトリーブに近いアクションで挑戦です。

夜明けを待ってシーホース は東京湾奥から沖へむけて走り、何にもない場所で魚探をかけてコノシロの群れを探し、群れを見つけたらその上を通すイメージ。

「ハイ、イイデスヨ。」のうっちーの声に今日は釣れる予感しかしない、いつも通りポジティブな私。妄想じゃないと良いんだけれど(笑)。鳥もいい具合に水面を睨んでます。そして開始して数投目には動き始めたフライに大きな飛沫と共に水面が炸裂。しかしシーバスはすぐにはフッキングせず、そのままリトリーブし続けたフライに追い喰いしてようやくヒット。この時期らしい強い引きでロッドが絞られます。そして釣りあげた魚は前回と同様にまたしてもロクマル半ばのサイズ。う〜む、まだまだ。

それから数流し目にウッチー船長が、「コノシロ絨毯が映ってますヨ。」と言った途端にドスンと大きなアタリ。ヒットと共に水面を割ったシーバスは、すっかり投げ慣れた12番ロッドを気持ちよく曲げてくれる重量感。次に上がってきたのはナナマル半ば、ハチマルまであと少し、もう一踏ん張り。

その後も新しく巻いたチューブヘッドは内臓を改善した事で凄くアタる様になり、それこそハチマルサイズがフライを咥えるところまでは行ったのですが、フッキングせず。フライにもんどり打って出て来た数は10数発以上と今まで1番のバイト数があり、内臓の効果は絶大。しかし今回作ったフライはフッキングに難あり。思い当たる節は軽くするためにフックサイズを落とした事でヘッドが邪魔してゲイブ幅が狭くなり、丁度ウィードガードの様になっちゃったんですな、またしても改善しなくては。

ポイント移動の最中にジョイント部とフックの改善案をいくつか妄想し、帰る頃にはもうタイイングしたくて仕方ない私。でもね、コノシロシーバスはそろそろ終盤戦。船の予約がいっぱいで朝便の予約が取れないので、このまま来年への宿題かな。

シーバスへ出る度にフライタイイングの改善案が浮かび、タイイング意欲は増すばかり。フライフィッシングって楽しい!!

ティボー レモンライム
昨日届いたティボー のニューカラー、早々に東京湾デビュー。太陽の下で見るカラーがカッコイイ!と思っているのは私だけ?
チューブヘッドフライとシーバス
水柱を上げてフライを襲ったコイツ。。同じフライでフローティングを作ろうと決意。使うのは来年ですけれどね。フライが大きいからシーバスが小さく見えます(笑)
うっちー船長
うっちー船長の魚探を駆使したポイント選びとフライとルアーの人の違いでポジションや流し方を変える技を持っています。彼に任せれば魚は釣れますが、大物がかかるのは運次第かな。サイトフィッシングじゃないから、魚のサイズを選べないしね。
私はシングルハンドで20センチのビックフライを投げているので、真似したくない人が多いと思いますが、タックルを変えれば誰でもチャレンジできますよ。オススメは11フィート8番のスイッチロッドにシングルハンド12番のインターミディエイトを使うシステム。手首が弱い、または体力がない人でもスイッチロッドのオーバーヘッドキャスティングであれば、誰でもできます。距離は必要ありません。来年は私が実践して見せますのでそれまでお待ちを! ってか、一緒にやりませんか?
「やっちまった」と言う顔をしているでしょ? 彼はドスンというアタリでデカイのを掛けたのですが、魚が向こうアワセで掛かったものだからそのままリトリーブを開始したために掛かりが浅く、バラしてしまいました。残念、何事も経験です。
ドラゴンテールフライ
このドラゴンテールフライの利点は釣れない筈がないと思う、魚と人間を魅了する動き。そして吸い込みが良くフッキングが良い点も挙げられます。しかしデメリットは吸水してしまうので、ピックアップ直後は重すぎて投げづらいのです。このフライをシングルハンドで投げ続けると手をおかしくします。フックは6/0番で丸呑み。対象物がないのでわかりづらいですが、久しぶりの大物です。
活躍したビックフライ
今回活躍したビックフライ。シングルハンドで投げるには限界があるので、来年は11フィート8番のスイッチロッドオーバーヘッドキャスティングで挑む予定。「目指せ、メーターオーバー!」の道は続きます。
6/0のフライを丸呑みするシーバス
この写真を見てわかる様にフライは吸込みが良いので、20センチ近いフライを丸呑みされます。その為ティペットがシーバスのザラザラの歯によってプッツンするのです。私は20〜40ポンドのショックティペットを使ってますが、「魚はティペットを見切るから細くないと釣れない。」なんて思っている人は、いざ掛かってもプッツンしますヨ。それに大きいフライはティペットが太くないと、カックンカックンして投げづらいですしね。

横浜はシークロ

「東京湾のシーバスはなんか楽しそうで羨ましいなぁ。」と思った方。シーバスのフライフィッシングは6番以上のロッドで10mも飛ばせたら、そんなに難しくありません。地方の方は東京へ出張の際にお休みをくっつけてみるか、仕事が終わったその夜にシーバスに挑戦してみてはいかがでしょう? 高番手を持って無かったら、レンタルタックルもありますから、まずはお試しを。

と言ってもボートガイド船でフライフィッシングをお願いする場合、東京湾でフライが得意なボートはそんなに数がありません。で、前述に紹介した「シーホース 」は湾奥を代表するシーバスのフライフィッシングを知り尽くした船長ですが、彼が湾奥のフライ・ガイドを代表する東の横綱だとすれば、横浜を代表する西の横綱には「シークロ」があります。なんか名前似てますね。

すでに東京湾でシーバスを楽しんでいる人からすれば今更説明することがないシークロですが、リピーター率がとても高いガイド船であることは間違い無いです。横浜という地域がら釣りのスタイルも多様に楽しめる上、シーバス以外の魚種もたくさん楽しめるのもその特徴でしょうか。

シークロはシーバスとクロダイを略してシークロというネーミングだという事から分かるように、フライでのクロダイフィッシング(初夏から初秋)も楽しませてくれます。そして何よりも自分のキャストが決まった時に「ナイスキャスト!」と声をかけてもらえるので、釣りをしている人も気分も良いのです。もしその日が不調に終わっても、お客様の気持ちを考えてのフォローする言葉が優しすぎて、またすぐに行きたくなってしまうのがシークロなんです。おいしょし過ぎですか? いえいえ、そんな事ありません。自分の世捨て丸ガイド時代の態度と比べたら、天と地のさです(笑)。

そして本日はシーバス二連チャンという事で、シークロにランカー狙い。その結果は・・・。

昨日は東京ゲートブッリジを超えてその沖で、本日は横浜ベイブリッジを超えてその沖で。二日間で京浜運河の端から端まで移動した感じです。このロッド見てください、フォアグリップ付きの12番。おバカな私です。
朝一のポイントへ到着し、「間も無くボイルが始まりますよ。」と言う船長の言葉に反して魚はご機嫌斜め。ボイルは待てど暮らせど何にもなし。仕方なしに移動し本日は拾い釣りになりました。
オープンウォーターのポイントへ行けば、昨日と同様に15〜6センチのフライを投げまくる私。ピックアップ寸前にゴツンと当たりがあったと思ったら、30センチほどしか無いイナダがアタック。なんて獰猛なんでしょう。
横浜エリアは多様なポイントがたくさんあるので、来るたびに違うポイントが楽しめます。そしてフローティングミノーはいつもの様に気持ちよく炸裂。
同船のお客様はエコーのグラスロッドでシーバスフィッシング。グラスらしい粘るアクションは、魚の吸いみ込みが良くロッドが粘るのでバレません。私も欲しくなっちゃった。エピック買おうかなぁ。
銀ピカのシーバスくん、トップウォーターでガバッと出てきます。
ポイントごとにポツポツとキャッチはできたものの、今回はランカーとは程遠いサイズばかり。私が釣れなかったと言うことは、ハチマルをキャッチするのはあなたかもしれません。釣りへ行くならば、今です。もちろん大物が掛かるのは稀ですが、程よいサイズが初めてのあなたでもきっと釣れるはずです。

世捨て丸とシーホース

私のフライ・シーバス史はとても長く、オカッパリだと遡る事中学生の頃から。ボート・シーバスだと、今から30年くらい前なるでしょうか。昔はフライ船なんてないので、乗り合いのルアージギング船で、隅っこの方でやらしてもらっていた程度です。そのうち小型ボート購入する仲間が増え始め、そのプレジャーボートでシーバスを楽しんでいたのですが、営業船でないので思うように釣りができない事から、2000年初頭に世捨て丸を購入する事になりました。

その世捨て丸は5.7mの小さな和船でしたが、それでも維持費は高く所持し続けるのはやっぱり釣具屋でもキツイのです。なので購入時に数名の共同購入者を募ったのですが、その中の一人に今シーホースで活躍している内田船長(ウッチー)がいました。ウッチーとは10代後半からの長い付き合いで、彼は年下なので私にとっては弟分みたいなものです。

その世捨て丸はハーミットでシーバススクール船として活躍してましたが、10年間活躍した後にうっちーがシーホースを立ち上げる事になったのと、丁度その年に東北大震災があったので被災された方へ世捨て丸を寄付する事で、その役目は終わりました。

そんなうっちー船長ですから、世捨て丸からのシーバスボート経験を加算すると、すでにシーバスボート歴は18年以上を経過しているわけで、湾奥を知り尽くしたオトコと言って良いでしょう。なのでうっちー船長から「ヤバイですゼ。」なんて連絡が入ったら、釣りに行かない筈はないでしょう。というより身内みたいな仲間に営業されてもねぇ(笑)

先週に引き続きランカーを求めて海へ繰り出した本日の湾奥ですが、その私はというと・・・。

湾奥から見る富士山
秋から冬にかけての湾奥は空気が澄んでいるので、晴れている日は海の上から富士が望めます。
イナダ
出ましたブリ!と言いたい所ですが、イナダサイズです。湾奥の何にもないところへ行き、前回と同様にひたすらデッカイフライを投げまくるのですが、時折海が割れてボイルしてます。で、シーバスだと思ってキャストしたら、こいつが釣れました。13cmのエンリコミノーをガップリ飲み込み血だらけになってしまったので、今夜のおかずとなりました。
東京ゲートブリッジ
ゲートブリッジ前で無駄打ち練習。前回20cmの大型フライを8番ロッドで投げづらかったので、今回は12番を持ち込んでのキャスティング。それも5時間休む事なくぶっ通しで。ターポンでさえサイトフィッシングなのに休み休みのキャスティングなので、このキャスト地獄は修行を通り越して拷問です。そして今私の腕はパンパンに腫れてます。
シーバス
その後に沖へ移動してドッカーン、とうとうやりました! と言いたいのですが、私がいくら投げても釣れないので、「おかしいな、いる筈なんだけれど。」と言う、うっちー。突然私の横でルアーを投げたかと思ったら、いとも簡単に釣りやがった。チクセウ(笑)
そうこうしている同船者にヒット。シーバスは船際ギリギリで反転して喰うパターンで私はそれで2本掛け損なった。う〜む、困ったもんだ。
シーバス
銀ピカシーバスくんを見事にキャッチした同船者。私はどうだったかって? 5時間無休の12番ロッドフルキャストして、イナダ一本のみです。おぉ神よ、一体、私の何が悪いのでしょうか? またしてもランカー次回持ち越しです・・。

 

ランカー

この言葉、釣りの中でしかほとんど聞かない言葉だと思いますが、スポーツフィッシングにおいて「特別にデッカイ」を意味する言葉、Lunker です。主にバスフィッシングで使いますが、私の中ではメーターオーバーに達するその他のスポーツフィッシング対象魚もランカーと呼びたいです。

さて、皆さんの身の回りにはどんな大物が潜んでいるでしょうか? 例えばコイ。狙ってみるとわかりますが、80cm位まではなんとか釣れるものの、それ以上のサイズってとっても難しいですよね。私の青春時代では雷魚も「目指せメーターオーバー!」を掲げる魚種の一つでした。

大人になってその狙えるものが多くなり、淡水魚ではコイ・ライギョ・イトウなど。陸から狙える海水魚ではシーバス・オオニベ・アカメなどを狙う様になりました。しかしですね、どれもまだメーターオーバーを達成してません。まぁ、この中の一つでも釣れれば宝くじ3億円が当たるほどの運を持ち合わせ、そして技量がそこまで達していると言うことですな。

さて、私にとって最近の「目指せメーターオーバー!」は主に海中心であり、一番身近なのはシーバスなのであります。現在はコノシロ・シーバス(コノシロを喰っているランカーシーバス)を狙うシーズンであり、シーホース のうっちー船長から「ヤバイデスゼ。」のお声掛けがあり、珍しく午後14時出船の出陣。その結果は・・・。

Tibor とWinston
お客様と一緒に釣りへ行くと、ハーミットはティボーリールを勧めるので、持ち込まれるリールはみんなティボーになります(笑)。そしてロッドはウィンストンとスコットだらけ。
大型フライ
ランカーシーバスを狙うのは大型のフライ写真のドラゴンテールは約18cmあり、フックサイズは6/0です。大きさがわかりにくいので、普段使っている9cmほどのフローティングミノー#2を横に並べてみました
満月に曲がるフライロッド
コノシロ・シーバスを狙う時は、特にボイルも無く海の真ん中で360°投げまくります。水深は7〜15mくらい。魚探にはコノシロの魚群が映っているので、その上をトレースするイメージ。大型のシーバスは群れでいる訳ではないので、ひたすら投げまくっていると30分〜1時間に一回くらい、「ドスン」と当たる訳です。そうすれば、この様にロッドは満月に。
ナナマルオーバー
同行のTサンはおよそ1時間後にドスンというあたりと共にこのサイズ。なかなかのサイズです。フライはエンリコのピーナッツバター#3/0の13cm。
ロクマルシーバス
私はと言うと、いくつかのアタリをとりこぼし、キャッチしたのはロクマル止まり。その後も似たサイズを掛けるも今回は何故か手元でバラしてしまいます。
夜の東京湾
デイゲームランカー便は、結果ハチマルにも届かず、夢のサイズキャッチまでは、また長い夢へとなるのです。叶いそうで叶わないこの目標がある限り、私のシーバスへのモチベーションは下がる事はないでしょう。そしてその続きは癒しのナイターへと続きます。
クラウザーミノーとシーバス
癒しのナイターはサイズこそ伸びないものの安定した釣果なので、もしランカー便で大物が出なくとも魚は沢山キャッチできる安心の季節です、皆さんも楽しんでください。夢のサイズをキャッチできるのは、あなたかもしれません。
東京湾ナイトクルーズ
結果、ランカーシーバス便はサイズこそ伸びなかったものの程よく釣れて、イブニング〜ナイターは癒しのウォーターフロントでした。今の季節、海辺に住んでいる人はシーバスへ行かないなんてもったいないヨ。

お祭りとオマツリ

この言葉を聞くと普通は気持ちが高揚するというか、なんかワクワクしてくるものです。ただ釣り用語の場合、『オマツリ』は他人と仕掛けが絡む事を意味するので、船上で仕掛けを解くことを想像すると、この言葉を聞くと顔をしかめてしまいます。

そんな厄介なオマツリでも言葉の前に、『●●祭り』と別の言葉がつけば、船上は戦場と化して賑やかになるんですよ。今朝はそんなオサカナマツリの日です。

先週の夜便で大量のイワシが港内に入ってきたのを確認していたので、朝方は大変なことになるだろうというポジティブな妄想を抱いての出船。結果ですか? えぇ、その通り大変な事と言うよりも作業になりそうな位の入れ食い、ワカシ(ブリの子供)祭りです。

つばさ橋付近は大潮ということもあって海峡と化した潮目に、そこら中でワカシやサワラのボイルだらけ。横浜周辺のシーバスボートは集結し、そこら中でルアーやフライをキャスト、ほんと賑やかなお祭り気分。投げてはヒット、ヒットしては雄叫びが木霊する、まさにワカシ祭り状態。リリースしてはまた掛けての繰り返し。正直、神輿を担ぐよりも疲れた気分です。

その後シーバス散策に移動しシェード撃ちをしましたが、ポツポツと拾い釣りかと思いきや、最後のポイントは怒涛の入れ喰い。平日に釣りが行ける方はシークロもまだ少し空いていると思うので、お早めのご予約をした方が吉。ワカシの成長は早いので、あっという間にイナダサイズになって何処かへ行ってしまうので、このお祭りを経験したいのであれば、10月中旬ぐらいまでにお楽しみください。

そしてお店へ戻ってきてハーミットは定時にオープンしましたが、本日はうたた寝しそうな管理人でゴザイマス。あ、明日も朝霞ガーデンて釣りとキャスティングだった。準備しないとね。

ボイルが起きるまでと、少しだけシーバスの壁打ちをやった後にベイブリッジから沖へ出てつばさ橋へ向かったシークロのリュウちゃん号。ベイブリッジ前はほとんどボイルがないから心配していたけれど、つばさ橋の前はシーバスと、ワカシとサワラのコロニーになっていた。
初っ端に丸々と太ったマサバがヒット。こんなの釣れるんだったらクーラー持ってくるんだった、と後悔の念。お店に出勤だったのでやむなくリリースです。
今回は魚の写真がオンパレード。もっとも途中からそんな余裕がなくなって、ボイルが落ち着くまでただひたすら釣りまくってました。昨日巻いたチビミノー4個では足りず。
ずっとーどちらかのロッドがしなりっ放し。余裕こいて釣り動画のワンシーンを撮りました。こちらをご覧ください。
あまりにも釣れるので、途中ご飯休憩の間りゅうちゃんにロッドを渡し、ワカシを釣ってもらいました。聞けば「いやこのボイルは先日からずっとお客様に釣らせてはいるけれど、自分で釣るのは初めてです。」ですと。可哀想に、目の前のボイルを見てロッドを振れないなんて。私も以前はシーバスガイドをやっていたので、悶々とした気持ち察します。
空は青く、そして一筆書きしたようなラインが綺麗なワカシのお化粧は、地味なシーバスとは違い写真写りの良い華やかさと、海中に向かって進むパワーを持ち合わせています。
グレーシルバーに輝くこの時期のシーバスは、8番ロッドを絞り込むトルクフルな引きと軽快なジャンプで釣り人を楽しませてくれます。
結果シーバスもロクマル近くまでサイズアップし、最終ポイントの魚の濃さはハンパない感じです。今後は夜も朝もフローティングミノーのバイトを見ながら、雄叫びをあげる人が沢山増えることでしょう。
今回もシーバス君に感謝。これからも僕らと遊んでやってください。

野反湖と台風(でも中身はシーバスの釣行記)

何ですか今日の天気、東京はピーカンじゃ無いですか! と、天気予報に文句を言ったところで、野反湖は山の天気はなのでメトロポリタンとは大違いな筈、きっと。ハーミットオープン当初には今回の様な台風接近のケースでも、野反湖へキャンプに大勢でキャンプしに行ってましたよ、釣り馬鹿の集団ですから。

設営時はにわか雨。タープを張り、いざ何かを始めようとしたらずっと雨でタープの下でビールサーバーを持ち込んで酒を飲みまくり。やる事がないので笹舟を作ってタープ下にできた雨水の流れで笹舟レースなんてしていた時まだ序の口。夜にはタープやテントの張り綱が緩み、しまいには飛ばされてしまう始末。

夜が明け撤収する頃は豪雨でテントの中に川が流れてます。そんな雨の中で慌てて撤収しリアカーを引けば、今度は途中の沢が渡れない(人が流されてしまうほどの流れ)になり右往左往するのです。もちろん全身ずぶ濡れで車の中までビッチョビチョ。翌日のテレビで伝えるニュースは他のキャンプ場で死人が出ているほどの大雨でした。

匂い始めたテントは天気の良い日を待ってを干せば、慌てて撤収したのでいろいろなものが無くなっているのです。そんな経験を何度かすると、テレビのニュースにはなりたく無いので僕らは素直に計画を変更デス。

そして今回の考えた代案が三つ。日帰り野反湖弾丸フィッシング、そしてダブルハンドスペイ練習会、もう一つはボートシーバス。野反湖はこの時期カメムシドライの釣りが楽しいので、風と雨の中ではそのスタイルはかなり辛いので、却下。そしてダブルハンド練習会はあわゆくばサクラマスが釣れるかも?で行くつもりでしたが、栃木県下は9/20で渓魚の釣りは終わってしまい、計画そのものが駄目になりました。よってシーバス君です。

今年の傾向はスロースタートでまだ爆発の話はなく、朝方にイナダとサワラのボイルがあるのみでパッとした情報がありません。いつかはスイッチが入るはずだろうから、その先陣に僕らがならないかチェックしに横浜へと出向きました。さて、その結果は・・。

今回は横浜エリアへ行ったので、使った船はシークロのリュウちゃん号。ここ数日の朝はワカシのボイルがハンパなく、投げれば誰でも釣れる状態だとか。夜の部は徐々に良くなっているとのことで22時出船。ベイブリッジを見ながら京浜運河を散策です。
光があるエリアはどこもすこぶる好反応。と言ってもその大半は一年生。フライが大きくて喰いきれません。
バンバンあたりますが、サイズは平均してこんなサイズ。でも僕らは釣りができただけで幸せ。それも入れ食いだから文句は言いません。
タンカーの明暗部にカモメが集まっているので、その周辺がポイント。魚はそれほどシビアでタイトな場所に付いているわけではないけれど、シビアに攻めた方が幾分サイズが良かった。もっとも大物と思われるアタックはことごとくバラしてしまい、釣れたのはおチビちゃんばかりなんですが・・。
今回は3名で乗って2名がキャスティング、1名がカメラマンになるローテーションの釣り。どこでも安定して釣れていたので、シーバス・シーズン開幕宣言いたします。
現在シーバス君が食べているベイトはとても小さいです。イワシは大量に湾内に入ってきましたが、サイズが小さ過ぎてシラスを少し大きくしたぐらいの大きさ。吐き出したイワシは3〜5cmほどしかないので、フローティングミノーはいつもより一回り小さいのがベスト。と言ってもイワシなんてすぐに大きくなるので、3週間もすれば7cmミノーで問題ありません。
ハーミットでは初めてシーバスを狙う人にはシーバスガイドボートをお勧めしますが、オカッパリから釣りたい方もシーズンインです。まずは河口部の橋桁明暗部でチャレンジしてみてください。その後しばらくすれば、湾奥でも満遍なく魚が入り徐々に釣れるようになるでしょう。オカッパリは情報戦なので、釣れる確率は5日間通って釣れる日は1日くらいかな?

殺伐とした光景(相模湾のフライフィッシング)

釣り券を買うために朝早くに店先に列を作る光景。または夜明け前から人気ポイントへ入り、場所取りをする光景。私はそういった殺伐とした環境には関わりたくないので、釣れるという情報よりも人がいない所でどう釣ろうかという方が好きな釣り人です。しかしです、まさか相模湾にシイラを狙いに来て、そんな光景が目の前で繰り広げられているのにビックリした昨日。

いつものように丸伊丸さんから出船し、船長がいち早く目的のポイントへ向かいました。海はいたって穏やかで波もなく、船長がイワシを撒くや否やシイラの猛ラッシュ、釣り人無双状態。投げれば間髪入れずに掛かるほど。

そんな状態だったので私はひたすら皆さんの写真を収めながらシイラをランディングし続けていたのです。船がパヤオから離れ始めたので船長が着け直します、と船を動かし始めて気付いた事。その僅かな時間にいつの間にか釣り船が集結し、そのパヤオを取り囲んでしまいました。通常ならばパヤオに船が着いていれば他の船は遠慮して少し待ってから入れさせてもらうか、もしくは他のパヤオへ行くのが一般的。それが昨今話題の煽り運転幅寄せ状態。船はあっという間に20隻あまり集結しパヤオが見えなくなる、なんじゃこりゃ?

船長に問うと、僕ら以外の船は全てコマセでカツヲを狙う船らしく、ここの所このパヤオ周りが一番のポイントだそうな。その数に押される状態で僕らは何もすることができず、あまりの凄さに怒りよりも殺気を感じるぐらいで、その場を去る以外の方法は無くなりましたとさ。

とはいうものの、朝の一撃必殺で全ての人が簡単にキャッチし、その後の移動先でも程よく釣れ続けたので、僕らはなんの怒りも貯めることもなく楽しい時間を過ごしてまいりました。

それにしてもあの殺伐とした状態、海洋資源が枯渇するのではという危機感から、釣り団体によっては制限尾数の自主規制も始まっていますが、こんな状態じゃ魚を釣り切って魚がいないとボヤいている人が多い限り、何も解決しないでしょうね。まずは釣り人のマインドを変えていかないと駄目じゃないかと思った昨日でした。

これがポイントへ着いてすぐの状態。静かな海にパヤオがポツンと浮き、船長がイワシを撒いた途端に猛ボイルが始まり、フライフィッシャーマンは無敵状態に突入。
パヤオから少し離れてしまったので着け直そうと近寄ったらすでにパヤオにベタ付けの船。それを眺めているうちにこんな状態。真ん中のパヤオわかりますか?写真に写って無い船がさらにたくさん周りにいます(皆さん入った直後なのでスパンカーも立っていません)。はっきりいって近ずくのが怖いです。
朝一の海はロッドが次々としなり、賑やかな状態。私の他にもう一人ランディングマンをかって出ていただいたので、2名でランディングしまくりでした。
ペンペンサイズがいる場所もありましたが、平均して60cm以上の個体がほとんど。最大は105cmほどかな?
ヒットと同時にドラッグ音が聞こえラインを引きずり出していきます。年に一度はこんな一日を楽しみたいものです。
「どれどれ。」とメジャーを当ててみるとやっぱりメーターオーバー。10番ロッドでもロッドが悲鳴をあげてました。
途中マグロとカツヲのナブラに遭遇。1名だけルアーのマグロタックルを持ってきたので挑戦してもらいましたが、今回はそのチャンスが生かせず残念。跳ねている個体は15〜20キロクラスかな?カツヲは大きく3キロサイズです。
食べ頃のシイラ数本だけクーラーへキープ。それ以外は全てリリースです。
忙しい最中の写真だったので、ピンが合わず綺麗な写真があまりありませんでしたが、こんな感じ。一人10〜20本キャッチで船中100本以上。写真を撮り忘れましたが、カンパチも4〜5本つれましたヨ。
最後は恒例のシメのアイス「ヤスモッカソフト」。疲れた体に染み渡るバニラアイス。今年のシイラフィッシングは自分の予定を考えるとこれで終わりかな?

タコ絨毯は過去へ

「朝一番にシーバス釣って、その後お土産でタコとアジをやりたいんだけれど、そのコースでよろしく。」

と、シーホースのウッチー船長に電話すると、「タコはもうほとんど釣れないよ、羽田周辺はほとんど釣り尽くしたって感じ。」だとか。

初夏の頃からタコは絨毯のように居る的な話で沸いた今年の東京湾。釣れ始めるとすぐに釣り船が集結し、さらにプレジャーボートと職漁船が加わった。案の定今頃来ても一日糸を垂らしてもほとんど釣れない状態らしい。タコの寿命は1〜2年だから、産卵する個体を乱獲してしまった翌年はタコは壊滅的にいなくなるんです、まぁ当たり前ですな。

これは川でも同じですが、釣れるからと言ってその場の魚を根こそぎ持って帰れば、ヤマメやイワナだっていなくなっちゃうのです。私の推測を交えて少し話をしますが、もし釣り人が全てキャッチ&リリースをすると魚が増えるかというと、今度は餌が不足して大きくならないという弊害が生まれます。

2011年の夏、入渓する人が少ないだろうと思い放射能のホットスポットと言われる某所へ釣りに行った時の事。人が入らない場所はこんなにも釣れるのかと思った反面、間引きの重要性と大物が釣れない事に釣り飽きるという釣り人のエゴイズムを感じてしまったのである。

自然は全てバランスシート。何事もほどほどが肝心ですね。

さてそんな夏シーバスへ出船し、どんな状況かご報告。

蛸釣りの補足をすると、フライフィッシングで狙おうとした訳じゃありません。手釣りでテンヤの釣りがしたかったのですが、今回は断念。 まずはシーバスのボイルを求めて南下。東京湾のど真ん中近くを目指します。シーバスはエサ釣りでは夏が旬で「スズキはタナを釣れ。」です。
予報大外れ北東風強すぎ。潮の速さも手伝って船はすぐに流されちゃいます。ついでに幾ら撃っても手応えなく、シーバスの反応は数回のみ。潮色はとても良いのですが、ベイトがいないって感じ。
シーバスを早々に諦め前日にワカシのボイルが沢山あったとの事で海ほたるへ。風が強くな〜んにもなく、仕方なく風裏だけシーバスのチェックして帰ってきました。
その後は湾奥へ戻る方向で壁打ちの時間。でもいくら叩いても無反応。シイラと同じでなんかいつも通りの季節進行では無いように思います。
とりあえずインターバルでアジタイム。「タナはどれぐらい?」と船長に聞くと水深17m。なので、フライを諦めベイトリールにサビキをつけてトライ。入れると直ぐに当たるアジ絨毯。釣ろうと思えば無限ループで釣れるのですが、そこは程々に30分で30匹釣ってやめました。大きさは15〜25cmと比較的大きめ。
アジは人間は好きな魚ですが、このサイズになるとシーバス君はあまり食することがありませんから、湾内はアジが程よいサイズが釣れてくれます。
結局ぐるっと回ってワンオクシーバスはまるでダメ。台風が一発来て海が掻き回されるか、雨水がどっと流れ込んで湾の水温が下がり始めた頃から釣れ始めるでしょう。それまではワカシとアジ釣りを楽しんでください。ちなみに今はアジをフライで狙うととても非効率ですが、釣れない訳ではありません。潮上へフルキャストして、タイプ7でカウントおよそ2分。底付近にフライが入れば釣れますが、無理にそんな釣りをするよりも、もう少し浅いタナになった時に狙いましょう。写真はオリンピックカヌー会場の水門。

アイスクリームと私(相模湾でマンビカーと遊ぶ)

私を知る人のイメージは釣り好きのノンベェで甘いものは食べないと思われている。しかし釣りを共にする人からすれば、釣りが終わった後には必ずアイスを握るオヤジだということを皆は知っている。普段は間食などせずに甘いものはあまり口にはしないのだけれど、釣りを終えた帰りにアイスを必ず食べたくなるのは私だけでしょうか?それも行く釣りによって食べるアイスの種類が変わります(「ガリガリ君を毎日食ってたやん!」とのツッコミ、ありがとうございます。50半ばになり恥ずかしさが増し、現在はそのガリガリ君食べ歩きをやめました)。

一昨日は今年最初の相模湾シイラフィッシング親睦会。総勢8名で丸伊丸から出船しました。今年はず〜っと雨と寒さで海へ出ようという気持ちが削がれていたけれど、ここ数日の灼熱地獄で汗を流したおかげで、気持ちの上でもようやくシイラモードへ!

とはいうものの、例年ならばペンペンシイラが皆のロッドを曲げて、「釣れ過ぎてつまらない。」を発しながら、メーターアップを拾い釣りする季節なのですが、魚っ気が非常に少ない状態。魚が居ればサイズは大きいのですが、チャム(餌)を撒いても全くの無反応。なのでその効果がなく、フライを投げまくっていると、たまにスイッチが入っているヤツが喰ってくるような感じ。

結果、私はチャム撒きに徹しロッドを振ることがなく終了、良くある事です。上がった後は釣宿へ戻り冷麦麺をすするという行事は、丸伊丸へ行ったことがある人はご存知の通り。そして頭割りで船代を清算して、個々に帰路へつきます。ここで一旦解散はするのですが、知っている人はその道すがらにある最初の横須賀ICでもう一度集合し、火照った体を冷やすのと疲れた体に喝を入れるために、濃厚なソフトクリームを食べるまでがこの釣り。最後にソフトクリームを食べないと何故か完結した気がしないんだよなぁ。

次回は8月末に船を入れていますが、今年は平日の予約が空いているので、予定表と睨めっこ。でも私の休みが無いのです・・。

前日に慌てて巻いたクラウザーミノー達。ロッドには結んだものの、このフライが海水に浸かることはなかった。
出船は朝の5時ごろでお昼過ぎに起き上がり(釣り終了)。今回は目で見える明確な潮目がなかった事で、ポイントはパヤオに頼るしかなかったので、その殆どを移動時間に費やした。
船の周りをグルグル回るシイラが、気が向いた時だけに食いつくような感じ。なので、通常は散水している船首で釣れるのが常だが、今回はオオドモでもヒットが多かったのがいつもと違うところ。
サイズは60〜110cmまで。船中の半分の人がオデコになってしまいました。それぐらいシイラの群れが少なく、いつもの1/10ぐらいの感じ。
ハーミットのお客様のティボー率は90%以上?私に洗脳された集団と言えます(笑)
シイラは興奮の縞模様からマリンブルーに変わり、ランディングするとこのカラー。イエローに変化するとお疲れモードです。このカラーの美しさは、現場にいないとわかりません。
一応、いっぺんに何本ものヒットがある時間があったのですが、何故かオオドモ。珍しくチャムの効果が殆どないのです。
シイラの釣りは一人でのランディングはかなり厳しいので、手が空いている人が手助けに入りランディング。
船上にあげると大暴れのシイラ君を撮影するには、グローブか手ぬぐいが必携アイテム。