No Name(ノーネーム)の管釣り&湖用マラブーフライ

お店が暇なので、自分のフライを巻いてました。

本栖湖はこのフライとブラックバージョンが引っ張り用で、今実際に使っているものです。あとはブラックの小さめゾンカーかな?時合いがくればそんなにフライはシビアではないと思うので、なんでも良いと思います。

Hook: TMC3761 #8
Tail : Eagle Marabou
Under Tail : Ice Wing Fiber Pearl UV
Abdomen : Mylar Tincel
Thorax : Seals Fur Ginger
Wing : Eagle Marabou
Hackle : Partridge Dyed Olive

どこの湖へ行っても定番のカラーは、オリーブ系、ブラック系。ジンジャー系、この三つが定番カラーだと思います。芦ノ湖もほぼ同じフライを使ってます。

竿抜きゴムの話

「竿が抜けないんですけれど・・。」というロッドの持ち込みが年に数件あります。そんな時は使い慣れた黄色い竿抜きゴムを持ち出し、「はいはい、これを使えば簡単に抜けますよ。」と言いながらロッドを抜いてました、つい最近までは。

今年の始めの宮崎釣行でのこと、ダブルハンドの1番と2番が抜けなくなってしまい四苦八苦しました。釣りの直後で手がふやけていることもあって、ニッチもサッチも行かない状態。まぁここは都市部だから、近所のポイント釣り具へ行けば竿抜きゴムぐらい売っているだろうと、ロッドをそのままにしていざポイントへ。

そして店員さんに、「竿抜きゴムありますか?」と聞くと怪訝な顔で「当店は置いてません。」と。なぬ? 置いてない。

「え?じゃあ、固着した竿はどうやって抜くんですか?」と問うと、

「近所のホームセンターへ行ってください、ラバーグリップの軍手で簡単に取れますから。コンビニでも売ってますよ。」

なるほど、原理は同じ。釣具屋人生を37年以上も続けていると固着したロッドのように私の頭は固くなっているんですな。

そのハーミット的な商売っ気のない温かい言葉をいただき、近所のコンビニで見つけたSHOWAのライトグリップ。試してみると、あらまこんなにも楽なんですな、目から鱗でした。皆さんも固着した時のことを考えて、ラバーグリップの軍手を一つ車に入れて置いたほうが良いですよ。

「そんなの普通、当たり前だよ。」

と、皆さんの非難の声が聞こえてきました、精進いたします・・・。

コンビニで手に入れたライトグリップ。¥250ぐらいだったかな?私は手がでかいらしくLサイズ。
一番上の写真のように、ガイドを持たず普通に引っ張るだけでも相当なグリップ力で簡単に抜ける。それでも駄目ならば、この写真のように握力+膝の力で抜く。それでも駄目ならばライトグリップを2名で使用し、それぞれのセクションを交差して持てば、ほぼ抜けます。それでも駄目な場合は・・・、どうしましょう?今の所抜けなかったことはないですが。
TMC ジョイントワックス
固着の前に予防が大切。ジョイント部オス側にジョイントワックスを軽く塗ることをお勧めします。ロウソクでも良いです(大体同じ効果です)。
ティムコ ジョイントワックス
ジョイントワックスは、リップクリーム方式。塗りすぎ注意。

出勤前の釣りは「人間の証明」ごっこをする

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね。ええ、夏、碓氷から霧積へ行く道で、谷底(渓谷)に落としたあの麦藁帽子ですよ。」

ホテルニューオータニを見ると必ず思い出すフレーズは角川映画の『人間の証明』に出てくるこのくだり。そして口ずさむのは、ジョー山中の♪Mama,Do you remember 〜♪である。人間の証明、野生の証明蘇る金狼野獣死すべし、当時の角川映画は好きで必ず映画館へ見に言ってましたなぁ。世代的にわからない人は無視してください。

ハーミットへ出勤する前に行ける釣り場は多々あるけれど、”そうだ京都、行こう”的な思い立ったらすぐに行けるのが、弁慶池である。小学生時代から慣れ親しんだこの池は、昨今の冬場はレインボートラウトを放流しているのはみなさんご存知? 夏はブラックバス、冬はレインボートラウトと、一年中釣りがきて電車で行ける手軽な釣り場、都民の味方デス。そしてビルの狭間にある皇居の外堀で釣りをするのだから、とてもローカルでありシュールでもあり、不思議な感覚が得られます。

ハーミットからだと九段下まで歩き、半蔵門線に乗って二駅。徒歩を含めてわずか20分ほどで着いてしまう手軽な場所。今年も11月下旬からレインボーを放流中。東京のど真ん中に住んでいるけれど、車をお持ちでない皆さんの選択肢として、一つお見知り置きを。

本日の朝はこんな感じでございました(釣り場の詳細はこちら)。

営団地下鉄・永田町駅で降りて7番出口へ。出口を間違えると国会議事堂に行けます(笑)
弁慶橋
7番出口の目の前は弁慶橋。中学生の頃、この橋の上からブラックバスを狙っていたら、後ろに走る路線バスをヒットさせた。もちろんランディングできずに切られた(笑)
弁慶池
弁慶池の水深は深くても2mはないので、シンキングラインはインタミだけで十分。私はお手軽インジケーターフィッシングで遊びます。
弁慶池
周りは見渡す限り高層ビルだらけ。でも、目線を下げるとビオトープが広がる。
特徴のある黄色い足を持つコサギ。釣れない私にエールを送りに来たのか?
出勤前の時間帯は水温が上がらず難しい感じ。でも、湖面に映る紅葉の黄色ぼーっと見ているだけて、今日の仕事は頑張れる気がする。
小一時間の釣りだったけれど、お魚さんはちゃんと遊んでくれます。このまま東京ドームにあるラクーア(温泉)にでも行って、帰りはどこかで一杯引っ掛けたい気分。でもこれから仕事なんだな。弁慶フィッシングクラブは冬季9時スタート、水曜日定休です。詳細はこちら。