シーバスガイドの素質はエロトークで決まる?

ゴールデンウィークはすでに後半戦に入り、旗日通りの方は本日が最終日になるのかな。皆さんはお休みをどのように過ごされましたか? 管理人の私は人混みが嫌いなので、例年通りの行動をとって東京湾のシーバス狙いでプカプカ。その理由はこのブログで何度か書いていますが、洋上は突然船の数が増える訳ではないので、混雑することもないし、午後には自分の自由な時間が過ごせるのが好きです。

という訳でシーバスボートの予約をしたのが二週間前のこと。その時はシーバスはどうやら不調らしく、船長からは「夜も昼もあまり釣れてないんですよ。」と消極的な発言。そう言われても他の選択肢は思い浮かばないので、釣れようが釣れまいが海へ出るのです。

ハーミットがおすすめするシーバスボートといえば、横浜のシークロ東京湾マリーナシーホースですが、今回はシークロのリュウちゃん艇で朝まだ暗いうちに出港。聞けばこのアウトドアブームで連休中は結構な数の予約が入っているそうな。

シーバスボートでは釣れなくなるとエロトークをすれば釣れるというジンクスが僕らにはあるので、釣れない時間が続くと次のヒットを導くために、50過ぎのオヤジ軍団はここには書けない下ネタ連発で話続けます。特に船長であるリュウちゃんはシーホースのうっちー船長と同じぐらいスケベな会話が好きなので、釣りトークはどこへやら。

男4人でエロトークをノリノリで話始めると、今まで何もなかったのが嘘のようにボイルが突然起きるのです。それと同時に僕らはロッドを振り回し、イレグイ祭りを堪能したのはいうまでもありません。あ〜楽しかったシーバスフィッシング。釣り終えた午後は何をしていたかを知りたい方は、以下の写真をご覧ください。

今回の教訓:漢たるもの、エロ話の一つや二つを用意しておくのが、大人のたしなみである

シーバスのタックル
シーバスを釣るのにそんなに高価なものは必要ないのですが、釣行数が増えるとどうしても良い道具が欲しくなってきます。今回は釣れないと言われたので抑え気味ですが、いつもならひとり3本づつ持ち込み、その総額は安い車一台分。あ〜恐ろしや。
横浜のシーバス
「今日は釣れないと思うので、暗いうちにサクッと釣ってください。」と言われたので、最初のポイントでサクッと釣りました。しかしすぐに夜が明けてしまい、その後が続きません。
シーバス狙いでクロダイ
私がりゅうちゃんにエロ話を振り二人で馬鹿なことを言っていると、なんか違うお魚が追いかけてきた。バースの穴奥へと入り込もうとするその魚は黒鯛。とりあえず釣れるものはなんでも釣っちゃうよ。
横浜のシーバス
やっぱりキーワードはエロトークなのでさらに加熱。りゅうちゃんが「あの穴に入れてください。」と言えば、「そっちの狭い方?それともあっちの広い方?」というおバカぶり。すると今度はシーバスがヒット。
横浜のシーバス
遂にはそのエロトークに誘われてか水面が割れてボイルが始まり、りゅうちゃんの指示でフローティングミノーに変更。引き波好きのシーバスはそんなフローティングミノーを見逃さず、もんどり打ってバイト。すごい時はフライを口に加えてムーンサルトを決める個体も。もうこうなるともうお祭りです。
横浜のシーバス
サイズはそれほどでもないですが、ボイルの主は50cm台中心でボコボコ。最大は60センチ後半という感じ。追われているイワシは7〜9センチサイズで、フローティングでもシンキングでも釣れてくれます。
横浜のシーバス
魚が沈んで静かな時間帯は私がシンキングラインを使って深い魚を引っ張り出します。フライは交換する事なく、壊れるまで釣り続けたとさ。
焼き鳥を食う
船は定時通り9時には帰港し、それぞれの家へ帰宅。シャワーを浴びてさっぱりした僕らはまた再び集まり、反省会という名の昼呑みを決行。「また同じメンバーで集まるなんて、仲が良いのね。」と嫁に言われてしまいました。それぞれの地域が違うので、帰りの都合でなぜか武蔵浦和駅で集合。しかし呑兵衛の私たちがそれで終わる筈もなく、赤羽へ移動してさらにちょい呑みを夜まで続けたタフな50代の釣り戦士です。

メリークリスマスの夜は釣り仲間とプレゼント交換

ブログを読み返して見ると、クリスマスはやたらと釣りに出かけているかも。そう僕らの年齢はもう世間のクリスマスムードとは無縁で、家族の行動はてんでばらばら。恋人のサンタは来ないし、家でケーキを食べる人もいない。そうなるとクリスマスの夜を独り過ごすのも寂しいので釣り師は仲間と集まってはしゃぐ為に釣りへ出かけるのです。ここ数年の私はそんなクリスマスかな。

ミッション発令:クリスマスイブの夜は仲間とフライのプレゼント交換をし、そのフライで魚をゲットせよ!

そんな声が天から聞こえてきた気がして、フライ神からの御告げで今回はそんなミッションが課せられた。シーバスへ出かける前に仲間に魚を釣ってもらう為に、魂を込めて巻いたフライをプレゼント。魚が釣れればもちろん嬉しいし、自分で巻いたフライが仲間に評価されるのも嬉しい。そんな縛りでクリスマスイブの夜は楽しく過ごしました。

さてさて、昨夜というか今朝の僕らの様子をお暇な方はご覧くださいまし。

クリスマスイブにフライのプレゼント交換
某所に勤めていた時にラッピング検定三級を取らされた私は、トップの写真にあるクリスマスカラーのフライを3個セットにしたものをラッピングしてプレゼント交換、ノリノリです(笑)。一緒に行った仲間から頂いたのは、オリーブのクラウザーミノーとコンパクトに巻かれたピーナッツバター。貰ったフライで魚をキャッチできないと、巻いた人が凹むので魚をキャッチできるかどうかは重要な問題。
横浜の夜
相変わらず横浜の海へ繰り出すとつい口ずさんでしまう「ブルーライト横浜」。スタートは風もなく穏やかで、波っけがないの事でお魚は少しナーバス。
横浜のメバル
私が渡したクリスマスカラーのゾンカーでいきなりデッカイシーバスをヒットした釣り仲間。しかしティペットが細すぎて敢えなくブレイク。3種類巻いて渡しておいたのが正解で、フライをロストしてもあと2個あります。今度はトリカラーのクラウザーに交換してすぐにメバルをゲットしてました。自分が魂を込めて巻いたフライを使って釣ってくれたのはとても嬉しいです。
ラジオペンチを使ってケーキを食う漢
リュウちゃんにはこの秋冬の労いの気持ちを込めてケーキの差し入れ。ちゃんとフォークを渡したのですが、何を思ったか急にラジオペンチに持ち換えケーキを食べ始めた。「ワイルドだろう?」と、本人の弁、そのふりは古いって(笑)
横浜のシーバス
私も頂いたオリーブのクラウザーミノーを使ってシーバスをゲット。サイズは60位かな。少し風が吹き始めて魚の活性が上がって良い感じ。
横浜の海でトリプルヒット
シーバスの活性はマックス。あるポイントに入ったら急に活性が上がり、一人が掛けた後に 残りの二人もすぐにヒットしトリプルヒット。それぞれ交換したフライでキャッチしているので、お互いに、「釣ってくれてありがとう。」となります。
クラウザーミノーにヒットしたシーバス
全員ミッションをクリアしして一安心。その後はフライを交換するのが面倒だったので、残りの時間もずっと貰ったフライで釣り続けましたとさ。シーバスの機嫌はそれほど落ちることもなく、その後もポツポツと釣れ続けました。
横浜夜景
気がつけばポツポツと雨が降り出し、横浜の空は工場夜景に雲は照らされて薄明るい映える景色に。今年も楽しい夜をありがとう、シークロさん。年が明けたらまたシーバスへ行っちゃうよ、解禁までの間はね。

シーバス三銃士が目指すのは合計で2.5メーター

私の釣行はほとんど平日な為、その釣行に付き合ってくれるのは休みの都合が付きやすい個人事業主か、小規模の経営者のお方がほとんど。私の誘いは雑なものだから急に、「明後日行く?」と聞いて即答できる人が必然的に釣行のお供になっちゃうんですね。そんな平日釣行組の中で志ざし高く「目指せメーターオーバー!」に賛同して参加しているメンバーは私を含めて3名。今季は毎週ランカーシーバスの釣行に突っ走ってます。でも流石に三人がそれぞれメーターアップを釣るのはとても難しいので新たな目標をたてたのがこの「3人の総合計で2.5メーター!」です。*通常はフライの場合2名出船ですが、私が真ん中に入りバランスよく順番にキャストしている事で船長の許可を得ています。そんな状態ですから、オープンウォーターのみのという根性の釣り。

これは一回の釣行でそれぞれの最大魚一本の値なので、皆が84cm以上のシーバスを同時に釣らにゃならんのです。最初はいけるんじゃない?なんて甘い考えでしたが、いざ初めてみると相当ハードルが高いじゃないですか。そもそも80アップを釣るのでさえ必死なんですから・・・。

ちなみに前回のシーホースでは合計2.12メーター。残り38センチなんですが、誰か一人が90アップでも上げないと、この数字を達成するのもなかなか難しいものですなぁ。さて、そんなシーバス三銃士が今回も性懲りも無く出撃。果たして前回の記録を越えられただろうか?その答えは以下の写真に続く・・。

本日の戒め:根性で投げ続けるだけではなく、アタらない理由を考え模索することも大事

東京湾をボートでクルージング
やっぱり明るい時間帯の写真には色があって良いですなぁ。まずは朝のボイルポイントまで突っ走って海の真ん中でボイルを探すとありました、本日の猛ボイル。しかしこのボイル魚のサイズがやや小さめで、ナナマルサイズまで届きません。最初からタガメン22センチを投げている私は、50センチ程度のシーバスがバイトしても一向に掛かりません。私がバイトを何度ももらって遊んでいる間にちょっと沈めて釣っている二人はなんなくキャッチ。
シーバス計測中
ボイルがまだ続いているので真上から撮った雑な写真、65アップくらいかな。もう一人も同じようなサイズをキャッチして私だけ、ただ魚をバイトさせて遊んでます。ま、本番はこれからだから、私はココで釣れなくても良いのさ。とこの時点では思ってました。
シーバスとのファイト
ひとしきり朝のボイルを二人は楽しんだので、いざ本命のポイントへ。そこはここ数週間の鉄板ポイントだから、周りはシーバスを狙うボートだらけ。どの船もシャローレンジをドテラ流しでシーバスを狙ってます。でもフライで釣っているのは僕らだけだけれどね。10番以上のロッドを爆投する根性の釣りをする時に私が歌う歌、アニメ「ど根性カエル」の『ど根性でヤンス』を大声で歌い始めると、またまた二人にヒット!サイズもナナマルを越えてきたので、こりゃ前回の記録越えか?
フローティングミノー、タガメン
しかし、私はタガメンとビースティチェンジャーを投げ続けていてもバイトは一向にありません。周辺のルアーの方々も、そんなに釣れてないので本日は少し渋い様。今回は投げ続けても魚の反応が薄いので、私は大物を釣りたい一心でうっちー船長にエロトークをお願いしましたが、その効果もありません。タガメンを投げ〜の、時々ビースティチェンジャーというメガフライ縛りが駄目なのかも・・。そう思って最後の最後にEPミノーにチェンジ。それでもアタリはありません。本日は何も無いまま私だけオデコかも・・。
東京湾のシーバス
「スミマセン時間なので、あと3投でお願いします。」とウッチー船長。う〜む、周りも釣れてないし、コノシロも底ベタか。ならばと私は最後の一投は思いっきり沈めてみたのです、インタミラインでカウント25秒。フルキャストしたので回収する距離も長かったのですが、ちょうどラインが一番深く入ったところから浮き上がった瞬間にドン!。上がってきましたナナゴーです。ラストのキャストでキャッチすることが多い私ですが、最後の最後にこの一本だけ釣れてオデコを逃れた私でした。
港内を徘徊するシーバス
かくして本日は納竿。そして今回の合計は2.11メーターと、1センチの後退。ま、オデコにならなかっただけ良かったね。連日同じポイントにデカイルアーとフライを投げ続けられているシーバスなので、そのプレッシャーとベイトの位置から推測すれば、フライのサイズを若干下げて沈めるというのは当たり前の回答だったのですが、どうもビックベイトに拘りすぎて、発想の転換が遅すぎたのが今回の敗因です。次回また精進してガンバリマス。港へ戻るとそこには人を気にするそぶりも見せないシーバスが、気持ちよさそうに回遊していましたとさ。

シーバスフライに両さんの様な太眉を描くと釣れるらしい

フライタイングというのは魚が釣れる様にする為に改良する事は大切ですが、ボックスに並んだ時、真っ先に選びたくなるフライを巻くことも重要です。時に共にするアングラーがボックスいっぱいに白一色の同じフライを持ってくる方がいらっしゃいます。もちろんそれでも釣れるとは思いますが、魚の機嫌はどう変わるかは分からないので選択肢はあったほうが良いでしょう。

「このフライさえあれば絶対大丈夫」的な究極なフライはこの世に存在しません。魚は生き物、僕らがウナギが食いたくなれば鰻を食べるし、寿司が食べたくなったら寿司を食う。お魚さんだって気分が変わるのです。さらにその選択肢に加え自分が使いたくなるフライを巻くことが重要だと私は考えます。今私が使っているタガメンのアイは上向きに付いているので魚には見えないのでまず関係ないと思いますが、有るのと無いのでは自分のモチベーションがかなり変わると思いませんか?

今まで改良し続けたタガメンですが、先週までメガフライに不機嫌だったシーバス達が突然そのフライに興味を示しました。と言ってもそれが正解でずっと釣れ続ける訳ではないですが、フッキング率の向上とバイト数が確実に倍増した事に大満足。しばらくは今回作った「タガメン・零弍式(愛称:両さんタイプ)」を使ってみる事にします。

昨夜の悟り:釣り師の男は魚と女性の気持ちを生涯模索するのだろう

タガメン零弍式
前回のタガメン弍号機は引き波が少し弱い気がしたので、初号機(改)でやっていた水押しをよくするための鼻を付けました。相変わらず漢気で20cm超・シングルフック3/0が一本だけ。新しいこのタガメンをじっと見ていたら、なんかイタズラがしたくなって太眉を描き描き。なんか私の顔見たい(笑)ちなみに零号機がタガメに似ていたのでタガメン(タガメみたいなシルエット)になりましたが、もはやタガメでは無くなってしまいましたね。
シークロのリュウちゃん
「もう予約なんて入れなくて良いですよ〜。」と泣きを入れるリュウちゃん。連日連夜で無休状態で顔が死んでます。可哀想ですが、12月いっぱいまでは僕らのボート予約が続き働いてもらいます。
ビースティチェンジャー
「潮が動くまで小物で遊びましょう。」と言われたけれど、既にデッカイフライしか結んで無いのでそれでキャス練するつもりでキャスト。なんと2投目でビースティチェンジャーにランカーがド〜ン!フライは23センチあるので、それから大きさを推測してね。
ビースティチェンジャー
初っ端から良いサイズを釣ったので一安心。そしてそのまた数投目でド〜ン!先週とは全く違い、今回は良いサイズばかりの連発の夜。お魚の気持ちは全くわかりません。
横浜のランカーシーバス
同船者にもこんなサイズがド〜ン!
横浜の海でシーバス
さらにダブルヒットもある始末。小物じゃありませんよ、両方ともナナマルサイズ。いっぺんに掛かるのだから、今日はお魚のスイッチが入ってます。
太眉のフローティングミノー・両さんタイプ
その後ポイントを変えてタガメンの両さんタイプをキャストすると、立て続けにヒット、ヒット、ヒット! バイト数が向上した上にヒット率は5割近いので改良が上手くいっている様です。それとも太眉の効果か?(笑)いや、そうであって欲しい。次回はちゃんと眉毛を一つに繋げますゾ。
東京湾のシーバス
時間いっぱい12番ロッドとスイッチ8番を投げ続け、今回は両さんタイプのおかげでお腹いっぱい楽しめました。やっぱり自分が使いたくなるようなフライを作ると、必然的にポジティブになるから釣れる気がします。なにせリトリーブして帰ってくる太眉を見る度に、私はほくそ笑むのですから。

12番を振り続けると8番ロッドが鉛筆になる

現在売られているフライロッドの番号は0から15番ぐらいまでかな? この15種類の番号の他に長さがあるからロッドを全て揃えようとすると無限大に広がりますが、釣具屋の私であっても持っていない欠番は結構あります。私はなるべく手持ちを30本以内に抑えているので欠番は意外に多く、0・1・9・11の4種類。でもって高番手は14/15番という表示だったりするから実際には13番以上は一括りになっちゃいますが・・。また13番以上のロッドはキャスティングするためのしなやかさは無くなり、リフトパワー重視でキャスティングを繰り返す竿じゃないので、実際にちゃんとキャスティングを行う上限は12番なのです。

この12番のラインの重さはAFFTAの規格で先端から9mの重さは約25g・実際には最近のラインは重めに設定されているので(ラインの詳しい話はこちら)、1オンス以上(28g + フライの重さ)のものを片手で投げていることになります。ルアーで1オンスを遠投すると言えば両手で投げるのが普通ですが、フライはシングルハンド(片手投げ)。しかも前後に数回振ってから投げ放つので、一回のキャストでルアーの動作の数倍の労力を使うんです。そんなロッドを毎回振り回していれば、そりゃ誰だって筋力がつきますヨ。ちなみにシングルハンドのトーナメントロッドに使うラインの重さは38gです、あ〜恐ろしや。

そもそもこの12番ロッドの用途は海外遠征時の大物狙い(ターポンやセールフィッシュ)と国内ではシイラやマグロに使っているのですが、ここ数年はシーバス用の大型フライを投げるために出番が多くなっています。しかし、その思いとは裏腹に散々振り回しても、20センチ以上のフライへの反応がうんともすんとも言わない日だってあるのです。そうなる保険として「とりあえず釣っときますか。」となる訳で、ロッドを8番へ持ち変える訳です。今まで30g以上のものを片手で振り回していたのが、突然半分の重さ(1/2オンス)になると、8番ロッドはもはや3番ロッドと同じくらい軽く振る感じで、気分は鉛筆を振りまわしているかの様。言い過ぎじゃないですよ、ホント。

昨晩はスイッチロッドとその12番を振り倒していたのですが、結果的にメガフライ(20cm以上のフライ)への反応は一度も無し。なので龍ちゃんから「とりあえず釣っておきましょうか。」の一言でフライを小さくするのです(といっても#3/0のフライ)。しかし今回は気合を入れすぎてシングルハンドは12番しか持ち込まなかったので、それで釣ることに。そのまま同じロッドを使ったのですが、今まで使っていたフライの重さと空気抵抗が凄かっただけに、#3/0・10センチ程度のフライに変えただけて腕への負荷が無くなり、感覚としては8番ロッドを振っているかの様。私のフライフィッシングはもう病気の域ですな。皆さんは真似しないように。

昨夜の教訓:日々のキャスティングは筋トレなり。振れば振るほどロッドは軽くなる(感じる)

シークロの益田船長
昨夜の相棒はヒガシセンセとリュウちゃんのガイド。出陣の時はいつでもポジティブです。
夜の横浜の海
ナイターの場合メガフライを投げ倒すのは真っ暗な場所のオープンウォーター。なので、写真がありません。今回は投げ続けても一度も手応えがなくそのキャストは徒労に終わりました。
横浜のシーバス
「とりあえず釣っときますか。」と言われロッドは12番のままフライはEPミノー3/0へチェンジ。魚がいるところはまとまっていて、バンバン掛かります。釣れていると写真撮りに余裕がなく、結果魚の写真ばかり、夜だから仕方ないか。
横浜のシーバス
最大サイズは前回のシークロで釣ったサイズとほぼ同じで、結果的にパワフルな引きを存分に楽しめました。3/0を使っている時点で小さい魚は掛からないしね。
シーバスをリリースする
いくつかのポイントで入れ食い状態で二人とも釣果に満足して帰路へ。ゼロかイチかで投げ倒す覚悟だったけれど、10センチのフライでも大物は釣れるので、意地張ってメガフライに固執しなくてよかったです。さて、ランカーシーバスへの挑戦はまだまだ続きます。次回に乞うご期待!

ランカーシーバスはエロトークがお好き

先日のシーバスから何故かアリスの曲を引きずっている私。本日のシーバスランカー便も何故だか「何もいい事がなかった〜♪この街で〜♪」なんて口ずさみながらタックルを準備。相変わらずサビの部分以外は思い出せないけれど、そんな事は釣りに関係ないからね。それより少し心配だったのは、台風接近によって風が上がる事ですが、ま、なんとかなるでしょ。

目指せメーターオーバー(シーバス編)を掲げて、私が昨日妄想したシチュエーションはこう。

夜明けと共に出陣するシーホース。舞台は某所のポイントへといざ直走ると、鳥たちは徐々に集結し大きな鳥山へとなっていた。鳥山をかき分けてその中心へ入って行くシーホース。その先に見えたものはシーバスが水面を割って多くの水柱を立てている姿。新しく新調したタガメン弍号機は間髪入れずにそのボイルへ放り込む。すると最初の一投目でハチマルのシーバスにタガメンは吹っ飛ばされた。しかし、その飛ばされて落ちた先で更に大きいメーターオーバーのシーバスが割って出たのであった。

私の妄想はいつでもメーターアップが釣れていますが、それが現実になるのはいつになる事やら・・。

さては本題は現実のシーバスフィッシング。走らせたその先に鳥山は・・・。ありゃ、ないじゃありませんか。本日はタガメンを引き倒そうと思いましたが、最初っから挫折です。そして今朝のシーバスはこんな感じ。お暇な方はご覧くださいまし。

今日の戒め:シーバスはエロトークがお好き?ウッチー船長がエロトークを始めた時は大物の兆し

東京湾から見える富士山
ポイントへ向かう途中で雪帽子を被った富士山がこんにちは。今日は大物の予感?ノンノン。ボイルがありませんがな。仕方なくこの辺からやってみましょうということになったので、インターミディエイトに大きめのフライをセットした僕ら。そう本日はランカー便なので小さいシーバスなんていりません。
大物シーバスとファイト中
最初の一本目は入ってすぐの壁打ちでデッカイのが仲間のフライにガボっと出た。しかし残念ながらランディング前にフックオフ。でもすぐ様別のシーバスがヒット、これもなかなかのサイズ。この時期のシーバスはコノシロをたらふく食べていて、魚体はまん丸です。
フライで狙う東京湾のランカーシーバス
上がってみればど〜んとこのサイズ。見事なデブっちょシーバス。フライは最大限大きくした15センチほどのピーナッツバター3/0フック。朝のポイントは活性が収まったので、その後は各所へ回ってランカーを探して行きます。
タガメン弍号機
意気込んで用意したタガメン弍号機は出番がなく寂しそう。そんな私はというと、前回と同じく23cmほどのビースティ・チェンジャーをスイッチロッドで引きます。ボイルがないのならばメガフライを投げまくりなのですが、黙々と投げてもつまらないので、うっちー船長のエロトーク武勇伝を聞きながら釣りをしていると、フライに集中せず気を抜いた時にドンとアタリます。
両手引きでフライをリトリーブする。
「ねぇ、ウッチー船長、エロトークして!」と僕らは言います。釣れている時は饒舌なうっちー船長がエロトーク(とてもここではお話できない内容)をまた始めると「ガボッ!」と出るのです。シーバスもエロトークが好きなのかなぁ。
ピーナッツバターでヒットしたシーバス
そんなエロトークを繰り返していると、ナイスサイズ以上のシーバスが程よくヒット。トップでは全く反応がなかったけれど、バイトは多数あり、いやぁ楽しい時間でした。
丸々と太ったシーバス
そんなウッチー船長のエロトークを聞いていた私のロッドにも、いくつかのポイントを巡った後にドーンと重い衝撃が。NRX+のスイッチロッドのティップは水面に突き刺さったまま中々上がらなかったそのシーバスは、ドーンと10ポンドオーバー。フライはまたもビースティチェンジャー。アリスには申し訳ありませんが、この街で良いことありました。この後ウッチー船長に更にエロトークをせがんだら、再び同サイズがドーン。そちらは気を抜きすぎてフッキングせず。
ビースティーチェンジャーでハチマルをゲット
あまりにも重くて太いので見た目はかなりメーターオーバーに近い様に見えましたが、あと15センチ足りません。目指せメーターオーバーの道はまだまだ続きます。魚が映っている背景がボカしてあるのは、最近は写真を見てポイントを詮索するプレジャーボートが多くなったので、隠してます。もっともシーバスは回遊魚なので、すぐにどっかへ行っちゃいますけれど・・。

一本の価値を高めるために追求するタガメン

皆さんは私の真似なんてしなくて良いんですよ。シーバスを確実に釣りたい方は、ホワイトゾンカーとクラウザーミノーの2種類を持って行きインタミラインで引けば、サイズを気にしなければ十中八九釣れるはずです。状況がよければ、もしかしたらそれは管釣り以上に釣れるかもしれません。私たちはそんな釣りを20年以上前はしていました。でも今の私はかなりジジイになってきたので、シーバスに求めるものは釣る過程で得られる一本の価値なんです。

現在はフローティングミノー全盛のシーバス・フライフィッシングですが、30年前は釣れるサイズに合わせてゾンカーやマラブーなんかを引っ張って私は釣りしてました。それが海外の影響を受けて色々なフライを使い出し、十数年ほど前に岩井さんがイワイミノーを使い始めてトップウォーターがメージャーになったのです。

なぜトップが流行るのか? 例えればルアーフィッシングでワームを使って釣るのとトップで釣るのとでは一匹の価値観がかなり違う様に思いませんか? もちろん人の価値観ですからどちらで釣っても悪い事はいのですが、より難しくハードルを上げた釣り方で上げた場合、そのプロセスにつり人は満足しているのだと思います。なので、まだまだ釣り足りないこの釣りを始めたばかりの方々はゾンカーを引っ張ってください。もしくはフローティングミノーのフッキング率の悪さに翻弄されながら、時にゾンカーを引くのが良いでしょう。

現在シーバスルアーはメガトップ全盛時代。私はそれに触発されて大きいフライには大きいシーバスという現在のスタイルになってます。なので釣れる数は激減してますが、一本の価値が高まるからこそ、人がやっていない事を試したくなります。

で、数年前から始めたメガトップフライで釣る挑戦ですが、昨年こしらえたタガメンがかなり良い線までいっている感じなのですが、フッキング率が上がりません。単にアシストフック(例えばフロントフックからハリスを出して、テール近くに小さいフックを忍ばせるなど)を付ければ釣れる事は分かっています。ですがそれだとスレ掛かりが多くなりフライらしくないので、タンデムフックは使わないのが私のポリシー。漢ならシングルフック一本、言ってみれば頑固親父が掲げる漢の浪漫ってやつですな。

トップウォーターシーズン真っ盛り、でも船が人気すぎて今シーズンはあと何回行けることやら。その際に投げているフライはこんなものですので、お暇な方はご覧くださいまし。

タガメン 零号機
最近流行っているメガバスのメガドッグでドーンと出るのをみて、それに近いサイズのフライを作って見たのがタガメン零号機。使ったやつなので小さくなってますが、サイズは220mmで重さはご覧の通り。8番ロッドでも投げることができますが、抵抗が大きいのでリーダーは極端に短くする必要があります。私はエアフロのバス/マスキー4ftフローティングのリーダーをつけて、その先のティペットは50センチほどです。
タガメン・初号機
タガメンは下から見た時のシルエットがはっきりわかる様にするために、ジョントフライで前後にフロートフォームを魚っぽいシルエットに近づけました。フライフィッシングはルアーと違いその投げる本体が重ければ重いほど投げにくくなるために、0.1gでも軽くする努力をしました。結果、フックをライトワイヤーのSC15・#3/0にしていたのですが、この大きさに対して3/0フックは小さすぎてフッキングが悪いんです(2個付ければ掛かりますが・・)。
フローティング・ドラゴンテール
こちらは番外編のフローティングドラゴンテール。フックは6/0番。このフライが一番魚の反応が良く出るのですが、ドラゴンテールは一度水を吸ってしまうと地獄の重さで、シングルハンド12番でないと投げれません。あまりにのツライので現在はGルーミスのNRX+・11ft・8wtで振っています。ボートに乗っている間、ひたすら投げ続けるのでこのフライは現在はほぼ使ってません。
EPフローティングミノー
こちらも番外編で、EPミノーのフローティングバージョン。魚を釣り過ぎて、ヘアが短くなってしまいましたが、当初の長さは15〜8センチほどありました。フックの上側にハート形にカットしたフォームを3枚挟み、その間にEPファイバーが生えている感じ。めちゃくちゃ釣れるのですが、メガフライとは言い難いので、これ以降は量産していません。
タガメン・弍号機
そして今回巻いた、タガメン弍号機。結果的に重量が上がってしまったのは、横から見た時のシルエットも水に使った状態で大きく見えるように、少しだけ下のボリュームを増やしました。また、長いサドルハックルを重ねることで、下から見たシルエットも透けない様に工夫。今年はこんな感じで試してみます。
メガトップの大きさ比べ
大きさを比べるとざっとこんな感じで大体20センチ位に収めてます。かつては25センチ以上も試しましたが、数センチ大きいからと言ってバンバン出るわけでもないので、これからは約20センチほどにまとめて、水押しなどを考えて改造し続けます。
メガ
このメガトップ達はオープンウォーターで投げる事が多いので、基本無くなりませんので増える一方。また、毎回試しながら巻いているので、同じフライはほとんどありません。もし、今まで使ったこれらのフライが欲しい場合は、お店でシーバスの話をすれば、管理人の私が機嫌の良い時であれば貰えるかもしれません(笑) その前にこのフライ達を投げたいのであれば、キャスティングスキルを磨く事は必須ですので、お忘れなく。

ジョニーの子守唄が思い出せない、ビースティー・チェンジャーの夜

昨夜横浜で口ずさんだ曲はジョニーの子守唄(アリス)。でも、バックコーラスの「ふぅ〜、ジョニ〜♪」という部分しか思い出せず、冒頭だけを頭の中でヘビーローテーションし、やもやしながらシーバスを狙ってました。帰ってきて速攻で「ジョニーの子守唄」を検索、それを聴いてようやくスッキリです(笑)

東京は一気に寒くなり急にフリースを着込み始めた私ですが、そんな季節に入ったっのでそろそろメガフライのシーズンに入ったって事ですね。なので今回はフローティングを封印し、フックサイズ6/0番の大物チャレンジ、目指せメーターオーバー(シーバス編)です。昨年巻いたビースティー・チェンジャーから少し手を加えたラトル入りのフライで、大きさ23センチで若干重め。

シークロ岡本船長はまずは肩慣らししてからと、向かった先は穴撃ちシーバスポイント。EPミノーでアタリを多数もらって順調にヒットが続きます。潮の時間を見計らってコノシロ付きシーバスのポイントへ移動。なんかどよよ〜んとした場所なのですが、コノシロは満タンらしくそのザワつきが感じられ、雰囲気はバリバリです。

今回のタックルはGルーミスのNRX+スイッチ 11フィート・8番にエアフロスナイパーWF9S3。それにバス・マスキーのインタミリーダー4フィートを着けて、ティペットは30ポンド50cm。これぐらいリーダーが短いと5gあるフライでも投げやすいんです。

ポイントへ着き、さてキャスト開始するかと思って水面に垂れたビースティー・チャンジャーにいきなりガバッと出ました。もちろんアワセられませんでしたが、ノーキャストでバイトなんてどういう事? 今回はラトル音が効いているのか、最初の数投は猛アタック。そしてフッキング。もしかして今日はランカーサイズが入れ喰い?と思いましたが、そんな事はなく、一度魚がかかってしまうと一旦落ち着きます。しかし船のポジションを変える度に魚の活性は上がるのです。

大きなフライゆえキャッチ数は少なかったものの、思い描いたシチュエーションで出たし、昨年の宿題が身を結んだ気がしてかなりの手応えと達成感を得た夜でした。さて、「ジョニーの子守唄」をどうこじ付けて話の中に盛り込もうかと思いましたが、歌詞カードを何度見ても今回のシーバス釣行とは結び付きませんなぁ。ついでにアリスの歌を一通り聴いたのですが、改めて思う事はネガティブな歌詞が多かったんだなぁと。さて、どう締めくくろうかな、このブログ・・・。

本日の戒め:リトリーブしたライン処理は大物がヒットした時の事を考えて事前に場所を確保しよう。

横浜港のシークロ
今回はシークロ・岡本艇で出船。相変わらず釣りを盛り上げる組み立てが上手い船長でゴザイマシタ。
ビースティー・チェンジャー
EPミノーで釣ったシーバスの写真はパスして、今回はメガフライオンリーの写真。クリスマスツリーのようなこの6/0番・23センチのフライにガバッと出るんです。あなたもきっとその虜になる筈です。
シークロの夜
岡本船長が撮ってくださったので、珍しく私のニコパチ。今思うことは、こうして皆さんを煽ると船の予約争奪戦になるので、結果的に私の釣行回数が減ってしまうので困りもの(笑) この後に良いサイズをまた掛けたのですが、魚が勢い良く走って行くのに対し、ラインを踏んでいた為に送る事ができずバレてしまいました。大物狙いの時は、世捨て丸時代に使っていたラインバスケットが必要だなぁ(落ち葉を入れる、ポップアップのゴミ入れ
ビースティ・チェンジャー6/0番
フックのテール位置に見えるメッシュチューブに包まれたものがわかりますか?これがラトルですが、ルアーに入っているサイズと同じなので、かなりこの部分が重くなってしまいました。しかし、いくらぶつけても壊れなかったので優秀なラトルです。
ナイトシーバス
同船車はそんなデカイフライは投げれないという事で、EPミノーを可能な限りデカくしたフライでチャレンジしてドーン。シーバス単体で写すとそのサイズ感ってわかりにくいですよね。
大型のフライで仕留めたシーバス
本人が持つとド〜ンとこのサイズ。エコーのイカロッドが満月にしなってましたよ。ナイトシーバスだと写真が魚ばかりになってしまいますが、とてもエキサイティングな夜になりました。
コノシロを捕食するシーバス。
回覧注意:口の中を見ると、捕食されたコノシロが吐き戻されて食道付近に。人間で言えば、口にポップコーンを頬張っているのに、さらにチキンに喰らいつくみたいな感じかな。

人事を尽くして天命を待つ赤口の日

何年前の事だったろうか。ボートが帰港する間際にふと青潮の日の事を思い出した。

季節は丁度この位の時期だったかな。その日は撃てども撃てども何の手応えもなく、青潮によって酸欠になった大きなアイナメやメバルが水面で口をパクパクしているのが岸際に連なっていた。その時の仲間はシーバスに手慣れで、爆風の中で私のフォローで取りこぼしなくフローティングミノーをポイントに撃っていくのだが、二人で何もない時間がどんどんと過ぎていく。そんな中でもポイントを幾つか変えれば釣れるだろうと楽観視。穴撃ち、壁撃ち、タンカー際狙い、沖の浮標など、ありとあらゆる場所を攻めまくった。

TFOの新製品である7.6フィートのショートロッドを丁度おろした日で、その短さは穴撃ちには快適であったが短いが故にリーチキャストはめいいっぱい手を使って伸ばさないといけないというデメリットがあった。ほぼ5時間近く投げまくって最後の何投目かに大きなリーチキャストをする為に腕を思いっきり振り抜くと、体のどこからか「ブチっ」と嫌な音が聞こえてきたのです。あ、やっちまったなと思った右手はものすごく痛く、ヤバイと思ったのでそのまま病院へ直行したのです。ま、大事には至らなかったのですが、「しばらくは釣りをしてはいけません。」と言う医者の言いつけを守らずに今まで来ているので、いまだに梅雨時期には腕が痛むのです。

あの時に似た痛みを今日は精神なダメージとして受けました。朝一番いい時間に出たのだから、最初はボコボコ、徐々に盛り下がるパターンを予想していたのですが、いくら撃ってもな〜んもないのです。本日叩いたポイント全て過去に釣った事がある場所だけれど、魚の反転すらなく見事なまでの完デコをくらってしまいました。それもよりによってシーバスのボートスクールの日だなんて、こんな日に当たってしまった皆様に申し訳なく、ゲーム風に言えば精神的なダメージ5000を受けて一時的な再起不能状態の私です。

「今日は仏滅じゃないの?」と船長のリュウちゃんが言うので、さっき帰ってきてから調べたら、本日は赤口(凶日)。詳しくググると「人や生き物を悩ませる日があることに由来しています。」だとな。さらにこう綴ってある、「午後は吉」だそうな・・・。

なんて日だ!

シーバスのボートフィッシング
最初のうちは叩いていればそのうち出るでしょうと楽観視。日が登るにつれて、リュウちゃんと私の顔にはヤバイと書いてありました。
タンカー周りを攻める
いくつのタンカー際を攻めた事でしょう。あんな場所、こんな場所、いつもならばガバッと出るのに。先週の入れ食いは何処へやら。
シーバスのフライフィッシング
魚の写真が何もないとつまらないので、ほぼ同日の過去写真を載せてみました。ポイントはDマリーナを出て目の前で入れパクだった日のこと。釣れない日も釣りですが、スクールでいくらでも釣らせる的な発言は今後差し控えますデス(泣)

シーバススクールで気づいた入門者へのアドバイス

コロナの影響はだいぶ収まってきた感があるので、スクール活動を少しずつ再開致します。シーバスボートはそもそも人数が乗れませんし、野外でのソーシャルディスタンスは保たれているので、感染を広げるリスクは限りなく低いでしょう。私も久しぶりのスクールなので、なんか緊張しちゃいましたが、強風で良いポイントへ行けない中、なんとか皆さんキャッチしていただいて嬉しい限り。

さて、今回のスクールをやって見て気づいた点を、これから始められる方に参考になればと思いましたので、少し書いていきますか。

ラインハンド(ラインを持つ手)はラインを離さないこと:
一般的にキャスティングで遠投を練習する時に、右利きの場合ラインを持つ手(左手)はシュートのタイミングで手を離してしまう方がほとんどです。実戦でも湖などや管釣りでもおよそ90%は手を離していると思うのですが、これはソルトウォーターではご法度。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、それぐらいフライが着水した時の魚達の反応が強いのです。落ちた直後の初動が遅いとめちゃくちゃ喰いが悪くなりますし、例え出てもすぐにアワセる事ができないのでフッキングしません。なので、ラインハンドはシュートした後はラインを離さず、人差し指と親指の間にラインを入れて解放しラインを送ります。これが出来るようになるとラインは常に手の中にあるので、すぐにリトリーブを開始することができます。うまく伝わりづらいので、詳しく知りたい方はキャスティングスクールにご参加ください(要望があればどこかのタイミングで動画を撮ってきます)。

遠投よりもティペットまで真っ直ぐに伸びたキャストが重要:
とかく遠投したくなるこの釣りですが、フライラインからリーダー、ティペット、フライの先までが一直線になって全てが同時に水面に落ちるキャストが理想です。さらにこのキャストでラインハンドがすぐにリトリーブに移れる状態であれば、あなたのヒット率は2倍以上に上がるでしょう。特にフライラインから先に水面についてしまう方は、キャスティングを再チェックした方が良いと思います(ロッドティップの動きが円運動になっている可能性があります)。

アワセはラインハンド:
ソルトウォーターの釣りを始めるとその先輩方は「あなたはトラウト(フック)セッターだね。」と揶揄します。これは普段の合わせがロッド煽っているという方の事です(特に渓流のドライフライフィッシングが多い方)。ソルトウォーターでは追い喰いが多いので基本はラインハンドでアワセ。それでフッキングしなかった場合は追い喰いを待ってフライを引き続ける事が大切です。

リトリーブは一定スピード:
トラウトのリトリーブは手繰り切った後にラインハンドが戻る際にポーズ(フライが動かない時間)があります。このポーズはシーバスや青物などは、喰いつこうと思った瞬間にフライが止まると喰わずに反転します。なので、ポーズが無いのが理想です。両手で棒引きするのも一つの手ですが、今度はアワセがやりにくいので、重さがない小型のシーバス(40cm以下)が喰い付いた時に中々フッキングしません。できれば片手でのリトリーブをお勧めします。また、シーバスの場合は手繰るスピードは早いのが良い訳では無いので、トラウトリトリーブと同じスピードでフライが止まらないのが理想。その方法は分かりにくいかもしれないので、時間を見てそのリトリーブを動画に撮ろうと思いますが、どんな方法であれ皆さんが思うポーズが少ないリトリーブ方法を考えてみてください(青物はその逆で、人生でこれ以上早く引けませんという位に早い方が良いです)。

さて昨日のフライフィッシングはこんな感じ。シーバスくんたちは皆さんの挑戦を待ってますヨ!

シークロの岡本船長
前回のブログで男前の岡本船長の写真が小さかったので、再度撮らせていただきました。彼の温かな言葉で救われたフライフィッシャーマンは多くいらっしゃるでしょう。またシークロへ行きたいとい気にさせてくれるシーバスのフライフィッシングを支える関東で一番のシーバスガイド(地方のガイドさんを私は知らないので)。褒めすぎじゃ無いですよ、本当の話。
フライでシーバスを攻める
今回は風が思っている以上に外海の風が強すぎて、予定してた一級ポイントには全く行くことができませんでした、残念。仕方なく運河筋のシーバスを攻める事になったのですが、そのストックが少なめだったのでランガンで狙っていきます。主にこんなタンカーの際やコンクリートバースの壁打ちになります。
シーバスのフライフィッシング
風が強い中、皆さには頑張っていただきました。またうねっている日は足腰と体幹が鍛えられるので、良い筋トレになります。
フライでシーバス
いくつかのポイントを回っての拾い釣りになりましたが、なんとか皆さんキャッチしていただきました。こんな風が強くて厳しい条件でも、タックルとフライを事前に準備しておけばなんとかなるものです。
隅っこ好きのシーバス(スズキ)
隅っこの隅に入れて壁沿いをフローティングミノーが泳げば、堪らずシーバスが躍り出てきます。いくつか喰い損なった後にしつこく狙って出た、なかなかのサイズ。ロッドがバットから曲がってました。
シーバスをリリース
シーバスは成長すれば最大1mにもなる大型魚。丁寧にリリースすればまた巡り会うチャンスがあります。記念撮影の後は速やかにリリースする事を心がけましょう。