ふと気づけばハーミットはこの4月で満24周年で、もう25年目へ突入するのです。私の釣具屋人生はすでに40年を超えて(こう書くと物凄くジジイに感じますなぁ)、人生の大半は釣りと共にあり、まさしく『NO FISHING, NO LIFE』かな。
そしてコロナ禍で釣具屋のスタイルはこのままで良いのかどうかを深く考えさせられてしまうのです。変わったなぁ、釣具屋のスタイル。昔は自宅の一階で趣味でやっているスタイルの釣具屋がほとんどだったと思う。それが昭和50年代に大型店チェーン店の出現で小さな釣具屋は淘汰され、特化した釣具店だけが残りに細分化。その釣具屋さえも安売りネットショップ専門店の勢いで、年を追うごとに少なくなってます。最もこの商売は知識と情報を品物と一緒に切り売りしているので、インターネットでは知り得ないネタは釣具屋へ行く方が圧倒的に釣りが上手に慣れる筈。しかしその来店するお客さんが減ってしまっては店舗の意義は何なのかを深く考えてしまいますねぇ。
現在の一日はオープンからずっと通販のメールのチェックと不足品の発注、それにメールのやりとり。午後に入って慌ててパッキングを始め、夕方からホームページの手直しと入荷商品の品出しというルーチンワークで、入店するお客様は数えるほどになってしまいました(コロナ終息後には元に戻っていると願いたい)。こんな状態が長く続くのであれば、今後はオープンをグッと遅くして、その分午前中にシーバスボートや個人キャスティングスクールなどのイベント事を充実させた方が良いかと考える次第。シャッターを開けてドシっと構えて待っている時代は、もう終わった感じがするのはこの業界だけではないでしょう。
そんな変わりゆくフライショップは今後どのような形が良いかを模索しているので、最近は午前中のあり方を考えて、不規則な開店時間が続いてます。なので一昨日の朝はお客様とシーバスへ行って、潮風に微睡んで来てからの出勤。通販の出荷を済ませる頃には睡魔か妄想の狭間で椅子に座ってウトウトしてしまう夢心地。
産卵から帰ってくるリターンズ、シーバス。そろそろ大物が戻ってきているのではないかという期待に満ち溢れて、朝も早くにポイントまで40分以上の船路へ。その結果は以下に・・・。そして長良川解禁まであと2週間ほどですが、関東から出られない僕らはミッジを巻く気になれず、その反動で大きなフライばっかり巻いてます。フックサイズ6/0のフライはデカ過ぎて、もうボックスはパンパン(笑) 私のタイイングライフも少しずつ変わってきている様です。