Scott Centric 905 インプレッション(スコットのハイエンドモデルロッド)

昨日の釣行で初めてセントリックの9フィート5番を振ってきましたので、その印象を書いてみます。このセントリックは新製品見たさにお客様がUSAから早々に取り寄せたもので私のものではありません。本当は午前中は自分のラディアンを使い、午後はセントリックを使ってその使い心地を楽しむ予定でしたが、色々とありまして帰り間際に試投したという感じです。あ、写真も撮り忘れました。

ラディアンは発売から7〜8年経ったのでしょうか。そろそろフルモデルチェンジかと思った昨年はセクターが発売され、今年になってこのセントリックが2021年モデル後継機種として発売となりました(11月発売)。

ロッドのディテールはティッピングのカラーやシートフィラーの変更などなので、形状の大きな違いは見られません。しかし持たされた時の第一印象は予想通りに軽く、ファーストキャストの印象は「あれ、このアクション昔に似た様なのがあったな。」と思わせるアクション。そう、今から15年ほど前にあったスコットのSTSを思わせるアクションです。もちろん私的見解ですから皆さんにはどう感じるかは分かりません。

九州ラーメンで例えるならば、「すみません、バリカタで!」と注文するとこのロッドが出てきます。私のラディアンが使い込み過ぎて柔らかくなっているせいもあるのかもしれませんが、ラディアンが標準のファストアクションとするならば、それよりももう少し硬く感じます。決してハリガネやこな落としではないので、棒のような硬さではありません。


Fine:キャスティング時の持ち重り感はなく、なんて軽いこと!感覚的には8フィートのロッドを振っている時の手首負担と変わりません。そしてロッドを曲げた後の復元スピードが速いのでループがとてもしまって飛ぶのが特徴です。ちなみにロッドの振り抜きの良さも手伝って、一定のスキルを超えている人であれば一振りでフルラインキャストできます。

0〜5mキャスト:こんな硬く感じるロッドは近距離はさぞかし振りづらいだろうと思ったけれど、ラインを通さない素振りの時よりもティップの曲がる感じはわかりやすく、私的には苦痛ではなかったです。とは言ってもロッドにライン負担があまりない状態で振るわけですから、一般的にいえば振りにくい距離と言えます。

5〜10mキャスト:ラインはエアフロのスーパーフロ・エリートを使いましたが、ミドルレンジはスムーズさが際立つ投げやすさ。ロッドの復原力が速いのでラインスピードもあり大きなフライを難なくターンさせる性能があります。とにかく軽い、長さを偽っているのではと思うほど。

10〜25mキャスト:あっけなくフルライン。ロッドベンドカーブはラディアンと比べるとバット部分のコシがより一層強くなった雰囲気。そして5番でこれほど苦労せずにフルキャストが出来ると言うのはロッドの進化するスピードに感嘆します。6番の仕事を5番でこなす、これがセントリックの様な気がします。

Weak:ウィークポイントとは言い難いですが、ラディアンの振り心地そのままにと言う感じはあまりなく、私的な見解ではSTSシリーズにかなり近いので、とてもシャープな振り心地です。当時のロッドの重さとでは雲泥の差があるので、全く一緒とは言えませんが、振った時の曲がり具合や復原力がそう感じました。なので、30センチ以下の魚はこのロッドにとってはあまり曲がらないので雑魚同然。大物志向、あるいは北海道専用ロッド的なイメージです。


そして私はどう思うか?と言うと、ラディアンとはまた別次元にある軽さと強さを兼ね備えたロッドなので、当初は5番を買おうかと思っていましたが、今は9フィート4番に心が動いてます。私の使い道は湖のドライフライフィッシングと北海道のドライフライフィッシング兼用ロッドなので、セントリックが手に入った暁には、私のラディアンはバックアップロッドとしてしばらくは活躍してくれる事でしょう。まだ他のモデルは見ていませんが、6〜7番は湖のシンキングライン用に向いているかも?です。ちなみにかつて使っていたSTSはソルトウォーター とフレッシュウォーター兼用ロッドとして活躍してました。

グリップとリールシートは全くもって一緒。その違いはシートリングのカラーとシートフィラーの素材の違い。セントリックのサンプルロッドの自重は測ったところ、C905/4は90.98gでした。
まだシリーズ全部を見ていませんが、この雰囲気だと9フィート6インチ以上のモデルの操作性は相当向上している事でしょう。9フィート6インチの6番も気になるなぁ・・。さらに他のモデルのデモロッドを後日振りましたので、こちらもご覧ください。