黄瀬川C&Rを通り過ぎて、あえて「すそのフィッシングパーク」へ行ってみた

外気温さえもう少し高ければ、ユルユルな時間に出て本栖湖を目指す予定だったのですが、朝の気温が−5℃予報で風が強いらしい。そんな予報にめげたのと、例によって持ち玉(フライ)が無いのです。そんな状況を考えると温かい時間だけサクッと釣りをして帰れるのが、やっぱり管釣りなんですね。

いつもだったら朝4時には家を出る私が6時半過ぎに起床。車へ乗った時点ではまだ行き先は決めておらず。車中でiPadでネット見ながら考えた答えは、今まで紹介していない管釣りへ行ってブログを書くこと。とりあえずネット検索で「おすすめ」と「管釣り」の二つのキーワードを入れてみた。すると一番上に上がってきたのが「大物が釣れる管理釣り場ランキング」なるもの。これから出かけるので東京から150km圏内出ないと行けないので、上から順番に見て北海道や長野県は却下。これによるとフィッシュアップ秋川湖は4位とな(以前紹介しているので却下)。先だって行ったロストルアーズは10位に連ねている。そして上位から消去方式で下へ下へと見ていくと、11位に「すそのフィッシングパーク」が出てきた。この場所は何度か行ったことがあるけれど、このブログを始めてからは一度も行って無い事を思い出し、今回の釣り場は「すそのフィッシングパーク」と相成りました。

この管理釣り場は東名高速道路・裾野ICを降りて約15分ほどの場所にある場所。そう、丁度去年の今頃は同じ裾野ICを降りて黄瀬川のC&Rヘ釣りへ行っていたのですよ。しかし車に積んでいるロッドは前回と同じだし、ウェーダーを積んでいないので横目に見つつさらにその先へ進むのでした。

今回もそんなユルユルの釣行ですが、知らない方のための新しい選択肢にして頂ければ幸い。以下はその釣行内容でゴザイマス。


すそのフィッシングパーク
住所:〒410-1125 静岡県裾野市富沢589-1
裾野ICを降りて約15分
TEL:055-993-5514
入漁料:ネット記載金額と相違があるので、直接確認してください
ルール:バーブレスフック・ワーム類の禁止

すそのフィッシングパークの管理棟
国道246号線を県道にそれて少し行くと、アスファルトの再生工場へ入っていくかのような感じで右へ曲がって入っていくと、「すそのフィッシングパーク」の看板が現れます。管理棟は上池(クリアポンド)とストリームエリアの間にあるこの小屋。ここのHPは少し停滞しているようで、ネット記載金額より若干高くなっていた。僕らは4時間を選択し¥4,400だったかな。
すそのフィッシングパークの看板
この管理釣り場は周りが雑木林で囲まれているので、フライを振れる場所が必然的に決まってくる(フライキャスティング禁止エリアもある)。上池(クリアポンド)はほぼロールキャストのみ。中池(マッディポンド)は細長い部分の両端以外は全てロールキャスト。下池(ミックスポンド)は駐車場側が広く取られているので、バックスペースが広く広々振れる。
中池(マッディポンド)
中池(マッディポンド)はこの看板の位置が後ろが抜けているので、キャスティングができるけれど、人気のポジションなので、常に誰かが入っている状態。今回の私は道路側でロールキャストの釣り。この池のお魚は何か(鳥)に怯えるかのように常に魚が跳ねていて、池の中心よりも影の部分か池の淵をグルグルと回遊している(シーズンにもよります)。ドライでの反応がイマイチで、どちらかというと引っ張りかインジケーターの釣り。
レンボートラウト
雑木林のおかげで風は抑えられていたのですが、寒い日なのでお魚の活性はイマイチ。入ってすぐの頃は引っ張りで反応していたのですが、30分もするとスレてこなくなったのでインジケーターの釣りへ変更。フライを動かすとアタリが出ないので、一箇所に30秒以上ステイさせてアタリを取るスタイルで数釣りを楽しみました。この管釣りはイロモノ(ニジマス以外の魚種)が豊富なのですが、今回私には釣れませんでした。
レインボートラウト
フライフィッシングは本来キャスティングを楽しむ釣りですが、この中池(マッディポンド)では、反対側(竹林側)へ回って目の前をインジケーターフィッシングするのが一番釣れます。お魚はこの影に沿って泳いでいるのです。真ん中にいるお魚達は釣れない事は無いのですが、寒いのもあって今回は反応があまり良くありません。
すそのフィッシングパークの下池
下池(ミックスポンド)を駐車場から見るとこんな感じ。駐車場側はバックスペースがあるので、キャスティングを楽しめますが、対岸までの距離はおおよそ15m程度。下池は水がクリアでミッジへの反応がすこぶる良いです。ただ、上の二つの池に比べると現在は魚のサイズが小さめでレンボートラウトが中心。
ミッジのドライフライフィッシング
下池でミッジフライを色々と試しましたが、24〜26番は小さ過ぎるのか反応はイマイチで20〜22番の黒系が調子よく、ワンキャスト・ワンバイト状態。ただミッジを使うと大物が出ることは稀なので、釣れるサイズが塩焼きくんサイズが中心。
静岡県裾野周辺から見える富士山
4時間というのはあっという間に過ぎ、陽が沈む前だったので帰り際の道から見える富士山はとても綺麗でした。この管釣りは他の場所に比べると一日券が少し高めなので、多くの方は1時間単位で釣りたい時間を釣るという方が多いと思います。実際僕らもそうなのですが、例えばシーズン中に静岡県下の川へ行っては見たものの、増水で釣りにならない状況に遭遇した場合、予定を変更して2〜3時間遊んで帰るという使い方にお勧めです。黄瀬川C&Rに挑んでみたものの、難し過ぎると思ったら、ダッシュで戻って来て、ここで1〜2時間遊んでみてくださいな。

新年早々はタコリたく無いから、行った事のない管釣り「多摩湖フィッシングエリア」へ行ってみた

「ブログサボってんじゃね〜の?」的なお声が聞こえてきそうですが、書けずにすみませぬ。ということで、本年もよろしくお願いいたします。

年末以来、何も書いていないのは単に釣れてないんですね。タコった話を書こうとも思ったのですがネタ的に盛り上がるような話では無いので、そのまま放しておきました。なので年末最後は朝霞ガーデンで締めくくり、今年の初釣りは菅釣りからのスタートです。

12月から大塚へ移転したのを機に車通勤をやめ、電車になった事で本を読む時間ができるかと思ったら、意外にも通勤時間は短めで人が多いためページを開くのも厄介なので文庫本を自粛モード。とは言うものの社内のTVを見ていても飽きるので電車の中を人間ウォッチングを楽しんでます。ふむふむ、若い女子は大体「Tik Tok」を見ていてオジサン達はゲームに夢中になるひとが多いのだな。満員電車の中で揉まれながら頑なに「You Tube」を食い入るように見ている子もいたりして、今更ですがスマホの使用率って凄いんですな。そんな中ふと見ると隣りの男性が「近くの菅釣り・埼玉」のキーワードでサイトを見ているではありませんか。まさか声をかける訳にもいかないので横目でずっと見てしまいましたが、多分ルアーマンです。

そんな事を行き当たりばったりの菅釣り旅へ出掛ける一昨日に思い出し、近所の埼玉県で行ったことが無い菅釣りへ行くことにしましたとさ。

この「多摩湖フィッシングエリア」がどんな釣り場か興味がある方は覗いてみてくださいまし。

電車でのアクセス:JR「国分寺」駅から西武鉄道多摩湖線にて「多摩湖」駅前(直通電車で17分)
〒359-1145 埼玉県所沢市山口 2964
多摩湖フィッシングセンター

西武園ゆうえんちの看板(冬)
その場でググって現地まで下道で渋滞ありつつ1時間あまり。駐車場へ車を入れるのに迷っていったら、丁度迷って入った場所が西武園ゆうえんち・プール側の駐車場でした。そこでビックリ、駐車料金が¥1,800だそうな!!ハーミットの大塚駅周辺でも半日が¥1,600ですゼ!「高っけ〜!」と大声を上げていたら、駐車場のお兄さんが「釣り券を買えば¥800のキャッシュバックがありますよ。」と言われ、一安心? そしてこの日は寒風吹きさらすとても寒い日なのに、「大夏祭り」と言うプール遊びの看板を見て一層震え上がります(笑)
多摩湖フィッシングエリアの釣り
かつてあった豊島園の場合、遊園地に来訪の人と双方が見入って興味を持つ的な感じはあったけれど、この場所は遊園地から釣り場は見えず別々に存在しているので、遊んだ後に釣りを楽しむという相乗効果は無いように感じます。また園内が広いので、駐車場から釣り場までは結構歩きます。
Tamako Fishing Area
駐車場代は結果的に1日千円。二人で行ったので割り勘として、三時間の釣りで一人¥3,300(土日は¥3,500)です。ちなみにフライのレンタルタックルがあるように記載されてましたが、実際にあるのかは確認しませんでした。
カップラーメン
朝飯を食わず所沢の渋滞にはまりここまできたのでハラペコの私達は、とりあえず¥200のカップラーメンを買って空腹を凌ぐ事に。
フライエリア
フライとルアーの釣りゾーンを区別している所はどこでもそうですが、ルアーエリアの半分という狭さ。実際にいらっしゃっている比率から考えたらこれが今のフライフィッシング界の現状です。私はここへ初めてきましたが、流れるプールの水深は基本的に子供の脚がついて顔が出る水深。なので、どんなに深くても水深は1.2m程度だからシンキングラインは必要ありません(使ったとしてもインターミディエイト)。
レインボートラウト
流れるプールの場合水をどちらか方向に必ず回してますから、その方向の上流側へフライを投げ込み、カウント10程したところからラインを張ってアタリを待つかゆっくり引けば、ゴツーンと手元に力強いアタリ。それをラインハンド(私は右利きなので左手)で合わせる事が出来れば人よりも多く釣れます。ま、私は釣具屋ですから釣れて当たり前ですが、コツを掴んでしまえばものの1時間で釣り飽きてしまいます。
流れを読む
フライエリア一番上流側にエアポンプがあり、そのエアが良いカレント(流れ)を作ってました。私はフローティングラインでリーダーのアタリを取りながらの数釣り。でもその方法だと一般の方には分かりにくいので、リーダーに色をつけてしまう方法で狙う事をおすすめします。今回は底いっぱいにフライを自然に流す事で一番アタリが出ていましたが、浮力のあるマーカーだと魚が咥えた後に離してしまう傾向があったので、バイオストライクをリーダーのバット側に10センチ間隔で4〜5ヶ所に色がリーダーに着く程度に塗りましょう(浮力を減らして目印として使うと言う意味)。そうする事で喰い込みが良く、その動きが明確になるのでアタリを取るのが分かりやすくなると思います。
菅釣り
釣りを開始してから1時間ほどで飽きてしまい、その後は色々な釣り方を試して釣りまくりましたが、大物は残念ながら一本も釣れず、全て塩焼きサイズ。状況が良い日にあたれば色々な種類が釣れてくれる事でしょう。色々と考えましたが、ここの釣り場を推奨できる人は西武線沿線に近いフライフィッシャーマンで電車で釣りへ行く方向きかな。魚は大らかでたくさん釣れますので、周辺のフライフィッシャーマンはぜひ遊んでみてください。
コイ釣り
さてその後の僕らですが、3時間ずっと釣りまくりましたが菅釣りの魚では満たされなかったので、その帰りはコイのフライフィッシングへと向かう事に。しかし、相変わらず河川工事をしており、釣りたい右岸は工事の方に入ってはダメと怒られてしまいましたので、あえなく退散。次回はちゃんとウェーダーを装備して、また別の日に左岸を楽しみたいと思います。