ユルユルな流れとゆっくり時間

今年の梅雨は異常な降り方で、現在も各地の雨量が心配です。全人類は見えないウィルスに怯えてマスクをし洪水や台風に身構える中、世界情勢も不安定で、なんかナウシカの世界に似ている気がするのは私だけではない筈。人類はこの先どうなっちゃうんでしょうかねぇ、お魚の行末もとても心配なこの頃です。

さて2020年は後半に入り、川の水量が高い事もあって私の中では海モードに切り替わる時期になりました。そう、今年もオジサン達の楽しい夏休みの時間です。この沖縄でのマグロ釣りは長い事行っていますが、私は酔い止めが苦手な人なので今までずっと飲まずに船釣りを続けてきました。沖縄本島のパヤオ狙いは沖へ3時間走って釣る為に波は高く酔い止めを飲んで出船する人が殆ど。頭痛薬や酔い止めは飲むと気持ち悪くなっちゃう私なんですが、東京近郊の海とは違い船酔いに悩まされるので、今回は皆さんに習って飲む事を決意。その酔い止めと言えばセンパアとアネロンが代表されるものだと思いますが、現場での調査では全員がアネロン派でございました。

さて、今回はベタナギ(相模湾で言えば少し波っけがある感じ)だったので船上脱落者も無かった沖縄の旅。今年もおじさん達のゆるゆるな早めの夏休み。お暇な方はどうぞご覧くださいまし。

沖縄のパヤオフィッシングはドテラ流し(船の横腹に風を受けて流しながら釣る方法)の釣り。関東でドテラ流しと言えばヒラメ釣りでしょうか。いつもならば風が強く大潮とくればフライラインが張って釣りやすい状態なんですが、風が弱過ぎるために潮に負けてしまい、ラインがまっすぐ下に入ってく状態。これだと、魚がフライを咥えてもアタリが出ずにダメなんですなぁ、今までで一番アタリが出ない釣行になってしまいました。それでも時折マグロさんはヒットしてくれます。
船上ではユルユルな潮に翻弄されながらゆっくりとした時間だけが流れていきます。アタリが少ないものだから、頭の中で三線(サンシン)の音色が流れてしまい、自然にリトリーブもユルユル。しかし、そんなゆるゆるのリトリーブに反応する事がわかりました。たまに掛かるマグロを隣りの仲間がゲキを飛ばしながらランディングしてくれます。ロッドは皆さん9フィート12番かな。
キハダのサイズはこれくらい。もう一回り大きいのを釣りたかったけれど、隣のルアー船が殆ど釣れてないので、そりゃ無理ですなぁ。フライは一番めんどくさくて釣りづらいのですから・・。
まったりとそしてたまに誰かに釣れるという時間だけが続き、気づけば全部似たような写真ばかり。まぁ、いつもの事ですが・・。
沖縄の海をそのまま写したキハダの背中は相模湾のそれとは違い、紺碧に近い青を持っています、素晴らしい。
釣れないものだからキビナゴを大量に撒き撒き。日に4箱も撒いちゃった、¥8,800ナリ。少し残して素焼きで食べたかったな。キビナゴは銀の横腹と一本の黒筋が特徴。
ユルユルな時間ばかりを過ごしてたら、オオドモ(船尾)の仲間がなんとエンリコミノーでトビウオをヒット。ちゃんと口に掛かってますよ。その風貌から私はてっきりボラ科の魚だと思ってたけれどダツ科なのですね、それで雑食なのも納得。トビウオはその種類が多く、これはマトウトビウオみたい。図鑑では食性が詳しく書いて無いけれど、立て続けに2本のトビウオをキャッチした時点で、トビウオは小魚を食べるのでしょう。トビウオを釣った人を今まで見た事がありませんが、フライで見事に2本も釣って見せた彼には「トビウオマスター」の称号を受けたのであった。
そしてそのマグロとトビウオたちは僕らの胃袋に収まるのでありました。美味い以外の言葉は入りません。泡盛も最高。
その夜、やたらと色々な場所で花火が上がると思ったら、アメリカの独立記念日だったのですね。
二日目も潮と船が流される方向が同じでラインのテンションが張りません。人間のスイッチも入らず耳元で三線の音色が聞こえてくるようで、沖縄時間が流れていきます。あまりにも釣れないので私は新釣法を開発?フライラインを全部出した後に、バッキングラインをさらに50m以上出すという方法。中禅寺湖のレイクトラウト狙いにも似ていますが、バッキングライン をリトリーブすると手が切れちゃうので、リールでリトリーブ(回収)、フライラインからラインハンドでリトリーブというやり方。
時にスコールが降り全身がびしょ濡れに。そしてまた晴れがすぐに訪れます。
二日目はカツヲ三昧で、キハダがほとんど釣れませんでした。なんだかんだで全員は掛かったけれど、釣りとしてはとても寂しい釣果。あまり釣れなかったかわりに来年の釣欲は上がったかも?しれない沖縄ゆるゆる旅でゴザイマシタ。

 

レオナルドな夜

しばらくブログから遠ざかっていたので、久々に原稿を書くのもなんかぎこちない感じ。そんな環境を一変させたコロナウィルスですが、今年の春はすべての方の人生を変えてしまったので、私を含めて順応していくにはそれなりの時間が掛かるのだと思います。

緊急事態宣言が解除され早2週間以上。未だに「自分の住んでいる都道府県から出ちゃ駄目。」なんて言うものだから、渓流の「け」の字もない私。東京といえば奥多摩に渓流があるけれど、奥多摩町や檜原村は感染者が出ていないので来ないで、と言っているので実質都内在住の人は渓流奥深くへは行けない状態が続いています。しかし腐っていても仕方がないで、唯一のフライフィッシングの抜け道として、私は東京湾にプカプカと浮かぶのです。

昨今、シーバスルアーはビックベイトが流行っていて、その効果で湾奥シーホースは連日賑やかで、60〜90cm台が連発の毎日。そんなルアーのビックベイトに刺激を受けて、私はシーバスへ行く度にフライを改良して持ち込む訳ですが、少しずつルアーのビックベイトに近い効果のものへと変貌していると確信しております。

今回はフェザーとシンセティック をミックスしたゲームチェンジャー(フライパターンの名前)を持って行き、その効果は抜群。釣りへ行く前に重さを測ったのですが、大体3.2〜3.5gですが、フェザーを使う事で水切れが良く、投げにくさが大分解消されました。

今後の改善点はテール側をなるべく軽く、そして重心をなるべく前にして絡みにくく、そしてより軽くする工夫を施そうと思っています。この改良を加えている時間はとても楽しいものですが、間も無く対ランカーしバス用フライの完成形が出来る気がします。やっぱり私の前世は魚なのか、水辺で水を得ないと生き生きしてこない事を実感した昨夜でした。

皆さんはどんな時間をお過ごしですか?
Go Fishing!

ゲームチェンジャーはジョイクロを意識して170mmのサイズ。エンリコのピーナッツバターはひとまわり小さい130mm。大きな違いは下から見た時のシルエットがピーナッツバターは細く、ゲームチェンジャーはボリュームがある事。この二つを合体させるのも一つの手かな?今度巻いてみよっと。
太陽が西へ沈むのを待ってレッツラゴー!ポイントは明るいライトの潮が効いているところが主なポイント。でもレギュラーサイズの釣りと違って、大体30分〜1時間投げ続けて、一回アタルかどうか。それなりの根性が必要ですが、湖の大物を狙う事を考えたら大した時間じゃないですね。
ビックベイトフライに目覚めてから、魚のサイズはひとまわり大きくなり、最低でも60cmアップです。なので、掛かれば普通の人は大喜びのサイズなのですが、私はハチマルを超えて来ないとどうも感動が湧いてきません。経験というものは時に新鮮な気持ちが薄れてしまう邪魔な存在になります。
今回はフェザーゲームチェンジャーのキャスティング負荷がどれぐらいのものなのか分からなかったので、12番でトライ。おかげでナナマルオーバーを釣ってもロッドがそれほどしならず、「ちっちゃい、ちっちゃい。」を連呼。でも上げてみれば意外とサイズはあるんですな。12番はやっぱり5キロサイズ以上でないと、曲がりませんなぁ。
こちらは8番ロッドでキャッチしたナナマル後半。潮に乗せてスイングの釣りをしているので、感覚はパワーウェット戦術。
私に感化されたお仲間もビックフライを使ってロクマル後半。スイングの釣りに目覚めた一人です。
フェザー・ゲームチェンジャーは水からあげるとシルエットが細くなっちゃうのですが、沢山のハックルを巻いているので、水の中ではこの倍ぐらいボリューム感。それとも今回かなりの効果が出たのはジャングルコックのおかげ?(笑)
「ちょっと疲れたから休憩するので、その間にダビンチで釣って見せて!』と、うっちー船長にリクエストしたら、サクッと80アップ。ダビンチの凄さを目の当たりにしました。この美しいフォルムのルアーから学ぶべき事が多数ありそうです。

メーターオーバーへの道(シーバス編)

私が掲げるフライで『目指せメーターオーバー!』の魚は、国内の4種類。このブログを読んでいるとそのうち釣れそうな気になってしまうオオニベがまずその一つ。北海道のイトウは、かつて入れ込んでいたルアーで狙うライギョと同様に、大体90cm前後のところで足踏みしてますが、これもさらなる飛躍を目指して頑張らねば。四国のアカメへの挑戦は現在保留中ですが、時期を見て再開するつもり(最近は夢が多すぎて体が足りません)。そして最後にあげるのがご存知東京湾の住人であるシーバスくん。

私がシーバスのフライを始めたのは中学生の頃で、実に40年以上の月日が流れ、その間にシーバスフライは大きく様変わりしています。今の様なフローティングミノーが流行る前は世捨て丸で毎夜東京湾でエンリコを引っ張りまくりでしたが、達成感のあるサイズをキャッチしてから熱は少し薄れていました。世捨て丸も手放したしね。しかしここ数年で流行り始めたビックルアーでの釣果に感化され、シーバス大物欲熱が再発。一番身近なメーターオーバーは今現在もこの東京湾のどこかを泳いでいるのですヨ。そう考えただけでワクワクしませんか?実際に今年に入ってシーホース では1本上がっていますしね。

そもそもビックルアーはなんでそんな大物ばかりが選んで釣れるのか?という疑問を自分なりに推測すると、圧倒的なアピール力、小物が掛かりにく大きさではないかと思います。そして私のフライはそのビックベイトに近づけるためにどんどん大きくなり、改良に改良を加えてついには20cm超え。そして現在の課題はフッキングの向上を目指しています。

この時期は本来はそろそろバチ抜けのシーズンに入るのですが、シーホースのウッチー船長に聞くと「バチ抜けまでもう少しだけれど、まだまだ大物が上がってますゼ、どうです、また挑戦しますか?ビックフライ。」とビックベイト探究のお誘い。昨年末に起きた、ど日中にランカークラスがフライを奪い合う姿を思い出し、今回もフライに少しだけ改良を加えて出撃しました。その結果はいかに?

シーホース の内田キャプテンは写真で紹介すると強面ですが、ひょうきん物でおしゃべり好き。今回は日中のバイトシーンが見たくて14時の出船。
23cmあるこのフライはドラゴンテールとTボーンフライを合体し、そしてヘッドからフックを後ろへ下げてゲイプ幅を取りたいためにジョイントにしてあります。フックは6/0(小さいとなんかバランスが良くない気がするので・・)
ポイントの写真はあまりにもピンポイントなので記載しません。まずは沖の大物ポイントへ。開始して数投目に90cmくらいのサイズがもんどり打ってビックフライにバイト。ロッドに物凄い衝撃がくるのですがなぜかフッキングしません。すぐに投げ直すとまたも同じ様なサイズがバイト、でもフッキングしないんです。フッキングに関しては試行錯誤を続けてますが、トリプルフックにするとなんか自分が負けた気になるので、シングルフック一本で頑張っている次第。今までのフッキング率を考えるとシングルフックのジョイントという発想は、改良してもあまり良い結果を得ていない感じ。
その後も大物ポイントでは必ずバイトがあるのですが、フッキングが決まることがなく掛かっても1〜2秒で外れてしまう始末。バイトは死ぬほどもらうので、釣れないのにフライはどんどんボロボロになり、今回の改良はうまくいかなかった見たい。このフライを投げるためにシングルハンド9フィート12番(注文しているスイッチロッドが届かないので)を投げ続けていたら手首と肘が悲鳴を上げ始めたので、仕方なく9フィート8番で投げやすいエンリコ4/0へ変更。少し暗くなってきた事もあって、とある場所に入って一投目でこのサイズ。産卵後の個体ですが嬉しい重さとトルクある引き。エンリコ丸呑みでゴザイマス。
その後は同じ場所で入れ食い状態。最初のうちは真面目に写真を取っていたけれど、途中でめんどくさくなり大物だけよって写真を撮ってました。
12番ロッドからスコットセクター8番に持ち替えれば、まるで4番ロッドの様な快適さ。それもその筈、ビックフライとライン400グレインの重さを合計すると35g以上の重さがあり、さらにそれが水を吸っている事で50gはゆうに超える重さ。それを片手で数回振り回してからキャストしている訳だから、手首には半端ない負担だものね。8番なんて空気見たい(笑)
結果、エンリコに変えてしまえば最大は75cmで小さくても60cm台の入れ喰い(その変わりバイトする魚が一回り小さくなってしまう)。ビックフライの改良はまだまだ続くけれど、改めてエンリコフライ12〜13cmの偉大さを感じました(私とってはめちゃくちゃ軽い)。シーホース 絶賛フィーバー中。60アップをキャッチしたことがない人は行くなら今かも。

新天地を求めて2

今週の私は何もかもついていないようで、釣りも仕事もロクなもんじゃありません。そして次のお休みは雪予報ときたもんだ。そういえばここ何年も神社へお参りをしてないから、そろそろ神頼みしないといけないのかな?

今冬は寒さが足らず釣れる情報はなんか少なめ、暖冬だと魚が釣れるというものでもなさそうですね。年が明けたので本栖湖詣も考えたのですが、先日の富士山の裏側(静岡県の人から見れば表)サーフを見て思ったことは、今度は見慣れている富士山の表側サーフの散策に出かけようと思ったのでゴザイマス。でもリサーチだけではつまらないので、いつもの堤防でカマスを数本釣ったらサーフへ移動する作戦。

海ほたるを渡る時の風は3m程度。夜も明けそろそろ良い時合いだと思う頃から強風に。なんとか頑張って投げるもそのうち人がよろめくほどの風になってしまい、退散しました。というか、順番を逆にしてサーフへ行って見る事に。

暖流が当たる南房最南端にあるこの浜へ通ったのは今から35年前のことでしょうか。当時はヒラメとマゴチを狙いシングルハンドで遊んでましたっけ。当時の記憶よりも浜の長さも大きさも小さく感じますが、いく筋もの淡水が混じり合う溝があり、いかにも釣れそうな感じ。釣り人はルアーマンひとり。この地でもオオニベ様の釣果情報はありますが、今のところメーターオーバーの話を私は聞いてません。

風が強くとても振りづらい状態だったので、少しだけロッドを出して退散しましたが、東京から南房は2時間と少し。先日行った関東圏西の端にあるサーフは3時間と少し。今年の秋はどっちに行くかを考えつつ、サーファーをボ〜ッと眺めるのでありました。

以下はその写真。

もちろん魚の写真なんてありません(笑)。今年に入って3タコ目をくらった私です。管釣りでも行こうかなぁ・・・。

朝焼けが最高。こんな日は入れ食いだろうな、なんてポジティブに考えていたら、同じ堤防に乗っているエサ釣りからルアーマンまで全ての釣り人が完デコで、雑魚さえ釣れません。ふぅ。
使い慣れたシックスセンスタイプ7がボロボロになってしまったので、前日に巻いたウェットセルのタイプ6。キャスティングして気づいたこと、ラインの長さが全然物足りない。そうシックスセンスは31.5mもあるのに対し、ウェットセルは24.4mしかないのデス。なのでPEのバッキングラインを出してキャスティングしていたら、バッキングが絡んで仕方ない。次回はランニングラインを注ぎ足して使おっと。
南房の先っちょで富士を望む。35年前は磯とサーフが絡む場所でヒラメとマゴチを狙って遊んでました。当時はこの地までの道のりが4時間近く掛かっていましたが、今は高速が伸びて日帰り楽勝です。
正面から少し左を向くと、大島が目の前に見えます。毎回砂浜へ来て思うことは、またサーフフィンやろうかな、という思い。二刀流で挑めば新たな発見があるかも?
少しは風がおさまったかも?という淡い期待に、少し北へ移動し別の漁港へ。ところがギッチョン、波はさらに高くなり立っていられない状態に。仕方なく漁港の内側の船着場付近を攻めるもな〜んもなし。エサ師も退避して同じ場所でやってたけれど、な〜んもありません。
結局前日に巻いたフライを全て底に食われてしまい、持ち玉が無くなり終了。時間を見てまた遊びに行こうっと。

新天地を求めて(オオニベ戦記・遠州灘編)

宮崎の地でサーフキャスティングをし始めて早5年の歳月が流れました。もちろん今後もサーフフライフィッシングで「夢のメーターオーバー」を狙い続けていきますが、今後はもう少し肩の力を抜いて、皆さんにも気軽に楽しんでいただける提案をできたらと思っておりますデス。

さてオオニベという魚、実は生息域の北限は千葉県南房あたりなのはご存知ですか? なので、関東近海でも釣れる可能性は大いにあるのです。もちろん大物が釣れている総本数は宮崎県がダントツ。これは元々宮崎県での生息数が多いのはもちろんの事、オオニベ種苗生産の地であるのでその数が保たれています。しかし近年はその種苗生産する場所も増え各地で試験的に種苗放流をする話もちらほら聞こえてきたので、やがては東京湾のど真ん中でもメーターオーバーのオオニベが釣れる日が来るのでは?と、釣り人的ポジティブな発想で妄想しております。

そんなオオニベですが、この魚を狙っていればサーフで他の魚が何かしら釣れるので肩肘を張らずにサーフフィッシングを楽しんでもらえれば、そのうち宝くじ的な確率でオオニベが釣れるかもしれません。ルアーの方はヒラメ狙いと言いつつオオニベが掛かる事を想定して300mの道糸を入れているので、それと一緒の気構えですネ。

サーフフライフィッシングで釣れるものはシーバスを始めシログチ(イシモチ )、サワラ、イナダやワラサなど、近くに砂浜がある人は是非とも楽しんでみて欲しい所。今回はそんな関東圏での新天地を求めて今まで行ったことのない西の砂浜に下調べに出かけました。シーズンオフなので、釣りというよりはロケハンとキャス練みたいなものです。お暇な方はお付き合いくださいまし。

東京から250キロ位かな。ぱっと見は宮崎のサーフと変わらないでしょ?今回は釣り人よりもサーファーと話をして、どの辺にベイト(小魚)がたくさんいるか、聞いて回りました。
午前中は西風もそれほど強くなく、風はあれども海は凪いでいる状態。潮が濁っている所を探しその境目をキャスト。しばらくしてゴツンとアタリが・・。くそ重くてズルズルと動くので、本命が来たかと思い心臓が止まりそうになったよ(笑)。どうやら潮の方向に動く何か転がるものがあるようで、それに引っ掛かった模様。エイでもなさそうだったので、何度か確認した後に糸を緩めたら外れました。
次の場所へ移動してのこと、こんな光景初めて見た。私が釣りをしている10m前を漁船が底引きするんです。唖然と言うよりも、この位置で漁船が走れると言う事は結構深いのかも? 急深だとすればココは狙い目かもね。一体何を取っているのかな?
実は今回ラインバスケットを忘れました。風も強くて左手にラインをホールドする方法ではとてもやりづらかったので、釣りの途中でダイソーへ。購入したものはプラスティック製バスケットとベルト。そしてタイバンド。
ハイ、出来上がり。本当は絡み止めを中に付けたいけれど、取り敢えず即席で。合計¥550ナリ!
ベルトは110cmを買ちゃったけれど、長さがぴったりすぎたので、皆さんはもう少し長めのものを購入してください。ラインを引く手(私は左)側にセットして、こんな感じ。バッチリですな。見かけを気にしなければ、ハーミット で高いラインバスケットを買う必要は無いですね(笑)
宮崎と同じく砂浜はとても長い距離。違う点は砂浜が広い場所がある事。そして気候的にはやっぱり少し寒いかな?
午後は西風が強すぎてロッドが持っていられない状態。徐々に白波も立ち釣りにならなくなってきたので、その後は砂浜の各場所を確認してきました。
ココは風力発電がそこら中にあります。その原因は・・・。
やっぱり浜岡原発が止まっているからそれだけ風力発電が必要なんでしょうかねぇ。原子炉5号機まで全部止まってますが、停止してから廃炉解体までWikiを見ると27年も掛かるみたい。その期間の維持費と廃炉費用を考えると、原発ってやっぱり良い事は何も無い気がします。
今回は遠州灘全体を見て、情報収集と目で見て釣れそうな場所を確認しましたが、実際に行くのは今年の秋からかな。思っていたよりも距離的にはそんなに苦も無いので、時間が取れれば通うかもしれません。ちなみに今回のポイント巡りでは、多くの方に「フライで何が釣れるんですか?」と聞かれまして、そのほとんどが餌とルアーとフライフィッシングもやるマルチアングラーでした。確かにココは海も川も釣りには困らない素晴らしい場所ですから、何でもやりたくなりますよね。

メリークリスマスの夜に

なんか以前に似た様なタイトルを付けた気がするけれど、まぁいいや。あなたはクリスマスソングと言えば何がパッと思い浮かびますか? 私はワムの『ラストクリスマス』でしょうか。この曲が発売された当時は青春ど真ん中でしたので、曲が掛かると当時の思い出がすぐに蘇ります。

先だっての23日夜は今年最後のシーバスボートスクールへ急遽行くことになり、夜9時にシーホース から出船。クリスマスを前にしてフィッシング・レディ2名に囲まれてシーバスフィッシングのコツを教えるという、なんとも楽しい夜です。

年末の湾奥シーバスは産卵に出掛けた大物の気配はないのですが、産卵に加わらない50センチ前後までがウヨウヨ泳いでいるので釣りには困りません。特にシーバスを初めて狙う初心者には笑いが止まらないくらい。冬場の管釣りでニジマスを釣るのよりも何倍も釣れてしまうので、「シーバス釣りって簡単なんですね。」と思われてしまいます。ま、こんなに釣れるのは今だけですよ、今だけ。

クリスマスを目前にしてレインボーブリッジはレインボカラーに着飾り、東京タワーはクリスマスツリー色に輝きます。そして時刻が24日に入り皆でメリークリスマス・イブ。いつもならば消えてしまうレインボーブリッジの灯りは、気分を盛り上げるために色を変えて点灯し続けるのでありました。

今年も残り少なくなってきましたが、貴方の釣り納めは終わりましたか?サイズを気にしなければシーバスの入れ喰いにて締めくくるのも良いものですよ。

メリークリスマス!

リトリーブやテンション、フッキングのお話しをしたのは最初の5分ほど。後は狂った様に釣り続ける女性2名。いや正直言って5本も釣れてくれば御の字だと思ってましたが、お二人ともフッキングが上手なので終始入れ食いです。
サイズは25〜50cmほど。お二人で楽勝で100本以上の釣果。私が投げてみるとワンキャスト・ワンヒットの状態なのですぐに辞めて、お二人が楽しそうに釣りをしている姿をずっと写真に収め続けました。
レインボーブリッジを前にシーバスが入れ喰いです。休む事を知らずマシンの様に釣り続けるお二人。むしろ私の方が余裕があるので、おにぎりを食べながら夜景鑑賞です。
今回はキャスティングスキルがそれほど無くてもボート際2m内でも入れ食いでしたので、アワセさえしっかりできれば誰でも入れ喰いを味わえる感じでした。東京湾の豊かさを感じます。
あまりにも釣れるので、最初のポイントですでに腕が痛いと言い出したお二人。それでも釣りをやめずに釣り続けるのは、「普段は管釣りで3時間で2〜3本しか釣れない日があるのだから、嬉しくてやめられません。」の発言。確かに、今の私だったら壊れたフライやボックスの隅に眠ったフライを成仏させるのにちょうど良いかも?と思いました。
最終的には一つのフライが壊れ続けるまで釣っていたので、最後はほとんど鈎だけになるほどの状態でも、シーバスは喰い続けます(笑)。魚のスイッチが入っている時って、オソロシイですネ。

釣りバカたち(オオニベ戦記2019・日向灘編)

バカと言っても良い意味の馬鹿です。このタイトルを聞いて真っ先に思い起こされるのは矢口高雄・著の漫画ですが、世の中にはそれを上回るお馬鹿なオオニベハンターが集まるのが、ここ宮崎。私もその馬鹿の一人ですが、私なんてまだまだ青二才。今回も多くの方とお話をし、その情熱に脱帽するばかり。

例えば、釣れるまで帰らない人。関東在住でご家庭を持ちながら、昨年は40日間を宮崎で過ごした人。あるいはオオニベのために引っ越した人。釣りやすい環境にするために仕事を変えた人。仕事のシフトをオオニベ寄りにする人。北海道から来て釣り場にずっとテントを張っている人など。その皆さんの情熱だけで発電ができそうな勢いです。

私は釣りガールに興味がない人間ですが、一昨日は私でも知っている九州の釣りガールが隣りで取材してました。適当に撮影して良い絵が撮れたら帰るのかと思いきや、私が帰るイブニングの頃までずっと投げ続けてましたよ、彼女は本物の釣り師ですな、反省。これからは応援いたします。

私は色々な地域で釣りをしますが、何回訪れても嫌な思いをした事がないのが宮崎でしょうか。訪れるたびにその人柄や地域民の暖かさに触れ、移住したくなりますな。サーフィンを復活したら、その可能性も少しはあるのかな?

今週の管理人は滞在地から呟いてましたので、書かなくともその結果はわかっていらっしゃる方も多いと思いますが、しばし下の写真を見ながらお付き合いください。あなたもオオニベ式ダイエット、いえオオニベ式筋トレ始めてみませんか?もしかしたら、私よりも先に釣るのは、あなたかもしれません。

今年の宮崎修行を一言で言えば『あつい(暑い・熱い)』です。いや〜暑かった。朝方の最低気温が17℃なんて日がありましたので、昼間はTシャツ一枚で過ごせる陽気。そして釣り人の情熱が半端なく熱い。
プラノロッドケース
30年以上私と旅をするプラノのロッドケース。壊れたら買い換えようと思っていますが、いまだ壊れません。まだケースがきれいだった30年前はアジア諸国を旅すると、綺麗に貼ってあるシールが盗まれる(剥がされる)事が多々ありました。よってケースは汚いのに限りますが、その反面タクシーの乗車拒否にあった事があります。
今回のテーマは釣れているルアーのサイズに合わせる、でした。結果的に魚はいっぱい釣れるのですが、全部外道。外道というクーポン券を貯めると、そのうちオオニベが掛かるのでしょうか? ヒットへ近づける道筋はあらかた分かって来ましたが、やっぱり最後は運が少し必要です。それもサクラマス 釣りの1000倍以上の運かな。
オオニベとニベは全くの別種。その見分け方はニベは下口でオオニベはシーバスの口を少し小さくした様な感じ。水中でダイヤモンドの様な輝きを放つ側線を持っているのがオオニベで、それがオーストラリアでJewfishと言われる所以です。IGFA世界記録は66.75kg、南アフリカで釣れています。5年もの間オオニベの写真を撮れないので、宮崎でお世話になっているKさんがルアーでキャッチしたオニベの写真をお借りしました。実は最終日は私と別のポイントに入っていらっしゃった彼ですが、私が帰る離陸直前に今年2本目のオオニベをキャッチしてました。流石、オオニベハンター(写真は以前のもの)。
広角な写真で分かりづらいですが、右側にたくさんの車があります。恐ろしいほどの数なので状況を知らないおじさんが「今日は何かイベントがあるのですか?」と尋ねてきたほど。釣れる状況を読んでオオニベハンターが仕事を休み大挙します(それとグチ(ニベ)釣り師少し)。
北西風が吹くと波が穏やかになり、釣れそうな雰囲気に。その代わり気を抜くとこういう事になります。フライはとても重いので、ラインが頭上を通らないキャストをしなくてはなりません。そしてフルキャストするので、肌は一切出さない様にしましょう。
フルキャストはグチ(ニベ)。波打ち際はエバ(ヒラアジ類の総称)という感じ。釣り方の考察についてはまた今度。今回はこの二種類をよく釣りましたが、その代わりヒラメがなし。
4日目に隣のワンドでオオニベを釣った人がいて、聞けばそのフィッシュオン・タイムが8時半。オオニベは群れで行動しているので、同じ時間の同じ場所にまた捕食しに来ると推測。翌日の潮回りを考えるとプライムタイムは8時半〜10時ごろ。ポイントへ入る為に早めに行ったつもりがやっぱり魚が釣れている時は人だらけ。前日釣れた場所のヨレがあるポイントのすぐ横に入れました。釣り続けて予想した時間のドンピシャ9時37分ヒット! と言っても私ではなく、隣の人ね。ガチガチのベイトロッドを根元近くから曲げてロッドが叩かれます。しかし、あと少しというところで35ポンド・ショックリダーブレイク、残念。その様子を見て興奮しまくった私でした。彼の昨年はオオニベ不調の中、下した決断はSUP(サップ)でルアー。沖合500mへ出て見事ランディングしたそうな。その根性はもとより、情熱に満ちたキラキラとした目が印象的な釣り師でした。
今回はオオニベの鼻先までフライが届いたのですが、そのタイミングは運次第。その後は潮が一変して濁ってしまい、外道さえ掛かりませんでした。かくして今回の旅は終了し、またしても沢山の宿題を抱えて帰って来ました。でも今回の旅で分かった事。フライフィッシングでオオニベを釣るのは夢ではありません、あと少しで実現できるのです。

海外で見つけた同志

翌々週に向けて、自身のオオニベスイッチが入りました。本日はソルトフライ・タイイング・デイになりそうです。

海外ではジュウフィッシュやマロウェイと言われるオオニベですが、世界でもフライで釣っている例はとても少なく、情報が乏しいのが現状。現にネットにその検索ワードを入れた所で私みたいにチャレンジしている人がほとんどで、質問掲示板にはその話はあるものの実際に大物を釣っている写真はないんです。

私がこの魚にチャレンジした当時と比べると年々狙っている人は世界的に増えてきていますが大物にはあと一歩で、釣れているそのほとんどが夜のボートフィッシングの様です。昼間のオオニベ狙いはどこの国も試行錯誤の様ですので、今年は夜中心の釣りになるかなぁ。

で、色々と検索していくと、昨年にちゃんとフライで、それもシングルハンドで大物をキャッチしている人がいました、オーストラリアです。日本では宮崎に多いこの魚ですが、世界的に見るとそのほとんどは南半球に生息するので、北半球では九州〜本州までしか見かけないんです(私の調べた限り)。英名ではジャパニーズ・ミーガーと言われるあたりで、やっぱり北半球は日本付近だけなんでしょうね。さて、そのサイトは以下の通り。

https://www.ifish.com.au/blogs/weekly-newsletter/mulloway-caught-on-fly-by-angler-mario-pulis

(記事がなくなってしまいました 25.9.1)

つたない英語で読み取ると、やっぱり並々ならぬ努力があった様で、6週間毎日釣りまくった結果の様です。やっぱり私みたいに1週間ほど滞在して釣ると言うのはかなりの運がないと駄目なんでしょうね。そしてシングルハンドで釣っているところを考えると、波っけがない場所で夜はシャローレンジで餌を漁っている様です。夜はスイッチロッドが良さげかな?

このページで実際に釣れたフライ、タックルなどがわかったので、とてもありがたい限り。フローティングか・・。昨今はメタルジグで釣る人がほとんどなので、やっぱりこの魚は縦の動きに反応するのですかね。

今年はクラウザーミノーとラインのレートを変えてのチャレンジです。本日から妄想フライタイングが始まります。その結果は神のみぞ知る。

こんなふうに海が凪いでベイトが接岸すればチャンスなんですが、すでにトータルで1ヶ月近く釣りをしている計算ですが、そんな日は滅多にありません。その時点で日程を組むのがギャンブル・・。
Surf Fly Fishing
フライはほとんどロストしないのですが、砂と後ろの丘に叩き付けられ、傷だらけになります。創作したフライは数えてませんが、その半分はシーバス・とシイラ用に転用しました。
1にキャスト2にキャスト。「水中にフライがある限りそのチャンスはある!」と言う持論。その結果が出る事を夢見て、これからも投げ続ける事でしょう。

ウチダ式・エクササイズ

フライフィッシャーの皆さん、オフシーズンのこの時期に体が鈍っていませんか? 肩こり、冷え性、釣欲不振でお悩みのあなたには、ウチダ式エクササイズをお勧めします。体を鍛えるためにフライタックルの8番タックル以上をご用意ください。

まずは下半身を鍛えるエクササイズからスタートしましょう。この運動はご自宅ではできません。東京湾マリーナにあるシーホース (別名:ウチダマル)に乗船することで、釣欲に必要な筋肉全てが鍛えられるプログラムです。まずは乗船したら腰を落とした姿勢を保ちましょう。太腿を使ってバランスの運動です、周りのものに掴まってはダメですよ。ポイントへ到着までの15分間、その姿勢で腰をしっかり落とし波に同調する事で体幹を鍛え、波によろけない体づくりをしていきます。

最初のポイントに着いたら一呼吸し、第二の運動です。まず腕を胸の前で大きく広げてフライラインを伸ばす運動、ハイ、「イチ、ニー、サン。」胸を大きく張り、背筋と胸筋を十分に伸ばしましょう。体が温まってきたら、次はフライキャスティングのエクササイズです。

ロッドをリズミカルに4拍子で振り、前腕屈筋と手首を鍛えます、うまくラインが真っ直ぐに延びる様にリストを所定の位置でしっかり固定します。 シュートしましたら大きく左手でラインを長く引き、体の筋を伸ばしましょう。ハイ「イチ、ニー、サン。」ロッドからアタリが伝わってきたら、左手でスピードをつけた鋭い引きでフッキングの運動。これは俊敏さと精神を鍛えられます。皆さん上手くできましたか?

という具合に、本日はウチダマル(シーホース )にてウチダ式エクササイズに参加し、前腕屈筋と握力を鍛え十分にストレッチしてまいりました。

シーバスですか? あ、何のことでしょう? 私は体を鍛えに行っただけですよ。

どうしてもデップリと太ったハチマルが取りたくて、コノシロシーバス最後のご奉公に行ってまいりました。というよりも20センチのチューブフライも改造しまくりで現在ゼネレーション5。その泳ぎと成果を見たくて海へ出た次第。どんより曇り空、お天気持つかな?
本命ポイントへ行くまでに体を温めましょうとのことで、一番近いポイントへ。すると鳥山があり3/0のピーナッツバターでワンキャストワンヒット、入れ食いなのでシーバスを釣ってない訳ではありません。ただしサイズは50cm程度であくまでも肩慣らしです。例によって無限ループで釣れまくるのを途中でストップし、僕らはエクササイズ、ではなくランカーシーバス狙いへと向かいました。
この長雨、嫌な予感はしましてましたが、コノシロはすでにどこかへ行ってしまった様です。魚探には何にも映りません。念の為12番ロッドで体を鍛え続けてみましたが、海面に腕押し状態。な〜んの手応えもありません。
前半に入れぐったシーバスが懐かしく感じる程の無反応マシンガンキャスト。左手はアタリを欲しがっていますが、ただ体を鍛えるばかり。毎週の様にフルキャストしているので、腕は確実に太くなりました。
同船者も私に習ってひたすらフルキャスト。1時間もすると手首が痛くなり、背後の海面を叩く様になります。すると私からの喝! 再びキャスティングに火がつきます。
20センチを超えるチューブ ・ミノー(仮名)は水中に入った見た目では、魚よりも先に私が釣れてます。「俺だったら、間違いなく喰うよなぁ。」と、魚になった気持ち。
かくして、シーホース の所定時間を全く休むことなく12番を投げ続けた私。最後の方に8番を振ったら、何て軽いこと! これこそウチダ式・エクササイズの効果ですな! 今では8番ロッドは私にとっては鉛筆並の軽さに感じます(大袈裟ですな)。2019年のコノシロシーバスこれにて終了。残した宿題は来年2020年10月後半から答え合わせをいたします。

風に吹かれて

風の吹くまま気のままに、私の釣りは風次第。そして今の気分は最近のキーワードである『朝飯前』なのです。

夜明けの釣りに間に合う様に寝癖のついた頭をそのままに、向かった先は朝飯前の釣り南房エリア。アクアラインでは風速13mだったので車は煽られまくり、スピードなんてとても出す気になれず。頭によぎったのはロッド振れるかいな? この時点で行っても釣りにならない気がしていたので、その時はどこかで朝飯を食べて帰ろうと思いました。

真っ暗なので海の様子も分からず、とりあえずタックルを準備していざ堤防へ。しかし風裏なのか思いの外その影響なし。しかし夜が開けプライムタイムへ突入かと思いきや、ロッドから魚信は伝わらずウンともスンともいいません。釣り人はそれを知ってか知らずか平日とはいえ数人しかいない寂しい状態。いつもは釣れている人に話しかけながら、その側でお裾分けの様に釣っていた私にとっては、堤防全体をマシンガンキャストしなくてはならない。結局潮が動くまで、何〜んにもありませんでした。

釣りは午前8時半に終了。本命のカマスくんはほとんど釣れなかったけれど、今季初の五目釣り。風に吹かれて何かの答えを探しにきたけれど、気持ちはほっこりした朝でした。

前回のタイトルが『眠れぬ夜』だったので、今回のタイトルはオスコース繋がりだと思ったあなた、違います。ボブ・ディランの『Blowin’ in the Wind(風に吹かれて)』を聞きながら釣りをするユルユル釣行でした。

The answer, my friend, is blowing in the wind

The answer is blowing in the wind

iPhoneと違い、普通のデジカメだと夜景モードで撮ってもこんな感じ。夜が開けて思った事は、まだまだブルーシートを掛けた家々が多く、台風からの復興が進んでいない事。何にもお手伝いできていないので、少しでも力になれる様に、出来る限り現地でお金をお落としてきました。
これだけ陽が上がって、始めの1匹はメッキアジ。お前さん、カマスくんの居場所を教えて頂戴な!
今回はスコットセクターの初陣です。ウィンストンのエアソルトとは全く違う投げ心地で、お店で振るのと実釣での感覚の違いが、ラディアンを思わせます。
メッキアジをフライで釣る
目の前でボイルが起きたので何かと思いきや、フライを数度通してもなかなか食わない。よく見ると小さなシラスサイズのベイトを追っていたので、チューブミノーにチェンジすると入れ食い。でもメッキくんなので数本も釣れば飽きちゃいます。お目当てはカマスなのでリリース。
マゴチをフライで釣る。
いくら引っ張っても釣れないので深く沈めたら、今度はマゴチが釣れました。お刺身にした時のプリプリ感と甘みが好きなので、小さいけれどキープ。
ボイルが起きるたびにフライをチューブフライにチェンジして表層を通すのだけれど、メッキアジの群れの他にシーバスの群れも。あれ、これ?これはヒラフッコみたいですな、他に何本か釣れたフッコ君よりも尾びれが大きくエラ下まで鱗があったので、多分そうです。
使っているラインはシックスセンスのタイプ7なのですで、ワンシーズンでギタギタに。ラインのダメージを考えるとウェットセルのタイプ6が海には一番いいかもね。
朝飯前の釣りはお持ち帰りはこの2匹。なんとも寂しい釣果。マゴチのお刺身は三口で平らげました(笑) カマスくんはヒラキにして冷蔵庫でオネンネしてますが、一口で食えちゃうな。