ギャップ(大尻沼でドライフライフィッシング)

休みを二日間頂いた私はチューでぶっ通しの釣りをやる事も考えたのですが、各地の情報取りで違う場所での様子を見ようと思い、そのまま丸沼高原のペンション・カレンズへ泊まって翌日は大尻沼をやる事に。なんか聞こえは良いけれど、本当はチューを二日間やってタコったら辛いので、二日目は保険として大尻沼を入れておいたのです、ハイ・・。

皆さんもご周知のとおり、最上流部から菅沼(すげぬま)、丸沼、大尻沼となっていて、丸沼は毎年解禁。菅沼と大尻沼は交互に解禁し、今年は大尻沼の年。沼と言ってもダム湖なので止水ではなく、水の動きがあることと一年のインターバルのおかげで毎年たくさんの方のロッドを絞り込んでくれる場所です。中禅寺湖が漢の湖ならば、こことの釣果のギャップは釣り人への癒しと言えるでしょう。場所は中禅寺湖から金精峠を超えて丸沼高原にあります。

大尻沼はローボートオンリーの場所。私の場合はボート慣れしている事と(元ボートシーバスガイドだしね)、ボーンフィッシュのサイトフィッシングで鍛えているので、ボートを風上へ移動してオールで微調整しながら、スタンドポジションで魚を見つけて一撃必殺で仕留めます。この場合でヒット率を高めるにはいつくかの要点を押さえることでよりヒット率を高めることができます。

  • 其の一:魚とボートの距離は15m以上の魚を見つけること。これぐらい離れていると、魚はボートに気づきません。
  • 其の二:フライは魚の進行方向の先90cmくらいのところに入れる。おおよそ魚が2-3秒で到達するポイントです。そうすることで、魚に偽物であるかどうかの考える時間を与えさせません。
  • 其の三:出来る限りリーチキャストを使う。魚の進む方向に対して自分が後ろにいる場合は太いティペットが見えてしまうので、とても警戒します。一番いいポジションは魚が自分の方向へ向かってくる感じ。それ以外の場合はリーチキャストを駆使して、ティペットのポジションをなるべく魚の進行方向側にします。
  • 其の四:フォルスキャストは少なめに。数が多いと風が吹いてない時きはそのラインが通る影で逃げてしまいます。
  • 其の五:ティペットまで伸びきらないロングキャストよりは確実なターンをするミドルレンジのキャスト。とかく人は遠くへ投げたがります。リーダーから先が伸びきってない場合、魚が出てもフックアップのタイミングが遅れてなかなか掛かりません。ちゃんとティペットまで伸びきるキャストを心がけましょう。ミスキャストをした場合は即座にリーダーの弛みを取り、テンションがかかった状態をキープすることです。

このいくつかのポイントを押さえることができれば、あなたも大尻沼で入れ喰いになることでしょう。今年も蝉の他に多くのテレストリアルが落ちるこの季節。50cm以上のレインボーをドライフライで仕留めたい方は、是非とも訪れて見てください。きっとハマりますヨ。あ〜楽しかった。

結果、私は13時までに20数本キャッチし飽きたので(というか強風でボートの漕ぎ疲れ)早々に帰りました。魚のサイズは40〜60cm弱まで。フライはフォームビートルのブラックとグリーンの二つだけ。ドライフライシーズンは現在から7月いっぱいと、9月半ばから禁漁までです。但し、秋は帰りの紅葉渋滞が半端ないですので、覚悟の上で。
大物とのやりとりの練習になる場所でもあります。掛かったら無駄なラインをリールに納めてリールファイトを楽しみましょう。ただし、ラインのテンションが少しでも緩むとバーブレスだからバレちゃいますので慎重に。
ヒレが回復した綺麗なトラウトが約80%くらい。魚のサイズも昔に比べると平均は大きい気がします。イワナとブラウンは今回は仕留められませんでした。
フォームフライはがまかつのB10Sに巻いた8番と6番。ある程度の重量感がある(落ちた時のインパクト)ラバーレッグの付いたフォームフライが良いと私は思います。
前半は黒のフォームビートル。スレてきた後半はグリーンのカメムシっぽいフォームビートル。アンカーリングして岬で狙い撃ちしている人もたくさん釣れてました。
Rod:Scott Radian R905/4 9ft 5番Reel:Lamson Speedstar 2・Leader:Trout Hunter Trout 10ft 1X・Tippet:Trout Hunter Nylon 3X。リールファイト楽しい〜!今年は大尻沼の予約フォームが見当たらないので、釣り人はリピーターがほとんどみたい。大尻沼は完全予約制のオールキャッチアンドリリース。フライはバーブレスのみです。前日までに環湖荘に電話して予約をしましょう。連日20名までだったかな?受付は7時半でスタートが8時。終わりが確か5時ごろだったと思います。

春の終わり(中禅寺湖のブラウンをセミフライで狙う)

夏の終わりという言葉を使うことは良くあるけれど、一昨日は春の終わりを感じてきました。久しぶりの訪中(中禅寺湖へ訪問)です。

持論ですが、蝉のドライフライシーズンは春の終わりが良いと思っている私。5月中旬には既に春ゼミは鳴き始めるのですが、鳴き始めはまだ蝉はあまり落ちてはいません。そして蝉がたくさん落ちる中期は本物を食べて満腹か日増しに選択眼が鋭くなるイメージ、そして釣り場の混雑。結果、ハルゼミが終わり始めるシーズンになると釣り人も少なくなり蝉が沢山落ちてはいないので、フライが落ちてくると食べていた記憶で躊躇なく食べてくると言う妄想を組み立てているのです。

そんなイメージで訪中した一昨日は平日にもかかわらず岸釣りのオンパレード。午前中はベタ凪でフライへの反応があっても騙しきれない上に、気温が上がらず蝉が泣かない状態。午後には風が吹き、そのインターバルでようやく鳴き始めて活性が上がってきたものの、今シーズンは岸釣りのほとんどが蝉フライかルアーを投げているので、滅茶苦茶スレている状態。なのでフライには出てくるものの、キスするだけでその感触を試しているご様子。

最終的にルアーで言うところのフォローベイト(今回はフォームビートル)で喰わせてなんとかキャッチしたブラウントラウト。ドライフライでガッポンと言う音を堪能したけれど、夏を思わせる日差しを浴びて、春の終わりを感じた1日でした。

今年のハルゼミくんはなんか小さくない?育ちが悪いのか、今まで巻いてきたサイズよりもひとまわり小さい感じ。図鑑で調べたら、メスだからボディが短いみたい。じゃぁ、今まで見てきたのは全部オスなのかな?
春ゼミフライで何度か出ても、すべての魚が鼻で突付くだけ。トンボは確実に食べていたので試しにダムゼル(イトトンボ)を投げて見たけれど、やっぱり大きさが違いすぎるのか無反応。最終的にフォームビートルで喰わせ、私の粘り勝ち。Rod:Wintosn Air 9ft 6番・Line:エアフロ エリートトラウトWF6F・Leader:Trout Hunter 10ft 1X・Tippet :Trout Hunter フロロ 2X
魚探は駆け上がりの具合を探るために持ってきたもの。中禅寺湖の場合、レイク狙いの時の必需品ですが、今回はドライ縛りのフライフィッシング。持ち込んだロッドは一本だけ。
個人的な中禅寺湖ブラウン銀座は、上野(こうずけ)から松ヶ崎にかけて。今回もその場所のヘビーローテションです。
釣り方がわかったので、釣り仲間に同じ様に蝉でチェイスしたポイントに小さめなフライを浮かべっぱなしにしてもらい、ドーンと出しました。そのファイト中の図。
ブラウンの男の子キャッチ。フライを小さくしたことで、毎回丸呑みです。Rod:G Loomis NRX -LP 9ft 5wt・Reel:Lamson Speed Star 2
前日に巻いたフライが活躍してヨカッタ。フライには歯形だらけで、ラバーレッグが1本取れちゃいました。
芦ノ湖の仇を中禅寺湖で討つ。そしてもう一つ、川ブラウンの良型をドライで取る宿題だけれど、こっちの方は昨年からの課題でまだ終わっていません・・。

HMT フライDe バストーナメント2018(亀山ダム)

昨年は7月に行ったらかなり暑くてぶっ倒れそうになったので、今年は少し早めにやりましょうよと皆に言われ、先だって亀山ダムにてフライフィッシング・バストーナメントを開催しました。

フライフィッシングのイメージはトラウトフィッシングですが、毛ばりですから実はなんでも釣れます。釣る気になればタナゴやワカサギも釣れますが、フライキャスティングがなくなるのでやりません(ただの毛バリ釣りなので、フライの道具である必要がないですしね)。フライフィッシングは魚との距離があると楽しく、そして遠すぎるとキャスティングスキルの問題で敬遠されがちになるもの。そんな感じでふるいに掛けていくと、ブラックバスって身近な存在でありブルーギルという外道も釣れるので、簡単に楽しめるターゲットなんですヨ。ちなみに私がフライフィッシングを始めて最初のターゲットはブルーギルと小バス釣りなので、私にとってはとても親しみ深い魚なんです。

さて、そんなブラックバスを今回も大物一発勝負のボートトーナメントを亀山湖のつばきもとボートさんにご協力いただき、繰り広げられました。そして結果は・・・、語れないほどの惨敗。ルアーの人も厳しい状況で、朝一のボイル撃ちとバックウォーターに入った一部の人しか釣果がない状態、残念。

とはいうものの、今回も多くのメーカー様とつばきもとボートさんのご協力により楽しい時間を過ごせたことをここにご報告いたします。魚の写真は少ないですが・・・。
前回の様子はこちら

朝は他のお客さんとの混雑を避けるために、少しだけ遅めのスタート。準備ができた人から出艇して行きます。右側のボート全部と左奥のエレキがついたボート全てが参加者のボート。
今回は風が強かったことと、前回を踏まえて遠出するよりも近所の方が良いだろうという人が多かった。案の定、釣れるのはつばきボート周辺が多かったです。
みなさんがどこにいるか探しながら奥へ入りましたが、風が強くボートが止められなかったので、操船に苦戦。みなさんの勇姿を納めるのをすっかり忘れました。
今回も多くのメーカー様のご協力いただきまして、本当にありがとうございます。今年も優勝者にはラムソンリールとその他豪華賞品が提供されました。協賛メーカー(順不同):マーヴェリック・アングル・キャップス・C&Fデザイン・E&E・キャナル・ティムコ・その他お客様ご協賛
真剣に結果発表を待つ皆さんですが、実は釣果が出せたのは全体の30%以下という貧果なんです。なので、ブルーギルを釣っても入賞ということになってしまいました。ちなみに私もタコリました。
なーんも釣れなかった方々にも参加賞が配られています。初めて参加する方もたくさんいらっしゃいました。
結果、昨年も優勝したIさんが連覇です。優勝サイズは39cm。連覇をしたので、次回大会に参加した場合は、マイナス5cmスタートという過酷な条件が課せられました。
トーナメントはこんな感じで、各自に測ってもらいます。デッキを濡らしてバスをおき、スケールを置いて写真をパチリ。出船前は「50cmのスケールが長さが足りない。」とクレームがありましたが(笑)、結果度肝を抜くサイズは残念ながら釣れず・・。
いつもならば全員が釣れるブルーギルさえも全く見えない状態。沈めてようやく釣れてました。ギルを釣るのに手を焼くのは初めての経験です。
トーナメント終了後、皆に連れられてバックウォーターへ出かけた私。「釣れたでないの!」とお思いのあなた。この魚はミミズを掘ってそれを付けて釣ったエサ釣りでございます。でも釣れると楽しいのでゴザイマス。

運と勘(芦ノ湖のドラワカ フライフィッシング)

前回の続き。

大雨のために北関東遡上魚釣行の撤退を余儀なくされた私。さて、残りの休みをこの高水位の状況でどこへ出かければ良いのかを考えた。結果絞り出した答えは芦ノ湖である。今までの経験から考えれば、湖は水位が変わってもダム湖でなければ濁りがひどくなる事もないし、春の雨は一雨ごとに水温が上がるので、むしろ吉と考えられる事。経験とは勘を働かせる要因の一つ。第六感は自分で磨けるものだと信じている私は、それに賭けてみることにした。

北関東から一旦家に帰って用意し直し、移動する事300キロ先の芦ノ湖。よくもまあ飽きずに走れるものですな。私の下道釣行も板に付いた感じ? 箱根の状況も御多分に洩れず、前日の雨で芦ノ湖から流れ出す早川の水は轟々と流れ、川は釣りどころではないです。芦ノ湖は水が動いているから良いのでは?という思いはいつものポジティブシンキング。

予報は暑くなるというので午前中勝負。いつも通り”うえ乃ボート”を出発し湖を左回りで出発。大好きなブラウン銀座へ行きお目当のポイントに入れると間髪入れずにドラワカに吸い寄せられるように石影から現れ、ドバッと出てきたブラウンくん。最初の一発目は少しのファイトの後、水中でイヤイヤされている最中に外れてしまった、ガッデム!

その後左回りで岩場のみを淡々と探るも、ドラワカシーズン突入宣伝してしまったせいか、超スレスレのブラウンくんたち。フライにキスをしてくれるものの、咥え込んではくれません。芦ノ湖釣行歴40年の私の勘は大した事ないんです、まだまだですね。

半ば諦めかけながらフライをペシペシ中途半端なキャストをしていると、昨日の大荒れの天気と南風から生まれたスカムライン(ゴミや泡ががまる湖流の目)。ふと目をやるとそのスカムラインに流された虫を探すナナマルオーバーのイワナがポッカリと浮かんでいるじゃありませんか。すかさずドラワカを投げつけると一気に食いつこうと突進してきたけれど、あまりにも船と魚が近すぎて、舳先を見て食いつく前に慌てて沈んで行ってしまった。

そこで新たな勘のスイッチが入る。「こりゃドラワカじゃなく、ドライだな。」と。一旦車に大きなドライフライを取りに戻り、再び同じポイントへ戻った私。最初の一投が肝なので、全てに気配りし先ほどと少しズレたスカムラインに#6のドライフライをそっとプレゼンテーションして見た。するとデッカイお口がゆっくりとしたモーションで出たのでありました。

一呼吸置いてフッキングすると魚は湖を洗濯機の渦のごとく掻き回したかと思うと、一気にフライラインを引き出し、オレンジ色のバッキングラインの半分を引き出す猛ダッシュ。ん?こりゃイワナじゃないでしょう。ファイト時間が10分以上あったので、途中で余裕こいてバッキングラインが出ている様を写真に納めようとしたけれど、バラしそうだったし魚が大きすぎて無理でした。

そして上がってきたのはナナマルには少し届かない見事なレンボーでございました。イワナがレンボーに化けた、これは運ですな?

多くの釣り人が、釣りとは「運・根(気)・勘が必要である。」と言うが、運だけは磨けません。しかし、根気は大物に遭遇する緊張のシチュエーションが多ければ多いほど磨かれると思います。そして勘は場数と経験で磨ける筈なので、より一層大きな魚を釣って見たい人は、運に頼らず一秒でも長く水辺へ立ってくださいな。釣具屋の私はそう思います。

ロッドはずっと曲がりっぱなし。ロッドはウインストンエアの6番です。バラすのが怖くて、おかげさまで写真がほとんどありません。最後にうえ乃に戻ってスギちゃんにニコパチを撮ってもらいました(こちら)。杉坂隆久さんに作っていただいたイトウネットが久々に活躍です。
ヒットフライはマダムXのブラック。海外の一部では黒いパターンはシケーダとして売られている。日本のセミをイメージしちゃいけません。
ブラウンはブラックバスみたいなもの。浅くてとても魚がいそうもない奥の奥へフライを入れると出てくる。保護色だからわからないんだよね。スカムラインは岬の風裏にできる。
ルアーの話。グリグリナナハンが流行るさらに前の時代、僕らはフェンウィックのHMG GS70にカーディナル4。そしてラパラのF11黒金でミノーイングするのが流行っていた。
当時ラパラで釣ると先輩に「また餌で釣ったのか。」と馬鹿にされるほどラパラは釣れるものとされていたので、異端児の私はバンゴーミノー4インチAG9(アップルグリーン)を使っていた。その事を思い出し前回シーバス用に巻いた同色を投げてグリグリリトリーブをして見た。結果、ものすごい勢いで追い回すブラウンに遭遇。掛からなかったけれど、今回の釣行で当時を思い出したのである。
丸呑みで全くフライが写ってません。私はいつもティペットが太いので、3Xはヒヤヒヤものでした。ちなみに普段の私は湖でのドライフライフィッシングは1Xです。太過ぎですか?

やる気スイッチOFF(芦ノ湖のドラワカ フィッシング)

ムッチーからの報告に急遽ドラワカをこしらえて妄想いっぱいで芦ノ湖へ出かけてきました。私のフライフィッシングやる気スイッチはいつでもONですが、いやいやお魚の機嫌は人にはわからないものです。

朝いつものように5時半に出船し、一日中爆投するも魚のチェイスがあったのは午前中のひと流しだけ。その後ボートの終了時間まで延々と投げ続けても、ブラウンポイントからの生体反応はな〜んも有りませんでした。

原因があるとすれば、前日大荒れで表層水温がとても下がったことと、その下の水温がとても暖かいことの温度差。そして正午に向かうほど寒くなり、雨混じりで手がかじかんでしまうほどでした。ま、こんな日もありますな。今週末はまた暖かくなるので、皆さんにはものすごくチャンスがあると思いますよ、ぜひ楽しんできてくださいな。うえ乃ボートではハーミットのお客さんが入れ替わり立ち替わり攻めてますので、情報満載です。

最初の人流しで5チェイス。ボートの場合その一部始終が見られるのがドラワカの面白さ。こりゃイケると思ったけれど、その後左回りで湖を2周攻めましたがな〜んも無いがな。気持ちだけ持ち上げられて、あとは尻つぼみという状態で、トホホ・・・。お魚のやる気スイッチOFFモードでした。
状況がよろしくないのでいつもの戦略を切り替え岩場を離れることに。そしてシャローのサイトフィッシングを始めて見つけたイワナくん。で、ドラワカをキャストして誘うと、水面へ出てきてヒット。フライをガップリ食ってます。
今回はハーミットのフライを使いましたよ(急ごしらえmy fly もチェイスはありました)。一本取ったら、ワカサギに油ビレが・・(笑)。お店で売っているフライで釣れることを証明。
本当はブラウン狙いで来たのだけれど、この水温低下じゃ元気なのはイワナくんだけ。桟橋前の餌釣りも全然釣れてませんでした。とりあえずドラワカで釣れたし嬉しいサイズなので良しとします。今週末に芦ノ湖へ行ける人は羨ましいなぁ。
今回はサービストラウトを狙わず、1日ドラワカを投げ倒した結果、身体中が筋肉痛に。そしてお魚の写真もこれ一本のみとなりましたとさ。ちなみにこのイワナくんは七里ヶ浜で取りました。

国際的な芦ノ湖

ハーミットは東京の真ん中にあるだけのことあって、色々なお国の方が来店します。最近は英語圏で無い方が多いので、身振り手振りでコミュニケーションをとっていますが、日本のフライフィッシングをうまく伝えられていると良いのですが・・。東京オリンピックに向けて店内表記も英語を増やしたほうが良いのかな?

その昔、沖縄に初めて訪れた時に飲食店のメニューが英語と日本語の並列表記を見て遠いところへ来た気分になれましたが、今や芦ノ湖も同じ状態なんですヨ。どこもかしこも外国語表記。

昨日はハーミット推奨の船宿であるうえ乃ボートさんから出船し、湖尻から箱根湾までグルっと周り、ボートフィッシングを楽しんできました。行かれたことがある人ならばわかる印象的な海賊船風の遊覧船は、今や平日とは思えない大盛況で人で溢れかえっています。それも8割以上がガイジン様御一行という有様。

そこそこ釣れたので昼食をしにうえ乃さんに戻ると、そのほとんどがガイジンさん。マスターの奥さんも手馴れたもので、外人さん相手に受け答えしているじゃありませんか。メニューもいつの間にか4ヶ国語表記になってました。

ハーミットも少なくとも英語ぐらいはきちんとマスターしたいと考え早20年以上、一向に店主のスキルは上がりません。観光産業右肩上がりの世の中で、ハーミットはなんとなく時代に取り残されている感じがした一日でゴザイマシタ。

春休みになったので子連れ釣行。愚息のレフティKは手にマメを作って潰すほど、1日中投げまくり。午後はシンキングラインの合わせも鋭くデッカイ奴をヒットしたけれど、大物の引きに慣れてないので見事ブチ切られてました。
本栖湖に引き続き芦ノ湖で偶然あったYさん。気温上昇が伴って爆超モード。一体何本釣ってたのかなぁ。
朝は水温がとても低くスローな展開でしたが、10時を過ぎた頃からポツポツ釣れ始め気がつけば12本の釣果。4月になればドラワカのシーズンです。
うえ乃桟橋付近は産卵を終えた公魚が多数。食われている個体もいましたので、少し早めにドラワカシーズンに突入しそう。
サイズは25〜50センチ台半ばまで。大きい奴は全て湖尻のキャンプ場コテージ前で午後にヒット。水温が上昇した時間がキーポイント。日々の移り変わりは、うえ乃ボートのスギちゃんに聞きましょう。綺麗なヒメマスも釣れましたが、写真を撮るのを忘れました。

「私を本栖へ連れてって!」

JR駅内に貼られている原田知世のポスターを見て懐かしんでいる人が多い中、「私を本栖へ連れてって!」なんて言う人は、女子はおろか男子もいません。夜明け前の富士樹海の道を毎週一人でひた走る管理人でゴザイマス。ま、仕方ないですな朝の気温はマイナス7℃だし・・。

そんな極寒の朝へ出陣し漢の浪漫を求めた釣り人は、私以外に3名ほど見かけました。不凍湖であるこの湖は、人間が死ぬほど寒くてもまだ水温は9〜10℃はある状態だから、魚には快適な状態。でも3投もするとガイドはガチガチに凍るので、その三投以内で決めたいところが本音。だって、寒いんだもん。もちろんそんなにうまく行くはずもなく、お目当の大物は今週もシャローレンジに一度も現れませんでした。

私にとって大物は4年に一度のオリンピックみたいなものだから、今年はこのまま何も無いかも?しれません。それでも大久保と長崎で良い魚が上がった話があるので、やっぱり本栖湖の大物をキャッチするのには、長い経験よりも強運が必要なんだと思います。初めて行った人がナナマル釣ったりするところですからね。

午後はなんとなく何もなさそうな雰囲気だったので、夕方をやらずに下道で帰りましたとさ。はい、国道で・・。渋滞に巻き込まれ5時間の苦行でゴザイマシタ・・。

最初の三投でご覧の有様。ロッドティップは水面へ突っ込む事で凍るのを防げるけれど、バットガイドは何回かに一度は手で氷を取る必要がある。
魚をキャッチして水切りするとこんな感じに凍る。車に戻って溶けると魚の匂いがし始めるのだけれど、なんとかならんのかなぁ。
6番のゾンカーであたっても掛からないので、フックサイズをどんどん下げて、10番まで落として掛けた、案の定ヒレ丸くん。今年掛けた放流魚のほとんどが胸ビレがないので、チョット寂しい。朝は同じサイズを2本キャッチ。
川尻側の冬期閉鎖ゲート。本栖湖で一番寒いのは川尻だと思います。
不凍湖といっても端っこは凍ってますヨ。午前10時半でこんな状態。

本栖人(夢追い人)

神秘的な本栖湖の紺碧に魅了された昨日の本栖人(もとすびと)は約20名。富士山を見ながら仕事を忘れ糸を垂れるのも良し。この釣りを苦行と捉えるのも良し。それぞれの釣りを終えると、そのほとんどの人が手ぶらで帰るのだが、それが普通の湖。しかし誰ひとり文句を言うものはいない。皆が秘めた思いは、”いつかはこの湖で夢の魚をキャッチしたい” それに尽きるのかもしれない。

昨日は朝暗いうちから先週と同じ順番で回る予定でしたが、入ろうと思うポイントは皆さんがいらっしゃるので、少しずつポイントをずらして釣ってました。釣果?いつものように坊主でゴザイマス。

書くことがありません、お後がよろしいようで・・・。

朝の気温はマイナス3℃。本栖湖らしい気温になってきたけれど、手が凍らないのでまだそんなに寒さを感じない。ベイトの反応なし、生体反応なし。先週の魚たちも姿を見せることがなかった。
12月に入ったので南岸の道路が通行止めになりました。なのでここ川尻が一番遠い場所。そして一番寒い場所。龍ケ岳側に入った人は何匹か釣ってました。
急深のポイントで釣りをしていると湖側に吸い寄せられてしまいそうな気分。そしてその紺碧を見ていると、湖だけれど映画『グランブルー』を思い出す。最深部は122m。
私の湖仙荘3点セット。信玄餅は誰にあげても文句は出ないので鉄板。かつては年券(¥8,000)で釣りをしていたけれど、今は年に7〜8回しか行かないので、日釣券に切り替えたのが18年前。中には山梨県の共通年券で釣りへ来られる方も。山梨県の年券を買えば、春シーズンに早川水系や本栖湖裏にある栃代川とダブルヘッダーなんてのもできます。
イブニングは烈風に耐えた時間で、朝方よりも寒かった。全身で受ける波しぶきはまるで海のよう。人生と同じで、上手くいかないものですなぁ。

出勤前の釣りは「人間の証明」ごっこをする

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね。ええ、夏、碓氷から霧積へ行く道で、谷底(渓谷)に落としたあの麦藁帽子ですよ。」

ホテルニューオータニを見ると必ず思い出すフレーズは角川映画の『人間の証明』に出てくるこのくだり。そして口ずさむのは、ジョー山中の♪Mama,Do you remember 〜♪である。人間の証明、野生の証明蘇る金狼野獣死すべし、当時の角川映画は好きで必ず映画館へ見に言ってましたなぁ。世代的にわからない人は無視してください。

ハーミットへ出勤する前に行ける釣り場は多々あるけれど、”そうだ京都、行こう”的な思い立ったらすぐに行けるのが、弁慶池である。小学生時代から慣れ親しんだこの池は、昨今の冬場はレインボートラウトを放流しているのはみなさんご存知? 夏はブラックバス、冬はレインボートラウトと、一年中釣りがきて電車で行ける手軽な釣り場、都民の味方デス。そしてビルの狭間にある皇居の外堀で釣りをするのだから、とてもローカルでありシュールでもあり、不思議な感覚が得られます。

ハーミットからだと九段下まで歩き、半蔵門線に乗って二駅。徒歩を含めてわずか20分ほどで着いてしまう手軽な場所。今年も11月下旬からレインボーを放流中。東京のど真ん中に住んでいるけれど、車をお持ちでない皆さんの選択肢として、一つお見知り置きを。

本日の朝はこんな感じでございました(釣り場の詳細はこちら)。

営団地下鉄・永田町駅で降りて7番出口へ。出口を間違えると国会議事堂に行けます(笑)
弁慶橋
7番出口の目の前は弁慶橋。中学生の頃、この橋の上からブラックバスを狙っていたら、後ろに走る路線バスをヒットさせた。もちろんランディングできずに切られた(笑)
弁慶池
弁慶池の水深は深くても2mはないので、シンキングラインはインタミだけで十分。私はお手軽インジケーターフィッシングで遊びます。
弁慶池
周りは見渡す限り高層ビルだらけ。でも、目線を下げるとビオトープが広がる。
特徴のある黄色い足を持つコサギ。釣れない私にエールを送りに来たのか?
出勤前の時間帯は水温が上がらず難しい感じ。でも、湖面に映る紅葉の黄色ぼーっと見ているだけて、今日の仕事は頑張れる気がする。
小一時間の釣りだったけれど、お魚さんはちゃんと遊んでくれます。このまま東京ドームにあるラクーア(温泉)にでも行って、帰りはどこかで一杯引っ掛けたい気分。でもこれから仕事なんだな。弁慶フィッシングクラブは冬季9時スタート、水曜日定休です。詳細はこちら。

デジャブ(本栖湖の思い出)

「そうこのタイミング、そろそろ食いそうだ。」
はてこの感覚、どこかで感じたような・・、もしかしてデジャブ?

いえいえそうではりません、先週と同じタイミングで同じ場所に入っただけ。龍ケ岳に陽が重なる頃に突風が数回吹き、それがおさまった後にゴツンというアタリ。まさしく最後の〆は先週と全く同じでした、最後だけね。

既視感(デジャブ)は通い慣れた場所では得られないけれど、忘れられない体験を再び感じたくて通う本栖湖。午後になるとロクマルサイズ以上が日に2本出た過去を思い起こして、同じコースを辿っていることが多いこの頃。あれは1998年だったかな?釣ったのは私ではありません。

ハーミットが始まった当初は年末に「世捨て人俱楽部・忘年会」というのを一泊二日で行なっていて、それは忘年会と竿納会を兼ねたような行事。当時の私は前乗りして本栖湖で試釣してました。その試釣している時に出会った大きなメスは岸から3〜4mのところを悠々と横切り、何事もなく回遊する貫禄のボディ。こりゃ明日は釣れちゃうな、とポジティブな戦略を立てることにした。本栖湖の大物は私的感覚だと左回りで泳ぐ。要するに釣りをしていると左から右へ向けて泳いでいくケースがほとんど。だいたい岸際を10mほど泳いだら沖へ行き、15分ぐらいするとまた同じ場所に戻ってくる。そしてクルージングは小一時間で終わる。そのタイミングさえ掴めれば釣れると私は思っているのデス。

その翌日、河口湖で宴会を終えた二日酔いの集団は本栖湖へ移動し、朝の釣りはゆっくりとした時間から。当時は日中でも放流ものはよく釣れたので、横並びで12名ほど入って釣りをしても、ほぼおデコがない感じ。皆が釣れたことで釣具屋の仕事は終り、黙っていた大物の回遊時間が間も無くだったので、ゆっくりとウェーダーを履き準備を始めた。

すでに私以外の人は釣りをしている訳だが、その中で当時流行り始めたダブハンを初おろしし、ぎこちないオーバーヘッドキャストをしている釣り仲間は良い位置でキャスティングをしていた。見よう見まねだけでやっているキャスティングは全然飛ばず、ラインが足元に固まって落ちるミスキャストを繰り返す。それを見た他の連中はその姿を揶揄していると、そのラインが突然走りだし大騒ぎ。強運の彼が捕えた獲物は見事な65cm。してやられた私は、羨ましさでいっぱいだったのでゴザイマス。しかし話はここで終わらず。

大物を目の前にしてより一層力投する仲間たち。すると横並びで釣りをする一人が更に一回り大きいトラウトを発見。「デカイ!、そっち行ったよ! と、点呼を取っているかのように次々に右へ右へと言葉がこだまする。右から3番目ぐらいの場所でウェーダーを履かずニーブーツでユルユルな釣り姿の彼は、その言葉が聞こえない様子。自分の釣りに夢中で何事もなくフライをピックアップしようとしたら、そのフライにまたしても大物が掛かってしまった(この話は最後にオチがあるのですが、話が長くなるので続きはお店で聞いてください)。本栖湖は初挑戦の人に優しく、そして魔物に取り憑かれたよう通い詰める私のような釣り人には、滅多に微笑んではくれないのである。

その思い出をたどり、もしかしてデジャブ的な感覚は訪れるのかも? と期待して、冬になると同じ時間同じコースにフライを投げ続けるこの20年。変わらないのは当時ニーブーツ姿の彼が乗っていた岩がまだそこにあること。そして変わらずに投げ続けている私。この二つだけかもしれない。

先週よりもちょっと雲はあるかな?朝の時合いは何もナッシング。陽が射してきて40くらいのヒレピンがフライを追いかけてきたけれど、その差は縮まらず。追いは一度のみでした。
釣り人、一本の杭になるの図。これも先週と同じですな。この場所で爆投していると、目の前の水面に落ちた虫を食いやがった。慌ててシンキングを投げるとびっくりして逃げるヒレピンレインボー。本日は風が無さ過ぎてダメだな、と感じた時間。
風がないのでサイトフィッシングに切り替えてドライフライをセッティング。あまりにもぺローンとした水面だと、たとえ見つけてもその距離が詰まらない。20mの距離があっても逃げちゃうし、フライラインの影でも逃げるんです。透明度の高い湖の宿命。ちなみに、ここ数年はサイトフィッシングがうまいことハマる日がありません。
こうしてのんびり景色を見ているだけでも良いんです、本栖湖は。溶岩帯にて。
溶岩帯の溜まりにバス君でもいないかと思いましたが、皆無。本日はベイトフィッシュがなぜか少ないです。
先週と同じ光景。ヒレ無し放流もの。でもロッドを絞ってくれただけありがたい。この後もう一本掛けたけれど、写真を撮る前にオートリリース。同じくヒレ丸でした。フライはウーリーバガーブラック#8丸呑み。写真で見るとダブルハンドですが、ロッドはマイクロスペイ。オーバーヘッドシングルハンドで振っています。
現在のプライムタイムは、朝は6時〜8時。イブニングは3時30分〜4時40分ぐらいかな?話に出てくる大物が2本キャッチされた日は、12月29・30日。私が釣った本栖湖最大魚は12/31だから、やっぱり年末年始はピークでしょう。