都会っ子の幼少期(今はなき豊島園でのフライフィッシング)

江戸っ子と言った方が聞こえは良いのだけれど、僕らは昭和生まれだから都会っ子と言った方が合っているのかもね。でも途端に『もやしっ子』に思われてしまうのでやっぱり江戸っ子と呼ばれたいのです。

私の実家はハーミットの近所で、遊び場と言えば皇居の外堀が僕らのフィッシングスポット。今だから言えるけれど、そのほかの釣り場は上野公園や東大の三四郎池、そして小石川植物園など、いずれも釣りをしてはいけないので、警備員さんと追いかけっこは茶飯事でした(笑)

そんな悲惨な都内の釣り環境の中、体育の日を境にオープンするのが豊島園のプール釣り堀であり、都会っ子がトラウトに会えるチャンスなのです。当時は流れるプールと波のプールが解放され、某ロッドメーカーの方なんかはロッドを試しぶりにきてたりして。今の方はなんでもかんでもリリースしてますが、当時はそのほとんどの人が魚を持って帰っていましたヨ。ま、管釣りと言ってもプールなので、最後は食べて上げないと無駄死にする事になりますから、それが正解な気がします。

あれから40年以上の月日が経った今でもとしまえんのプール釣り堀は健在なのは皆さんはご存知? 今はエサ釣り池が1番の人気でご家族連れの人で賑わっていますが、フライの人もちょこっと遊ぶにはもってこいの「電車でGO!」できる管釣り。

僕らがこの管釣りを楽しむのはこんな年末が多いかな。晦日はサクッと釣り納めをして午前中に切り上げ、池袋に出て昼呑みするというのが大人っぽいでしょ? 西武線の暖かいシートに揺られて向かう池袋までの間は寝落ちしそうな居心地。そして串焼きを食べてほろ酔い気分の帰宅路で、今年の釣りを振り返るのでした。

天気予報は大外れ? 雨は午後からと言っていたのに着いた途端にかなりの雨に見舞われて、寒さも手伝って釣りを始める前にめげちゃいました。
撮影者なので私は写ってませんが、レインウェアなんて持たずに出てきたので肩口はすでにビチョビチョ。そして投げても投げてもウントもすんとも言わないお魚。ヤベェ、晦日にタコリか?
タコリだけは勘弁なので、流れるプールへ移動しルースニングでトライ。しかし、適当に持ってきた管釣りフライではアタリがほとんど出ず、なんとか2本をキャッチと言う厳しさ。そんな中、爆釣する初心者Mさん。何使ってるの?と聞いたら「紫ですヨ。」とのアドバイス。ベテラン勢はタコリ寸前、しかし初めてまもない彼女は入れ食いとはどういう事?
紫のニンフなんて使う事ないから持ってないよ、と言いつつ念の為ボックスを確認んすると、息子がまだ餓鬼だった頃に巻いた紫の毛玉の様なフライがあった(笑) 試しに投げてみると、ありゃま本当に釣れるじゃありませんか。
その後は初心者Mさんの言う事を聞いて、ベテラン勢はオデコ脱出。いやぁ、ヤバかった。「紫のフライは一杯持っているので、私の使いますか?」と言われたベテラン勢の屈辱感たら、半端ないっす(笑)。ちなみに、イッパイと言われましたが、ボックスに刺さっていたのは2本でした(イチ、ニー、沢山なのか・・(笑)次回は絶対紫を巻いて行こっと。 その後は冷えた体を温める為に池袋で飲んだくれて帰りましたとさ。楽しい晦日。来年もコレで良いかな?

3時間×2本勝負

宮崎遠征に向けてやる気スイッチオンになり、毎日フライを巻きたい気分。ここのところ家へ帰ると毎夜Youtubeでサーフ・フライフィッシングの動画を見てモチベーションは80%越え。今年こそは何か爪痕を残さねば・・。

今秋に手に入れたお大物狙いのスコット18ftですが、出発1週間前にして未だそのグリップのフィルムを剥がず仕舞い。このままだと現地へ行ってぶっつけ本番になるので、いつもの栃木のカンツリーへ行こうと思ったら、いつの間にかスペシャルポンドがなくなってましたヨ、残念。お魚を釣りながらの練習をイメージしていたので、本流でダブハンを振る気になれず、ダブハン断念。気持ちを切り替えて、年明けの鯉シャブ(鯉釣りの後にしゃぶしゃぶを食べに行く)へ向けてロケハンかな。

秋の台風で埼玉県中央部の河川合流箇所では氾濫した場所が多く、気にはなってはいたけれどその後の塩梅も知りたいのもあり、昨日はいつもの鯉スポットへ出掛けた次第。

案の定、河川は至る箇所でまだ工事中。流れも大分変わってしまい、お魚さんは大丈夫かな? 邪魔にならぬ様に工事の無い場所に入り、まずは拝みながらのパン巻きの儀式。最初はドバッと撒いて、その後は間隔をおいて撒いていく。10分が過ぎ20分が過ぎても何もなし・・。仕方なくポイントを変えて同じ調子で撒いていく。結果、一斤に3時間かけたパン撒きの儀は虚しく徒労に終わりました。この場所で初の完デコかな。今後が心配・・。

持て余した時間を必死に考える私。朝霞ガーデン二連チャンはブログのネタ的にもつまらないし・・・。で、思いついたのがフィッシングフィールド川越(FF川越)。僕らからすればこれを川淡(かわたん)と呼びます。

一昔前、埼玉県南部の管釣りと言えば、朝霞ガーデンと二分して川越淡水魚センターが東武東上線の新河岸にありました。それは新河岸川のほとりにある小さな管釣りで、湧き水が豊かだったのでとても水が綺麗で水藻が生えていたのが印象に残っています。その管釣りが河川の区画整理でその場所が使えなくなり、場所が移動して復活したのがFF川越です。とはいえ、場所は川越よりも北にある川島町に移動したので、移動には1時間を要しました。

このFF川越のオススメ所は今でも3時間¥2,000で楽しめるので、チョコっと遊ぶにはうってつけの場所。定休日は木曜日なので、金曜日に間違って朝霞ガーデンへ行ってしまった人はココを思い出して移動するのも一つの手です。

大きさは50m×25mくらいかな?ほぼ長方形のポンドに水車が一つ。水深はあまりありません。水はささ濁りで秋〜5月くらいのシーズンがオススメです。私はと言うと到着した時間を考えると3時間ほどしか出来ないので三時間券を購入し、本日3時間勝負の2本目。しかし久々の釣り場なのでパターンは全く読めず、フライの残骸を使い6本で終了。でも慣れている方は私の数倍は釣ってました。

今週もユルユルの釣りでしたが、いつもと違う事をすると刺激があって良いものです。さてと、来週の準備に入るかな。結局スコット18ftはぶっつけ本番になりました・・・。

釣り開始の前に橋下を覗くと、居るじゃないの! と思ったら、その大半はニゴイでした。台風で流れちゃったのかな?いつもの1/3もいない感じです。
下流部はオレンジ色のテープで仕切って工事中。全体的に流れが少し早くなった気がする。
いつもの様に超熟をフライと同じ大きさにカット。多さにして2×2×1cm位かな?1斤を切るのに30分以上かかるので、事前にやっておく方が良いかも? 結局このパンにチェイスした鯉は1匹のみ。そのチャンスは全く活かせず。
フィッシングフィールド川越はこちら。高速を使った場合は圏央道川島ICになります。私は川越で仕事をしていた事があるので下道に慣れてますが、都内からずっと下道はチト辛いかも。(*現在はルアー専用の管釣りになりました)
全体像を写そうと思ったけれど、意外と人が多いので、ちょっと変な写真になりました・・。
お魚はレギュラーサイズのレインボー中心。早いアクションには反応しなかったので、インジケーターの釣りが一番良いかも?

車の休日

11月の釣行は雨続きだったので、車はずっと湿っぽい感じ。そして12月に入って久しぶりのお日様を見たけれど、ランカーシーバスは終息に向かい、本栖湖は今季目標を達成した感があり、釣行スイッチは未だ入りません。最近は週3回ペース釣行が続いたので釣りは一休みし、昨日は車の休日としました。というか車内のお掃除ね。

私の場合は海から渓流そして湖と、どこへでも行っちゃうのでタックルの種類が多いために車内の乱れは半端ありません。流石にロッドとリールは高額品なので毎回車から降ろしますが、ニーブーツやらレインウェアとシュラフ、そしてライジャケとベストなどが積みっぱなしで、11月の雨を吸った匂いの張本人をなんとかセネバ・・。

そもそも何故に家へ持って帰って干さないの?と言われてしまいますが、自宅マンションが外壁工事をしているので遠い駐車場に移動されている為、雨の日に荷物を持って帰れなかったので、たんまりとそれらを溜め込みました。

さて、せっかくの青空の下なのでキャス練をやっている秋ヶ瀬でも行って干そうかと思ったけれど、台風の影響でいまだに閉鎖中。そこまで車で来てしまえば、その後の行先は決まった様なものです。はい、お察しの通りです。

朝霞ガーデンでシュラフを干してみる人なんて初めて見た(笑)自分のことですが・・。このノースフェイスのシュラフは30年以上の付き合い。なんでも物持ちが良い人なもので、このパジェロ も間も無く18万キロ走破。
レインウェアだけで上着3着、下が2着、そしてベストが3着という具合。ランディングネット も3本刺さってます(笑)。フライボックスを数えたら18個ありました。ちなみに潮まみれのラインバスケットは一度も干してないので、潮をふいて真っ白け。
3時間の遊漁券を買って釣り始めたのは1時間後。平日の夕方は人が少なくて快適です。とりあえず沈めて釣って、その後は巻くだけ巻いて使ってなかったオレンジ&パートリッジでスイングの釣り。その後はドライフライを楽しみました。
結局釣りをしたのは1時間足らず。10数本も釣れば満足なので、ビール恋しさに早あがり。ゆるゆるな休日もたまには良いものですね。今月はオオニベに向けて最後の全力疾走。それまでタイイングの日々ですが、その最中は妄想でオオニベが釣れています(笑)。釣りって楽しいなぁ。

結果、癒されたのか?(神流川 C&R区間)

全国一般解禁と共にまだ寒く冷たい水にも関わらず、溜めていたパワーを吐き出すかのように情熱と言う釣り糸を垂れた渓流釣り師の週末。私も御多分に漏れず、3月最初の休日はやっぱり川に立つのです。

前夜にその為のフライをせっせと巻いた訳ですが、最初はおデコになりたく無いのと、久し振りに釣りへ行くと言う仲間の釣りリハビリを兼ねてのお魚が絶対釣れる鉄板釣行へ。そこはC&R区間を持つ釣り場だから魚はウヨウヨいる筈。前夜までの雨が少し気になるけれど、「問題無いでしょ。」と言うポジティブシンキングな私。こんな時期だし、釣り場へは10時に着けば良いかな。

タックルを用意して待つこと30分。ライズはほとんど無く、虫の流下なし。数分に一度起こるライズへ#20を投入するも無反応。次に#22そしてさらに小さく。最終的には滅多に使わない#26に10Xまで落として掛かるヤマメちゃん。「今日は入れ食いダゼ!」なんて煽っておきながら、大苦戦する私。

いっぱい釣ってC&R区間を早々に後にし、観光でもしようかと目論んでいたのに、そのシビアさから陽が大きく傾くまで釣りを楽しんだとさ。今回の釣りで我々は癒されたのでしょうか?れともストレスを抱えてきたのかな?

昨夜の快眠と今朝の心地良い疲労から、察して知るべし。

ユスリカミッジ
前夜までに巻いたミッジは#20〜#22。これじゃ反応が悪いんですな、困ったもんだ。
花粉症の季節
3月初旬の景色はまだ寒々しく、しかし車のボンネットは真っ黄色になるほど花粉が凄いんです。薬飲んでおいてヨカッタ。
ウグイ(ハヤ)
ライズが少ないものだから、友達はニンフゴロゴロ。やっちゃいましたね、グイウー様。でも私はグイウー様は嫌いじゃありません。釣れない時に癒しのアタリをくれる愛らしい奴。
ミッジの釣り。
結果、私はドライのミッジで5本釣って終了。一緒に行った友人は、後半は小さなニンフで入れ食いになってました。
老眼のでは見えない。
小さなニンフをドボンして友人が釣ったヤマメさん。写真を撮って後で気づいたけれど、魚の目のあたりにあるこんな感じのユスリカピューパが流れていたんですね。老眼ズは現場で気づけないんですなぁ。

10分で5本(朝霞ガーデン)

ここのところずっとそうなんですが、「とうとうやっつけました〜!」みたいな破壊力があるすごい魚を釣ることがなく、スカッとするブログが書けないんです、スミマセン。あ〜釣りたい、そんな魚。

私は基本的に週一の火曜日だけがお休みなので53日しか休めない計算。それに出勤前の釣りと出勤後の釣りをプラスし、さらに遠征のお休みを頂いて年に約90日以上の釣りをしています。休みはほぼ全て釣りに費やしているので、全く釣りをしていない本当の休みは正月の二日間ぐらいでしょうか。釣りを続けているせいで健康らしく医者いらず? この10年は二日酔い以外で寝込んだことはありません(笑)。なので、どうしてもやらねばならぬ用事は出勤前に済ませたりしているのですが、昨日はそう言った類の野暮用優先の日。

午前中にその用を済ませて何処かへ出掛けるつもりが凡ミスで出来ず。さらに車の一年点検を出すのを忘れていたので慌てて整備。全てが終わりようやく釣りに行けるようになったのが、夕方4時過ぎ。気持ちは釣りへ行く気が満々だったので、こうなったら意地でも竿を出してやろうと向かったのは朝霞ガーデン。でもこの時期は5時で終わりなんですね、知らんかった。

朝霞ガーデンの社長に笑って送り出して頂き、ロッドをセットして釣り始めると時計は4時45分。そして4時55分には帰りましたとさ。これも今年の釣行1日分です。なんだかなぁ・・。

その10分間で釣った5匹の釣果のうち一本はサクラマス でした。ちょっとだけ嬉しいお魚。そして今年も遡上したサクラマスに出会いたい。
散々な1日は最後まで続き、実は車にシングルハンドが乗っていませんでした、ガックシ。仕方なく日曜日の練習で使っていたマイクロスペイでお魚を釣る羽目に。ちなみに最近はフライが巻く時間がなく、実弾(フライ)が減る一方なので今後の釣りが心配。あ、関東は雨が降ってないので、今年の渓流もちょっと心配・・。

ダブルヘッダー

「この後帰ってど〜すんの?」的はな発言があり、三連休という事もあり体力があり余る組はまだ釣り足らない様子で、もうひと試合楽しもうという事になりました。時刻はすでに夕方の5時を回っている。この時期にイブニング釣りがある筈もなく、さぁどうする?

そして出した答えは池袋駅に出てV字ターンでとしまえんへ行き、管釣りを終わりまで楽しもうでないの、という案。でも持っているのはパンフライオンリー(笑)ま、なんとかなるでしょう。東武東上線の準急で池袋へ出て、西武池袋線の練馬方面へと飛び乗った僕ら。その電車の中で再度としまえんをググり営業時間を確認すると、この時期は7時には閉店してしまう事がわかった。すでにこの時点で夕方6時近く。もう練馬駅へ着いてしまった。

としまえんフィッシングエリアのHPの下に『つりぼりカフェ、キャッチ&イート』というリンクがあるのはご存知?偶然にもというか知ってはいたけれど、そのカフェは練馬駅にあるので、急遽そちらへ向かう事に。私は初体験の場所です。

駅から程なく近い場所にあるこのカフェは、釣った魚を美味しくいただきましょうというカフェで調理してくれる。対象魚はホンモロコ。イメージがつかない人は関東のクチボソをイメージしてください。別の魚ですが雰囲気はあんな感じで一回り大きい琵琶湖の固有種です。どのように入手しているかを聞いてみたところ、養殖モノで中国地方から仕入れているそうな(養殖量は埼玉県が一番の様)。あれ、この魚を食べた事あったかな?思い出せない・・。

そして始まった第二ラウンドは1時間の内の20分間勝負で、誰が一番釣るかを競争する事に。エサ釣りならば負けられぬと意気込んだ私ですが、見事敗退でビリでしたので、皆さんにお酒を一杯づつ振る舞いましたとさ。

肝心のその魚の味ですが、とても香ばしくクセがなくワカサギよりも美味しく感じた次第。1時間の釣りで5匹しか食べられないのは残念だけれど、また来る時の楽しみとしてその味を噛み締めて帰りました。そうそう、9名いれば貸切りできるみたいなので、今度は貸し切って皆と競争してみようかな。

大きなリュックは長靴と釣り道具、そして小脇にロッドを持つ鯉しゃぶ隊。外はもう真っ暗でも、遊びは続きます。
さて、何を飲もうかな。すでに鯉しゃぶの会で飲みすぎな僕らは出来上がっていますので、濃いめのジントニックを注文。
小さな丸いプールの中にホンモロコが同じ方向を向いてグルグルと泳ぎ回っている。釣るのは何匹釣っても構わないのだが、食べられるのは5匹まで。フラシにそれ以上入れても食べられません。
6時スタート7時終了の1時間縛り。そのうちの20分を使って、よ〜いドン。こういった釣りは無駄な時間を省くことが有利。でも老眼’sの私は小さい鈎に餌が着けれれません・・。
水深は80cmほど。餌は練りエサで、すでに丁度良い大きさの粒になっており、それを一粒つけるようになっています。
仕掛けは胴突き仕掛け。黒糸の幹糸に枝すで5cmほどのハリスに小さな袖ばり。竿先にブルブルと来たアタリをあわせてご覧の通り。
1時間を真剣にやって一人55〜65匹。およそ一分に一匹釣れる計算。いやぁ絶品でした、ホンモロコのフライ。
負けた私は二杯目のお酒を皆に振舞うのでした。ちなみにメニューはこれ以外に色々な缶詰が置いてあり、それをアテに飲む事ができます。『つりぼりカフェ・キャッチ&イート』のHPはこちら。よくみたら昨夜の僕らが写ってますね。

無計画(小菅フィッシングヴィレッジ)

相変わらず釣りばかりして皆さんの気持ちを煽っている管理人です。流石に疲れてきたので昨日は出勤時間に出陣した無計画の釣り。本当は早起きして本栖湖へ行く予定でしたが、水位が依然下がらないので私の釣りスタイルが成り立たないため断念。なので信号のタイミングで関越自動車道へ乗ることにしました。

関越だったら神流川C&Rの情報を取りにしようかなと思いその気でいたけれど、高速を走り始めてハタと気付いたこと。そう、神流川C& Rは火曜定休なんです。私が神流川へあまり行かない理由はそこにある事をすっかり忘れてました。仕方なく気の向くままハンドルを圏央道に舵を切り、午後だけでも本栖湖へ行こうと思いましたが、何を思ったか青梅ICで降車。峠が私を呼んでいる気がしたんです。

私の実家から青梅街道はまっすぐの道。学生時代はロッドを背負いオートバイで奥多摩へ良く行ったものです。僕らの世代でバイクを乗っている人といえば暴走族かローリング族のどちらか。私はその後者の方で、峠道を楽しみながらさらに釣りをするというもの。ナイターバスフィッシングをして朝方家に帰り、そのまま学校なんてのもしばしば。今も昔もその生活はあまり変わりません(笑)

思い出のカーブをマニュアル車でなぞってはみたものの、やっぱりオートバイの様な風と加速が感じられられないので少し味気ない。その爽快感は劣るけれど、鮮やかな紅葉が手伝って走る気持ち良さはありました。

奥多摩湖を登りつめてたどり着くこの時期の釣り場は小菅川C&R。でも入漁証を買って何か違和感を感じたのは、半日券なんてあったっけ? 帰ってからわかったことですが、下流側をやれと言われてなんか変だなと思いましたが、この場所は釣りをする時期によって釣る区間が変わるんです。いつもはめちゃくちゃ寒い1〜2月に訪れるので今回釣りをした場所を含めてC&R(冬季釣り場)なんですが、11月中の今は管釣り(小菅フィッシングヴィレッジ)なんですね、失敗。でもね、管釣りと言っても特別魚がたくさんいるわけでもなくその区別はほとんどないのでやっていることは一緒です(魚が持って帰れるかどうかの差かな)。

無計画での行動はハプニングの連続。でも結果釣りよりもその行程で思い出に浸れたので、良しとしますか。奥多摩は秋真っ盛りです。

12月からはこの下100mくらいが最下流部になります。
冬の小菅川と言えばミッジの釣り。フックは22-24番でティペットは9-10X です。ティペットをきちんと沈めれば、ミッジドライへの反応が格段に良くなります。
基本C&R 区間の大半は段々畑で釣り易くなってます。まぁ、管釣りだと思ってください。
12月からはこの場所で入漁証が買えます。今はこの場所で買うと管釣り料金になっちゃいます(笑)

HMT・BBQ親睦会2018(リヴァースポット早戸川)

このバーベキュー親睦会は今まで色々な所でやってきました。古くは王禅寺や鹿留(東電時代)、奈良子など、年を追うごとに規模が大きくなったので、現在のリヴァースポット早戸川に落ち着いてます。今年はと言うと昨年よりは参加者は幾分少なめでしたが、それでも少数スタッフでやるには結構大変です。

ここ早戸川で行うのももう6年目になるかな? 作業はタープの設営、試投ロッドの展示、BBQのための下準備、賞品展示などあるのですが、最近は手慣れた参加者が後片づけを含めて手伝ってくれるのでとても助かっております。

午前中は初めてフライフィッシングを楽しむ方のワンツーマン指導やキャスティングスクール、そしてメーカー様からお借りした試投用ロッドがずらりと並び、みなさんそのロッドで実釣したりキャスティングなど。いやぁ、初めてのFFを楽しまれている皆さんの笑顔は素敵です。

そして午後は恒例のワンフライトーナメントで、優勝者は1時間1個のフライで14本。ウイニングパターンはサイトニンフィング、カラーはイエローのフライを使ってました。

今年も事故もなく無事に過ごせたことに感謝。何よりも毎年多くのメーカーさんのサポートがあってこそのイベントです。今年もご協賛メーカー様に深く感謝している次第です。

ご協賛メーカー:マーヴェリック様・キャップス様・C&F様・E&E様・アングル様・キャナル様・ティムコ様・ハーミットのお客様・他

初めての釣りがフライフィッシングからスタート。虫エサを使わないから女性でも手軽に入門できるフライフィッシング。
我らのシェフであるベースキャンプの岡野さんは下ごしらえが終わるまで釣りが出来ません(泣)
キャスティングも綺麗に決まり、本日初めてのフライフィッシングなのに、ドライフライで爆釣してました。ムッチーはランディングマンとして大忙し。
各メーカーさんから試投ロッドお借りしましてご覧の通り。エピックとスコットFSシリーズの個性の違いがよく分かりました。GSはすでに人気者。そして新しいウインストンピュアのしなやかさをみて、この冬にどれを購入するか皆さんは悩みどころ。
試投とは名ばかりで、実際は新しいFS ロッドで皆さんで実釣です。見てくださいこの曲がり。実際に魚をかけて見たくなりますよね。FSのインプレッションは後日ブログにてまた書きます。
親父の背中を見て大きくなる子の図。昨年よりもひと回り大きくなったお子さんは、釣りも上手くなっています。
今回はタープを挟んで両サイドに人が別れてしまったので密度が低い感じですが、例年より少しだけ少ない集まり。集まりすぎると収集がつかなくなるので、上限は40名だと感じています。
ワンフライトーナメントはトーナメント前に実際に使うフライを見せ合います。すでにフライロッドにセットしてしまった人がいるので、刺さっているフライが少ないですが、優勝パターンは矢印のフライ。
ワンフライトーナメントは1個のフライを使い1時間でどれだけ釣れるかを競います。ただし、入門者が勝ちやすい様に、入門の人にはたくさんのハンデがありますので、だいたいポイント数は同じぐらいで戦えます。
そうは言っても釣る人は釣るんですね。3位の人はドライフライで2位は引っ張りニンフ。1位はサイトニンフィングで14本をキャッチ。優勝者にはラムソンのリール・サントリーの山崎・BBQグリル、その他多数商品が送られました。また、参加賞もたくさんありましたが、今回の参加賞の目玉は1個¥500以上する富有柿です。今年も多くのメーカー様にご協賛いただきまして、本当に感謝いたします。

冷たい川で足がつる(東子持漁協・冬季釣り場)

渓流の開幕と共に河原を何キロも歩く様になるので、私は毎年3月の最初だけ足に筋肉痛を覚えます。そして渓流のシーズンが終わると途端に歩く距離が短くなり、ふくらはぎは運動不足状態。なので秋から初春までは体力の自己管理を考えなきゃなりません。渓流シーズンが終わった途端に歩かなくなった、というのは皆さんの中にもいるんじゃないかな?

さて、この軽い筋肉痛で起こりやすいのが足の痙攣、というか”足がつる”という状況です。釣りの帰り道で「足がつった」という状況はありませんか?私の場合は車がマニュアル車なので、帰路の運転中にクラッチペダルを踏んだ瞬間に足がつった経験が数度。あまりの痛さにどうすることもできず、その激痛に耐えながら運転することがあります。昨日の高速道路上はまさにソレで、右側車線を走っていたので車を止める訳にもいかないしね。

その原因をググると、中高年は軽い筋肉痛になるぐらいの運動がきっかけでなるケースがあるとか。私が釣りの帰りになるケースは、足首の締めつけ過ぎ(冷え防止のために靴下を何重にも履いた為に足下に血が行かない状態)や水分やエネルギー補給(食事)の忘れ、あるいは腰にホッカイロを貼る予防などを忘れると起きるのです。昨日はその三つを全て忘れてました。ま、秋のこの時期に水温の低い川へ長時間浸かる事があまりないので、そんなこと忘れちゃってたいんですね、反省。

皆さんも釣りに夢中になりすぎて、運転中に足がつらない様に予防を心がけてくださいまし。そうそう、昨日の釣りは皆さんの気持ちを煽るための情報とりの釣りで、坂東子持漁協の吾妻川へ。今年もハコスチの季節です。

状況をいうと、ハコスチ専用区であるC&R内の状況はあまり芳しくない感じ。本流の水温は少し高く、放水口よりも下流の水質は青々しく冷たい水。魚は散っておらず本番はこれからといった状況で魚の数も少なめ。C&R内への放流は毎月始めとの事なので、皆さんは11月初旬を目指して行ってくださいな。ここのC&Rは100%ハコスチの放流です。

吾妻川のハコスチ
一緒に行った仲間はインジケーター無しでスイングの釣りでガツンと一発。フライはビーズヘッドマラブーのブラックです。
どうやら底の障害物前に居るらしく、底の状況を探りながらの釣り。時合いは10時半までで、その後はパタリと何もなし。
ハコスチを釣る
私は時折ライズするヤツを見つけて、その周辺へニンフを投入してヒット。でもあとが続きません。魚のサイズは50-55といったところ。
後半はC&Rを外れて下流へ。サイトで魚を見つけてニンフを投入。
ドナルドソンとハコスチの川
そのニンフをパクリと咥えた個体は釣り人の手中へ。ちなみにハコスチじゃないその他ドナルドソン鱒のことを持ち帰り用(食用)なので、通称「頂き鱒」と言うらしいです。これには笑っちゃいました。

秋の陽射し(朝霞ガーデン)

というか、本当に秋の陽射しなの?と問いたくなる先日の日曜日。外気温は30℃越えの中、10月はカンツリーボーイになる私は息子を従え朝霞ガーデンへと行って参りました。

私が朝霞ガーデンに行き始めたのは今から35年位前のこと。それ以前の都内近郊の管釣りと言えば豊島園で、冬にプールを解放されるぐらいしかなかった時代。朝霞ガーデンは丁度エサ釣り中心からルアーフライエリアに変わったので、釣り仲間と行き始めたのがその頃。

当時は手前の池が解放されていて、奥は餌池と鯉池だったかな。さらに奥はガマの穂が立ち並ぶ荒地でライギョが住んでいた沼地。無論コンクリートなんて引いておらずの泥道。対岸の家もまばらで雑木林があり、そこから落ちてくる虫をレインボーはついばんでいたのを見つけてドライフライで楽しんでました。そう、当時の平日は僕ら以外なんて誰もおらず貸切状態。

それが年を追うごとに人が多くなり、コンクリートが引かれ池が増えて今の形になった。バブル絶頂期のピーク時には恐ろしいほどの人が訪れ、駐車場に車が入りきらず、臨時の警備員に隣の公園へ誘導されたほどである。その時代は朝霞ガーデンで釣りをするのに整理券をもらって順番待ちをした程の人混みだったが、その景気はわずか数年であったと記憶している。

あれから何十年も経ち、さらに管釣りブームもひと段落。そしてフライフィッシャーマンは高齢化になり、近くの管釣りに集まりだすかと思ったけれど、今や日曜日に訪れてもそれほどの混雑も無いフライ専用池。フィッシュオン・王禅寺のフライ専用池が半分になってしまった様に、朝霞ガーデンも夕方からルアーの人々にも解放されている。

フライフィッシング人口はもはや減少の一途。このまま消滅しちゃうのかなぁ?そうなったらハーミット消滅でしょうな。そんなカウントダウンにならない様に、日夜頑張っている次第です、ハイ・・・。

空の青は秋っぽいけれど、30℃越え。写真に映るルアー池は、昔のコイ池があった場所だと思う。餌池隣の駐車場もなかった気が・・。写真にある駐車場あたりは当時は荒地。なのでフライ池や2号池なんてのは、人が多くなってきてかなり後に出来た池なんです。
暑さに耐え管釣りを楽しむ息子は年に5-6回の釣りだから、一向に上達せず。でもこの歳になってもオヤジに付いて来てくれるのは、ちょっと嬉しいかも。
冬のフライ池。この周辺は昔は雷魚が普通に釣れたけれど、今は何処へやら。周りの住宅もいつの間にか多くなって綺麗になってますな。