ダンディなエンリコミノーは櫛を入れて使うフライ(ボートシーバス)

私は休みというお休みはほぼ釣りへ出向いているので、家でじっとしている日は無いに等しく、何事も野暮用は出勤前に済ませてしまうようにしている。散髪はお洒落なんて言葉から程遠い状態で、ハーミットを始めてからというものの俗に言う千円カットの様な安い床屋で済ませてしまう。昔はその千円カットで髪を切ると使い捨ての櫛を「お持ち帰りになりますか?」と尋ねられたので、それを必ずもらってましたよ。何故かって?フライフィッシングはとかく櫛が必要なんです。

私がソルトウォーターでよく使うエンリコミノーはご周知の通りエンリコファイバーを使用した大きめのミノーパターン。このフライはマテリアルに適度なコシがあり、軽くて大きなフライを作れるのがその特徴。タイイングの仕方は以前YouTubeにも載せましたが、少し大ぶりにざっくり作った後でそのシルエットを整えカットする方法。やっていることはまるで散髪屋さんと同じでありタイイングに櫛は必須アイテムなんです。もらった使い捨て櫛はこのタイイングで活躍するのです。

それともう一つ、櫛は釣り場でも使います。おろしたてのエンリコミノーを使い魚がヒットしランディング。フックを外すとそのフライの姿は強風に煽られて髪を乱されたロン毛の兄ちゃんの様。フックに長髪が絡まり、その状態ではフライの動きがおかしくなるので櫛を入れて元通りにし、イケてる兄さんに戻ってもらうために櫛を使います。この櫛を入れる作業を続けていると、イケていたお兄さんは魚を釣る度に毛が薄くなるので”おじさんフライ”になり、やがては毛がほとんどなくなる頃には針先も甘くなり、お役御免となるのです。ま、そこまでフライを使ってもらえれば本望ですな。

さて、昨日の夜(今日の朝)はシンプルにエンリコミノーだけで勝負。フサフサだったマテリアルはやがて抜け去り、数時間にしてお役御免となりました。そんなエンリコミノーのシーバスフィッシングは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

シークロのリュウちゃん
この秋シーズンになって三度目のシークロフィッシング。今回のキャプテンはご存じリュウちゃんです。11月は無休で働く季節労働者の彼は、来週の今頃は働き過ぎで死んだ目をしているでしょう。
シーバスフィッシング
今回は潔くロッド一本にエンリコだけを持って乗船。なのでコノシロ撃ちをせずにストラクチャー打ちのラン&ガンの釣りスタイル。最初のポイントに着き3投目で同船のOさんがいきなりロッドが絞り込まれる。そしてそれが水面を割って出た。デカッッ!
80センチ弱のシーバス
ロッドを絞り込む暴力的な引きに耐えて上がってきたそれは80センチ弱の大物。それはそれは見事な魚体でした。それを見て興奮する私ですが、な〜んもありません。
ボート移動
ま、そのうち釣れるでしょうと鉄板ポイントへ移動するも、お魚の姿なし。あれま、今日はあれでお終いか?なんて思っていたのですが、沖へ出た途端にそれは一変するのでした。
入れ食いシーバス
風は北風数メートル。潮が効き始めた海は俄かに活気だちボイルが始まる。それにキャストすればガッツーンと夏シーバスを思わせる強い引き。幾度となくダブルヒットが続く無限モード。魚のサイズは平均すればほとんど60アップで、55〜65センチのサイズが次々と釣れるのです。この間私はず〜っと1個のエンリコミノーで釣り続けました。
シーバス
今思えばボガグリップがバッグの中にあったのに、それを使わず何度も素手でシーバスを掴んで記念撮影などするものだから、指はズタボロに・・。左手人差し指は皮がベロ〜んとめくれてしまいました。痛々しいけれど、そのチクっとした痛みを感じる度に釣れたシーバスを思い出す訳。
ヒラスズキ
潮の効いた真っ暗なポイントではヒラフッコがヒット。いつかこの横浜の海で80アップのヒラスズキを釣ってみたいものです。
エンリコミノー
エンリコミノーの途中経過。すでにイケている若者から中年のオッサンになりつつある状態。フライは一回り小さくなってしまったので、3/0のフックサイズがやたらと目立つ。
フィッシュグリップ
最近ではいろいろなフィッシュグリップが売られているけれど、重さを測らないのであれば、こういったタイプの方が断然使いやすい。ボガグリップはやたらと重いですし、無くした時の痛手が半端無いっす。
シーバス
かくしてエンリコミノーはその姿がほとんど毛が無くなるまで釣り続けましたとさ。その結果、手は痛々しい傷だらけになりましたが、本日は心地良い疲労感の中でお仕事を頑張っています。

秋シーバスはご機嫌斜め(爆風に見舞われた横浜港)

日増しに寒さを感じる夜になると、「そろそろランカーサイズが動き出すかな。」なんてポジティブな気持ちになってくるのは私だけではない筈。僕らはランカーに恋するランカーバスターズ。ランカーシーバスに思いを寄せて、釣りへ行けない日にはバイトシーンを想像しながらエンリコミノーやビースティーチェンジャーをニヤニヤしながら巻くのです。

シーバスのフライ歴が長くなるとそのフライの残骸は凄まじい量でして、一度使って壊れたものはお店のロッドラックの上に放置されます。巻き方のパターンが分からない方にはその壊れた歴戦のフライたちをサンプルに差し上げていますが、それ以外にも船上に持ち込むバッカンの底にも沢山溜まっていたりして。でも、この歴戦の勇姿たちの中にはビースティチェンジャーなどの大型フライがありません。その理由は大型フライはオープンウォーターでひたすらキャストを続けるので、根掛かりやストラクチャーに引っ掛ける事がないのでフライが壊れないのです。魚を釣った場合に壊れてしまうケースが稀にあるのですが、70アップ以上のサイズはそう沢山は掛かりませんから、フライが駄目になってしまう事が少ないんですね。

またビックベイト(メガフライ)を一つ作るのに大体1時間くらい掛かってしまうのでので、その労力から簡単には人に上げることはできず。大物をキャッチして壊れたものは再利用(マイナーチェンジ)して使おうと企む訳です。そのおかげで20センチ前後ある大きなフライは減るどころかひたすら増え続けているのが私のフライボックスの現状。

気持ちはそのメガフライを投げまくってランカーサイズを釣りたいのですが、コノシロ好きシーバスはまだ集結量が少なく、私のスイッチロッドは未だ眠っている状態。この後いつランカーサイズが爆発するのかを予想しながら私のフライたちはまだ息を潜めています。

先だってまた横浜の海へ出掛けてきたのですが、ランカーの気配はまだ遠く、爆風に翻弄されながら釣りをしておきましたとさ。そんなシーバスの様子は以下の通り。

現在の状況が知りたい方、またはお暇な方はその様子をご覧くださいまし。

シーバスフライの残骸
ハーミットのロッドラックの上にはこんな感じで、歴戦のフライたちが無造作に置かれています。もちろんトラウト用のフライもあるのですが、シーバス用のフローティングミノーは5本も釣るとボロボロになってしまうので、他のものよりも圧倒的にその残骸が多いんです。
横浜のシーバス
そろそろ大物狙いのシーバス便かなと思って予約したのですが、爆風で釣りをする場所が制限されてしまい、今回は風裏を探しての釣り。そのため行きたい場所へは行けず、シーバスのサイズが上がりません。
シーバス
狙いはランカーだったので、真夜中の数釣りではなく、夜明けの時間を挟んでの時間帯の釣り。しかし、明るくなるにつれて爆風はさらに強くなる一方。
シーバス・シークロ
今回もシークロのリュウちゃんがボートキャプテン。風裏探しに苦労してました。今回は3名乗りで爆風にて交代しながらの釣りになりました。
横浜の海
夜が明けて狙うのはタンカー周り。この日は北東風だったので、風が吹く方向に付けられたタンカーはこんな感じで凪いでいる状態。しかしフローティングミノーに飛び出てくるシーバスはオチビちゃんばかり。
タンカー撃ち
風があたる面のタンカー周りは立っているのがやっとという程のシケ状態。風は真後ろから吹いているので、バックキャストが潰れてとても投げにくい状態でタンカーの隙間の奥の奥へフライをキャストする。
シーバス
タンカーの隙間で最初は50センチぐらいのが釣れたのですが、連続して同じポイントを狙い続けると、シーバスのサイズがここまで落ちました。最終的に数はまあまあ釣れたのですが、行きたい場所へ行けずに全体のサイズは前回よりもダウンしてしまいました。ま、こんな日もありますわなぁ。
フライタックル
という事で無事終了し、桟橋でリールの潮を洗い流す僕ら。シーバスに魅了されると道具はどんどん良いものが欲しくなってしまい、結果ハーミットのお客様はティボーだらけとなるのです(一部ハッチ)。ここにあるロッドとリールで軽自動車の新車が買えちゃいますなぁ・・。

秋のシーバス祭り開催中(横浜港沖のフライフィッシング)

一昨日、横浜の海へと繰り出したら思っていた以上に釣果があったので「秋のシーバスまつりや!」なんて叫びながら釣りをしていたのですが、その時に「ヤマザキパンのパン祭りって今でもやっているのかな?」なんてふと思いました。先ほどググってみるとそのパン祭りは1981年からスタートし今年も行っているので、もう44年も続くイベントになっていました。それもそのプレゼントは一貫して白のお皿(フランスのデュラン社製)。Wikipediaによれば今までに5億枚が配布されているというのも驚き。

それにしても人間の記憶というものはいい加減なもので、パン祭りは私の中では秋だと思っていましたが春だったのですね。まぁ、応募をしたことがない私のいい加減な記憶の中の印象に残ったTVコマーシャルがわずかに刷り込まれた訳で、自分が作り出した過去の記憶なんでしょうなぁ。

さて、シーバスの近況を皿の話だけにサラッとご報告😆

9月まで異常に暑かったためにシーバス船が暇するほど釣れていませんでしたが、台風接近(22号)を境に季節はしっかりと秋モード。今は中型サイズまでは大分湾奥まで入り込んできました。現在はまさしくシーバス祭り開幕です。しかしながら大物はまだ釣れている感じは少なく、カタクチイワシやコノシロが喰われること無く湾内を多く泳ぎ回っている状態。季節は少しだけ例年よりもズレている感じですが、どこかで追いつくので大物祭りはどこの週で爆発するかわかりません。でも良い時期に入ったのは間違いないです。

そんな一昨日の夜はこんな感じ。お暇な方は以下をご覧くださいまし。

横浜の海
「まだそんなに釣れてませんよ。」という話だったので、まぁ釣れれば良いかなという事で、皆さんもご存知通称「クラゲ」からスタート。風はそれほどありませんでしたが、入った時はまだ潮が早かったです。
セイゴクラスの入れ喰い
シーバスは釣れるものの、言われた通りサイズがイマイチどころか、20センチほどのセイゴが入れ喰い状態。真面目に釣ったら大変なので、適当にお遊び程度に釣りました。
横浜のタンカー周りを攻める
海はまだ少し生暖かいくらい。でもベイトの反応はどこへ行ってもあります。適当に小物釣りが飽きた頃に運河を離れて外海のタンカー周りを探ると、そちらは魚のサイズが良く最低でも55センチ以上のサイズ。
シーバス1
チビシーバスを避けるために僕らはエンリコミノー3/0にチェンジし、タンカー周りのキワキワを攻めれば立派なサイズの秋シーバス。というより、強引な引きでグイグイ底へ持っていく感じは夏シーバス。今自分はこのサイズのシーバスが一番元気。
シーバス2
私もリュウちゃんに写真を撮ってもらいニコパチ。上がってくるシーバスは60アップが多かったです。
シーバス
シーバスをバス持ちすると手が擦り切れてしまうので、私は掴む時にストリッピーを親指にはめます。シーバスはこのバケットマウスで、大きなコノシロをそのまま吸い込んでしまうのですよ。
シークロのリュウちゃん
今回のキャプテンはリュウちゃん。いつもならばこの季節は半分死んだ顔になっているのですが、9月が暇だっただけに、まだ睡眠不足ではないようです。
シーバス
この日はタンカーがあまり浮いていなかったので、その後は船を南へと走らせ昔良かったポイントで拾い釣りをした所、この状況判断が良かったようで、風の当たる全ての面で同サイズのシーバスが次々とヒット。数をかなり釣って満足したので、キリの良いところで上がりましたとさ。今回は最大65センチで、後半に釣った魚のほとんどは60アップでした。あ〜楽しかった!さて、次の釣りの準備をしないと・・。

 

 

バレンタインデーの夜に人妻からチョコを貰う横浜ナイト・シーバスフィッシング

TVドラマやアニメでイケメン男子が山盛りのバレンタインチョコレートを貰うシーンがよくありますが、身の回りにそんな人っていた事がないので現実にそんな事ってあるんですかねぇ。他人様にチョコなんて貰った記憶なんてほぼ無い私ですが、小学2年生の頃だったかな、クラスの男子を数名を並ばせて不二家のハートチョコレートを配った子から貰ったこと位しか記憶がない・・。ま、呑兵衛の私にはチョコなんて物は無縁なのであります。

最近のシーバスフィッシングは自身がボート予約することは少なくなり、「一緒に来ませんか?」と誘われるボートに便乗するのが多くなったのですが、先だっての金曜日の夜もそんな感じで誘われて横浜の夜へと繰り出したのでありました。

「昨日は寒波爆風だったから出船なんてしなかったのでしょう?」と、シークロのリュウちゃんに尋ねると、風をものともせず出船したそうで、そんな中でもよく釣れたと言うお話。僕らは穏やか風の中で出船したので、今宵は楽勝のフライフィッシングかと思いましたが、釣りを始めた途端に同じく爆風です。しかしながらお魚はどのポイントにもおり、満遍なく釣れる状態。風の冷たさを感じながらも私は適当に釣った所で、皆さんの釣りを見物していました。

ひとしきりシーバスフィッシングを楽しんでまどろんだ頃、ご夫婦の奥様から渡されたチョコレート。そこで今宵がバレンタインデーだと言うことにはじめて気付いたのであります。するとリュウちゃんが一言。

「おぉ、人妻からバレンタインデーのチョコレートを貰った!」

人妻という表現にオトコはつい妙な気分になってしまうのですが、なんか久しぶりに貰ったチョコレートを食べたら、空っぽだった胃袋と心がほんのりと温かくなった夜でした。

そんなシーバスナイトは以下の通り。お暇な方はお付き合いください。

EPミノーならぬ、SAAPミノー
来週にはEPファイバーは入ってくると思うのだけれど、マテリアルがどんどん値上がりしているので、国産のSAAPフロートビズで巻いてみたSAAPミノー。ファイバーの長さの関係があって全長は9センチが最大。でもEPミノーと遜色なく巻けることが確認できた。ということで、この1本を持ってシーバスフィッシングに参戦。
バチゴカイ
シークロの出船場所であるDマリーナへ行くと、桟橋の周りにはたくさんのバチゴカイ。バチシーズン到来ですなぁ。
シークロ
実際には各ポイントにはまだバチ抜けはしておらず、普通にミノーを喰っている様。ポイントはタンカー裏、桟橋のライト、温排水周りなど。どのポイントもお魚は満遍なくいました。ただサイズは慣らしたように40センチ大ばかり。
横浜のシーバス
一本だけ巻いてきたSAAPミノーはご覧の通り丸呑み。ベイトサイズがあっていたのかな。
カタクチイワシ
シーバスが吐き出したのはカタクチイワシ。大きさは7センチ前後といったところ。バチゲロ(バチを食べている時に吐かれる汚いドロドロのもの)は吐かなかったので、実際にはバチ抜けはこれからなんでしょう。
シーバス
今回は数にしたら3人で相当数釣ったのですが、サイズは慣らして同じ。今回はヒラスズキは1本も混じりませんでした。フライはこの一本だけで釣り通したのは、灯りの乏しい状態で老眼鏡無しだと交換するのが面倒だという事・・。
工場夜景
横浜夜景は工場から立ち昇る煙とライトアップされた無機質な工場の前で、シーバスフィッシングが繰り広げられます。煙の角度で風の強さがわかりますヨ。
チョコ
「はい、チョコレート。」と手渡されたチョコボール。普段は甘いものをあまり食べない私ですが、釣りの時は疲れているのでチョコをよく食べます。夜飯をほとんど食べずに出船したので、チョコがお腹に染み渡りました。
シーバス
夫婦でダブルヒットという場面は幾度となくある位、沢山釣れた横浜ナイト。次回はおかずを釣りにメバルでも狙いましょう!

坂本龍一を偲んで船上のメリークリスマス(シークロにて)

私はYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)世代でして、私が若い頃にリリースされたアルバム、「SOLID STATE SURVIVOR』に収録されたライディーンテクノポリスが流行ってました(当時タケノコ族がこの曲で踊ってましたヨ)。その後にサードシングルである「増殖」の要所に挟まるスネークマンショーのパロディにもハマりましたなぁ。

いまだに色褪せないYMOのメロディですが、昨年にフライフィッシャーマンであった高橋ユキヒロさんが亡くなり、それを追うかの様に坂本龍一さんも逝ってしまった事は悲しい限り。私の車のBGMは未だに若かりし頃のものから変わってないので、車から流れるYMOの曲を聴きながらふと思い、タイトルにあるスネークマンショーの様なパロディ企画を先月から考えていたのであります。まぁ、この歳になるとクリスマスは暇なので、たまには弾けてみたくなった訳ですな。

ノリノリの私に賛同して頂いたお仲間と、シークロのリュウちゃんを巻き込んだ今回のシーバスフィッシングは、「クリスマスっぽいフライを巻いてそれでシーバスを釣り、全員が釣れたらケーキを食べながら船上(戦場)のクリスマスをしちゃおう!」というもの。

こんなおお馬鹿な企画に付き合っていただいた釣り仲間とシークロに感謝いたします。昨日の様子は以下のような感じでした。お暇な方はぜひお付き合いくださいまし・・。ハーミットはこれからも遊び心を忘れずにフライフィッシングを楽しんでまいります。

シーバスフライ
今回の企画の為にそれぞれが巻いてきたクリスマスフライ。一番活躍したのは左にあるノッポさんの様なサンタクロースのフローティングミノー。赤白のパターンはやっぱりシーバスはお好きな様です。右上の私が巻いたパターンは見た目重視なので、結果的にクリスマスカラーのゾンカーを中心に実釣。右下のトナカイとサンタはジョイント式。今回は大きいトップへの反応は無いと判断し、このフライは後日別の機会に使う事となりました。
シークロのリュウちゃん
「フォ、フォ、フォ〜! メリークリスマス!」と現れたサンタさん。今日は僕らに60アップのシーバスをプレゼントしてくれるでしょうか? クリスマスイブの夜なだけに期待が膨らみます。
シーバスフィッシング
今回は全員コスプレにての参加。気心知れた仲間だけなので羞恥心はありません😆
トナカイがシーバスを釣る
「全員が釣れないと、ケーキは抜きですからね!」と私が言うと、トナカイさんはいきなり一投目からヒット。今宵はシーバスもクリスマスの演出をしてくれる様です。
サンタガール
サンタガールはそれに続けと直ぐにシーバスをゲット。本当は赤い衣装に身を包んでいるのですが、あまりの寒さに上着を着込み過ぎて見えません。
シーバス
今回のシーバスは僕らの気持ちを汲んでか各所で良型がヒットし、場所によっては入れ食い状態。フライなんて交換する暇もありませんでした。サイズは40〜70センチ弱までで、全員二桁以上は釣ったかな。
横浜の夜
クリスマスイブだから街の灯りはクリスマスカラーに染まるのかと思いきや、横浜の夜はいつもと変わらない景色が広がっていました。
シークロの船上
全員が沢山シーバスを釣ったところで、船上のクリスマス・パーティが始まりました。リュウちゃんサンタも美味しそうにショートケーキを頬張っています。それにしてもリュウちゃんのサンタ姿は似合いすぎ。来年も同じ企画をやるのであれば、3ヶ月前から髭を伸ばしてもらわないとね。
フローティングミノー
サンタクロースのフローティングミノー(左)は釣れ過ぎて見るも無惨な姿に・・。その後二番手に登場したのはトナカイのフローティングミノー(右)。オレンジの角が良い具合に引き波を立てていました。
メリークリスマスな夜
クリスマスイブはクリスマスへと突入し、僕らは大はしゃぎでシーバスのフライフィッシングを楽しみましたとさ。これにて私の2024年フライフィッシングはお終いです。多分・・。

ミッドナイトのシーバスフィッシングはフィッシングハイになる(シークロ)

ランカーシーバスのハイシーズンは現在進行中ですが、その週末予約は大体2ヶ月前には全て埋まっている状態。なので、最近はシーバススクールを開催するにしても週末を抑えられないので、スクールというよりはお客様の予約した船に乗せていただく日々が続いています。しかし予約をお客様任せにしたことで今度はお誘いが重複し、近々にお誘いを頂いた方はお断りする羽目になってしまいました。ですがそんな乗らなかった船の時に限ってランカーがイレグイだったなんて話を聞くので、私はとことん運が無いのだなぁと感じでいる今年のフライフィッシング。

今回「11/9の夜便のシーバスに行きませんか?」のお誘いに二つ返事で承諾したのはかなり前のこと。シーバスに関しては毎週のように出かける予定でフライもタックルも準備万端でいつでも出撃準備中だった筈。日程が近くなった頃に出船時間を確認すると、夜の23時とかなり遅い時間だと判明。そうなると終わるのが夜明けごろになるので、当日の仕事を考えると家に帰っても寝る時間が無いので店でシュラフ広げて雑魚寝かなぁ。いい歳こいてやっている事は学生時代と何ら変わらんのは、釣り人だけなのでしょうか。

普段は子供のように8〜10時間の睡眠時間を取る私にとっちゃ深夜便はかなりハードな睡眠スケジュール。なので急遽マッキー店長に日曜出勤をお願いして、私はシーバスから帰ってきたらガッツリ寝る予定にしました。さて、そんなランカーを求めて出向いたシーバスフィッシング。早速やらかしたことは現場へ着いてタックルを組み始めると、肝心のビックベイト用のスイッチロッドを忘れてきた事が判明・・。

ということで、今回は必然的にビックベイト無しになり、片手を忘れてきたような感覚での釣行となりました。お暇な方はどうぞその様子をご覧くださいまし。

本日の戒め:大物狙いは数打ちゃ当たる作戦よりも、計画的な行動を!

シーバス
ここのところ景気の良い話が多いシーバスのフライフィッシング。スイッチロッドを忘れてきた訳ですが、諦めの悪い私はとりあえず9フィート8番のロッドにスイッチロッドラインを入れて20センチ弱のフライを投げてみました。ですがロッドが折れそうなので直ぐにやめました😆
シーバス
なので今回はコノシロ絨毯を狙わずに各所の灯りの明暗部を攻めて、その中から少しでもサイズの良いのが取れればという期待を込めてのフライフィッシング。大物集結のコノシロ絨毯と違い、湾奥の明暗部は50センチ台が中心。昔だったらそれで充分楽しめたのですが、湧き上がる釣欲が満足させてくれません。
タンカー
サイズが良いシーバスは運河内の明暗よりも沖のタンカー周りの方が一回り大きいサイズ。風と潮が当たる面を考えながらシークロのリュウちゃん船長が吟味しながら良い場所を探り当てます。
シーバス
タンカーの隙間では70弱までのシーバスがお目見え。全体的に肥えているシーバスが多く、トルクのあるファイトが楽しめました。
シーバスフィッシング
隙間フェチのシーバス狙いは、係留されたタンカーとラバーバンパーの間を狙います。そのためキャスティングできるのは1名のみなので、交代制の釣り。
シーバス
隙間シーバスは沖のタンカー周りで掛かるサイズよりもさらに一回り大きく、そのトルクのある引きを存分に楽しみました。フライはEPミノーが中心。
シーバスフィッシング
普段ならばこんな時間まで起きていられない私ですが、飽きる事なく中型サイズ以上の数釣りができたので、全く寝ていないのにフィッシングハイになっている状態のまま夜明け前に終了。さて、このまま帰って爆睡することとしますか・・??
神奈川県の管釣り
何故に最後の写真が虹鱒?と思ったあなた、ハイそうです。そのまま帰らずにお客さんが某管釣りへ行くのを知っていたので、そのままそっちへ向かいました。不眠ですがフィッシングハイになった状態で、そのまま16時まで釣り続けたのでありました。私がどれだけ釣り馬鹿であるかがお分かりになりましたか😆

「ブルーライト横浜」のブルーは、夜光虫の事ではないかと思いたくなる横浜の海

横浜のシーバスへ行く度に、タイトルに『ブルーライト横浜』が入るなんて、「管理人さんは相当オヤジだなぁ・・。」と思ったあなた、昨日の横浜の海に出れば、きっとあなたも「ブルーライト横浜」を口ずさんでしまう筈です(あ、その前に平成&令和生まれの人は知らないか・・)。

今回はソルトウォーターシーバスに久々参加の手馴れと初心者を伴ってのシーバスなので、前回のランカー便と違ってユルユルな夜を楽しもうという設定で出船。しかしシークロの岡本船長からは出船前からネガティブワードが告げられた。

「数日前から赤潮が出ちゃって、夜便の釣りがかなり難しくなっちゃってます。ベイトは相変わらず小さいので、それに合わせたフライを用意してください。」

そもそもこの日は長潮の下げいっぱいスタートの時間帯だけ空いていたので、予約が埋まっておらず、その隙間をおさえたので爆釣ははなから期待はしていない。しかしながら、バーバスな状態なのかと半ば諦めモードでのスタートとなった。

空にはクレッセントが浮き、野反湖で見る夜空の1/3ほどの星が瞬いている。風は弱くフライにはちょうど良い。闇の中でボートのエンジンが低く唸りながら、トロリとした海水を巻き上げ進んでいく。埠頭を離れ程なく進み街の灯りが僕らに届かなくなった頃、スクリューの白泡がネオン色に僅かに輝き始めた夜光虫。それが京浜運河に入る頃には鮮やかなLEDライトの様になり、さらにデズニーのエレクトリカルパレードが、青一色で構成されたかの様に青い波紋を広げた。夏の夜光虫とは違い、それは澱みなく鮮明に輝いている。

ココまで電池を入れて光らせた様に光りまくると、大抵お魚の方はトント釣れなくなってしまうのが一般的。ところがラインが水面につくとそれに合わせて閃光が一直線に広がり、フライはには電池が入っているのかと思うほど着水と同時に発光する。するとその発光に向かって光の塊がが近づき、ネオンの花が開花するように飛沫が上がる。フィッシュオン!!

普段味わえない不思議な光景を見ながら、僕らは終始大騒ぎしながらシーバスフィッシングを楽しみましたとさ。そんな昨夜の様子は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

シークロのフライフィッシング
シーバスシーズンが本番に入ったので、シークロは3人体制の船長で一日6〜8便でているフル回転状態。今回は岡本船長が操船となりました。
タンカーの明暗部を狙う
湾奥は夜光虫がヒドイとの事で、出船してすぐの場所から試し撃ち。最初のうちは反応が薄かったのですが、3箇所目からはずっとシーバスの反応がありました。今回のポイントはタンカー周りの明暗部が中心。
シーバスのフライフィッシング
最近はクロダイのフラットを中心に狙うN氏は久しぶりのシーバスフィッシング。キャスティングを楽しみながら順調に数釣りを楽しんでおりました。
シーバスのフライフィッシング
しばらく進むと、こんな感じでフライラインの着水によって夜光虫が水面にネオンサインの様に広がります。
シーバスのフライフィッシング
今回はサイズというよりシーバスそのものを楽しみかったので、平均してこのサイズ。フライはゾンカーを中心にフローティングミノーなどで楽しみました。
シークロの岡本船長
岡本船長が出船する様になるとシークロのシーバスシーズンはいよいよ本物という感じ。2艇の船を3名の船長で24時間フル稼働となります。
シーバス
私も皆さんの間で適当に釣りました。ワイワイガヤガヤやりながら発光する海を見るのは楽しいものです。
シークロの夜
シーバスのボイルが始まるとそれはまるで水飛沫の花が咲いたような感じ。青いネオン色に輝く花は一瞬にして消えてしまいますが、しばらくすると別の場所でまた花開きます。
ヒラスズキ
今年に入ってシークロ出船はコンスタンスにヒラスズキが釣れる様になりました。サイズはまだフッコからセイゴサイズが主ですが、来年あたりは立派なサイズが釣れそうな予感がしてきました。
スズキのエンジンが光る。
横浜の夜のエレクトリカルパレードは時間いっぱいまで楽しみ、最後はスズキのエンジンから放たれる青白い幻想的な灯りが淡く消えていくのを見ながら終了。これからは毎週の様にシーバスへ出かける私。今後はランカー便と数釣り便が交互に楽しんでいきます。

南西諸島の反省会は東京湾で行うシーバス三銃士(横浜・シークロ)

急に涼しくなった東京湾の風は一気に秋モード。各所でコノシロを食べるランカーシーバスの話が出てきたので、先だってまで南西諸島でボーンフィッシュを追い求めた3人組は、ランカー狙いのシーバス三銃士へとなる季節。狙うは夢のメーターオーバーで、3人の合計で2.5m超え。しかしまぁここ数年の私は何事もパッとせず燻り続けているので、まだ新しいフライパターンを巻く創作意欲が沸かない。なので昨年までに巻いたタガメンやらビースティチェンジャーをかき集めて、横浜の海に出ることになった。そういえば昨シーズンはハチマルサイズは一本も取ることが出来なかったんだよなぁ・・。

全てに対して弱気な釣行になってきた私は、20センチあるフライを出船時間内引き倒す一か八かの大物狙いに固執したくはない。今回は暗いうちにササっとシーバスをキャッチしてオデコを逃れ、夜が開けたらランカー狙いに徹するという、弱気な安全牌の設定で横浜港を出港することにした。

思惑通り夜の釣りは順調で、おぼろげな灯りの下でシーバスがボイルを繰り返し、タイミングよくキャストすれば、フローティングミノーは飛沫と共に水中へ引き込まれていく。うんうん、今宵は順調だな。

太陽が横浜の街並みに色を添え始めるのと同時に、水中ではコノシロがまとまり始まる。それに合わせてシーバスボートが各所からコノシロ絨毯を目指して集結するのである。

「は〜い、今日はシークロ得々セットの日、シーバスは時間内の釣り放題プランですから、じゃんじゃん釣ってくださいね〜。」とシークロの船長であるリュウちゃんがジョークを飛ばす。確かに釣りたい放題だけれど、トップウォーターを引き倒すランカー便はキャストを続けたところで、フライへアタックするシーバスは数えるほどしかない。したがってキャッチできる数は知れている。大きなフライを20投もすると疲労が蓄積。そして自分のフライに疑心暗鬼。真っ赤に映る魚群探知機は壊れているのではと疑ってみる。やがては今日は沈めた方が釣れるのでは、と思うのである。

今回シーバス三銃士の投げるフライは全員がタガメンで、それも私が新作を作るたびに古いものを彼らにあげるので、私が使うのが最新式。そして彼らはそれぞれ零号機と4号機あたりのタガメンを結び、ひたすら投げ続けていた。最初に口火を切ったのはタガメンの零号機を使ったM氏で、それは軽さを重視したモデル。私はというとバイトはあるものの、重さが乗るような強烈なコンタクトは無し。

ふむ、今日は上ではなく沈めた方が良いのではないかと思い始める私。船長のリュウちゃんが浮かせないと釣れないぞ、というのを無視してインターミディエイトのロッドを振り始めた途端、今度はタガメン4号機で後輩がナナゴー・オーバーをヒット。

「ほら〜、フローティングでしょう。インターなんて使うから釣れないんですよ〜。」とダメ出しされてしまった。

ロッドをもう一度フローティングタックルに持ち帰ると、また海は静まり返る。
やがて、「さあ皆さん、釣り放題の時間はあとひと流しで終了ですよ。」の声が掛かり、私だけがタガメンでキャッチする事ができず、終了と相成りました。

港へ向かう船の上で私は、今回釣れた大物は全て私が巻いたタガメンなんだと言い聞かせ、なんともやるせない寂しい帰港になりました。まぁ次回へのやる気スイッチが入ったから、よしとするかな。そんな昨日の様子は以下の写真の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

横浜の夜
朝4時スタート時点では夜景の綺麗な横浜。水面を照らすオレンジ色の灯りの下にベイトが群がり、それを狙ってシーバスがボイルする。そのベイトサイズにフライを合わせ、ボイルのタイミングでキャストすると、シーバスは水面を破ってフローティングミノーを水中へ引きずり込む。
ヒラスズキ
ポイントを運河から外海へ変えると、立派なヒラスズキがお目見え。南に多いヒラですが、温暖化と共に増え始めた気がします。
シーバス
私は夜が明け切る前に隙間フェチのシーバスをゲット。エンリコミノーを使って、停泊する船の隙間を釣るのである。
シーバスの釣り
停泊する船の隙間は約30センチ。そのラバーバンパーと船の隙間の奥の奥へフライをキャストするという、難儀を要求される。
シークロの朝便
空がブルーに染まり始め、人工建造物が色を取り戻した頃に、「そろそろだな。」とコノシロが集まるポイントへ移動する。気の早いルアー船は暗いうちからそのポイントを陣取り、僕らはブリがそのコノシロを追いかけ回して水面が炸裂している頃に到着した。
ビースティチェンジャー
コノシロが群れている時期に使うフライは17〜23センチほど。ビースティチェンジャーやら、タガメンやら。とにかく大きくて、軽くて、シルエットがはっきりしているフライを日夜考えている。
タガメン初号機
タガメン零号機でヒットしたランカー。このフライはとても軽くてシルエットがハッキリとしている。問題は水押しが弱い点。
タガメン4号機
後輩はタガメン4号機?あたりのフライでヒット。すでにタガメの形から別の生き物になったタガメンはお茶目なフライになっていた時期。水によく噛んで頭だけが水面に出ている。いずれもジョイントフライなのだが、後ろボディのシルエットがハッキリとしないのがこのモデル。それが良いのか悪いのかは、私の中で迷走中。
宴
朝便へ出かける為に起きたのは朝2時。釣りを終えて家に付き1時間の仮眠をとった後、南西諸島の反省会と称した宴が始まったのが14時。写真を見てお分かりの通り、4軒もの梯子酒を楽しむおバカな輩。家まで歩いて帰った筈の私は睡眠不足で公園で寝てしまったようで、気がついたのは真夜中だったというおバカです。

初心者が最短何ヶ月でシーバスをキャッチできるかを検証してみた件

「次のポイントで最後になります。」

シークロの伊藤船長にそう言われた時、頭の中にはファイナルカウントダウンのサビである、〜♪ It’s the final countdown♪〜 が脳内に流れ込んできた。私の場合映画好きでもあるので、カーク・ダグラス主演の同名『ファイナル・カウントダウン』も映像として出てくるのだけれど、今回はロックミュージックの話。

この曲はスェーデン出身のロックバンドであるヨーロッパが歌うのですが、私は決して好んで聞いていた訳ではなく、聴かされていたと言った方が良いのかな? 少し昔の話。私はとあるデパートへ出向で働かされていた事があるのです。その出向先で「本日の館内売り上げ目標まであと一歩」と言うところで、館内の社員を鼓舞するために、BGMとしてこの曲がかかっていたのです。なので、日々聴かされていたんですが、あともう少し売らねばならぬと思うと溜息が出てしまい、あまり良いイメージはありません。思えばこれ以外に雨が降り始めれば「雨に歌えば」が掛かるし、各フロアー毎の売り上げ達成局なんてのもありましたなぁ(我がフロアはバン・ヘレンのジャンプだったかな?)。

それはともかく、昨夜(今日)のシーバスの話。フライフィッシングはとかくキャスティングが大事なスポーツ。フライ人口が増えていかないのはキャスティングの難しさが理由の一つでもあり、逆にそのキャスティングが楽しくなってしまうと、フライ沼から抜け出せなくなると言うものであります。しかしながら”キャスティングは難しいぞ!” の、一点張りの業界だといつまで経ってもそれに躊躇して若者が入ってこないので、今回は始めて間も無い方がシーバスをキャッチするまでに、最短でどれだけの時間が必要かを検証しに行きました。お暇な方は以下シーバスフィッシングの様子をご覧くださいまし。

今回の戒め:キャスティングの難しさを伝えるよりもフライの楽しさをアピールする事に努めよ!

横浜のシーバス
今回シーバスにトライする方はフライ歴がまだ半年も経っていません。キャスティングレベルで言えばまだフォルスキャストのみで、実際にラインがターンする距離は10mくらいでしょうか。とりあえず私はそのサポートにまわり、釣れるまではこの私の竿は出さない事にしました。
シーバスのフライフィッシング
キャスティングスクールへの参加は数回のみですが自主練していらっしゃるので、コツを思い出せばフライラインのターンは5回に1度くらいの確率でビシッと決まります。但しまだ管釣り中心の釣りなので、シーバスがバイトしてもついロッドでアワセてしまいがち。それでも時間と共にラインハンドでのアワセを習得徐々にそのチャンスが増えていきます。
東京湾のシーバス
何度かのスッポ抜け、あるいはバーブレスフックによるラインテンションが抜けた際のバラシを経験した後、見事にシーバスをゲット。ボートへ乗ってキャッチするまでの時間は僅か1時間ほど検証終了。これはビギナーズラックではなく、釣りたいという気持ちから予習やきちんと自主キャス練をしてきた賜物でしょう。
横浜のシーバス
最初の一本を無事キャッチして頂いたことで私は一安心し、後方からフライロッドを振ることに。サイズはそこそこでしたが、今夜のシーバスはすこぶる反応が良かったです。
ヒラスズキ
コツを掴み始めるとあとは簡単。自分のキャストが決まった瞬間にシーバスはもんどりうって出てきます。初挑戦のゲストはヒラフッコをも仕留め、一夜にしてシーバス2種目を達成! 持っている人は持ってますなぁ。
横浜の夜
今回は明暗部がはっきりした小場所が中心でしたが、魚が全く出なかったポイントは一つも無く、必ずシーバスからのコンタクトがあったので、お魚はかなり入ってきている状態。あとはエサとなるベイトがもう少し入ってくれば、シーバスの活性は更に良くなる事でしょう。
シーバスフィッシング
気がつけば私がサポートせずとも次から次へとヒットする今回のゲスト。こんな良い日に当たった人はもうシーバス沼にどっぷりと使ってしまう事でしょう。
横浜の暑い夜
ファイナルカウントダウンのイントロが私の脳内をめぐり、ラスト数キャストと言われてもファイナルフィッシュをきっちりゲットして頂いた今回。シークロの伊藤船長を含め、シーバスのバイトを見て終始歓喜と笑顔が溢れていたシーバスフィッシングでした。今回のシーバスサイズは30〜55センチまででヒット数は数知れず。食べているベイトはイワシとサッパで前回同様の7センチほど。数が釣れたのはゾンカーで、フローティングミノーの方は魚のサイズが良かったです。今回の検証でわかったことは、条件さえ揃えば始めて間も無い人でもシーバスをキャッチすることは可能だと言う事。かといって相手は生き物ですから対価を払っても身を結ばない日もあるでしょう。いつかはやりたいでは無く、まずは何事もチャレンジあるのみですな。皆さんも是非楽しんでくださいまし。

釣り人的理想のおデートはこんな感じかなぁ、と思った横浜港の夜(シーバス)

当店に来店する女性が占める割合は全体の5パーセントも無いと思います。一昔前までの私的考察を述べれば「釣具業界は牛丼屋と一緒」というのが業界の印象で、女性の来店はとても少ないのです。牛丼屋で女性が一人店内で食べるのは結構勇気がいると思いますが、最近は女性お一人で食事をするのを見かける様になりましたよね。釣具屋さんも昔に比べたら少しは増えたものの、それでも圧倒的に男性のスポーツというイメージが強いのがこの業界でしょうか。人口のほぼ半分しか商売にしていなかった業界なので、先細りの現状を踏まえて昨今はやたらと釣りガールが増え、その参入を助長しているのが未来に危機感を持った釣具業界だと思います。

昨日の夜はここ数年フライフィッシングに情熱を注いでいるご夫婦と一緒に釣りをさせて頂きました。多くの方はご主人の釣り好きについて行くという奥様方は多いのですが、キャスティングを学び、前向きに楽しんでいる奥様方を見ていると、こちらもつい応援に熱が入ってしまうのであります。

世の男性は趣味で女性が対等な立場になるとマウントをとりたがる男性が多く、釣りを始めると「キャスティングがダメだ。」とか、「そんなんリトリーブじゃ釣れない。」なんてつい言いがち。さらに自分が釣れないと不機嫌になったしまう方も多いんです。しかしこのご主人はいつも奥様を応援しつつ、常に仲睦まじく対等に釣りを楽しんでいる姿を節々に感じ、後ろから見ていて私の顔はついホッコリしてしまうのであります。なんか釣りデートをしている最中に私が邪魔している感じがしてしまいました😆

さて、そんな昨日の横浜港。シークロのりゅうちゃんと私は2024年秋シーズンのスタート宣言をする為に多くのポイントを散策。横浜の海は小さいながらもシーバスは満遍なくいる事を確認したので、勝手に2024シーバス秋シーズンの開幕を宣言いたします。夜の写真はあまり良いものがありませんが(撮影設定モードを間違えました)、お暇な方はご覧くださいまし。

夜の東神奈川
乗船するとまずは出船名簿の記入から。そして現在の状況を聞きながら、どんなスタイルで攻めて行くかを決めていきます。今回はユルユルな感じで、大きさよりも釣果優先。そしてフローティングミノーでキャッチすることが今回の目的となりました。
シーバスの夜
先に出ていた伊藤船長艇の情報によれば、シーバスは小さいながらも各所に満遍なく入っている感じだとの連絡。夕方はボイルが凄かった場所も多数あったとか。そう考えると朝便の釣りも楽しそうですな。まずは各所の様子を見ながらポイントを探っていきます。
横浜の夜
肩が少し温まったあたりでキャスティングが決まりだし、ポイント3箇所目ぐらいでまずは奥様がシーバスをゲット。
ヒラセイゴ
私は新たに出来たポイントの試し釣りで、ヒラセイゴをキャッチ。ちょうど長崎のヒラスズキの話をしていたので、呼ばれて釣られてしまったのかもしれません。最近の東京湾内ではヒラスズキが少しずつ増えている感じです。
灯りがシーバスのポイント
シーバスシーズン序盤なので、浮いているガイド船は皆無なので、えどこへ行ってもポイント独り占め。魚のサイズを気にしないのであれば、釣れ始めた情報を得てから行くよりも、今ぐらいから行った方が数釣りができて楽しいと思います。
シーバス
ご主人はフローティングミノーでシーバスをキャッチする縛りを達成。慣れてくるとその数が伸びます。
シーバス
最後はこのサイズをキャッチして本日は終了。大物狙いはこれからですが、シーバスの数釣りが楽しめるシーズンに入りましたので、皆さんもいかが? ちなみに食べていたベイト(エサ)はサッパで、約5センチほど。フライはフローティングミノーの小さめか、白のゾンカーがヒットパターンです。
シーバス
陸へ上がると次の便も知っているお仲間が出船。もう一度乗ってしまおうかとも思いましたが、本日のお仕事に響くのでやめました。さて、私もそろそろフライの補充タイイングをしないとね。皆さんもシーバスの準備を進めてくださいな。