HMTフライトーナメント on 弁慶堀 2024のご報告

ハーミットのイベントの中で毎年恒例となった弁慶堀のレインボートラウト・トーナメント。東京のお膝元である皇居の外堀で繰り広げられるフライトーナメントは今年で4回目となりました。このトーナメント以前は芦ノ湖でボートトーナメントを10年ほど続けていたのですが、ボート免許を持っている人が限られて参加者があまり変わらないことから弁慶堀に変更して楽しんでおります。

弁慶堀は私が小学校の時から通っている釣り場なので私は50年以上も通っている釣り場で、古くから都心で唯一ブラックバスが釣れる場所として楽しまれ、レインボートラウトは22年ほど前から冬場に放流されています。

弁慶堀のトーナメントは今年で4回目。私が雨男のせいか今年も残念ながら雨のトーナメントとなっていまいましたが、今回も事故もなく無事に大会を終えた事を報告いたします。また弁慶ボートとベースキャンプスタッフの皆様、賞品協賛にご協力を頂きました各メーカー様には大変感謝しております。今後ともハーミットのお客様と楽しいイベントを続けていけるように頑張ってまいります。

以下は今年の弁慶堀フライトーナメントの様子です。この様子を見て興味を持った皆様は是非弁慶堀へ出掛けてみて、色々な魚をフライフィッシングでお楽しみください。


参加人数:24名(男性 19名・女性 5名)
エントリーされた魚の数:22本
レンボートラウト数:19本
ブルーギル:1匹(12.5cm)
ブラックバス:1匹(24.5cm)
ウグイ:1匹(20cm)
魚を掛けた人数:多数(バーブレスのためバレた方、切られてしまった方多数)
魚の最大サイズ:54.5cm(最小サイズ22cm)

ご協賛&サポート:(株)マーヴェリック(株)ティムコ(株)キャップス(有)E&E(株)バリバス(株)C&F(株)フルックス(有)シークロBASE CAMP弁慶橋ボート場・他(敬称略)

弁慶堀2025
「雨、雨、降れ降れ、もっと降れ〜、私のいい人連れて来い〜♪」なんて歌ってはダメです。朝の気温が最高気温であり、時間と共に寒くなる予報。今年も例によって使い捨てカイロを皆さんに配ることとなりました。
弁慶堀2025
トーナメントですが、目が血走って行く方はおらず、ボート屋さんの指示に従い順次重い思いのポイントへ向かいます。その理由はボートが出た直後はお魚はその音で沈んでしまうので、全員が落ち着いた頃からが狙い目になります。
弁慶堀2025年
この情報をちゃんと見て出船したかなぁ。簡易地図に書かれている通り、今回は堀の両端でライズが多く見受けられました。
弁慶堀2025年
かつて亀山ダムでバストーナメントを行ったことがあるのですが、この時期はレインボートラウトの他にブラックバスも釣れる可能性があるので、ここでの定例開催と現在はなっています。4月からはブラックバスの方がよく釣れる様になるのですが、繁忙期は貸切りができないので3月下旬開催となります。
弁慶堀トーナメント2025
本来ならば朝は深いタナ、水温が上がるとタナボケが始まるのですが、開始早々からどの泳層にいるのかが判らず、皆さんなりに工夫してお魚の釣り方を試しています。
弁慶堀トーナメント2025
四谷に近い方の坂上から見た景色。縦長の堀ですが、実際には写真左方向へ曲がっているので、その方向にも何艇かの船がいます。今回のポイントは満遍なく良かった様です。しかし、表層を狙うとエサ釣り池から逃げた小型レインボーが掛かり、底を少し切ったタナで狙った人が大物をキャッチしていました。
弁慶堀2025
船にはこのトーナメントメジャーが乗せられているのですが、実際には55センチよりも大きい魚もいるので、これ以上のサイズがつれた場合は、おおよその大きさになってしまいます。
トーナメント2025
紀伊和歌山藩徳川家屋敷跡の石垣の上には五分咲きの桜が咲いてました。弁慶橋より奥のエリアはこんな感じで、昔も今も堀の雰囲気はさほど変わりません。
弁慶堀2025年
正午近くになって弁慶橋奥でヒット! 大物でしたが、バーブレスなのでランディング前にバレてしまいました、残念。
旧ハーミット
大会は1時30分に終了し、水道橋へ移動。その際に旧ハーミットがどうなっているかを撮影しましたよ。この写真で丁度ガラスの一階が元ハーミットの場所になります。綺麗な寄宿舎ですね。
2025
トーナメント結果発表は15時からベースキャンプで行いました。まずは皆さんで乾杯。というか開催者の私は釣りをしてないので、酒を飲まないとやっていられないので、ここでこうして呑みながら発表したいのでアリマス。
ハーミット
今回の最大は54.5センチで、Nさんが優勝しました。優勝者にはラムソンのリールとその他賞品が多数送られました。今回用意した賞品は1〜12位までで、それ以外に外道賞。それ以外の方々には参加賞が贈られました。
ハーミット
それ以外に用意した賞で余ったものは持って帰るのが面倒なので、入賞できなかった人々だけでジャンケンポン大会の賞品総取り。結果、一番若い女性のフライフィッシャーマンに贈られました。
2025
そのあとは今回参加した人同士で釣り人の輪を広げてもらい、今後の釣行予定や情報交換などの雑談会。中締めは15時半だったのに、気がつけば21時近くなっていましたとさ。今回多くのメーカーさんのご賛同により、無事に終えることができた事に大変感謝しております。そして弁慶ボート場と表彰式会場を提供して頂きましたベースキャンプさんにも大変感謝しております。今後もこの業界が多くの方に認知され楽しんでいけるよう、ハーミットは一層頑張ってまいります。

昔を思い出して東山湖フィッシングエリアへ久しぶりに行った件

間も無く長野県の一部渓流が解禁しますが、寒波の影響で各地に雪が残っていそうなので、今月は大人しくしていようかなと思う私。かといって家でじっとできる筈もありません。現在、釣りができる場所といえば本栖湖ですが、周辺の道路はバリバリに凍っているだろうからノーマルタイヤの私には本栖湖詣は無理でしょう。考えた挙句、今週はまだ紹介していない管釣りでも行こうかなと、東山湖へ行くことに決めたのでした。

私の管理釣り史はフライフィッシングでは加賀フィッシングエリアがスタートだったと思うのですが、ルアーとフライを主軸とした管釣りは1970年代後半にはまだ少なく、1980年代前半になってようやく東山湖が加わったと記憶してます。当時の私は二輪の免許しか持っていなかったので、東山湖へ行くにしても釣り仲間と一緒に電車を乗り継いで行っていたのでした。

新宿からロマンスカーに乗り、小田急線は松田からJRに乗り入れて御殿場まで。そこからタクシーに乗って現場へ着くのが9時頃だったかな。初期の東山湖の湖岸は全面コンクリートではなく一部が護岸で朝早くに着くと湖は結氷しており、ある程度時間が経たないと釣りにならないので、電車釣行で丁度良いと感じてました。

ある時は帰りの電車がストップしてしまったため、タクシーで御殿場駅から金時山を越えて小田急小田原線まで行ったハプニングや、ロマンスカーの車内販売で変なお土産物(「赤ベコいかがですか〜?」と言いながら赤ベコを売っていた・・)を見つけては、売子さんをからかっていたのが懐かしい思い出です。そういえば、車内では酒盛りでし過ぎて着く頃にはベロベロだった日もあったなぁ・・。

1990年代に入った頃に箱根へ向かう138号線バイパスが東山湖の真横に開通し、その頃には芦ノ湖へ向かう道すがらに東山湖の様子を車から眺め見るだけになり、あまり訪れる事はありませんでした。そう考えるとここへ訪れるのは何年振りなのだろうかと思うほど久しぶりの釣行。

さて、そんな東山湖の最初の頃と今を比べるフライフィッシング。昔話を交えながら昨日の釣りのお話をしてみます。お暇な方はお付き合いくださいまし。
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東山湖フィッシングエリア(https://www.higashiyamako.com)
住所:〒412-0024 静岡県御殿場市東山1077
TEL:0550-82-2161
主なルール:ソフトルアー、ワームの禁止・引っ掛け釣り禁止

東山湖
昔からある管理釣り場はめんどくさい細かなルールが無いのがとても嬉しい。ルアーでのトレーラーも有り、フェザージグも有り。ソフトルアーの擬似餌以外は他の人の迷惑にならない限り、なんでも有りなのは初心者に優しいルール。一昔前のこと、ある管釣りで「ルール説明を読んでから釣りを始めてください。」と取材時に言われた事があるけれど、そのルール説明があまりにも細か過ぎて閉口した事がある。オーナーの理想を追い求めるとそうなるのだろうけれど、ルールはシンプルでわかり易い方が良いと私は思う。写真は東山湖の管理棟。
東山湖の入漁証
ライセンスは頂いた針金に挟んでシールを閉じる方式。そう、この方式は早戸川と一緒なのは、どちらも経営が相模漁業(株)なのでアリマス。例えるならば、リヴァスポット早戸川が数釣りの管釣りならば、東山湖はバラエティに富んだ魚種と大型魚狙いの場所。80年代の僕らは二刀流で、ルアーではラパラやブラウニーのミノープラグを使ってブラウントラウト狙い。フライはシンキングラインを使ってレインボートラウトの数釣りを楽しんでいました。
東山湖の桟橋
東山湖にはTの字型の桟橋があり、湖岸はバックスペースがないのでスペイキャスト中心。桟橋上がシングルハンドの釣りが主になります。写真は箱根側に伸びる桟橋左。先端は東山湖の中で一番の遠浅。昔はミノーイングを楽しむ人はこちらの岸際でルアーを投げてましたが、今は鵜のコロニーと化しています。そのため釣り人は少なめ。
東山湖のポイント
桟橋左から見る御殿場側に伸びる桟橋。写真一番奥から少し右手に排水口があり、そちら側に水が動く為、御殿場側の桟橋が昔から人気。桟橋真下の水深が大体4m弱あり、水温が上がらない冬の午前中は、トラウトはほとんど底ベタにいます。陽が上がると共に動き出し15時半ごろでそのピークが過ぎます。T桟橋の根本とその横棒の付け根が人気のポイント。初心者の子供たちはルアーロッドにウキを付けてその先にはフライという釣り方をしてました。子供は釣れてナンボ、それで良いんです。
レインボートラウト
とりあえず空いている場所に入った僕らの午前中はほぼな〜んもアタリがないまま時間が過ぎました。正面に投げても釣れないので、桟橋下を狙ったらフライラインを引っ張り込むほどのアタリがあり。上がってきたのは65センチほどのレインボートラウト。デカ過ぎて写真に写りません。しかしながら、桟橋真下を狙うとキャスティングが無くなるので、私にとってはチットも楽しくない・・。
東山湖
1660年代は水利に恵まれない土地だったので、江戸小舟町の町人「大坂屋長右衛門」ほか4名が小田原藩に東山新田開発を請願し、箱根外輪山の丸岳から流れる寒沢川の清流を引いて貯水池として作られたのが「東山湖」だそう。元総理大臣である岸信介の自邸であった東山旧岸邸はこの近くにある。
フローティングライン
そもそもココへ出掛けるにあたってシンキングラインを用意してきてないし、普段朝霞ガーデンで使っているものをそのまま引っ張り出してきてやった私。フローティングラインで底付近のトラウトを狙うのはインジケーター無しだと、とても難しい。水深があるのでアタリが出にくいしね。
シンキングラインのリトリーブ
一緒に行ったお仲間はインタミラインを使ってコンスタンスに釣果を伸ばします。「全集中、水の呼吸、拾壱ノ型、凪(なぎ)」心の中でこう叫びながら(声に出して言っても良いけれど一寸恥ずかしい・・)、射程に入った魚をユルユルな気持ちで殺気を殺して仕留める釣法。久し振りに鬼滅の話題にしてみましたが、すでに鬼滅ブームは去ったのかな? シューティングヘッドの継ぎ目が入った辺りでアタリがあるので前集中、桟橋周辺の方が魚が濃いみたい。
サクラマス
今回のお魚はあまり小さいサイズは掛からず、25〜70センチ弱までで40センチ平均。僕らはレインボートラウトとサクラマスでしたが、周りでは色々なハイブリット種が釣れてました。特に桟橋下にいる大物をAG9(バグリールアーで言うアップルグリーン)カラーのシンキングミノーでやたらと釣っているルアーマンがいらっしゃいました。
お魚たち
フライはラビットファーを使った比較的ボリュームのあるパターンが中心。オレンジ・クリーム・ヘアーズイヤーカラー・オリーブ系が良かったかな。広々とした場所なので遠投を楽しむ私ですが、実際に釣れるのは桟橋から10m以内なので遠投は必要ありません😆 インジケーターで釣る場合のタナは2.5〜2.7mなので、ランディングが大変。
鵜の宴会場
気がつけば終了時間いっぱいまで楽しんでしまった僕ら。太陽が沈む頃にはその場を去る釣り人と入れ替えに、「待ってました。」とばかりに鵜が飛び立ち湖に降りるのです。「お前ら!ちゃんと入漁証の金を払えよ! それじゃ無銭飲食じゃないか!」と私が罵声を浴びさせたのですが、そんな事お構い無しに、鵜呑みの宴が始まるのでした・・。

冬の釣り場である埼玉四湖が三湖になってしまった件(しらこばと水上公園)

僕らは釣り人なので一年中水辺に立っている訳で、私の場合はジャンル問わずにどこへでも出掛けて、皆さんの釣欲を掻き立てるためにこうしてブログで煽っているのでアリマス。

先だっての宮崎では釣り人の塊を避けてサーファーが波を楽しんでましたが、釣り人ってウェーダーを履いての入水はあるけれど、水泳やサーフィンが好きという方はどれほどいるんでしょうな? 私などトンと泳いでませんなぁ。しかし泳がないのにプールへは行っているのですよ。そう、サイタマ近隣住民のフライフィッシャーマンにとって、冬こそプールの季節なのであります。

以前このブログで『さいたま水上公園』の話を書きましたが、令和4年2月27日をもってプール区域の営業を終了してしまいました。その為かつては『冬の埼玉四湖』と言っていたプールを利用したフライフィッシング釣り場は現在、川越しらこばと加須はなさき・の3つなりました。以前に川越は紹介したので、今回はしらこばと水上公園にてプールのフライフィッシングを楽しんできたので、そのお話を少し。
お暇な方は以下をご覧くださいまし。
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しらこばと水上公園(詳しくはこちら
住所:〒343-0802 埼玉県越谷市小曽川985
TEL:048-977-5151
営業期間:24年11/1~25年3/31(毎年大体同じ)
営業時間:1月末まで(6〜16時)3月まで(6〜17時)
主なレギュレーション:入漁証の種類により制限尾数あり・バーブレスフック使用・トラウトガム類禁止・ゴム素材禁止・ドロッパー禁止・インジケーターを除く一般的なウキの禁止・ラバーネットの使用・etc
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西武ゆうえんちプール内に多摩湖駅前フィッシュングエリアがあり、数年前にフライフィッシングが可能になったので、ココを含めば実質プールの釣りは4箇所になります。

しらこばと水上公園
どのプールもそうなのですが、敷地がとても広く間違って違う駐車場に停めると、とてつもなく歩くことになるので注意が必要。しらこばとの場合は第一駐車場に停めるのですが、現在入り口付近が工事中でどう入るのかが少しわかりづらいです。なので、工事の誘導している方に聞いて正面玄関から入りましょう。入り口はこんな感じ。
しらこばと
正面玄関から入るとこんな感じで、他の場所へ立ち入らないようにカラーコーンで囲われ、管理棟まで誘導されます。現在釣りに使われているプールは流れるプールと変形プールの二つ。
しらこばと
1日遊んでも良かったのですが(一日券¥2,900)、今回は3時間券(¥2,.300)にて楽しみました。お金を払うとこんな腕章を渡されます。3時間券の場合は終了時間が記載されています。帰りには管理棟に返します。
変形プール
変形プールの方には初心者エリアなる仕切られている場所がありますが、さすがに恥ずかしいので私はここでロッドを出していません。他の場所より魚影が濃くて釣れるのかな?
流れるプール
流れるプールには水車が何個か設置されており、その周辺が水が動いているので、皆さん陣取っています。底に障害物がある訳ではないのでポイントの選定は難しく、少しでも流れの変化がある所を探して攻めるのが良いでしょう。プールは他のプールへ行ったとしても基本水深は大体1.2mです。
フライフィッシング
プールで釣る場合、全てがコンクリートで覆われている為に朝早くオープンに行っても水温がなかなか温まらず朝方は難しくなります。しかし良いポイントはオープンに行かないとキープする事ができません。私などはその隙間でやる訳ですが、プールは水車が回っているためにフライラインが引っ張られてドラグが掛かり、意外に釣るのは難しいのですよ。引っ張りではドラグが掛かり過ぎて釣りにくいので、数を伸ばすにはインジケーターの釣りになります。
水深2m
変形プールの奥の方に「もぐりプール」という繋がったスペースがあるのですが、その部分はなんと水深2m。その為お魚さんは寒い時はその深いところに固まってしまいます。しかし陽が出てある程度あったまってくるとどこでもお魚は釣れる感じ。フライは白・クリーム・タン系のカラーがよく釣れていて、インジケーターのタナは水深いっぱいか、少しタナを切った位が良いです。投げすぎるとドラグが掛かるのでむしろ近い場所の方がよく釣れ、キャスティングが苦手な初心者に向いた釣り場といえます。
しらこばと
お魚のコンディションはとても良く平均サイズも他の管釣りに比べたら大きめなので、かなり楽しめるでしょう。県営プールなので1日遊んでも¥2,900で済むので、安・近・短で楽しみたい方は是非行ってみてください。

富士山を見ながら釣りをしたかったので山梨へ行った件(忍野フィッシングエリア)

春の解禁から7月あたりまでほぼ渓流中心で釣りまくっている私は、秋になると湖に管釣りとC&R、さらにシーバスに出かける釣り三昧の日々。一般的なフライフィッシャーマンは釣りは少しお休みにしてタイイングを愉しんでいる時期だと思うが、私はフライの持ち玉が少なさに四苦八苦している状態。釣りへ行くべきか、はたまたフライを巻くべきか、私には悩ましい問題であります。

そろそろ秋の湖シーズンに入ったので、管理人さんは本栖湖に行ったのでしょう?と思ったあなた、正解と言いたいところですが、今回はちと違います。先だって本栖湖ヒメマスシーズン前の試し釣りで不漁のため解禁断念というニュースが飛び込んできました。その原因はレイクトラウトの繁殖による食害という仮説で外来種のレイクトラウトを駆除するということで進んでいる訳ですが、ヒマメスは合法的に漁協が放したもの。そしてレイクトラウトは誰かが違法で放したもの。いずれも人によって放たれた元々そこに居ない魚たちなのですが、立場の違いでお魚の運命が変わるのがチト悲しいと感じてしまうのです。

そんな折なので現在はレイクトラウトを狙うルアーの方が多く、更に温暖化の影響か水温高めで推移しており、レインボートラウトの良い情報がないので、とりあえず行って考えようと遅い時間に出たら渋滞にハマりました。中途半端な時間になってしまった事で色々と考えた末、以前行った忍野フィッシングエリアから見える富士山の景色をふと思い出し、河口湖インター手前にある新しい富士吉田西桂スマートICを下車。県道717号線で山越えして新名庄川(しんなしょうがわ)の源泉(富士山の伏流水/湧水)である忍野フィッシングエリアへと足を向けるのでありました。

そんな様子は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。
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忍野フィッシングエリア(HPはこちら

住所:山梨県南都留郡忍野村忍草1660-80
営業時間:7:00〜17:00(11〜3月は16時まで)
遊漁料:1日券のみ¥4,000
主なルール:キャッチ&リリース・バーブレスフック・シングルフック使用

忍野フィッシングエリア看板
ここへ再訪するのは何年ぶりなんでしょう。最後に来たのは取材だったような・・。なのでおぼろげな古い記憶ではこんなに池の数があったっけ?という感じ。メインエリアは3のエリアで、以前はココを中心に釣っていた筈。現在は管理棟(4の位置)を挟んでどちらにも3個ずつ、合計6個の連続した湧水池があります。湧水地なので、水温は年間を通して安定しており、いつ行っても何かしらの虫がハッチしているので、通年ドライフライで楽しむことができます。
忍野フィッシングエリアのメイン
富士山の伏流水が各所から湧き出ているので水量は豊富で水温安定。鶴ヶ池湧水の前は3の池で一番大きい場所。キャスティングがしやすく、多くの方がこの場所で楽しんでいます。
営業時間
この釣り場はキャッチ&リリースで、持ち帰りの記載はエサ釣りの方に対しての注意事項。なのでフライ&ルアーは全エリアで釣りができますが、餌釣りの方は管理棟から左半分(4〜6)だけの様。冬季は16時までとなっていますが、その頃になると気温がグッと下がりライズがグッと減るので退散するのにちょうど良い時間です。
レインボートラウト
お魚は岸際の水藻に付いている虫をついばんだり、ハッチするカディスやメイフライを食べてます。現在はテレストリアルの時期が過ぎてやや小さめのカディスやメイフライが中心。魚の平均サイズは大きく、小さくても30センチくらいで大きいものは50センチオーバー。しかしクリアウォーターなので入れ喰いになる事はありません。やや管釣り慣れした人が行く一匹を釣るプロセスを楽しむ管釣りといえます。
レインボートラウトを狙う
1の池はこんな感じ。広くて障害物が多く、初心者は難儀るす事でしょう。しかしクルージングライズを見つけてトラウトハンティングしたい方には、絶好のポイント。なぜならば難しさゆえに釣り人は少ないですから。
忍野フィッシングエリア
2番目の池は小さく浅い。北側はバックが取れないので、南面でキャストするのが良いでしょう(足元の草に引っかからない様に工夫しましょう)。遊水池なのでデカイのを掛けた後にウィードに揉まれることもしばしば。
忍野フィッシングエリア3番
ちゃんと一眼レフを持っていかないと、富士山がドーンと映る写真が撮れないんですよね。それも写真を納めたのが後半なので逆光になっちゃった。望遠で午前中に写真を撮れば3番の池の北側から立派な富士山の写真が撮れる筈です。
忍野フィッシングエリア
4番目の池と5番目は端を挟んで左右なので、1個の池と言って良いです。深さがあり魚もそこそこいますがドライフライ向きではありません。またバックキャストがほとんどできないので、ロールキャストでの釣りが強いられます。5〜6番目の池は写すのを忘れちゃいました。
サイトフィッシング
使用したフライは主に14〜18番。風がなかったので6Xまでティペットを落とし、ティペットだけを沈めてようやく釣果が伸びる感じ。フライパターンはテレストリアルのオドリバエ、フェザントテールパラシュート、CDCクリップルなど。
忍野フィッシングエリア
昔に比べるとクリアさは少し落ちた感じがしますが、魚は丸見えなのでサイトフィッシングが楽しめます。最もそのクリアさから難易度はかなり高いですが、喰い気がある魚を探して正面からフライをプレゼンテーションすれば、喰いついてきます。私はそんな感じで遊んでましたが、池の真ん中へフライを浮かべっぱなしでも出てきます。
レインボートラウト
15時を回る頃には気温がグッと下がり食いが渋くなったので15時半に納竿となりました。魚のコンディションは胸鰭の欠損の個体が多いので微妙ですが、魚のサイズは大きくサイトフィッシングの釣り主体と考えると、ドライフライで大物狙いをしたい方には良いロケーションだと思います。日増しに寒くなるこの時期ですが、暖かい日を見つけて皆さんも出掛けてみてください。

 

室内釣り堀での釣りをフライフィッシング風に書くとこうなる

本日は一日中雨予報。すでに昨夜から雨が降り続いており、目ぼしい河川は増水により釣りが難しい状態だったので、今回の河川釣行は一回お休みをしてエリアフィッシングを楽しむ事とした。インターネットで検索して近所の管釣りへ行ってみた所、なんとお休み。仕方なくさらに検索をかけて別のエリアへ到着したのは、それから50分後のことだった。

始めての場所だったので、受付の後にルール説明を聞くと、バーブレスフックを使用で全てキャッチ&リリースとのこと。エリア内は全天候型で二つのポンドから構成されている。一つのポンドは初心者エリアで、魚の活性はとても高く、サーフェイスでの釣りも楽しめそうなくらい魚が飢えている。常に氷層に口を出し、ユスリカを捕食しているかのような仕草を魚は繰り返している。

僕らは手慣れであるから初心者用のポンドには入らず、テクニックが要求されるエリアを選択し釣りをスタートさせた。釣り方はルースニングオンリーなのだが、流れが強く魚のいる水深を探るのにインジケーターの位置をどうするかが肝になる。

ポンドの角にそっとフックをプレゼンテーションすると、エアレーターのカレントが強く、フックは思っているレンジに入らず浮いてしまう。ボトムを狙いたい場合でも水深プラス10センチはタナを取る必要があると判断した。また、カレント同士がぶつかる部分はフックやウェイトが流れに馴染みやすく、一気にボトムまでフライをプレゼンテーションできるようである。

フックサイズ14番サイズ位だが、グルテンを用いたものを絡めるかUDONのいずれかを選択し、ボトムへ向かってスピーディにシステムを送り込む。スティックタイプのインジケーターはカレントに馴染むと同時に消し込み、僕らはフックセットするのであった。

あ〜書いていてだんだんイライラしてきた。要はザーザー振りでどこへも行く気がしなかったので、今回は室内釣り堀で鯉釣りを楽しんできたというだけの事でゴザイマス。つまらない話にお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

フライを離れてたまにはこんな遊びもあるという事で、お暇な方はご覧くださいまし。

釣り堀中の島センター
一軒目に行ってみたこちらの場所はお休みでした。こんなザーザー振りだと、そりゃお客さんも来ないから営業しないですよね。
釣り堀
そして2軒目に選んだのが上尾市にある『芝川つり堀』。国道16号線沿いにあり、電車だと埼玉新都市交通伊奈線の吉野原駅から歩いてすぐ。おやじと書いてあります。すぐ傍にあるチョロっと流れているのが芝川。
つり堀のポイント
お店は朝9(または10)時〜24時までの営業とのこと。12ポイントを貯めるとオリジナル竿がプレゼントらしいです。また、居酒屋と書いてありますが、酒類やおつまみの提供も行っているので、電車で行って遊ぶのが良いのかもしれません。
釣り堀
料金は1時間¥800で僕らは3時間¥1,800で遊ぶことに。ルールはC&Rで椅子に座って釣りをすること。正面にいるおじさんは、うどんの麺を1本丸々つけて流していたのでふざけていたのかと思いきや、その一本うどんを使って超大きなアオウオをヒット。手慣れの皆様は大物狙いに独特な釣法があるようです。
グルテン餌
エサはグルテンエサとうどんのいずれかから選べるのですが、喰いが良いのはグルテンエサ。でもハリ持ちが悪いです。うどんはアタリが少ない代わりに、アタリが減ります。
室内釣り堀
エアレターが四方から出ており、そのカレントに乗せるとウキはすぐに流されます。また、魚が多すぎるので、時にうきが沈まずに魚の背に乗ったままになったり。アタリを頻繁に取るには、流れがぶつかった点で、一気に仕掛けが沈むようにすると良いでしょう。
室内釣り堀のコイ
この管釣りにはネットがありませんので(あるのかな?)、備え付けのリリーサー(貼り外し)を使って触らずにリリース。大物は外す時に一苦労しますヨ。HPを見ると冬の間は虹鱒やヤマメが入っているようで、水中はなんでもアリの魚種格闘技状態。
鯉の大物
大物狙いは底ベタで餌を大きめにつけるとヒットします。針を外すために魚を浮かせるのが一苦労。
コイ
ポイントカードは釣りの回数でスタンプを押してくれますが、色の付いた魚を釣ることで1ポイントもらえます。しかしこれが難しく、私は3時間で一つも掛けることができませんでした。それも魚のほとんどがこのサイズばかり。ま、数はいっぱい釣りましたけれどね。でもそれではポイントにはならないんです。
室内釣り堀
イロモノの魚はこのヒゴイの他にソウギョのアルビノなどがいました。ちなみに初心者池は魚が多すぎて、さらに座席に座った瞬間から魚が擦り寄ってきて、餌待ちのコイ状態で、口を開けて「餌をくれ!」状態。可愛い過ぎて釣る気になれません。ここはお酒も飲めるので、電車で行って数時間遊ぶことをお勧めします。

解禁前の練習がてらに『丹沢 ヤドリキY.G.Lスポーツフィッシングエリア』へ行ってみた

明日から渓流の全国一般解禁ですが、皆さんの準備はいかが? 私はというと相変わらず釣りへ行く直前にフライを少し補充するという形をとっているので、フライの持ち玉が少なく非常に困っています。来週の火曜日までにはフライをたんと巻かにゃならんのですが、その前に海へ行く予定があったり、いい加減確定申告をヤラネバと、忙しい日々を送っております。

とはいうものの、休みを返上して仕事に励む選択は釣具屋店主には毛頭無く、お客様に釣りへ行って頂く為に、何か良い場所はないかと画策するのです。このブログでは冬の間に東京から近いC&Rや管釣り場を順番に紹介してきたのですが、そろそろネタ切れ。仕方なくインターネットの力を借りて過去を思い出しながら探っていると、ふと寄居のYGLを思い出したのです。早速ググると、残念ながら2010年5月で営業は終わってしまっていたのですね。では同じYGLといえば 寄(ヤドリキと読む)はまだやっているのかとそちらを調べれば、こっちは営業しています。

そういえばこのYGLってどんな意味なんでしょうか? 勝手にこの二つの管釣りは関連の管理釣り場だと思っていましたが・・。最初の『Y』はどう考えても『寄』だと思うのですが、そのあとの『GL』はなんなのでしょうね? このページを見て後日、『丹沢 ヤドリキ Y.G.Lスポーツフィッシングエリア』へ行く方は、YGLの意味を是非聞いてきてくださいな。

今思えば私が最後にヤドリキYGLに訪れたのは、世附川にC&Rがあった頃だったでしょうか。当時はどちらかで入漁証を買うと、どちらにも行けるというシステムで、世附川で半日遊んだら午後はヤドリキという遊び方をしていましたっけ。という訳で17〜8年振りに出掛けたヤドリキですが入漁料は安く、驚くほど良い渓相へ様変わり。そんな今週のヤドリキの様子は以下の通り。お時間がある方は、一般河川へ挑む前の練習場として楽しんでくださいな。


丹沢 ヤドリキY.G.Lスポーツフィッシングエリア
交通:新東名高速 新秦野IC下車・県道710線で中津川上流方面へ10分ほど
入漁料:基本料金 ¥2,500(5時間)延長は1時間¥500
入場上限あり:上限15名様まで(途中で帰る方がいらっしゃるので、午前と午後の部5時間づつ各15名と考えるのが良いでしょう。予約はできません)
主なルール:キャッチ&リリース・バーブレス(フライフィッシング・テンカラ・ルアーのみ)
必ず必要なもの:ウェーダー(管理小屋へ行くにも渡渉するので、必ずヒップウェーダー以上の装備が必要です)
備考:駐車場と管理棟は離れています。全て準備をした状態で、管理棟へ向かいますが、下流へ100mほど行った見えない場所にあります。管理棟までは渡渉を2回しなければなりません。また、現地には飲食関係は何もありません。寄交差点入り口にある「セブン-イレブン 秦野菖蒲店」で、用意していきましょう。

ヤドリキ
車は一番上の写真の「YGLヤドリキスポーツフィッシングエリア」の看板の近くに止めましょう。そのすぐ下が川になります。一度離れると車に戻ってくるのが大変なので、全てのタックルと飲食物を確認の上、写真の様に川を対岸へ渡渉し下流へ向かいます。この釣り場はおよそ1kmくらいの区間で下流に向かってその釣り場があります。
YGLの管理小屋
小屋をちゃんと撮影するのを忘れちゃいましたが、以前よりも川が大水により掘られ、一段低いところに川が流れています。小屋に着いたらお支払いし、状況とルールの説明をしてくれます。渡渉のレベルは低いですが、高齢の方は雨の後などの増水時は避けた方が良いでしょう。前日にYGLのfacebookを確認する事をおすすめします。
YGLヤドリキ
渓相は昔とは比べ物にならないくらい雰囲気のある場所になり、一般渓流で釣るのとなんら変わりがありません。魚のコンディションは抜群なので、その理由をお聞きすると「魚のサイズは20センチ前後しか離していません。」との事。要は遊泳力のないボロボロなマスは入れても落ちてしまうだけなので、入っていません。よってコンディションの良い魚体で育った魚ばかり。さらに、ヤマメが多いのもその特徴。
ハヤ
で、例によって私はフライを全く巻かずに来て、さらにドライで釣れるだろうと思い、ニンフなし。しかしこの日は強風と寒さでライズが全く無い。いくらドライを流しても何も反応はなく、ハヤだとわかっている魚をミッジでようやく一本釣るという、しょうもない私。というか、しばらくハヤを釣ってなかったのでちゃんと狙って釣ったのデス。立派でしょ、このハヤ。
YGLで遊ぶ
ヤバイこの状況。車に戻ってもニンフは無いので、フライパッチを見回すと、端っこの方に12番ほどのクリーム色の壊れたビーズヘッドピューパがありました。それを使ってみると、すぐにヒットし一安心。
レインボートラウト
レインボートラウトの平均は25センチ程度。ヒレは綺麗な鱒ばかり。
レインボートラウト
ちゃんとニンフを用意している後輩はイレグイです。暖かい日は普通にカゲロウが飛ぶのですが、この日は強風と寒さに翻弄されてしまい、ニンフオンリーの展開。とはいうものの定点でフィーディングする立派なヤマメを発見し、それに向かってドライを投げ倒す私。しかし無反応。ニンフ無いしどうするか考えた挙句、ミッジボックスに入っていたブラッシー20番(コパーワイヤーを巻いたミッジピューパ)。を流して見ました。
ヤマメ
フライは軽いのでサーフェイスフィルムに浮いてしまい、表層をトロ〜ンと流れると、そのミッジピューパをゆっくりと加えるのでした。してやったりのこの魚体。ギンギラギンのヤマメ(サクラマス系)です。
YGLのポイント
各ポイントにはアルファベットの看板がA〜Eまであり、最下流部のEまで行くとその先はゴルジュ帯になり降られません。この釣り場は自然渓流と遜色ないレベルなので、数釣りをするというところではなく、一匹のプロセスを楽しむ数釣りに飽きた方がレベルアップしたい人向けです。良い季節に入れば普通にレインボーがバンバン釣れますが、ヤマメを狙って釣るのはそれなりに難しいので、それを楽しんでください。
YGLのヤマメ
その後、1個しかないビーズヘッドピューパが壊れるまでレインボーを釣り続け、渓谷に陽が入らなくなった時間を見計らって退渓しました。初心者にはチョット厳しい釣り場ですが、最近の管釣りはとても入漁料が高いのでココは安心して楽しめます。仮に土日に行って人がいっぱいで入れなかった場合は、ゆっくりと自然を楽しみながら管理人のお母さんと一緒にお喋りをお楽しみください。イブニングにはきっと良いヤマメを釣る事が出来ますヨ。

 

私の管理釣り場の原点である「加賀フィッシングエリア」に久しぶりに行ってみた

私は根っからの釣り好きで、物心ついた時から何かしら釣り続けていた漁師みたいな輩。なので小学5〜6年の頃にはすでに釣具屋へ入り浸り。家の近所にも釣具屋さんはあったのだけれど、圧倒的な品揃えでワクワクが抑えられない上州屋・池袋店は私の宝箱のような存在で、よく通ってました。

冬休みになると暇な日は釣具に囲まれたくて上州屋へ出向くと、顔馴染みになった店長さんが「ポスターと一緒に入っていた優待券があるから、行くのだったらあげるよ。」と、加賀FAの招待券を頂いたのがキッカケで管釣りへ行くようになりました。当時はお正月に釣り大会があり、その告知のために各釣具屋さんへポスターが配布され、それと一緒に1枚優待券が送られていたのです。

昭和50年頃の管理釣り場といえばエサ釣りの場所が多く、「⚪︎⚪︎国際マス釣り場」と看板を掲げているのところが多かったのですが、この国際と名が付く所はそもそも進駐軍相手だったので、その名残りで国際の名前がついていたそうな。でも、ルアー・フライ専用の場所なんてなかったので、私にとっちゃタダ(優待券)で行ける加賀フィッシングエリアは夢のような世界だったのです。

気がつけばあれからほぼ50年経っているので、当時と今とでは周りの様相は大違い。オープン当初は大きな砂利穴みたいなイメージで、周りに植え付けられた小さな苗木だった桜は今では立派な大木になり、自分が桜の樹と共に成長しジジイになった事を実感するのです。

思い出を話すとキリがないので、とりあえず昨日の様子は以下の通り。相変わらず入れ喰いで、楽しませてくれる管釣りでありました。


加賀フィッシングエリア

住所:栃木県佐野市山形町48
電話番号:0283-65-0337
料金:1日¥5,500・午前or 午後券¥4,500
営業時間:6時〜17時(時期によって終了時間が異なります)
ルール:引っ掛け釣り等のルアー及びフライフィッシングのモラルに反する釣り禁止

加賀フィッシングエリア正門
加賀フィッシングエリアには思い出いっぱい。高校生の頃には彼女をバイクの後ろに乗せて行き、ココでおデートした甘酸っぱい思い出があります。今回はユルユルな時間に行ったのだけれど、朝一番は今でもズラッと車が並んでいるのかな?
加賀フィッシングエリア・旧管理棟
昔はこのプレハブ小屋が管理棟だった。昼食はお弁当を頼んでおくことができ、この大きなスピーカーでお弁当が到着した事を知らせてくれました。また正月の釣り大会ではアルビノマスを釣るとくじ引きできて、クーラーなどの賞品がもらえたり(おぼろげな記憶ですが)。里見さんはこの頃からいらっしゃいまいたよ。
加賀フィッシングエリア
右が1号池で左が2号池。この面の2号池側は釣りができないのと、この周辺にあるパイロン周りはフライキャスティングが禁止。湧水は1号池から2号池へと流れるので、水は下の段に行くほど濁りが少しだけ強くなる感じ。古くからある管釣りはレギュレーションが当時とあまり変わらないので、めんどくさいルールはありません。
加賀フィッシングエリアのレインボートラウト
私はシングルハンドで2号池からスタート。人も多くいたので、一番投げにくい旧管理棟側からシングルスペイで真ん中へキャストを繰り返す。昔のようにシンキングラインで加賀引き(独特なリトリーブ方法)をしようかと思ったけれど、とりあえず9フィート5番で最近やっている、スローな釣り方をすると入れ喰いでした。なのでシンキングラインは出さず、そのまま続けることに。
シングルスペイキャスト
釣り方はフローティングラインを使用し、シングルスペイでキャストできる限界まで投げて(理想はブイが浮く場所)、カウント35秒カウント。その間にラインが走った場合は即アワセ。スローリトリーブを開始するとリトリーブが終わるまでにアタリがあるので、1キャスト1ヒット。最初のフライが無くなるまでは15本キャッチ。その次のフライが持っていかれるまでさらに12本。その後はティペットをチェックするようにして、2時間余りで50本近い数を釣ったので流石に飽きました。でも、魚のコンディションは極めて良かったです。
加賀フィッシングエリア3号池
今回の肝はロングディスタンス。お魚は真ん中に固まっていたので、そこまで投げられた人で底付近をユルユルのスピードでフライをトレースできた人だけ釣れます。一つの池が大きいだけに、真ん中まで投げられる方は限られた人だけなので、普段の練習量で釣果の差が生まれてしまいます。私は気持ちを切り替えるためにポイントをレストラン側に移し、スイッチロッドに替えてオーバーヘッドキャスト。ロッドを替えても、ポイントにさえ届けば入れ喰いです。その後は飽きたので、カカシがポイントを見守る3号池へ移動。
レンボートラウト
昔は持ち帰りの制限尾数が無かったので、『加賀プロ』(お魚を持って帰って卸し売りする人)がいたのですが、現在はいないのかな? でも一人だけジモピー風の上手な方がシングルハンドで入れ喰いしてました。ちなみに今回はマッキーズ・エリアフライを1種類ずつ持っていって、その丈夫さや適正ウェイトかどうかなどを検証してきました。マッキーのフライはクオリティが安定していてバランスがとても良かったです。ウェイトは少し軽めかな。
スペシャルポンドの名残り
今は無きスペシャルポンドはオープン当初は確かコイ池だった。現在はその池は残っているものの、スペシャルポンドの営業はやめてしまいました。昔を懐かしみながらポイントをぐるっと一周し、最後は1号池で3本ほど釣った所で今回も早上がりすることに。
加賀フィッシングエリア
このレストハウスはずっと後に建てられたもので、バブル時代にお目見えしたもの。お食事は現在休業されている様です。なので佐野に来たのだからラーメンを食べて帰らないとね。
佐野ラーメン・ラー
「ヘイ、トヨタ! 美味しい佐野ラーメンのお店を教えて!」とナビに聞いてみると、「人気のあるお店は・・。」と答えてくれるので、その店へ行くことに。それにしてもこのナビって、どういう評価で人気や美味しい店の順位を評価しているのでしょうね。ちなみに案内された「Ra(ラー)」という佐野ラーメンは王道のシンプル佐野らーめん。ちぢれ麺であっさり醤油スープは、豚骨ラーメンに飽き飽きした私にはもってこいの味でした。佐野厄除け大師のすぐそばにあります。

 

黄瀬川C&Rを通り過ぎて、あえて「すそのフィッシングパーク」へ行ってみた

外気温さえもう少し高ければ、ユルユルな時間に出て本栖湖を目指す予定だったのですが、朝の気温が−5℃予報で風が強いらしい。そんな予報にめげたのと、例によって持ち玉(フライ)が無いのです。そんな状況を考えると温かい時間だけサクッと釣りをして帰れるのが、やっぱり管釣りなんですね。

いつもだったら朝4時には家を出る私が6時半過ぎに起床。車へ乗った時点ではまだ行き先は決めておらず。車中でiPadでネット見ながら考えた答えは、今まで紹介していない管釣りへ行ってブログを書くこと。とりあえずネット検索で「おすすめ」と「管釣り」の二つのキーワードを入れてみた。すると一番上に上がってきたのが「大物が釣れる管理釣り場ランキング」なるもの。これから出かけるので東京から150km圏内でないと行けないので、上から順番に見て北海道や長野県は却下。これによるとフィッシュアップ秋川湖は4位とな(以前紹介しているので却下)。先だって行ったロストルアーズは10位に連ねている。そして上位から消去方式で下へ下へと見ていくと、11位に「すそのフィッシングパーク」が出てきた。この場所は何度か行ったことがあるけれど、このブログを始めてからは一度も行って無い事を思い出し、今回の釣り場は「すそのフィッシングパーク」と相成りました。

この管理釣り場は東名高速道路・裾野ICを降りて約15分ほどの場所にある場所。そう、丁度去年の今頃は同じ裾野ICを降りて黄瀬川のC&Rヘ釣りへ行っていたのですよ。しかし車に積んでいるロッドは前回と同じだし、ウェーダーを積んでいないので横目に見つつさらにその先へ進むのでした。

今回もそんなユルユルの釣行ですが、知らない方のための新しい選択肢にして頂ければ幸い。以下はその釣行内容でゴザイマス。


すそのフィッシングパーク
住所:〒410-1125 静岡県裾野市富沢589-1
裾野ICを降りて約15分
TEL:055-993-5514
入漁料:ネット記載金額と相違があるので、直接確認してください
ルール:バーブレスフック・ワーム類の禁止

すそのフィッシングパークの管理棟
国道246号線を県道にそれて少し行くと、アスファルトの再生工場へ入っていくかのような感じで右へ曲がって入っていくと、「すそのフィッシングパーク」の看板が現れます。管理棟は上池(クリアポンド)とストリームエリアの間にあるこの小屋。ここのHPは少し停滞しているようで、ネット記載金額より若干高くなっていた。僕らは4時間を選択し¥4,400だったかな。
すそのフィッシングパークの看板
この管理釣り場は周りが雑木林で囲まれているので、フライを振れる場所が必然的に決まってくる(フライキャスティング禁止エリアもある)。上池(クリアポンド)はほぼロールキャストのみ。中池(マッディポンド)は細長い部分の両端以外は全てロールキャスト。下池(ミックスポンド)は駐車場側が広く取られているので、バックスペースが広く広々振れる。
中池(マッディポンド)
中池(マッディポンド)はこの看板の位置が後ろが抜けているので、キャスティングができるけれど、人気のポジションなので、常に誰かが入っている状態。今回の私は道路側でロールキャストの釣り。この池のお魚は何か(鳥)に怯えるかのように常に魚が跳ねていて、池の中心よりも影の部分か池の淵をグルグルと回遊している(シーズンにもよります)。ドライでの反応がイマイチで、どちらかというと引っ張りかインジケーターの釣り。
レンボートラウト
雑木林のおかげで風は抑えられていたのですが、寒い日なのでお魚の活性はイマイチ。入ってすぐの頃は引っ張りで反応していたのですが、30分もするとスレてこなくなったのでインジケーターの釣りへ変更。フライを動かすとアタリが出ないので、一箇所に30秒以上ステイさせてアタリを取るスタイルで数釣りを楽しみました。この管釣りはイロモノ(ニジマス以外の魚種)が豊富なのですが、今回私には釣れませんでした。
レインボートラウト
フライフィッシングは本来キャスティングを楽しむ釣りですが、この中池(マッディポンド)では、反対側(竹林側)へ回って目の前をインジケーターフィッシングするのが一番釣れます。お魚はこの影に沿って泳いでいるのです。真ん中にいるお魚達は釣れない事は無いのですが、寒いのもあって今回は反応があまり良くありません。
すそのフィッシングパークの下池
下池(ミックスポンド)を駐車場から見るとこんな感じ。駐車場側はバックスペースがあるので、キャスティングを楽しめますが、対岸までの距離はおおよそ15m程度。下池は水がクリアでミッジへの反応がすこぶる良いです。ただ、上の二つの池に比べると現在は魚のサイズが小さめでレンボートラウトが中心。
ミッジのドライフライフィッシング
下池でミッジフライを色々と試しましたが、24〜26番は小さ過ぎるのか反応はイマイチで20〜22番の黒系が調子よく、ワンキャスト・ワンバイト状態。ただミッジを使うと大物が出ることは稀なので、釣れるサイズが塩焼きくんサイズが中心。
静岡県裾野周辺から見える富士山
4時間というのはあっという間に過ぎ、陽が沈む前だったので帰り際の道から見える富士山はとても綺麗でした。この管釣りは他の場所に比べると一日券が少し高めなので、多くの方は1時間単位で釣りたい時間を釣るという方が多いと思います。実際僕らもそうなのですが、例えばシーズン中に静岡県下の川へ行っては見たものの、増水で釣りにならない状況に遭遇した場合、予定を変更して2〜3時間遊んで帰るという使い方にお勧めです。黄瀬川C&Rに挑んでみたものの、難し過ぎると思ったら、ダッシュで戻って来て、ここで1〜2時間遊んでみてくださいな。

茨城ダッシュに怯えながら『フィッシング Do Doo』に行ってみた

2024年のスタートは元旦から能登半島地震に次いで飛行機事故があり、新年を祝う気分では無かったですね。日本はどこにいても地震が起きるので、明日が我が身と思って、より一層防災意識を高めたいと思います。

さて、年末年始のお話をしますと、やっぱり鱒中毒の私は家でじっとしている事は無く釣りへ繰り出していた訳ですが、ある場所でオデコ味わい、その傷を癒しに管釣へ行ったり。今週あたりからエンジンをかけて本栖湖詣でをしようかと思っていたのですが、現在ノーマルタイヤのみでチェーンも無い身なので、安全策として行ったことの無い管釣りへ行くことにしました。

すると後輩が、「この管釣り、サクラマスが釣れるみたい。」と言う。

サクラマスを多く放流している管釣りといえば「赤城フィッシングフィールド」が私は浮かびますが(23年に廃業されたようです)、そちらは冬に行った際に山道に残雪があった記憶があるので、今回は後輩が行ってみたいというフィッシングDo Doo(ドゥドゥーで良いのかな?)へ行くことに。

そもそも管釣りへ行くのに常磐自動車道に乗るのなんて滅多に無いこと。筑波山へ向かって走るという、いつもと違う景色を楽しみながら千代田石岡ICを降りると、そこは国道6号線。交差点で先頭で止まると、通勤時間帯の車は見事に「茨城ダッシュ」を決めて右折するのでした。さらに路地からは突如として軽自動車が現れて、左右確認なしで進路に入ってきたり、私はビビりまくりのノロノロ運転。

ナビを頼りに着いたその管釣りは朝霞ガーデンのフライ池2個分ぐらいの広さで、周りは雑木林に囲まれていて、とても静かな管釣り。フライフィッシャーマンは私と後輩の二人しかおらず、こりゃ入れ喰いだな、と思ったは浅はかだった。やっぱり初めての管釣りは新鮮で、そこのパターンがわかるまでには少し時間が掛かるのであります。そんな火曜日の陽だまりの釣りのお話は以下の通り。


フィッシング Do Doo
住所:〒315-0076 茨城県かすみがうら市上志筑508
TEL:0299-59-5726
遊漁料:1日¥4,500・半日¥3,500・2時間券¥2,500
定休日:毎月第三金曜日(朝7時〜)
ルール:ソフトルアー・エッグヤーンの使用禁止・バーブレスフック・キープ制限
*管理事務所にはカップラーメンと飲料販売機のみ。近くにコンビニがないので、食料品は前もってどこかで購入しておきましょう。

フィッシング Do Doo
フィッシングDo Dooまでの道のりはナビを頼りに行っても「これで合っているの?」と思いたくなるような道。ナビを疑わずに素直に進まないと辿り着けません。ポンドは二つありますが、フライは大きい方の池でしかできません。水深は手前がかなり浅く、中央でも2mは無いかもしれません。水質は濁りがあるので、フライには好条件。
フィッシングドゥドゥのサクラマス
メインの水車のおかげで水の流れは時計方向(左から右)へ流れるので、インジケーターの釣りは難しそう。ルアーの方と絡まないように中央付近までキャストするとフォールでいきなりきたサクラマス。あれま、ここって本当にサクラマスが多いんですね。
フィッシングDo Doo
しかし、その後はな〜んもアタリなし。うむ、困ったぞ。状況を把握すると魚は中央付近の底に多い。しかし水車の流れにフライラインが引っ張られてしまい、一度沈めたフライが流れにつかまってフライが浮き上がってしまう。さらに喰いが渋いので、シンキングでリトリーブする訳にもいかず。それをなんとか同じタナにキープできてデッドスローで引ければなぁ・・。と考えた挙句、出した答えはシンキングリーダー。10フィートのスローシンクをラインの先にセットし、その先にリーダーはつけずにティペットを60センチのみ。これが見事ドンピシャ正解でした。
管釣りのサクラマス
まずはジャンプロールで真ん中ぐらいまでキャスト。カウントを20秒してラインを張ると、ラインは流れに引っ張られてゆっくりと左へ流れ始める、するとドスンとアタる感じ。その釣り方がわかった後は入れ喰いでワンキャスト1〜2バイト。早アワセすると途中でバレやすく、少し送り込み気味でゆっくりアワセるとバレません。掛かってくる魚の3割はサクマスという確率。
フィッシング Do Doo
開始して2時間は沈黙が続いたけれど、このパターンを見つけたので後輩にも教えて、彼も入れ喰いモード。周りのルアーの方には申し訳ないほど釣れました。こんな状況の時、某管釣りで「釣ればいいってもんじゃないんだよ!」と隣りのおじさんに怒られた事を思い出しました。
レインボーとサクラマス
釣り方がハマってあまりにも釣れるので、今度は面白がってティペットをどこまで短くできるかを試しました。シンキングリーダーを使っているので透明な部分はティペットだけになるのですが、結果20センチまで縮めても釣れましたが、喰いつきが悪くなります。長過ぎると絡むので、結果的に50〜60センチぐらいが一番良かった感じ。短い時間で軽く50本以上をキャッチしたので早めに上がって帰りましたとさ。
白いロッドが汚れると・・。
ちなみにこの管釣り、水があまり綺麗ではないので、白いインストラクターロッドを使って釣りをしたら、ロッドがこんな色になってしまいました。帰る前にウェットティッシュなどで綺麗にして帰らないと、汚れがなかなか取れませんぜ。

休みの日はじっとしていられない鱒中毒患者の私は槻川フィッシングエリアへ行ってみた

私の日常は一年を通して釣りから離れない様な生活をしている。なので、「明日はお休みですよ。」と言われても、何をして良いかわからずオロオロしてしまい、特に一日中家にいたら手はブルブルと震え、酸欠を起こして倒れてしまいそうな気分。ロッドを握っていれば多少心は落ち着くのですが、結果的に水辺を探して佇んでしまうのデス。コレって職業病なのでしょうか、診断書を書いてもらったらきっと『重度のマス中毒により、静養が必要。』なんて書かれちゃうんでしょうなぁ。そういえば長期入院を強いられた若かりしころ、私は闘病生活中にも関わらず、後輩に運転をお願いして釣りへ出かけていましたっけ。その際に病院への外出許可を取る書類には「芦ノ湖にて療養」と書いてました(笑)

前日にロストルアーズで白銀の世界を楽しんだ翌日。連休なのでたまには体を休めれば良いのに、先だって武蔵漁協の白石さんがハーミットにお見えになって紹介されたその場所がちょっと気になって、槻川フィッシングエリア(漁協が管理するC&R区間)へ出かけることにしました。

槻川は埼玉県中部に流れる川で、荒川の流れが入間川と二分され、さらに越辺川(おっぺがわ)と入間川に二分された先で、槻川(つきかわ)と都幾川(ときかわ)に分かれます。私は川越でお仕事をしていた時代にその都幾川で何度かヤマメ釣りをしたことがあるのですが、槻川はそのすぐ隣りの川で小川町にあります。

槻川の普段はオイカワや鮎を楽しむ清流で夏場に渓流魚を釣るような川では無いのですが、数年前から冬の時期を利用して漁協がレインボートラウトのC&R区間を始めたのです。毎年の水温によりオープン日は異なるとのことなので、インスタグラムでチェックして欲しいとのことですが、終了はゴールデンウィークの頃。なのでシーズンこ後半の3月は大物レインボーをドライフライフィッシングで存分に楽しめるので、近所の方は解禁当初はこの川でドライで肩慣らしするのにはとても便利な釣り場だと思います。

ただ、初めて訪れる人には少々厄介なのが、その告知がほとんどされていないので、どこでどのように始めたら良いのかが分からないと思われるので、この場を借りて紹介していきたいと思います(全部読んで頂いた方が一連の流れがわかると思います)。

以下は先だって行ったその様子。私が行った日は放流日の前々日で多少難儀しましたが、現在はバリバリ釣れていると思うので、ご近所の方はのんびり楽しんでみてくださいまし。


槻川フィッシングエリア
場所:〒355-0323 埼玉県比企郡小川町下里(こちら
営業時間:日の出から日没まで(入漁証を購入したらスタートできます)
入漁料:¥2,500
フライフィッシングルール:オールキャッチ&リリース・バーブレスフック・その他は細かいルールはありません(ウェーダー必須)
入漁証販売所:ミニストップ小川町南店(こちら

ミニストップ小川町南店
ここで釣りをする場合、直接釣り場へ行くと入漁証が買えないので、まずは埼玉県 小川警察署の隣りにあるミニストップ小川町南店を目指し、ココで入漁証を書います。
C&Rの入漁証を買う
釣り券はこんな仕組みで、そもそもの河川入漁料が¥1,500で、C&R管理費が¥1,000で合計¥2,500となります。なので、シーズンが終わったゴールデンウィークの後は日釣券のみで釣りができるとの事。
槻川フィッシングエリア
入漁証を購入したら国道254号線を上り方向へ約1キロほど行き、下里の三叉路を右に曲がるのですが、目標物が何もありませんので、グーグルマップを利用して槻川フィッシングエリアを事前にナビに登録するのが良いでしょう(グーグルナビだとこちら)。その交差点を曲がった先に槻川を渡るこの橋が出てきます。橋の下流部(写真左)がメインのエリアで、橋の上流部のワンドまで釣りができます。
槻川フィッシングエリアの目印
橋を渡ったら、回り込むようにずっと左へ曲がっていくと思ってください。最初に曲がれるポイントには小さな看板があるので、それを頼りに曲がりましょう。
槻川フィッシングエリアへの入り口
曲がったらまたすぐに出て来る砂利道を左に曲がります。目標物はありませんので、この白いお家を目安にしましょう。
槻川フィッシングエリア
その先をずっと進むと河原へと続き、車が10台ほど停められるスペースがありますのでそこに停めましょう。小さな土手を登って上から覗くとそこには大きなプール状のポイントが広がります。川と言っても大きなプールのような溜まりなので釣り方は様々。インジケーターで探るも良し。高番手で引っ張るのも良し。ハッチが始まればライズの釣りも楽しめます。
槻川フィッシングエリア
写真の奥が上流で流れは手前に向かって流れています。左岸側(奥に見えている橋下流から対岸)は民家があるので、ご迷惑をかけない為に禁漁にしてあるとの事でした。土手の上から歩いて回ると大物が泳いで行くのがいくつも見えます。聞けば鵜への対策のため、食べられないように大物が中心でサイズ的には小さくても40センチ程度はあります。ここで一つ私のやらかしが・・。ここは手前3〜4mが激的に浅いのでウェーダーが必須です(ルアーの方だと要らないです)。私は前日の事がよぎりニーブーツは持って行ったのですが、それだとライズまでギリギリ距離が足りない状態が続き四苦八苦。
槻川フィッシングエリア
とりあえずポイントを見て回るために橋の上流部にも行ってみました。写真対岸下のポイントの岩の上は入ってもOKで、そのから上流側にいくつもの大物が見えました。手前のシャローには今年生まれた鯉の稚魚だらけ。
レンボートラウト
ウェーダーを忘れた事で四苦八苦し、ブーツにギリギリ水が入らない程度にウェーディングして、ロールキャストで打ち返し、ようやくドライフライでゲット。ライズは10時ぐらいからエリアの真ん中ぐらいで頻繁に起こりますが、風が止んだ後に落ちたものを何か食べている様でした。フライはパラシュートホッパー#10を使用。
槻川フィッシングエリア
ウェーダーがあれば数歩前に出てバックスペースを作り、ライズを片っ端から釣れたでしょうが、今回は泣く泣く投げれるスペースのみで遊んでいたので、辛い釣りになってしまいました。ウェーダーは必須アイテムですので、皆さんは忘れないでね。なので、いつの間にかバックが取れる場所での釣りになり、手入れ不足のラインを伸ばすためにフルキャスト練習会になってしまいました(泣)
槻川フィッシングエリア
結果、ウェーダーがない事で難しい釣りになりましたが、ライズの釣りをいくつか堪能。朝夕は引っ張りで釣っている方もいらっしゃいました。また、この翌々日はたんまりと放流されているので、私が心配することは何もないでしょう(くれぐれもウェーダーを忘れずに)。