御蔵入り(中越のサーモンフライフィッシング)

このブログは管理人の釣りネタが日々アップされているとお思いの方がいると思いますが、結構ボツネタも多いんです。単にオデコならばそれはそれでご報告するのですが、書けばネガティブな方向へなり過ぎる話題は却下になります。今回は御蔵入りではないのですが、昨年の同時期に行った鮭釣り(御蔵入り)の反省から、別の場所へ変えて行った関東圏のサーモンフィッシングの話であります。あ、やっぱり話はネガティブかな・・。ちなみに上の写真にオクラは入って無いので、オヤジギャグじゃありません(笑)

私は兼ねてから「産卵期の魚はいじめたくない。」と言ってきたので、日本のサーモンフィッシングは長い事封印してきました。海外でのサーモンフィッシングを経験している人ならば理解して頂けると思いますが、海外はビカビカのシルバーカラーのサーモンを釣るのに対し、日本の川は流程が短いために川に入った時にはすでにブナ色(婚姻色)になっているので、産卵まであと一歩というあの色合いの魚を釣る気がせず、敬遠していた次第です。

でもです、そろそろ川でのサーモンを楽しみたいと思い海外釣行計画を立てようとすると、私が20代にアラスカへ行っていた頃の2倍の金額でも行くことができない程の値上がり。日本だけデフレ期間が長く続いているせいで、僕らの懐は20年以上経っても変わらず、至って庶民の私には50万円を超える釣行費はなかなか捻出する事ができません。

そして昨年ふと思い、海外の話を書いても今の金額では行ける人が少ないだろうから、久しぶりに日本で鮭釣りをやって見る気になり、とある場所へ行きました。日本ではご存知の様に内水面での鮭の捕獲は禁止されています。なので限られた河川で調査の元に行われているので、釣り人に解放されたわけではありません。ある漁協では抽選によって、ある漁協では先着順といった具合で、人数も相当絞られた状態です。

そして昨年行って解った事。今の鮭釣り事情は圧倒的に餌釣りが多く全体の7割くらい、ルアーとフライは同数ぐらいの比率でしょうか。よってスイングでダウンクロスの僕らには釣り場がないのです。釣獲区間が短い為に尚更なんです。ついでに昨今の温暖化の影響なのか、昔はそこら中に鮭のハネがあったのですが、今は本当に少なさを感じます。いつかは日本のレジャー産業として鮭釣りが開放されないかと思ってましたが、遡上が激減している様では益々釣りはご法度になってしまう様にも感じられます。ちなみに昨年の二日間は魚の姿さえ見ることもなく、釣り場は必然的に制限されてしまい、参加したメンバーは完デコを食らった次第です。

あれから一年。昨年行った河川は日の参加人数が多いために釣り場がなく、よほど遡上量が多くない限りフライでは無理だと思い、今年は人数制限が少ない川に抽選で申し込みました。平日だったので、なんとか抽選には当選。あとは魚を釣るのみです。

さて、魚の姿は見られたのでしょうか?

この川は市の中心部にあり調査区間は結構短いです。その代わり1日あたりの釣り人制限をものすごく絞っているので、フライロッドを振る場所が無いということはありません。ただし、ご覧の通り雨、雨、雨・・。釣り中止になるギリギリの水位でスタートしたので、実質は中止に至る水位で、時間を追うごとにどんどん増水しました。水色も時間と共に濁りが酷くなりました。
このチョッキを着なければならないので、調査員は皆漁協員の様です。濁りが増す中で少しでも流れが緩く魚が休むポイントを探して流します。
前日から入り様子を見てくれた釣り仲間によると、昨日は透明で水位は今よりも20センチくらい低かったとの事。下が見えないので、怖くて無理な入水ができず。川は轟々とながれているのですが、雨のせいなのか魚のハネがあまりありません。
ダーティーホー
最初はポプシクルを使ってましたが、水流に負けない様に少しだけ重いダーティホーにチェンジ。雨のせいで釣れそうな場所は極めて少ないので、同じ場所を100流しするイメージ。修行の世界です。
と言っても鮭は一雨ごとに遡上しながら良い産卵場所を探すので、フレッシュな群れはこの雨の中を移動しているはずです。しかし雨は一向に止む気配がなく、土砂降り状態で、人間の気力が萎えてしまいます。
投げ続けてようやく13時頃にヒット。久々のドッグサーモンとご対面。ロッドはウインストン、ラインはエアフロのスカジットFIST。それにカスタムティップT10を8フィート。最終的にギリギリ底をコンタクトしない様にオモリとなるカスタムティップを軽くし、長さを短いものに調整した結果かもしれません。

 

ドッグサーモンの名前の由来はいくつかの説があったかと思いますが、この歯を見ると、「犬も食わないドッグサーモン説」よりも「犬歯の様な歯を持つドッグサーモン説」の様な気がします。雄だともっと大きい歯です。
漁協の人へ持って行かなきゃと思い、ランディング後ぶらーんと鮭を下げる図を一緒に行った釣り仲間が後ろから写してました。
ヒレの割れ具合からここまでの苦労がわかります。通常メスはこのまま採卵場行きなのですが、採卵場の問題でリリースする様に言われた事を思い出しましたので、このままリリースです。腹はパンパンでは無いので、すでに産卵はほとんど終わったのかな?
結局1日目はこの一尾で終了。その後、街へ繰り出し地酒の酒盛りをし、一旦宿へ帰ったのに明日の事を考えずにラーメンを食べに再度夜の街へ。翌日はと言うと、酒(鮭)のタタリで川は危険水位を超えてしまい、釣りが中止になりました、ガックシ。私はというと、朝方悪寒と吐き気で目が覚め、その後高熱でうなされた為に運転を代わってもらい、帰宅。ゲロ吐きまくりで、体調が良くなったのは本日午前0時ごろのことでした。まさしく産卵の魚をいじめた鮭(もしくは酒)のタタリでした。

現在鮭釣りができる河川は以下の通りですが(募集は来年です)毎年内容が異なりますので、よくご覧になって参加して見てください。ほとんどの場合抽選の期限が実際に行われる期間よりもかなり前に申し込みが終わるので、釣りがしたいと思ったら、7月にはチェックする必要があります。

中類川(北海道):標津漁業協同組合内忠類川サケマス有効利用調査・事務局
浜益川(北海道):浜益川サケ有効利用調査実行委員会事務局
寒河江川(山形県):寒河江川鮭有効利用調査委員会
小国川(山形県):小国川漁業協同組合
真野川(福島県):南相馬市・真野川サケ有効利用調査
久慈川(茨城県):久慈川漁業協同組合
鬼怒川(栃木県):鬼怒川サケ資源有効利用調査実行委員会事務局
思川(栃木県):下都賀漁協・鮭有効利用調査
渡瀬川(栃木県):渡良瀬漁業協同組合
荒川(新潟県):荒川鮭有効利用調査委員会
五十嵐川(新潟県):五十嵐川鮭有効利用調査委員会
三面川(新潟県):三面川鮭有効利用調査委員会
手取川(石川県):手取川サケ有効利用調査

このほかにフライフィッシングができない鮭釣り調査の河川もありますが、必要ないので書きませんでした。

朝飯前

こんな言葉を使うといとも簡単に何かを釣ってきた様に聞こえますが、そんなことはありません。いつもの様に朝飯前に東京湾にプカプカ浮かんできましたが、いつも通りの修行です。朝飯前と言うより、出勤前の修行かな。

ランカーへの道、その4。気がつけばもうコノシロ・シーバスシーズンは終盤。毎回フライを巻いては改善し、キャスティングやリトリーブも見直し続けて挑む本日。フライは原点回帰、結局昨年成果を出している20センチ近いドラゴンテールを使うことに。そしてチューブヘッド・ジョイント・フライ(何か名前考えますか・・)が透明すぎて存在感が薄いので、内臓を意識したパターンに巻き直しました。

リトリーブに関しては昨今流行っているマグナムルアーで釣れている動画を見てリトリーブスピードとトゥイッチ(フライではポーズの時間)を見直し、自分のリトリーブが少し早いと言うことに気づきスローダウンする事にしました。今回は芦ノ湖解禁時のリトリーブに近いアクションで挑戦です。

夜明けを待ってシーホース は東京湾奥から沖へむけて走り、何にもない場所で魚探をかけてコノシロの群れを探し、群れを見つけたらその上を通すイメージ。

「ハイ、イイデスヨ。」のうっちーの声に今日は釣れる予感しかしない、いつも通りポジティブな私。妄想じゃないと良いんだけれど(笑)。鳥もいい具合に水面を睨んでます。そして開始して数投目には動き始めたフライに大きな飛沫と共に水面が炸裂。しかしシーバスはすぐにはフッキングせず、そのままリトリーブし続けたフライに追い喰いしてようやくヒット。この時期らしい強い引きでロッドが絞られます。そして釣りあげた魚は前回と同様にまたしてもロクマル半ばのサイズ。う〜む、まだまだ。

それから数流し目にウッチー船長が、「コノシロ絨毯が映ってますヨ。」と言った途端にドスンと大きなアタリ。ヒットと共に水面を割ったシーバスは、すっかり投げ慣れた12番ロッドを気持ちよく曲げてくれる重量感。次に上がってきたのはナナマル半ば、ハチマルまであと少し、もう一踏ん張り。

その後も新しく巻いたチューブヘッドは内臓を改善した事で凄くアタる様になり、それこそハチマルサイズがフライを咥えるところまでは行ったのですが、フッキングせず。フライにもんどり打って出て来た数は10数発以上と今まで1番のバイト数があり、内臓の効果は絶大。しかし今回作ったフライはフッキングに難あり。思い当たる節は軽くするためにフックサイズを落とした事でヘッドが邪魔してゲイブ幅が狭くなり、丁度ウィードガードの様になっちゃったんですな、またしても改善しなくては。

ポイント移動の最中にジョイント部とフックの改善案をいくつか妄想し、帰る頃にはもうタイイングしたくて仕方ない私。でもね、コノシロシーバスはそろそろ終盤戦。船の予約がいっぱいで朝便の予約が取れないので、このまま来年への宿題かな。

シーバスへ出る度にフライタイイングの改善案が浮かび、タイイング意欲は増すばかり。フライフィッシングって楽しい!!

ティボー レモンライム
昨日届いたティボー のニューカラー、早々に東京湾デビュー。太陽の下で見るカラーがカッコイイ!と思っているのは私だけ?
チューブヘッドフライとシーバス
水柱を上げてフライを襲ったコイツ。。同じフライでフローティングを作ろうと決意。使うのは来年ですけれどね。フライが大きいからシーバスが小さく見えます(笑)
うっちー船長
うっちー船長の魚探を駆使したポイント選びとフライとルアーの人の違いでポジションや流し方を変える技を持っています。彼に任せれば魚は釣れますが、大物がかかるのは運次第かな。サイトフィッシングじゃないから、魚のサイズを選べないしね。
私はシングルハンドで20センチのビックフライを投げているので、真似したくない人が多いと思いますが、タックルを変えれば誰でもチャレンジできますよ。オススメは11フィート8番のスイッチロッドにシングルハンド12番のインターミディエイトを使うシステム。手首が弱い、または体力がない人でもスイッチロッドのオーバーヘッドキャスティングであれば、誰でもできます。距離は必要ありません。来年は私が実践して見せますのでそれまでお待ちを! ってか、一緒にやりませんか?
「やっちまった」と言う顔をしているでしょ? 彼はドスンというアタリでデカイのを掛けたのですが、魚が向こうアワセで掛かったものだからそのままリトリーブを開始したために掛かりが浅く、バラしてしまいました。残念、何事も経験です。
ドラゴンテールフライ
このドラゴンテールフライの利点は釣れない筈がないと思う、魚と人間を魅了する動き。そして吸い込みが良くフッキングが良い点も挙げられます。しかしデメリットは吸水してしまうので、ピックアップ直後は重すぎて投げづらいのです。このフライをシングルハンドで投げ続けると手をおかしくします。フックは6/0番で丸呑み。対象物がないのでわかりづらいですが、久しぶりの大物です。
活躍したビックフライ
今回活躍したビックフライ。シングルハンドで投げるには限界があるので、来年は11フィート8番のスイッチロッドオーバーヘッドキャスティングで挑む予定。「目指せ、メーターオーバー!」の道は続きます。
6/0のフライを丸呑みするシーバス
この写真を見てわかる様にフライは吸込みが良いので、20センチ近いフライを丸呑みされます。その為ティペットがシーバスのザラザラの歯によってプッツンするのです。私は20〜40ポンドのショックティペットを使ってますが、「魚はティペットを見切るから細くないと釣れない。」なんて思っている人は、いざ掛かってもプッツンしますヨ。それに大きいフライはティペットが太くないと、カックンカックンして投げづらいですしね。

Trial and error

人生も釣りもトライアル・アンド・エラーの連続。沢山の推測と仮定を繰り返し、その中で無駄を排除して答えを見つけていく。先週の穏やかな本栖湖から自分は何を学んだか?そのことを考えながら今週も富士山を見に本栖湖へ行ってきました。

今年の本栖湖は連なる台風の影響で水位は高く、とても釣りづらい状態。今まで大物を手にした年は殆どが水位が低い年で、魚との距離が近く(ブレイクラインが近い)豊富なポイントから選定していた感じ。なのでニーブーツの釣りが多く、今年は苦手なウェーダー必須な本栖湖。バックスペースが取りずらく、そのため先週は時間によるポイントの選定が思う様にいかなかったと自己分析。

そしてもう一つ、フライのカラーや大きさが合っていなかった事。ドライフライは大きいフライにこだわり過ぎている点もあるので、少しダウンサイジング。飛んでいたカメムシに近づけたカラーにチェンジし、引っ張りのウーリーバガーとゾンカーのサイズを調整しての再チャレンジ。

試行錯誤をしている時点ですでに私の妄想では釣れているのですが、その結果はいかに?

暗闇の中で慌ててタックルを用意し、そのままポイントへ。夜明けと共に投げ始めたら、ん?なんんか変。グリップが長いのでいつも使っているマイクロスペイ10ft6inch・#3だと思ったら、なんと9フィート12番のターポンロッドです(笑)。今週も前のめり度70%。車へ戻ってタックルを組み直す時間を考えると時合いが終わっちゃうので、このまま投げる事に・・・。
本栖湖のレインボートラウト
夜明けはいつも引っ張りの釣りですが、仕方なく12番のロッドに8番のシューティングヘッドを入れた状態でキャストを開始。すると数投目にガツンとアタリ。ロッドが殆ど曲がらないのでゴミの様に上がってきた40アップ。なんかなぁ・・。
ブルーバックレインボー
見事なブルーバックですが、残念ながらお手手が欠損。放流されてしばらく経った回復系個体です。オデコが多い私にはとりあえず釣れた事でほっと一安心。
朝の時合いは1時間ほど。まだ湖仙荘さんが開いてなかったので、本栖湖漁観光協会で遊漁証を購入。さて、ドライタックルを組み直して再挑戦です。
先週と同様に午前中から風が少し強め。なので、こんな感じに泡立ったスカムライン(ゴミの集まった場所)を探してサイトフィッシング。ライズを求めて湖畔を走りまわります。
本当だったら湖岸をずっと歩いて探すのですが、場所によっては胸近くまでのウェーディングになっちゃうので、少しでも立てる岩を探し、しばらくその岩の上から様子を伺う事にしました。
2020年モデルスピードスター
新しいスピードスター の本栖湖デビュー。そしてマイクロスペイは手に入れてからはすっかり本栖湖と本流ヤマメ兼用ロッドになりました。本栖湖での使い方はスペイでのドライフライフィッシング。もう一つは状況が変わった時にシングルハンドの8番インタミラインを通して、オーバーヘッドでの引っ張りの釣り。このロッドはスイッチの中では短くて軽いので、シングルハンド7/8番として普通に使えます。
カメムシフライ
いくつ目のポイントだったでしょうか。藪漕ぎをして投げれそうな岩を探してその岩に乗った所、目の前でライズしているのです。で、このカメムシをキャスト。しかしそのフライを咥えたのが20cmほどのチビでフッキングせず。その10分ほど後のこと、そのポイントで突然狂った様にライズが始まったのです。慌ててカメムシフライを投げるも無反応。よく見ると3〜5センチほどの新子のワカサギを7〜8本のレインボーが追い回してます。ライズだと思っていたのはボイル(魚食魚が小魚を追い回し、魚が水面に突き上げられている状態)です。
本栖湖のレインボートラウト
慌ててリールをインタミに変え、フライは小さめのゾンカーをチョイス。カラーはジンジャー系。再度ボイルが起きるのを待ってラインを出しておき、そのタイミングで狙い撃ちする様はイナダのボイル打ちそのものと一緒。ドンピシャ決まってリトリーブを開始するや否や、レインボーはドッパーンと数回跳ねて沖へと走りました。ロッドは満月になり、緊張の時間。トルクフルな彼はバッキングライン の継ぎ目(ライン+ランニングラインの合計分70m)まで引っ張り出す強者でした。丁寧に時間を掛けてやっと上がってきたのは、ロクマルにわずかに届かない見事な魚体。久々の感動です。
本栖湖のレインボートラウト
見事なヒレピンで肉厚。深みを渡り沖にあるドン深岩の先端にいたので、いざとなったら湖に飛び込んで抱きかかえようかと思ってました(笑)
ブルーバックレインボー
太陽を浴びた見事なブルーバック。ルアーの人に一度つられているのでしょうね、エラ上に丸い穴が空いてます。グリップが長いスイッチロッドと横並びにするとあまり大きく見えないのがチト悲しい。
本栖湖のもぐらん
実はその後もしばらくしたらもう一度ボイルが始まったので、同じ様にキャストしたらドンピシャはまり、フッキング。しかし、同じ様に沖へ走って数度跳ねたらハズレちゃいました、残念。サイズ的には同じぐらいかな。今から15年ぐらい前にも一度モグラン付近でレンボーの猛ボイルに遭遇し、夢の様な1時間を過ごした事があるのですが、その時と同じシチュエーション(季節が違いますが)。
本栖湖のレインボー
時合いは1時間でおしまい。その後に別のポイントで釣りをすることも考えましたが、本栖湖の釣り過ぎは体に良くないので、お昼前にて終了。早上がりの時はいつもの様に下道(国道)にて帰宅です。昨日の夜に飲んだビールは格別。さて、今度はランカーシーバスをやっつけないと。私の宿題は山積みです、楽しいなぁ。

横浜はシークロ

「東京湾のシーバスはなんか楽しそうで羨ましいなぁ。」と思った方。シーバスのフライフィッシングは6番以上のロッドで10mも飛ばせたら、そんなに難しくありません。地方の方は東京へ出張の際にお休みをくっつけてみるか、仕事が終わったその夜にシーバスに挑戦してみてはいかがでしょう? 高番手を持って無かったら、レンタルタックルもありますから、まずはお試しを。

と言ってもボートガイド船でフライフィッシングをお願いする場合、東京湾でフライが得意なボートはそんなに数がありません。で、前述に紹介した「シーホース 」は湾奥を代表するシーバスのフライフィッシングを知り尽くした船長ですが、彼が湾奥のフライ・ガイドを代表する東の横綱だとすれば、横浜を代表する西の横綱には「シークロ」があります。なんか名前似てますね。

すでに東京湾でシーバスを楽しんでいる人からすれば今更説明することがないシークロですが、リピーター率がとても高いガイド船であることは間違い無いです。横浜という地域がら釣りのスタイルも多様に楽しめる上、シーバス以外の魚種もたくさん楽しめるのもその特徴でしょうか。

シークロはシーバスとクロダイを略してシークロというネーミングだという事から分かるように、フライでのクロダイフィッシング(初夏から初秋)も楽しませてくれます。そして何よりも自分のキャストが決まった時に「ナイスキャスト!」と声をかけてもらえるので、釣りをしている人も気分も良いのです。もしその日が不調に終わっても、お客様の気持ちを考えてのフォローする言葉が優しすぎて、またすぐに行きたくなってしまうのがシークロなんです。おいしょし過ぎですか? いえいえ、そんな事ありません。自分の世捨て丸ガイド時代の態度と比べたら、天と地のさです(笑)。

そして本日はシーバス二連チャンという事で、シークロにランカー狙い。その結果は・・・。

昨日は東京ゲートブッリジを超えてその沖で、本日は横浜ベイブリッジを超えてその沖で。二日間で京浜運河の端から端まで移動した感じです。このロッド見てください、フォアグリップ付きの12番。おバカな私です。
朝一のポイントへ到着し、「間も無くボイルが始まりますよ。」と言う船長の言葉に反して魚はご機嫌斜め。ボイルは待てど暮らせど何にもなし。仕方なしに移動し本日は拾い釣りになりました。
オープンウォーターのポイントへ行けば、昨日と同様に15〜6センチのフライを投げまくる私。ピックアップ寸前にゴツンと当たりがあったと思ったら、30センチほどしか無いイナダがアタック。なんて獰猛なんでしょう。
横浜エリアは多様なポイントがたくさんあるので、来るたびに違うポイントが楽しめます。そしてフローティングミノーはいつもの様に気持ちよく炸裂。
同船のお客様はエコーのグラスロッドでシーバスフィッシング。グラスらしい粘るアクションは、魚の吸いみ込みが良くロッドが粘るのでバレません。私も欲しくなっちゃった。エピック買おうかなぁ。
銀ピカのシーバスくん、トップウォーターでガバッと出てきます。
ポイントごとにポツポツとキャッチはできたものの、今回はランカーとは程遠いサイズばかり。私が釣れなかったと言うことは、ハチマルをキャッチするのはあなたかもしれません。釣りへ行くならば、今です。もちろん大物が掛かるのは稀ですが、程よいサイズが初めてのあなたでもきっと釣れるはずです。

世捨て丸とシーホース

私のフライ・シーバス史はとても長く、オカッパリだと遡る事中学生の頃から。ボート・シーバスだと、今から30年くらい前なるでしょうか。昔はフライ船なんてないので、乗り合いのルアージギング船で、隅っこの方でやらしてもらっていた程度です。そのうち小型ボート購入する仲間が増え始め、そのプレジャーボートでシーバスを楽しんでいたのですが、営業船でないので思うように釣りができない事から、2000年初頭に世捨て丸を購入する事になりました。

その世捨て丸は5.7mの小さな和船でしたが、それでも維持費は高く所持し続けるのはやっぱり釣具屋でもキツイのです。なので購入時に数名の共同購入者を募ったのですが、その中の一人に今シーホースで活躍している内田船長(ウッチー)がいました。ウッチーとは10代後半からの長い付き合いで、彼は年下なので私にとっては弟分みたいなものです。

その世捨て丸はハーミットでシーバススクール船として活躍してましたが、10年間活躍した後にうっちーがシーホースを立ち上げる事になったのと、丁度その年に東北大震災があったので被災された方へ世捨て丸を寄付する事で、その役目は終わりました。

そんなうっちー船長ですから、世捨て丸からのシーバスボート経験を加算すると、すでにシーバスボート歴は18年以上を経過しているわけで、湾奥を知り尽くしたオトコと言って良いでしょう。なのでうっちー船長から「ヤバイですゼ。」なんて連絡が入ったら、釣りに行かない筈はないでしょう。というより身内みたいな仲間に営業されてもねぇ(笑)

先週に引き続きランカーを求めて海へ繰り出した本日の湾奥ですが、その私はというと・・・。

湾奥から見る富士山
秋から冬にかけての湾奥は空気が澄んでいるので、晴れている日は海の上から富士が望めます。
イナダ
出ましたブリ!と言いたい所ですが、イナダサイズです。湾奥の何にもないところへ行き、前回と同様にひたすらデッカイフライを投げまくるのですが、時折海が割れてボイルしてます。で、シーバスだと思ってキャストしたら、こいつが釣れました。13cmのエンリコミノーをガップリ飲み込み血だらけになってしまったので、今夜のおかずとなりました。
東京ゲートブリッジ
ゲートブリッジ前で無駄打ち練習。前回20cmの大型フライを8番ロッドで投げづらかったので、今回は12番を持ち込んでのキャスティング。それも5時間休む事なくぶっ通しで。ターポンでさえサイトフィッシングなのに休み休みのキャスティングなので、このキャスト地獄は修行を通り越して拷問です。そして今私の腕はパンパンに腫れてます。
シーバス
その後に沖へ移動してドッカーン、とうとうやりました! と言いたいのですが、私がいくら投げても釣れないので、「おかしいな、いる筈なんだけれど。」と言う、うっちー。突然私の横でルアーを投げたかと思ったら、いとも簡単に釣りやがった。チクセウ(笑)
そうこうしている同船者にヒット。シーバスは船際ギリギリで反転して喰うパターンで私はそれで2本掛け損なった。う〜む、困ったもんだ。
シーバス
銀ピカシーバスくんを見事にキャッチした同船者。私はどうだったかって? 5時間無休の12番ロッドフルキャストして、イナダ一本のみです。おぉ神よ、一体、私の何が悪いのでしょうか? またしてもランカー次回持ち越しです・・。

 

平和な時間

中央道を駆け抜け、富士樹海を通り過ぎた時の外気温は2℃。わずかに明け始めた西空を気にも止めず、ここ数日良い魚が上がり続けているポイントを一路目指した。だが、ポイントへ着く前にすでにその湖畔にライトが見えたので、仕方なく別のポイントを探して落ち着く事に。富士から登るご来光を見ながら冷たい空気を切り裂くキャスティングは、もう素手では辛い季節になってきた。そして明るさと共に冷え込んだ気温は一気に上がり、何一つ聞こえてこない無音の世界が続く。

穏やかな時間は瞬く間に過ぎていき、日差しの角度と共に魚を求めて移動する私。珍しく午前中から風が吹き始めたのでいつもとポイントを変えてはみたものの、湖面に浮かぶカメムシフライはただ気持ちよく浮き続けているばかり。ライズはない。さらに増水によりポイント選択を狭め釣り場探しも一苦労だが、ウェーダーを履いている事で、少し沖目にある岩場で釣りをする事ができた。

丁度風裏になるこの場所は私の目の前に左岸からの吹き込みでできたスカムラインが沖に向かっての帯が伸びている。ここはひとつフライを変えて気分一新しようとフライを結び変えていると、私のロッドのバットガイドから2番目の辺りの視界に動くものが飛び込んできた。

正に今、水面に浮いている虫を喰おうとしているそのヒレピンは、口を半分開けた所で私と目があった。距離にして1mあるかないかである。お互いに「あっ。」と思った刹那の後、およそゴーマルのブルーバックレインボーはエサにはあり付けず一目散に逃げていった。それをみ見て慌ててフライを結び、カメムシフライを投げまくる私。しかし相変わらず水面は穏やかである。

その後はポイントを変えて色々なフライを投げてみたり、引っ張りでウーリーバガーを引いてみたり。夕方になるまで本栖湖一周を色々な場所で攻めてはみたものの、私のフライはただひたすら穏やかな時間が過ぎただけで夕闇を迎えた。

先月は毎週のように雨で各地の悲報を聞き続けたただけに、ただ平和な時間を過ごせる事に至福を感じた昨日。釣り人らしいオデコだった時の言い訳です。

ガイドに糸を通し忘れた。
釣りへの前のめり度数60%。誰でも一度はあるでしょう。そして気づいた時は周りに目をやり、一人苦笑いするものである。
ハリガネムシ
目の下を泳ぐハリガネムシ。それをじっと見ていたらランカーサイズのバスが寄って来たので喰うのかと思ったら、躊躇してやめました。間髪入れずに私のフライを投げては見たものの、フライを見た後に私に目をやり、軽蔑の眼差して泳ぎ去りました。
富士山
富士へ向かってフルキャスト!この場所でゴーマルさんとご対面。でもその後は何もナッシング。
マツヘリカメムシ
カメムシにも色々な種類がいるようで、本栖湖は主に茶色いカメムシ中心です。このカメムシは名前を調べたら、マツヘリカメムシと言うようです。今まで緑ばっかり巻いてきたけれど、他のカラーも巻かないとね。コヤツは車に張り付いてました。
本栖湖で待ち合わせた釣り仲間は、しっかりと一本取ってました。良い時合いに虫の吹き溜まる場所に入れるかがキーポイントだと思います。
風がおさまる日没後まで粘っては見たものの、何事もありませんでした。でも次回へのタイイング意欲が湧いてきたので、良しとします。

ランカー

この言葉、釣りの中でしかほとんど聞かない言葉だと思いますが、スポーツフィッシングにおいて「特別にデッカイ」を意味する言葉、Lunker です。主にバスフィッシングで使いますが、私の中ではメーターオーバーに達するその他のスポーツフィッシング対象魚もランカーと呼びたいです。

さて、皆さんの身の回りにはどんな大物が潜んでいるでしょうか? 例えばコイ。狙ってみるとわかりますが、80cm位まではなんとか釣れるものの、それ以上のサイズってとっても難しいですよね。私の青春時代では雷魚も「目指せメーターオーバー!」を掲げる魚種の一つでした。

大人になってその狙えるものが多くなり、淡水魚ではコイ・ライギョ・イトウなど。陸から狙える海水魚ではシーバス・オオニベ・アカメなどを狙う様になりました。しかしですね、どれもまだメーターオーバーを達成してません。まぁ、この中の一つでも釣れれば宝くじ3億円が当たるほどの運を持ち合わせ、そして技量がそこまで達していると言うことですな。

さて、私にとって最近の「目指せメーターオーバー!」は主に海中心であり、一番身近なのはシーバスなのであります。現在はコノシロ・シーバス(コノシロを喰っているランカーシーバス)を狙うシーズンであり、シーホース のうっちー船長から「ヤバイデスゼ。」のお声掛けがあり、珍しく午後14時出船の出陣。その結果は・・・。

Tibor とWinston
お客様と一緒に釣りへ行くと、ハーミットはティボーリールを勧めるので、持ち込まれるリールはみんなティボーになります(笑)。そしてロッドはウィンストンとスコットだらけ。
大型フライ
ランカーシーバスを狙うのは大型のフライ写真のドラゴンテールは約18cmあり、フックサイズは6/0です。大きさがわかりにくいので、普段使っている9cmほどのフローティングミノー#2を横に並べてみました
満月に曲がるフライロッド
コノシロ・シーバスを狙う時は、特にボイルも無く海の真ん中で360°投げまくります。水深は7〜15mくらい。魚探にはコノシロの魚群が映っているので、その上をトレースするイメージ。大型のシーバスは群れでいる訳ではないので、ひたすら投げまくっていると30分〜1時間に一回くらい、「ドスン」と当たる訳です。そうすれば、この様にロッドは満月に。
ナナマルオーバー
同行のTサンはおよそ1時間後にドスンというあたりと共にこのサイズ。なかなかのサイズです。フライはエンリコのピーナッツバター#3/0の13cm。
ロクマルシーバス
私はと言うと、いくつかのアタリをとりこぼし、キャッチしたのはロクマル止まり。その後も似たサイズを掛けるも今回は何故か手元でバラしてしまいます。
夜の東京湾
デイゲームランカー便は、結果ハチマルにも届かず、夢のサイズキャッチまでは、また長い夢へとなるのです。叶いそうで叶わないこの目標がある限り、私のシーバスへのモチベーションは下がる事はないでしょう。そしてその続きは癒しのナイターへと続きます。
クラウザーミノーとシーバス
癒しのナイターはサイズこそ伸びないものの安定した釣果なので、もしランカー便で大物が出なくとも魚は沢山キャッチできる安心の季節です、皆さんも楽しんでください。夢のサイズをキャッチできるのは、あなたかもしれません。
東京湾ナイトクルーズ
結果、ランカーシーバス便はサイズこそ伸びなかったものの程よく釣れて、イブニング〜ナイターは癒しのウォーターフロントでした。今の季節、海辺に住んでいる人はシーバスへ行かないなんてもったいないヨ。

Big Hole River / ビッグホールリバー

モンタナの川紹介はこれが最後なので付き合ってくださいな。最後はビッグホールリバーです。今回の旅はボーズマンから入り時計回りに釣りをしてきた訳ですが、帰りのボーズマン出発便が朝なので、最終日の宿はどうしてもボーズマン周辺になります。なのでディロンにいる僕らは北へ向かって移動することが余儀なくされるのですが、その道すがらにあるビッグホール(実際には少し道から外れますが)へ行くことになりました。

前述のビーバーヘッドとビックホールが合わさってジェファーソンになり、その流れはボーズマンの隣町であるスリーフォークスに向かいます。町の名前の通りジェファーソン、マディソン、ギャラティン川が合流し、ミズーリ川になる事を指します。ちなみにこの三つの川はWikiによると1805年当時の大統領、国務長官、財務長官の名前が付けられたものだそうです、一つ勉強になりました(調べていたら映画『ナイトミュージアム』に出てくるサカガウィアの名前も出てきてビックリ、日本史が嫌いな私が、アメリカの歴史を垣間見ましたが、一年後は忘れているだろうな。)。

ボーズマンへ行くにはウィンストンのあるツインブリッジを経てボーズマンへ向かうのですが、釣具屋情報ではもう少し上流が良いとのこと。今回初めての場所への釣行で、場所の名前はサーモンフライ・キャンプグラウンド。いかにも釣れそうな名前の場所ですね。ちなみに「サーモンフライ」というと「サーモンを釣る毛鉤」と勘違いしている人が多いですが、サーモンフライはカワゲラの種類で、日本で近いものはオオヤマカワゲラかな。それよりも1.2倍でかい感じなので、虫が嫌いな人はゴキブリに思えるでしょう。

そしてさらにもう一箇所がその下流にある砂利道、バルマ(ビルマ)ロードの中間あたりにあるフィッシングアクセス。どちらのポイントもフィッシングアクセスから目の前はチビしか釣れず、上下に500m〜1km歩くと良い流れがあります。

この川ではレインボーとブラウンが半々で釣れる感じで、流れの速い筋がレインボーで、その脇をブラウンが固めている感じ。フライは同じ時期なので、やっぱりPMDやBWOでした。

そしてこれにて9月モンタナ旅話は終了。笑いあり、喧嘩あり、歓喜ありの珍道中。私はいつもモンタナマップ一つで旅に出るので、ナビは無くハプニングはつきものですが、それが思い出になります。皆さんも色々な方面に冒険へ出かけたら、そのお話を是非聞かせてください。

サーモンフライフィッシングアクセスは、キャンプグラウンドでもあるので、今度キャンプしたいな。レンタルキャンピングカーってあるのか探したら、意外にあるのね。でも、あんなにでっかいの、運転できるかな?
上流部へ500mほど上がると良い感じのラッフルウォーターや、複雑な流れが現れます。そんな場所は大物はしっかりと狙って、ハントしましょう。
でっかいチェルノブイリ浮かべてドッカーン。メイフライの流下が始まったら全ての魚のスイッチが入った感じ。
緩いプールでバッタを食っている奴、端の方でPMDをついばむ奴など、その個体でどれが一番でデカイかを見極めてライズを狙います。
場所によっては隅っこにウィードが生えてました。そのウィードのエッジも狙い目です。
流心のライズはちびっ子レインボーばかりでした。今回の旅はデカレインボーをキャッチすることがない旅でした。
下流のバルマロードにあるフィッシングアクセス前の景色は雄大で、カメラに納まりません。
コイツがサーモンフライの抜け殻。日本のそれと一緒ですが、やっぱり一回り大きい。サーモンフライの出現期(ハッチ)は6月下旬 〜7月上旬ぐらいでしょうか、私の釣り旅ではこのパターンを使うことはありません。
ブラウンくんはご機嫌が良く、適当に遊んでくれます。
釣りを終えて高台からみたビッグホールの流れ。一つの川を釣り尽くすだけでも容易ではないことがわかる。
帰り際に寄ったウィンストンカンパニー。私たちのロッドが里帰り。でも日曜日にてお休みです、残念。
ウィンストン社の前にあるキャスティングフィールド。距離によりその魚の形が変わります。100フィート(30m)ラインにはターポンの絵柄。目指せ30mキャスト!
ツインブリッジにある橋。この写真と同じ構図のウィンストン社の広告フラッグがハーミットにあります。なので、この川はビーバーヘッドリバー。ちょうどこの右手に図書館があり、その裏の倉庫にバンブーロッドを保管してありました。そしてその図書館の正面にウィンストンのバンブーロッド工場がありましたが、一昨年の火事で残念ながら焼けてしまい別の場所へ移動しました。

Beavehead River /ビーバーヘッドリバー

Go Beaverhead !(ゴー、ビーバーヘッド!)

と、当時のダンベイリーの店長であったジョニー・ボイドに送り出され、ルームメイトと二人でビーバーヘッドリバーへ一泊二日の旅へ出たのは1996年夏の事。その記憶はキャンプグラウンドの星空と大物のライズが取れなかった悔しさ。それからそちら方面へ出掛ける事があればそのポイントへ必ず向かうけれど、神様がほほ笑んでくれるのは、2〜3回に一回くらいの確率ぐらいかな。

ビーバーヘッドリバーと言えばハーミットに飾ってあるウィンストンのフラッグに流れる川のこと。そのビーバーヘッドとビッグホールリバーが合わさって、下流部はジェファーソンリバーとなる。ジェファーソンの思い出はホワイトフィッシュ(日本で言えばウグイみたいなもの)の入れ食いしか思い出せない(笑)このビーバーヘッドの由来は、ショショニー族(インディアン)がビーバーの形に似た岩があったから名付けたらしいけれど、その岩はこれらしい的な話を誰かに聞いた記憶はあれど、その場所を忘れました・・。

この川はそのほとんどが川幅があまりなく入渓点が少ないので、一般的にはドリフトボートで下りながらホッパーを投げてブラウントラウトを狙うのですが、ある区間だけレインボーがゴチャッといる場所があって、私はそこばかりを攻めてます。

9月の場合、気温が上がる午前中にトライコ、PMD、BWOなどの小型のメイフライのハッチがあります。そして風が強い日はやっぱりバッタが流されるので、ホッパーが格段に良くなりますが、そんな日はほとんどありません。

先月のモンタナ釣行ではこの渋いビーバーヘッドリバー釣行に1日だけ当てていたのですが、残念ながら強雨によりほとんど釣りができずじまい。足元にはロクマルレインボーが悠々と泳いでいるのですが、誰しもニンフなんて使わないから今回はこの場所ではオデコでございます(人の不幸は蜜の味、オデコと聞いて腹を抱えて笑った人は数名はいる筈)。

「ビーバーヘッドに行け!釣れるぞ。」と釣りへ行くように煽られたジョニー・ボイドは一昨年に突然死してしまったのが悲しいけれど、この川へ降り立つ度に彼の立派な髭と、綺麗な青い目を今でも思い出します。

今日は爆発か?との予兆と思えた大きな虹(レインボー)を横目に現場到着。ポイントへ入った直後はまだなんとか天気は曇り空。気温の上昇と共に反対側のバンク付近で大きな口をパカパカと開けるレインボートラウトを皆にあてがい、私は更にラインズが多くなる事を期待して待つ、待つ、待つ。そして雨、雨、雨・・。
ライズが止まってしまったので、対岸のバンクへ上がり、魚のポジションとやる気のある魚を探す私。トライコのスピナーはフォールせず水面は沈黙のまま。でもこの下にはゴーマルからロクマルのレインボーが数本泳いでましたヨ。
雨が止むのをひたすら待ちましたが、寒くなる一方だったので早めに断念。ま、こんな時もありますよね。
前回来た時はこんな感じの晴天の日。気温がぐんぐん上がり、レインボーは口が開け放し状態になる日でした。
この場所でレインボーを掛けるとティペットが細いこともあり一気に魚に走られます。バッキングラインまで必ずと言って良いほど引き出されますので、その重要性を知る場所でもあります。
これは前回の魚ですが、こんなの釣る予定でした。今回のモンタナ釣行はこの川だけ不完全燃焼だったので、また行かないとなぁ・・。

レーシックの恩恵

古くから知る友人は私のイメージは丸眼鏡らしいです。十数年ほど前の事、私は運転免許証の視力検査に引っかかり、次回はその眼鏡では駄目ですよとダメ出しをされた時に、釣り仲間がレーシックから丁度一年が経ち、勧められて私もやってみようと言うことになったのです。

眼鏡人の苦労あるあるは、眼鏡がないと眼鏡が探せないと言うのが一番皆が頷きそうなやらかし。なので必然的に予備が必要だけれど、眼鏡をずらして頭の上に乗っているにも関わらずその眼鏡を探したりして(笑)

私の場合は小さな丸眼鏡のため見える範囲がとても狭く、その視野は90度くらいしかない感覚だったかな。なのでその領域を外れるとライズがあってもなんとなくあったかも?ぐらい。おまけに矯正視力は0.6程度。強くすると頭がクラクラするので、こんなものなのでしょうか。

そしてレーシックに踏み切った1番の理由は一般人と違い眼鏡の多さ。普段使う眼鏡は一つだけれど、もしもの予備が2個あり、さらに偏光レンズ3個。そのレンズを全部レンズ交換すると楽に10万以上掛かっちゃう計算なので手術に踏み切りました。その手術の翌日の見え方ときたら半端なく、例えるならば今のiPhoneのカメラ機能のようにピントの被写界深度の深さにビビった(と言うより絵を見ているような感覚)のを覚えてます。あ、ちなみに皆さんにレーシックを勧めている業者ではりませんので、やるもやらぬも皆さんの自由でございます。

あれから10年以上経ち、視力は衰える事はなく通常1.2〜1.5。昨日は私の得意とするサイトフィッシングを楽しんできた訳ですが、実はレーシック後から開眼したのですヨ。これは釣り向きの目を手に入れたサイボーグの気分なのであります。

天気図を見ると本栖湖と芦ノ湖は最低気温が20℃オーバーなのでまだ水温が高いと判断し、地域の最低気温が一番低い11℃の丸沼を選び行ってきました。朝の気温は峠道の温度計で7℃。夏から秋へと変わる季節の場合はトラウトの適水温へ下がる必要があるため、この最低気温が適水温以下であるのが結構重要なんです。

さてさて、その結果は・・?

丸沼の標高は高いのでだいたい北海道の9月前半に釣りしているのと変わりません。この時点で外気温はようやく10℃まで上がりました。ちなみにこの看板で百選一位を知りましたが、ググっても出てきません。いつの話なのでしょう? まさか昭和28年の話?気になります。
釣り場は反時計回りでライズを探しながら進みました。でもオールを漕いだ後に泡が引いている時点で、水はあまり良い状態とは言えません。ターンオーバーが終わったばかりとは言ってましたので、まずは水の動きを感じなくては。
ダムサイトの南側は午前中は影になっていて、その岬周辺にはスカムライン(浮ゴミ)もあり、水が結構動いていた。ライズを見つけてすかさずキャスト。でも下流にある大尻沼よりも魚が一回り小さいサイズが多く、大きめ8番は突っつくだけでヒットになかなか持ち込めません。で、別の魚を探し回っていたら大きいのを見っけ。ドスンと一発。ランディングネット選択を間違え小さすぎて掬いにくいのが玉に瑕。
最初のうちは大きなフライを使っていたので、ロクマルからゴーマルサイズ中心にヒット。回遊コースは沖目でライズを見つけて船を動かすとオールの金属音で魚が沈んでしまう。べた凪でかなりナーバスだったので、船の上で仁王立ちし四方に目を向けてのサイトフィッシング。
ピンが甘くてスミマセン。ラインはこのようにすぐに打ち返せる長さを船から出し、シュートできる長さ分だけラインを船に貯めておきます。サイトで魚を見つけた場合、一番簡単に釣れる魚は自分の方に突っ込んでくる奴。この場合ティペットが1Xでも簡単に食ってきます。ただし、船からの距離は20m先で魚の1m前に落とす必要があります。
フライが落ちてから約1秒後にそこに魚が到達する位置にキャストが決まると、魚は考える暇がないのでガッポシ飲み込みます。逆に近すぎるとその落ちてきた音で逃げてしまい、遠すぎるとフライには反応するものの、1秒考えて逃げて行きます。この距離とタイミングがとても重要なんです。
サイトフィッシングは無理っぽいと言う方は、適当にライズが多い場所にフライを浮かべておいてください。ただしティペットは必ず沈める事。べた凪の時は魚はティペットの反射をとても嫌います。なので、キャスト後にラインを引っ張ってティペットを静めましょう。その後はティペットはゆっくりと沈んでしまうので、魚とのテンションを保つために、ほんのわずかづつフライに波紋ができないようにラインを手繰りましょう。約30秒間浮かべたら打ち返しです。
湖のドライフライフィッシングの場合は川と違って魚に気づいてもらうためにも、一般的なパラシュートやエルクヘアカディスのようなフワリと落ちるフライは、この釣りは向いてないと私は思ってます(実際は釣れますが)。フライはフォームボディやボディの太さをしっかりと出したハンピーなどがよく、フライが水面に着く時に程よい波紋がたつフライが向いています。
今回私が使用したフライはこんな感じ。チェルノブイリアントからカメムシとシンガマボディフライ。真ん中のパラシュートはぶっ壊れてしまったのでわかりづらいですが、イエローボディでシェルウイングがブラックのビートル。どうしても釣れない奴を追っかけ回して釣るのに使いました。
サイズは30〜60cmオーバーまで、ヒレピン率は50%。ラグビー・フルバックの背番号の数まで釣ったら飽きたのでやめました。結果、早上がりにて今回も丸沼から家まで国道17号線の下道で帰りましたとさ。 ちなみにレーシックの恩恵でサイトフィッシングのスキルは上がっていますが、魚を見つけて慌てた時に、老眼でフライがすぐに結び変えられないのに悩見ます。そう、レーシックをやっても40歳後半から第二の眼鏡人生が待っているのだよ、そこの若いあなた。